Sonar Members Club No.36

カテゴリー: 本歌取り

秋は夕暮れ 

2016 OCT 20 6:06:00 am by 西室 建

油壷湾の夕日

油壷湾の夕日

 夕焼けマニアというのかフリークスというのか、強烈な夕日をみているとやたらと興奮する癖がある。いや胸騒ぎがすると言った方が正確か。
 真夏や真冬の強烈な赤より今ぐらいの柔らかい夕日の方がいい。
 懐かしい歌も思い出す。
 ♪夕焼け小焼けで日が暮れて♪
 ♪ギンギンギラギラ夕日が沈む♪

 スパイダースのヒット曲 ♪ゆーうーやーけー、海の夕焼け♪
 長渕剛の哀愁漂う『夕焼けの歌』なんかも好きだった。

 あんまり物悲しいとシャレにならない。
 オジサンは一人でも淋しくなんかない。

喜寿庵の木漏れ日

木漏れ日 夕焼け五分前

 大好きだった『夕焼けソング』もあるにはあった。
 その昔、ギター小僧だった頃一生懸命コピーした諸口あきらの『リターン・トゥ・パラダイス』だ。
 動画はないかと探したが見つからない。
 関西でかなり流行ったはずなのだが・・・。
                                                                                

 懐かしいので特に好きだった3番と4番を書いてみる。

 流れ者でも 春はある
 夢を見た日も あったけど
 どこでどうして つまづいた
 教えておくれよ 影法師
 リターン・トゥ・パラダイス
 リターン・トゥ・パラダイス

 俺が死んでも 埋めてくれるな
 空の上まで かけて行く
 きっと見えるさ 故郷が
 赤い夕陽を 急ごうぜ
 リターン・トゥ・パラダイス
 リターン・トゥ・パラダイス

 僕はこの歌をヒラの頃に覚えた。その頃は地方の工業地帯にいて『きっと見えるさ 故郷が』の故郷を『〇〇の 現場』とかに変えて歌った。往時茫々あれから数十年、どこでどうして間違えたものか。
 まぁ〝どうして″に関しては酒とバクチだとはっきりはしているが・・・。

 この時期から冬至前の夕焼けが特に好きだ。冬至の頃になると広葉樹が落ち切っていて鮮やかな色になり過ぎる。そして物悲しくなってしまうから。
 清少納言が『秋は夕暮れ』と書いたのもむべなるかな。
『夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり』
 非の打ち所のない名文だ。

喜寿庵の二階から、山の端に落ちてしまう直前の輝きを見たかったので午後4時からチャンスを待った。
 そして落ちてしまう直前の一分前に撮ってみたのだが腕が悪くて『輝き』がただの光になってしまって惜しい。むずかしいね。

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 因みに翌晩の東京には大きな16夜月(いざよいつき)だったので撮ろうと張り切った。しかしスマホではあの色は出なかった。

春夏秋冬不思議譚 (秋の日に慌てた少年)


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ノー・ウーマン ノー・クライ Joan Baez(ジョーン・バエズ)

2016 FEB 5 23:23:36 pm by 西室 建

若き日のジョーンバエズ

若き日のジョーンバエズ

 レゲェの名曲、ボブ・マーリィとウェイラーズの ノー・ウーマン ノー・クライを検索していたら、往年のフォーク・シンガー(もう死語だが)ジョーン・バエズのライヴが出て来た。スペイン語のMCを喋っているのでメキシコかスペインでやったのか。お父さんがメキシコ系だったと記憶する。
 60年代に公民権運動と反戦活動で注目を集めたスターだ。

No Woman No Cry ジョーン・バエズ


 ところで僕は2年前にこの歌の本歌取りで  ノー・ウーマン ノー・クライ
というマヌケなブログを書いている。

現在のジョーン・バエズ

現在のジョーン・バエズ

 そのノリでまたまた替え歌パロディーを思いついたのが『山がなけりゃ 登れない』だ。
 No Moutain No Climb  (ノー・マウンテン ノー・クライ)
 ちょっと苦しいか。それでは『野生の馬に鞍』はどうだろう。
 野 馬 の 鞍      (ノーウマー ノ クラ)

 この歌のオリジナルは”No, Woman, Nuh cry.”という説がある ジャマイカは英連邦国で国語も英語であるが、歴史的にヨーロッパ言語のクレオール語が混じっていて一種の方言になっているらしい。『Nuh』は英語ではDon’t であると。するとやはり『ノー・ウーマン ノー・クライ』は「だめだ、女。泣くな、女」が正しい。

