ドリー・ファンク・ジュニアが出たぁ
2016 DEC 3 17:17:17 pm by 西 牟呂雄
全国二千万のプロレスファンの皆様。お待たせいたしました。
先般、与党議員が採決を引き伸ばしてばかりの野党を『田舎のプロレス』呼ばわりして一部のファンを怒らせましたが、言い得て妙ではないですか。国際プロレスが地方巡業の小都市でやった試合を見たことがありましたが、某政党の”引き延ばし”レヴェルの試合でしたよ。それもまたプロレスなんです。
そのプロレスのプロレスたる試合をBSで偶然見てしまいました。
何とォ!あのグレート・テキサン・ドリーファンク・ジュニアが帰ってきましたー!って嘘じゃありません。
先日の全日本プロレスに本当に出て来たのです。御年75歳、さすがに痩せていて長袖TシャツにGパンを着てのリング・イン。「スピニング・トーホールド」が流れると、現役時代を知らないはずの若いファンが往年の『ドリー、ドリー、』の大コールです。一人当たりの運動量が少なくなるように配慮した8人タッグですが、他にもチャボ・ゲレロが67歳、ザ・グレート・カブキ68歳という豪華版。
さすがにオジイチャンの動きになっていて、エルボー・スマッシュもスカスカ。カブキのアッパー・ブロウも手加減気味(あれが精一杯か)。そして喜ばしいことに“伝家の宝刀”スピニング・トーホールドを掛けてきた西村を首固めで押さえ込みワン・ツー・スリーの大団円でした。
ところがこの後もっと驚くメイン・エヴェントがありました。2人合わせて120歳の大仁田厚(59歳)渕正信(62歳)コンビが現役アジア・タッグ・チャンピォンの青木・佐藤チームに挑戦しました。
大仁田が有刺鉄線電流爆破バットをいきなりスイッチ・オンするとサイレンが鳴る演出、いい間の取り方です。
場外乱闘に持ち込み、机上パイルドライバーにカブキまがいの赤い毒霧。キメは渕のバックドロップ怒涛の7連発。おい嘘だろ時計の針が戻ったぜ、とばかりに伝統のアジアタッグの第100代王者になりました。
このタイトルの初代チャンピォンはキング・コング&タイガー・ジョキンダーで、力道山・豊登が3代目という由緒あるベルトであります。
さすがにやりすぎ感がありましたが、めでたしめでたし。昭和プロレス万歳!
だけどこれから どう防衛戦をプロデュースするんだろう
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