山の大魔神
2017 JAN 2 19:19:55 pm by 西 牟呂雄
暮れから三日三晩飲み続けて朦朧としてます。
お正月の楽しみは箱根駅伝です。
大本命は青学、対抗は東海大という噂でした。
今年は伝統校の中央大学がシード落ちに加え予選会でも一つ及ばず涙を呑みました。予選会をCSで見た時は気の毒でしたね、仕方ありません。
服部選手(東洋)のスパートでトップのリレー、学生選抜がビリで泣きそうな顔(実は苦しい)で走る姿を応援して始まりました。
2区は長いのでエース対決といわれます。ところが青学のエース一色選手がスパートで失敗し鈴木選手(神奈川)に差をつけられてしまいました。東洋は8位に。
3区で秋山選手(青学)が越川選手(神奈川)を捉えてトップに躍り出ます。平選手(早稲田)が3位に来てました。ここで早稲田も前に出て2位に。小田原に向かいました。
4区での順位は青学・早稲田・東洋・帝京・創価・順天堂・神奈川・法政・駒澤・拓殖・中央学院・日体大・日大・東海・大東大・上武・山梨学院・明治・国学院・学連・国士舘となりました。
箱根を箱根たらしめているのは、やはりあの800mの高低差を駆け上がる5区です。ここで山の神・今井正人(順天堂)、二代目柏原竜二(東洋)や 山の魔人(僕の命名ですが) 神野大地(青学)に続くスーパースターは出てくるのか、と画面を見ていました。
青学は予想通り往路で首位、早稲田は途中2分程あった差を33秒まで追いついた好レースでそれなりに楽しめましたけれど。
やはり『山の神』『山の魔人』と言われるためにはトップを走るだけでは物足りません。できれば10位近くの順位で襷を受けて、あの厳しい上り坂でアレヨアレヨとごぼう抜き(今井選手は11人抜いた)してトップに立つのが相応しい。まあ、全体のレベルが高くなって昨年の青学のように初めから最後までトップでも立派ではありますが。
今回敢えて根性を見た気がしたのは中央学院大学の細谷選手でしょうか。表情が良かったのは順天堂の山田選手。駒澤の大塚選手も登りをがんばった。順位は2位⇒2位なので目立たなかったですが早稲田の安井選手も随分タイムを縮めてます。残念ながら『山の大魔神』は出ませんでした。
しかしあの上り坂を駆け上がるのは僕達からすれば気が遠くなるような難行苦行ですが、今回は親子二代で走る選手が二人紹介されました。両方ともお父さんが監督をやってる山梨学院の上田選手と大東大の奈良選手です。やはり特殊なDNAなのかな。
ところで、僕の姪が青学の陸上部で女子マネ(但し短距離)をやっていて観客の整理に黄色いジャンパーを着て当たっていたそうです。中継所の近くの交差点だったので目をこらして見たのですが分かりませんでした。『アノ娘がいると見にくいんだよね』などと言われる、とこぼしていました。
あしたの復路は早稲田が意地を見せそうな予感が・・。
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Categories:死闘十番勝負
西室 建
1/3/2017 | Permalink
まだ寒そうな芦ノ湖畔を元気よく選手たちが飛び出していく、復路の山下りです。その昔僕の知り合いに(ズッと年下ですが)この地区を走って『箱根のムササビ』と異名を取った子がいたことを思い出します(後に退部)。
青学が順調に飛ばしていますと、7区で田村選手が変調をきたして苦痛の表情でヘロヘロになりながら、それでも早稲田を1分離して襷をた渡しました。その後ははさすがに強く、ぶっちぎりで優勝、おめでとうございます!
さて優勝の他にも「シード権争い」という10位の争いもあります。シードを失うと予選会の合計タイム(各走者の合計)で勝ち上がらなければなりません、これ結構大変なのです。
7区で東海大が上がってきて11位に。その前に駒澤・帝京が力走しています。又その前は往路12位から食い込んだ法政でした。そして9区、その東海が帝京を抜いての襷渡し。
10区アンカーには6位法政から中央学院・駒澤・日体大・東海と続けて一分以内で繋ぎ、その後46秒差で帝京がシード権を争います。
『その1秒を削り出せ』東洋大学の選手は腕にこの文字を書いて2位でした。競っていた10位グループは中央学院・日体大・法政・駒澤・東海の順でシードに入ってメデタシメデタシ。帝京大学以下、またがんばりましょう。
東 賢太郎
1/3/2017 | Permalink
7区で危なかったが青学圧勝でした。何年か前までこの王国は崩れないだろうと思った駒大はどうしたんだろう。今年は久々にがんばった神大を応援したがお見事でした。