 ジョーン・バエズは売れる前のボブ・ディランの紹介者で恋人でもあった。関係は解消されたが、透明感のある澄んだソプラノでディランの”I Shall Be Released”をカヴァーしているので載せようと検索した。確か下の現在の容姿でオバマ大統領とミシェル夫人の前で歌った動画があったのだが。
 すると何とニーナ・シモンが出てきた。やはり60年代以降に活躍した黒人女性ヴォーカルで既に故人。ジュリアードで教育を受けたピアノ奏者で、この演奏も弾き語りではないか。
 独特の声が男性ヴォーカルに聞こえる、こちらの方がレアなので貼っておきます。ブルース仕立てのアレンジが泣かせる。
  

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入り江にて(ドック・オブ・ザ・ベイ Dock of the Bay)

2015 APR 9 21:21:43 pm by 西室 建

 オーティス・レディングの古い古いヒット曲『ドック・オブ・ザ・ベイ』これを『入り江にて』と読んでみると、オォいけるではないか。僕はすぐに油壷湾の入り口を思い出した。

切れ目が湾の入り口

切れ目が湾の入り口

 古い話で恐縮だが、英人スチュワーデスの方が殺された惨劇のあったところで、反対側に東大の海洋研究所がある。うまくすれば富士山がガーンと見えるので、半日ヨットを繋いで揺られて過ごすこともできる。季節は真夏は熱くてしょうがないから初夏か初秋がいい。

 しかしながら歌詞そのものは厳しく寂しい、冬の工業地帯の港湾風景が似合う。

 ッと考えていた途端、あのベース・ランニングが聞こえてくる。

Sittin’ in the mornin’ sun
日の出の  時から
I’ll be sittin’ when the evenin’ come
夕日が       落ちるまで
Watchin’ the ships roll in
入り江に  たたずむと
And I’ll watch ‘em roll away again, yeah
船が    行き交ってる

I’m sittin’ on the dock of the bay
入り江に   腰掛けて
Watchin’ the tide roll away, ooh
潮     の流れ   見てる
I’m just sittin’ on the dock of the bay
意味なく     入り江で
Wastin’ time
時を過ごす

I left my home in Georgia
田舎の  家を出て
Headed for the Frisco bay
都会に 向かった(Frisco はサンフランシスコの俗称)
I have nothing to live for
生きがいも  失い
Look like nothings gonna come my way
先も見え     なくて

So I’m just go sit on the dock of the bay
だから入り江に    たたずんで
Watchin’ the tide roll away
海ばかり  見てる
I’m sittin’ on the dock of the bay
入り江に    腰掛けて
Wastin’ time
ぼんやりと

Look like nothings gonna change
何にも 変わりゃ しない
Everythin’ still remain the same
全て     今のまま
I can’t do what ten people tell me to do
言葉      空しい
So I guess I’ll remain the same, yes
だから    このまま イェ

Sittin’ here restin’ my bones
たたずみ   骨休め
And this loneliness won’t leave me alone, yes
いつも       一人きり
Two thousand miles, I roam
遥かに  さまよって
Just to make this dock my home
入り江に    住み着いて
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(ここは最後英語で)
Now I’m just go sit at the dock of the bay
Watchin’ the tide roll away, ooh
Sittin’ on the dock of the bay
Wastin’ time

 なんか結構ヤバい歌詞になってしまった・・・。
 尚、この歌を歌わせて日本で一番いいのは柳ジョージ版でしょう。柳ジョージ版ドック・オブ・ザ・ベイ  バックの女性コーラスがいい!

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South Bound Train (サウス・バウンド・トレイン) クロスビー&ナッシュ

2015 MAR 6 22:22:58 pm by 西室 建

 微笑ましい映画『小さな恋のメロディー』で流れた『Teach your children』や『青い目のジュディ』で知られるクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング。僕らの世代にはおなじみのアコースティック・グループだった。しかしあれだけの個性ではまとまってやってはいられないだろう、パッと解散してしまった。その中でデビット・クロスビーとグラハム・ナッシュは気が合っていたらしく二人ユニットでアルバムを出している。yjimageCALS3SG1 
 デビッド・クロスビーはバーズのオリジナル・メンバーで、曲中のサビのテナー・ハーモニーをやっている人。風貌は元ヒッピーの明るいオヤジという感じで、今ではハゲてデブになってるだろう。
 グラハム・ナッシュは英国人でこちらはまた懐かしいホリーズ。英国は後にハード、パンク、ヘヴィに進化するが、ヒッピー・ムーヴメントの頃はこういう輩もいたのだ。
 
