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甦れ 日本ハムファイターズ

2024 APR 9 0:00:30 am by 西 牟呂雄

 何年も最下位に甘んじ、それでもB・B(バカ・ボス)は懲りずに選手より目立ち、ロクに補強もしないで中核選手に逃げられ、新球場に大金をつぎ込み、ファンの期待を裏切り続けたファイターズよ。ファンだけではない。あのレジェンド達、張本・大下・山本(八)・大杉・土橋・尾崎。ちょっとだけ江夏・名手古谷・稲葉・岩本・そして新庄。直近はダルビッシュに大谷を輩出した歴史にこれ以上泥を塗るのは許されない。
 幸い今年は外人の補強もやっており、山崎がオリックスからFAで来てくれている。伊藤・加藤・バーヘイゲン・北山・鈴木・山崎あたりでローテーションがガッチリ組めれば今までのようなことはあるまい。バカ・ボスが間違えなければAクラスの投手陣である。
 おまけに幸いなことにセンスゼロのデブ、清宮が足を捻挫してくれてキャンプにも来られなかった。ことほど左様にプロとは言えない意識の選手をなぜトレードしないのか理解できない。
 実は秘かにCS放送でキャンプをじっくりと見て期待した選手がもう一人いる。ズバリ、マルティネスこそ今年のキー・マンではないのか、と。何しろファイターズの3大ネック・ポジションは下手揃いのキャッチャーとデブが守るファースト、並びに頼りにならない抑えなのだが、マリチネスはファーストもキャッチャー両方できる。出ていてくれるだけでどちらかの大穴は蓋が閉まるのだ。更に田宮という若手キャッチャーが育っているのも心強い。抑えは田中に期待である。

 初戦はロッテ。エース伊藤が好投し、レイエスがさっそく一発放り込んで楽勝。ファーストはマルチネス。マーフィー・金村の中継ぎもいい。っと思ったら9回の田中が1点献上してヒヤリとさせられたが、バカ・ボスが余計なことをしなくて助かった。
 2戦目はミスター・スポック加藤。相変わらずコントロールがいい。6回3失点。打線はなぜかダメで今年も益田のヤギが出てきてこれは負け。あれっアゴ髭がない。
 そして第3戦。ノー・ノー佐々木に必死に喰らいついた1点ビハインドの9回表。益田からレイエス四球・田宮三塁打・水野安打で2点もぎ取って逆転してやった。田宮の三塁打はロッテの外野の交錯というマヌケのおかげではあるが、長いこと見ることのなかった最終回の逆転勝ち、これが今年のファイターズなのだ。ワハハ。
 楽天戦ではファイターズをお払い箱になったポンセに対し、期待の山崎。見事なピッチングだが思わぬ伏兵の村林に一発撃たれ、7回息詰まる攻防の末もう1点献上して終わった。その裏は更にヒート・アップして1点取ると、2アウト満塁で物凄い表情の酒井のフォークで野村が倒れてしまった、フーッ。いい試合だったけれど負け。
 だが翌日、北山があわやノーノーかのピッチングに万波のH・Rで切り返した。
 なかなかいいじゃないか。ただ、B・Bは何だって毎日打順をいじるのだ。特に1・2番は固定しなければ選手のモチベーションにも悪い。

 でもって西武。去年の最下位争いカードである。
 初戦には驚くべきことが起こる。エース伊藤が2点先行されてもう終わったかと思いきや、7回で追いつく。そのまま延長にもつれた12回についにサヨナラ勝ちにこぎつけた。オイオイオイオイ、マジかよ。
 2戦目は加藤が突如4回2アウトから2発食らってKOされた。こういうこともアリかな、それでも最終回に2点返す意地を見せた。やっぱり去年とは違うぞ。
 ところが3戦目にバカ・ボスがマヌケぶりを発揮してくれた。上原は初回から連続四球で3点、4回にも2点で試合が作れず。8回には生田目と山本というふやけた継投で6点も取られる。ピッチャーのコンディションくらい見極めろ。監督力の問題だよ、これは。8回のチャンスにも意味不明な代打攻勢を繰り出して潰してしまった。挙句の果てに疫病神の杉浦まで出すと、二塁打に四球と最悪ぶりをさらけ出す。
 これで星は五分になった。
 そして今年の本気度を測る絶好のカードとなる。
 きょうから宿敵ホークスと九州シリーズを戦う。熊本の一戦目はいいとして、二戦目は我がフランチャイズ、日本一ヤジがきたないことで知られる修羅の街、北九州球場の決戦だ。

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Categories:日本ハム ファイターズ

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