あれらはどこに行ったのだろう Ⅲ
2016 JUL 21 0:00:33 am by 西 牟呂雄
コルゲンコーワの販促ノベルテイで指につけて遊ぶカエルのグッズがあった。僕はこれが好きでなぜかたくさん集めていた。商品名は”ケロちゃん”だったそうだが僕は”カエちゃん”と名付けていた。
お絵かきの時間なんかではいつもこの”カエちゃん”の絵ばかり描いていて緑のクレヨンばかりが減っていた。終いに母親から「いつもバカみたいにカエルの絵ばかり描いて。」という心無い一言にひどく傷ついた覚えがある。
このカエルに関して、東京オリンピックのあった1964年に等身大のケロちゃんに『あれ、おめえヘソねえでないの。おれヘソ書いてやる。』とやるテレビCMが大流行し、僕達はこぞって真似をした。それも色々なバージョンに進化したあと、ちょっとした社会問題になって中止になった。中にはヒワイな進化を遂げたものが多発したからだ。
ところでこのケロちゃんの目は貼ってあるだけだったので遊んでいるうちに取れてしまい、そうなるとけっこう不気味な目無しガエルになってしまう。僕はセッセとマジックで目を描いたのだが、一層奇怪な黒目ガエルになってしまって悲しかった。
これは銀行が配っていた貯金箱人形で、合併により既に行名がなくなってしまった〇〇銀行の桃太郎シリーズだ。一番左の袋に入っているのが桃太郎で猿・犬・鳥・鬼と並んでいる。鬼にはこの赤鬼のほかに青鬼もあって、僕は二組持っていて並べて遊んだ。
この頃は他の銀行の色々なシリーズがあって、ミッキーマウスやら何やら。何しろ銀行の数が今の何倍もあったから種類も豊富なわけだ。
実際にコインも入れてみた。昔の穴の開いた大きな50円玉とか当時数が少なかった1円玉だった。
貯金箱の中には中途で取り出して使わないように陶器で出来ているものがあって、割らないと取り出せない。これは使う気になれなかったなぁ、なんか割る時に悲しくなるような・・・。
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Categories:遠い光景
東 賢太郎
7/22/2016 | Permalink
ワリコーのキューピー人形ね、あれなんだったんだろうね。あんまり欲しくない感じで、買い付け金額に応じてサイズがでかくなった。最大のはけっこう不気味だったと興銀の人が言ってた。