 僕はどういう訳か、この二人で出した『サウス・バウンド・トレイン』が好きでいまも口ずさむ。メロディーと相俟ってが歌詞が泣けるんですな。
 この歌のサウスはディキシー、アメリカ南部(南北戦争で負けた方)と解釈している。この語感がピッタリくる日本語はふるさと。東京に上京して酷い目に会うモチーフは、南部のアンチャンがニューヨークで挫折する『真夜中のカウボーイ』的世界とシンクロする。それでかわいらしいお嬢さんとイイ感じになって振られればそれなりの小説一丁上がり。ちまたにそういう私小説が多いのは、最初から根性据えて女を食いもんにしようとしてその通りやった奴は、その経験を小説になど書きゃしないからだ、いや恥ずかしくて書けない。ついでに言えば同じように小説にしにくいのはバンカラもの。
 このディキシーに対する北部のことをヤンキーと言うのだが日本では別の意味になった(チンピラに)。
 余計な寄り道だったが、この歌を八代亜紀が日本語で歌ったらどういう歌詞になるか。いつものオチョクリじゃなくて真面目にやってみた。クリックして聞きながら読んでみてください。

Liberty, laughing and shaking your head
自由!   笑って  首を  振れ
Can you carry the torch that’ll bring home the dead?
亡き人 を  故郷(クニ)へ  連れてけよ
To the land of their fathers whose lives you have led
かつて   たどった  父祖の地 へ
To the station at the edge of the town
街はずれの駅 へ  送る
On the southbound train going down
ふるさと   への     汽車に

Equality, quietly facing the fist
平等!   最初に 気が付いて
Are you angry and tired that your point has been missed?
怒った   ことを    忘れてないか
Will you go in the backroom and study the list
昔の   リスト   見てみろよ
Of the gamblers using the phone
博打ウチ  が   綴ったアレ
On the southbound train going down
ふるさと   への     汽車よ

Fraternity, failing to fight back the tears
仲間!     泣くのを   こらえろよ
Does it take an eternity breaking all the fears?
永遠に    怯えて  暮らすのかい
And what will the passenger do when he hears
過ぎ去る者が  聞いて   どう思う    
That he’s already paid for the crown
亡きひと  は 割りに  合ったんだと       
On the southbound train going down
ふるさと   への     汽車で

 お聞きになって分かるかもしれないが、これにモロに吉田拓郎&ムッシュかまやつ が歌った『シンシア(南さおりに捧げる歌)』が被る。やったに違いない。拓郎は『春だったね』はボブ・デイランのパクリだったのを認めている、散々言い訳した後で「まっ真似しましたね。」と言っていた。まっ気付いてましたけどね。

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Black Magic Woman ブラック・マジック・ウーマン 歌詞取り

2015 FEB 11 18:18:43 pm by 西室 建

 妖しいキ-ボードが単調なメロディーを始める。すると身をくねらすようなギターの響き。独特の粘りつくようなビヴラートにパーカッションが絡むと投げやりなヴォーカル。サンタナだ。
 両開きの横尾忠則のイラストに衝撃を受けた。キリストと観音様が左右に書いてあったあれだ。
 今でもライヴは人気があってよくアップされているが、久しぶりに聞いて見ると本歌取りをやってみたくなる。イントロ思い出して欲しい☆

Got a black magic woman   
だって ブラック 企業だ
Got a black magic woman   
だって ブラック 企業だ
I’ve got a black magic woman   
足掻いて ブラック 企業に
Got me so blind I can’t see      
知らずに    入った~
that she’s a black magic woman
誰も   ブラック企業と   
She’s trying to make a devil out of me   
知らせて     くれなんだ

Don’t turn your back on me, baby
♪どんだけ    働いたら (♪は八分休符のつもり 出ないもんで悪しからず)  
Don’t turn your back on me, baby   
♪どんだけ    働いたら
Yes, don’t turn your back on me, baby   
いや    どうやったって
Stop messing ‘round with your tricks   
暮らしは   良くならぬ
Don’t turn your back on me, baby   
♪どんなに  バカみたとて
You just might pick up my magic sticks   
夢みて  生きたいよ

