真夏のインド大陸 後編
2014 JUL 14 15:15:47 pm by 西 牟呂雄

インドから帰ると台風一過、あまりの蒸し暑さに『ああ、日本の夏だ。』と思ったが、実際日本の方が暑い。これって変じゃないですか。
6時間の車移動中の奇観が上下の写真で、砂岩が積み重なったような光景が続きます。古い話で恐縮ですが映画『イージー・ライダー』のアリゾナの光景を思い出します。岩だらけなので、ロックンロール・マウンテンと名付けました。
こういうところには、例の牛だの山羊だのはいませんが、今度は猿が道を横切りました。車を寄せて外に下りても全然ビビらず、むしろ威嚇するようです。どうやらこいつらも神様の使いらしく、全く迫害されないためこのように威張りくさっているのです。
どうも、地位で言えば 牛>猿>人間>犬 くらいの順番でしょうか。
インド人は笑わないと実に深刻な顔つきになり、おまけに相手が頷く時に首を振る癖があって、見た目にはあからさまに拒否しているように見えて困りました。
ところで、ご承知の通り先日ドイツがワールドカップ準決勝に於いて、大本命ブラジルをコテンパンにやっつけて決勝進出を決めたばかり。
あの真面目なドイツ人もこの話にはノルはず、今回合流出来なかった仲間のドイツ人に電話をした途端、
「コングラッチュレーション!!」
とやって盛り上げました。案の定ドイツは大騒ぎになっているらしく、その後の快勝を祈らずにはいられません。まさかサッカーの結果をインドから期待することになるとは思いませんでしたが。
そして本日は3時に起きて必死に応援。結果は優勝ですから早速おめでとうのメールを打つことに。よかった。
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Categories:インド

東 賢太郎
7/15/2014 | Permalink
おつとめご苦労さまでした。写真はたしかにアリゾナだね。インドは行ったことがなくて、行った人からはどういうわけかあんまりいい話はきかないが、それでも一度は行ってみたい。バンコックやチェンマイの仏教寺院を見てからずっとそのルーツに憧れているので。
西室 建
7/15/2014 | Permalink
仏教遺跡は狙って行かないとかなりマイナー化していていい物にはめぐり会えないよ。牛と人の多さに気が遠くなること請け合い。そして不思議なことに猫を一度も見なかった。
言語学者の大野晋の説は、最南端のタミル族が日本のルーツの一つだそうだが、とても信じられない。
国民の1/3の家庭はトイレがない。幹線道路に街灯がない。田舎は裸足の人が多い。
一般人はやさしいのか図々しいのか分からない。
これで核武装までしているとは・・。
中村 順一
7/15/2014 | Permalink
インドは仕事とプライベートで5回くらい行っている。巨大な国なので5回くらいではとても十分に見たことにならない。デリーとアグラ、ジャイプール、ムンバイ、カルカッタしか行けていないのだ。いずれゆっくりとデカン高原も見てみたいが。でもともかくお世辞にも清潔とは言えず(不潔)、インド人の独特の粘っこい交渉術には辟易するし、やっぱり、もう行かなくてもいいかも。
東 賢太郎
7/21/2014 | Permalink
ビジネススクールで一緒だったアショックという天才的記憶力の男が勉強の気晴らしに出た全米チェス選手権で4位になって帰ってきた。インドにはすごい人がいる。貴君らはパール判事を忘れてないか。東京裁判をして「裁判の方向性が予め決定づけられており、判決ありきの茶番劇である」と断じたのは日本びいきではなく罪刑法定主義によるのであるが、あの場で連合国の空気に流されず正論を述べることが実にすがすがしい。小生の最も尊敬する法曹である。やはりインドは行ってみたい。
西室 建
7/21/2014 | Permalink
そうそう、時々物凄い天才が出る。
一昔前のシリコン・バレーはインド系が巾をきかせていたっけ。
パール判事のことは忘れるはずもない。
あのクラスになると、いやもう凄い。
しかしそうでないのも10億人以上いるからなぁ。
一方でサイババみたいのが出てきたり、アホみたいな奴が暗算がメチャクチャ早かったり。
ラタン・タタ氏の『私の履歴書』を興味深く読んでいる。