(間奏)

Got your spell on me, baby
ごっつう 滑って しまった    
Got your spell on me, baby 
ごっつう 滑って しまった  
Yes, you got your spell on me, baby   
イェ ごっつう 滑って しまった
Turning my heart into stone
たまに   反省    して   
I need you so bad – magic woman
なに  そのうち    マジ  やる
I can’t leave you alone 
♪キメてー    やる  

 アルバムだとこの後ジプシー・クイーンの際どいインスツルメンタルが続いて、フェイドアウトする。すると遥か遠くからキーボードがリズムを刻む。アレですよあれ。ぼくは『サラ金を借りた男の歌』と名付けたい。

Oye como va mi ritmo  
追い込めば  逃げーる
Bueno pa gosar mulata
元金は     もらった
Oye como va mi ritmo  
追い込めば  逃げーる
Bueno pa gosar mulata
元金は     もらった
 (ここからラップになる 1音全て八分音符で)
稼ぎも無いのに飲み歩くだから
知らないうちにカネ借りたみたい
返せるはずなどハナから無いから
金利は払うがあと踏み倒し 

(間奏)

噂に聞いてたサラ金取立て
向こうも商売こっちはお客だ
借りるはヨイヨイ返すは地獄
それでも毎日飲み歩くだから

追い込めば  逃げーる
Bueno pa gosar mulata
元金は     もらった
Oye como va mi ritmo  
追い込めば  逃げーる
Bueno pa gosar mulata
元金は     もらった

 キリがないからもう止めます。ただホンモノ聞きながらやってると病み付きになりますよ。

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冬至・天皇誕生日・クリスマスソング

2014 DEC 23 3:03:50 am by 西室 建

 昨日は冬至。一番夜の時間が長いらしいが、占星術的にも何かの節目になるだろうか。いい方に変わっていってくれる予兆はまだない。
 そして本日『日嗣ーのー皇子は、お生まれなーた』と(嘗ては)歌われた天皇誕生日。お休みです。
 それであしたはクリスマス・イヴ。待ち遠しくも無いけど。

 ここ何十年もこの時期に町中で山下達郎の名曲「クリスマス・イヴ」が流れる。確かCMに使われてましたが、いい曲ですね。聞いていて気が付いたのだが、この歌詞には女性の固有名詞が四人も入っている。『雪絵』さんと『時美』さんに『佳苗』さんと『君枝』さんだ。そこでいつものゴロ合わせをやってみたのだが、今回は全くうまく行かなかった。題名からなにかお目出度い『お題』を期待した皆様、あまりにも下らないのでマジメな方は以下を読まないで下さい。読むならイア・ホンでこの歌を聴きながらにしてください。 

*雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう
(あれは 老け過ぎに  雪絵 とか ワルだろ)
Silent night Holly Night
(サイレン 無い ほーら 無い)
きっとキミは来ない 一人きりのクリスマス・イヴ
(キス 時美は しない 左ギッチョ リース麻酔)
Silent night Holly Night
(サイレン 無い ほーら 無い)

心深く 秘めた想い
(ここで不覚 姫は重い)
叶えられそうもない
(佳苗 は 躁病)
必ず今夜なら
(ならず者 いやなら)
言えそうな気がした
(いえ 損な 怪我した)
Silent night Holly Night
(サイレン 無い ほーら 無い)

まだ消え残る 君への想い
(まだ木へ登る 君枝の思い) 
夜へと降り続く
(寄る と 振り続ける)
街角にはクリスマス・ツリー
(待ち か とは リッスン・トゥー・ミー)  
銀色のきらめき
(任意の 閃き)
Silent night Holly Night
(サイレン 無い ほーら 無い)

*リフ
クリスマス・イヴ 山下達郎
・・・・。おそまつでした。尚、歌詩の中の固有名詞は作者と何の関係もない想像上の人です。

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スモーク・オン・ザ・ウォーター 歌詞 Smoke on the Water (但し 工場に蛇が出た)

2014 OCT 1 19:19:18 pm by 西室 建

 以前のブログ埼玉の木枯らしでこの工場周辺にのどかにも蛇が出たことを書いた。そして彼の地で名曲埼玉のホンキィ・トンク・ウィメンが生まれたが、実はもう一曲隠れた名曲があった。ヘビが出る工場、即ちスネーク・イン・ザ・ファクトリー である。
 ネタ元は言わずと知れたディープ・パープルのメガヒット<スモーク・オン・ザ・ウォーター>だ。
 ガキの時分には、周りのバンド小僧は例外なく一度はこれをレパートリーにして、練習でピッタリ合うと何となくオトナになったような気がしたそうだ(僕も)。その後ブリティッシュに拘って腕が上がるとレッド・ツエッペリンに行き、アホはロックン・ローラーになって行った。しかしマトモな人はずっとビートルズだったことを付け加えておく。ちなみに僕がどうなったかは、言うまでも無い。
 今その替え歌を思い出そうとして、1・2・3番とも出だしははっきり覚えているが、後半を忘れていることに気が付いた。それで例によってこじつけると、こうだ。

スネーク・イン・ザ・ファクトリー

We all   came out to Montreux
おいらは  工場     建てた~
On the Lake Geneva shoreline
埼玉の    田舎町
To make records  with a mobile
最先端の      材料を
We didn’t have much time
そこでは    作ってる
Frank Zappa and the Mothers
クリーン・ルームは  最新~
Were at the best place around
ハイテクの  設備だぜ~
But some stupid with a flare gun
だが 現場で 周りを 良く見ると
Burned the place to the ground
時々  ヘビが出る~
Smoke  on  the water,      a fire in the sky,
スネーク イン ザ・ファクトリー  シマヘビ ニョロニョロ
smoke on the water
スネーク イン ザ・ファクトリー

They burned down the gamblin’ house,
屋根から だって 降ってくる
It died with an awful sound
卵を 飲んだままー
and Funky Claude was running in and out
 ハト も オチオチ してらんない
Pulling kids out the ground
カエル も 命がけ
When it all was over
新鋭工場の 裏ーでー
We had to find another place
自然は 生きている
But Swiss time was running out
犬は繋がれ かわいそう
It seemed that we would lose the race
猫は 寝てばかり
Smoke  on  the water,      a fire in the sky,
スネーク イン ザ・ファクトリー  シマヘビ ニョロニョロ
smoke on the water
スネーク イン ザ・ファクトリー

(間奏)

We ended up at the Grand Hotel
キーング・コブラは こわ~い
It was empty cold and bare
ハブ にも 毒はあるー
But with the Rolling truck Stones thing just outside
マムシ も なめると あの世 行きー
Making our music there
けど こいつは 無害だぜー
With a few red lights and a few old beds
来るんじゃない!    近寄るな!
We make a place to sweat
恐いじゃ   ないかー
No matter what we get out of this
広い  田圃の 方へ  行け
I know, I know we’ll never forget
あの   あの   ヘビ共 
Smoke  on  the water,      a fire in the sky,
スネーク イン ザ・ファクトリー  シマヘビ ニョロニョロ
smoke on the water
スネーク イン ザ・ファクトリー

うーん、本気でやったらライヴでも受けそうなんだが。

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一人ぼっちの世界とライク・ア・ローリング・ストーン 

2014 AUG 31 12:12:46 pm by 西室 建

 全く物凄い邦題だ。どこにも「一人ぼっちの世界」という言葉が入っていないローリング・ストーンズの『Get off my cloud』。今回2014年の来日時でも一度オープニングで使っていたそうだが、いかにもストーンズらしいノリの曲だ。ステージからクネクネ踊るミック・ジャガーが観客を煽るように歌いかけるリフレインの所、
I said,
Hey! you! get off of my cloud
ヘイ ユー 行さらせ
Hey! you! get off of my cloud
ヘイ ユー 消えさらせ
Hey! you! get off of my cloud
ヘイ ユー どきさらせ
Don’t hang around
ウロウロ すんな
Cause two’s a crowd on my cloud, baby
邪魔なんじゃ ベイベェ

クリックして下さい。
これがどうして『一人ぼっちの世界』みたいな哀愁を帯びた題名に訳されたのか。ガキの分際でこれを聞いた僕は、多分女に振られて絶望的になった孤独なオニーチャンの歌なんだろうなと思った。しかし例によって歌詞の方は意味も何もない。
I live in an apartment
on the ninety-ninth floor of my block (わしゃノー、高層の部屋に一人住んどんじゃー)
And I sit at home
looking out the window       
Imagining the world has stopped   (時間が止まったように窓の外、見とった)
Then in flies a guy
whos all dressed up like a union jack  (突然 アホな恰好のバカが飛び込んで)
And says,
I’ve won five pounds
if I have his kind of detergent pack   (この粉5ポンドで買ってくれだと)

どうにもならない歌だが、どこでやっても客は大受けだ。この曲は1965年にリリースされた。

 ところが同じ年にボブ・ディランの『ライク・ア・ローリングストーン』というこれまた初期の名曲が出ている。正確にはこちらの方が二か月くらい先らしい。
 日本にはほぼ同時に入り、僕は『一人ぼっちの世界』の方を先に聞いていた。無論痺れる。その後『ライク・ア・・・』が耳に入るのだが、歌い方のガシャガシャ感と歌詞の字余り感がオーバー・ラップした。
 当時はディランはアコースティック一本とブルース・ハープだけでやっていたし、英語の意味も何も分からないもんだから、リフの所は『ローリング・ストーンズみたいに』と言っているのかと思った。

 実際、ストーンズがステージでこれをやっている映像があって、そのノリは素晴らしい。特に『How does it feel ?』とやるともうエグいの何の。
 更に、デイランとストーンズが一緒にやっている映像も残されている。どうもリオデジャネイロでのステージの
ようだ。このときもディランは全く表情を変えていない。ストーンズの方はミックやあの愛想の悪いキースまでニコニコしているのが映っているのに。

 クリックして見て下さい。
 聞いているうちに、この歌詞を『一人ぼっちの世界』に乗せて歌ってみたらどうだろうか、という発想が湧いた。

Once upon a time,You dressed so fine   
You threw the bums a dime In your prime Didn’t you ?   
People’d call, say”Beware doll, you’re bound to fall”   
You thought they were all kiddin’ you   
(原曲はここからコード進行が変わるが無視)
You used to laugh about
Everybody that was hangin’ out   
Now you don’t talk so loud. Now you don’t seem so proud   
About having to be scrounging For your next meal
(かなり早口になるがここまで4フレーズで歌ってリフに繋ぐ)   
リフレイン
How does it feel ?   (Hey You get off mu cloud)
How does it feel ?   (Hey You get off mu cloud)
To be without a home (Hey You get off mu cloud)
Like a complete unknown (Don’t hang around)
Like a rolling stone (Cause two’s a crowd on my cloud)

 自分でもやってみたが、相当早口になって噛んでしまうができないことはない。ストーンズのライブで『一人ぼっちの世界』のイントロが始まった途端、突如ギターを抱えたディランが現れ、『ライク・ア・・・』の歌詞で歌いだす。
二番からはミックが『一人ぼっち・・』を歌う。どうだろうか。スベったら世紀のマヌケだが。

ノーベル文学賞 ボブ・ディランは喜んでいるか

春夏秋冬不思議譚 (同時進行の不可思議)

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さよならローリング・ストーンズ ダイスをころがせ(Tumbling Dice)

2014 MAR 9 14:14:47 pm by 西室 建

東京ドームが終わって、8年ぶりに来日したストーンズが帰国した。僕は今回は行かなかったが、知り合いで4日と6日の二回見に行ったバカもいる。これは半分うらやましいのだが、そのバカは10万円くらい使ったんじゃないだろうか。何しろミック・ジャガーが単独で来た時はわざわざダフ屋から10倍くらいの金を払ってまで行った奴だから。で、聞くところによれば相変わらず走るし跳ねるし、あんなに暴れる70歳はいないんじゃないかとのことだった。ご贔屓のJumping Jack Flashは6日のオープニングだったそうだ。

ストーンズのインチキ訳詩を書いてみているが、個人的には「ダイスを転がせ(Tumbling   Dice)」という題名がどういう訳か気に入っている。それも邦題の方。これはわが国固有の壷振り博打とチンチロリンの伝統があるから、何となく心の琴線に触れるからだと勝手に解釈している。これが「カードをシャッフル」ではノリが悪く、「牌をかき混ぜろ」とか「銀玉をはじけ」或いは「車券を買に行け」ではグローバル性に欠ける。やはり「ダイスを転がせ」だ。それでいつもの無理矢理翻訳をやってみると、

Woo Yea

Women think I’m tasty, but they’re always tryin’ to waste me
来る日も来る日も      出たとこ勝負で

And make me burn the candle right down
今まで来たけれど

But baby, baby, don’t need no jewels in my crown
バット, ベイビー, ベイビー, 後悔してるから

‘Cause all you women is low down gamblers   Cheatin’ like I don’t know how
止まらぬ性分    終わらぬ勝負    過ぎ行く毎日

But baby, I go crazy, there’s fever in the funk house now
バット・ベイビー, アイ・ゴー・クレイジー, もうやめにするよ

This low down bitchin’ got my poor feet a-itchin’  You know you know the deuce is still wild
仕事も探す          ネクタイ締める      朝早く起きる

Baby, can’t stay        You got to roll me and call me the tumblin’ dice
ベイビー, カーント・ステイ  狂わせる   丁半勝負

Always in a hurry, I never stop to worry   Don’t you see the time flashin’ by
お金も入れる     お酒も止める       遊びも止めるから

Honey, got no money, I’m all sixes and sevens and nines
ホニー, ゴット・ノー・モニー, 本気だこのオレは

Say now, baby, I’m the rank outsider    You can be my partner in crime
怒っちゃだめだ    行かないでくれ      オレを捨てないで

Baby, can’t stay
ベイビー, カーント・ステイ

You got to roll me and call me the tumblin’
狂わせる          丁半(勝負)

Roll me and call me the tumblin’ dice
狂わせる          丁半勝負

(間奏)

Oh my my my, I’m the lone crap shooter    Playin’ the field every night
オー・マ・マ・麻雀    競輪    競馬    カードに   パチンコ

Baby, can’t stay
ベイビー, カーント・ステイ

You got to roll me and call me the tumblin’
狂わせる          オーラス・(リーチ)

Roll me and call me the tumblin’ dice
狂わせる          最終レース

狂わせる    狂わせる   狂わせる

(リンシャンカイホウ フル・ハウス  万馬券  ジャン打ち・・・・)

この歌はそうポピュラーじゃないかも知れないが、なかなかいい曲で僕は好きだった。

 ともあれ8年ぶりの来日が彼らの70台だから、さすがにもう日本には来ないだろう。やっぱり見に行くべきだったかな。80台のストーンズを70台の僕がみてもなぁ。

ローリング・ストーンズがやって来た Jumping Jack Flash

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ローリング・ストーンズがやってきた! ジャンピング・ジャック・フラッシュ 歌詞(Jumping Jack Flash)

2014 FEB 25 11:11:20 am by 西室 建

悪魔的なコード進行とベースの絡みが聞こえてくるだけで胸躍る、そこにエイト・ビートが刻まれて・・・。誰でも耳にしたことがあるだろう大ヒット、しかしそもそもジャンピング・ジャック・フラッシュとは一体どういう意味なのか。ローリング・ストーンズのライヴでは、しばしばオープニングで演奏される、彼等のお気に入りなことでも知られている。

Jumping Jack Flash。Jackという名前はJack in the box とか Jack the Ripper というように英語圏の人にとっては何か象徴的な名前なのじゃないか。日本で言えば、太郎冠者や名無しの権兵衛のように、どこかの誰、程度のものと考えて良かろう。ちなみにJumping Jack単独では”操り人形”という訳がつけられ、歌詞を検索してみるとそれを使ったライナーや、Flashに掛けた稲妻野郎といった凄い訳があったりする。

だが、僕が思うにこの頃のストーンズがそんなに色々と考えて歌詞を書いたとは思えないのだ。多分ギター・リフだけを思いついて、スタジオでジャカジャカやっているうちに適当な歌詞を乗っけただけなのかとも想像している。何しろ当時のストーンズは『赤いドアを黒く塗ってやる』とか『何をやっても満足できない』という歌ばかりやってたのだから。同時期のビートルズが『愛』を歌いあげ、その後『平和』を歌詞に盛り込んだのに比べて、嬉しくなる程のアナーキーというか下品というか。ジャンピング・ジャック・フラッシュは単にノリのいい掛け声で、意味なんかない。こんな感じだ。

I was born in a cross-fire hurricane

コノヤロー   オレは育ちが悪いんだー
And I howled at my ma in the driving rain,

バカヤロー  何か文句があるのかヨー

But it’s all right, now In fact, it’s a gas!

上ー 等ー だー  やるのかよ
But it’s all right. I’m Jumpin’ Jack Flash,

上ー 等ー  跳んでやる
It’s a gas! Gas! Gas!

やるやるやるー

 

こうなるともうメチャクチャで、以下2・3番に関してはいちいち合わせなくとも『てめー、いいかげんにしろ、ドタマカチ割るぞ、クソババア、死にさらせ、だからどうした、ウルセー、血の雨降らすぞ』という言葉を繋げるだけで十分かと思われる。一応歌詞だけは書いて置くが。

I was raised by a toothless, bearded hag,
I was schooled with a strap right across my back,
But it’s all right, now In fact, it’s a gas!
But it’s all right,  I’m Jumpin’ Jack Flash,
It’s a gas! Gas! Gas!

(間奏)

I was drowned, I was washed up and left for dead.
I fell down to my feet and I saw they bled.
I frowned at the crumbs of a crust of bread.
I was crowned with a spike right thru’ my head

いかがです。ところで、このアホ曲にもちゃんとカヴァーする人がいて、最もポピュラーなのは百万ドルのギタリスト、ジョニー・ウィンターのやつだと思う。この人はメチャクチャ早弾きしつつ、よせばいいのにガラガラ声でヴォーカルもやる。恐らくわがまま過ぎてバンドとしてメンバーが組めないから何でも自分でやらざるを得なくなったのだろう。僕はこの人のステージを見たことがある、それもニューヨークのマジソン・スクェア・ガーデンでだ。そのときは弟のキーボード奏者エドガー・ウィンターと組んでいた。あのプロレスの殿堂のマジソン・スクェア・ガーデンですぞ!

この旅は学生時代の夏休みで行ったのだが、思えば危ないことだらけだった。何も決めずに行ってしまったため、サン・フランシスコに着いた日から宿の心配をしなければならず、しばらくは観光もヘチマもユニオン・スクエアの周りでハンバーガーばかり食べていた。もちろん英語なんかも怪しいもので、ビクビクしながら過ごしたが、これでは何もせずに帰国になると一念発起、グレイハウンド・バスで大陸横断しニューヨークに行くことにした。乗り放題(こういうのは大抵足が出る)の切符を買ってまず南に向かい、知っている名前の街行き(ニュー・オリンズとかセント・ルイス)にのってみた。ところが途中、乗客の中におかしな薬でも草でもやったのか暴れだした奴がパトカーに連行されたり、エアコンが効きすぎて風邪を引きかけたり。矢沢栄吉のトラベリング・バスという歌があるが、クタクタになるのはその通りで、明け方に目的地に着くとフラフラと安ホテルを探した。大体グレイ・ハウンドのターミナルはダウンタウンにあったから、ホテルといっても今から考えると連れ込みだったんじゃないか、というくらい安かった。それでもかっこいい黒人青年と知り合ったり、きれいなオネーチャンと話したり(ただしこの人は日本を知らなかったが)無事ニューヨークにたどりつき、そこはマンハッタンだから高級ホテルのウォルドロフ・アストリア、が見える三流ホテルに泊まった。そこでマジソンの催し物に気がついたのだ。

しかしその頃のバリバリ・ロックコンサートは、何故かどこからともなくヤバい匂いのクサが回ってきて、誰彼かまわず思いっきり吸い込んでいた。隣のオニーチャンが僕を見て『ストーン?』と聞くのだが、どうも『効いた?』という意味のようで、実はぜんぜん効かなかった。ともあれ、ジョニー・ウィンターのジャンピング・ジャック・フラッシュは聞けた。ハンチングを被っていたので何だと思ったのだが、アンコールで脱いだら当時既に禿げていた。

この話もう一つオチがある。一週間後に大好きなプロレスの興行があって(当時WWWFといった)人気絶頂のブルーノ・サンマルチノが出る、もう見たくて見たくてしょうがなかったが、僕の学校は二期制なので中間試験が迫っていた。大体アメリカをほっつき歩いて準備も何もなかったのだが、これで受けなければ留年確実のため、有り金はたいて直行便で帰りましたとさ(まだ羽田だった)。そして羽田に着いたら物凄い報道陣がいてビックリした。実はこの時、ミグをかっぱらって函館に逃げてきたソ連のベレンコ中尉がアメリカに亡命するために出国する日だったのだ。そういえばニューヨークで、ソ連のミグが日本に攻めてきたという噂を耳にしたが、当時の会話能力では何のことか分からなかったのだ。高飛びですな、ジャンピング・ジャック・フラッシュ。

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