贋作 ジェット・ストリーム Ⅱ
2015 AUG 15 6:06:55 am by 西 牟呂雄
=インストゥルメンタルの理由なき反抗が聞こえてくる=
ユーラシアとはまたとてつもない大陸だ
その一番はじっこの島国からやってきた東洋人
そのユーラシアで、ヨーロッパとシベリアを分ける街
外気はマイナス30度だと『きょうは暖かいね』だって
ロシア人はなぜか一生懸命
とても頑固で話が長い
ウォッカばかり飲むかと思っていたら
パートナーは珍しく下戸だった
ホテルの中は半袖でいいくらい
若いロシア娘はウィンクひとつ
とうとう一日も晴れてくれなかったが
車のラジオからローリング・ストーンズ
今回はライヴを中心にローリング・ストーンズをお送りします。クリックしてお楽しみ下さい.タイム・イズ・オン・マイサイド
クアラルンプールでタクシーを拾った
運転手は巨漢の中華系
言葉の全てに濁点が振ってあるような
濁ったハスキーボイスだ
日本人か いつまでいるのか トウキョウか
どこか観光はしないのか もう帰るのか
降り際に シンガポールに行くんだよ と告げたら
オーケー、モゥ・マン・タイ と笑ってくれた
日帰りのシャトルで戻り 車を待つ
スーッと寄って来る運転手に見覚えがあった
オー、サー! ジーユーアガイン 朝の彼だ
あなたとは必ず又会う その時はオレを雇ってくれ だってさ
クリックしてお楽しみ下さい
一人ぼっちの世界
アタッシュ・ケース一つでの出張は
着替えは一組
これではとても 旅 とは言えない
思い出も何も
残るのは議事録と注文書
(時にクレーム)
スカイプも十分使えて、出張もなくなるかな
旅をするのはそれからでも遅くない
いや、むしろ目的がなくなり
いい旅ができるかも知れない
ともあれ クニに帰ろう
ミッドナイト・フライト
久しぶりに見る 日本語の新聞
高度1万メートルから見る
新たな夜明けの光
まどろんだ後に気が付いた
後、6時間のフライトだ
クリックしてお楽しみ下さいホンキー・トンク・ウィメン
=インストゥルメンタルの理由なき反抗が聞こえてくる=
お相手はジェット・ニシムロでした。またお目にかかりましょう。
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Categories:贋作 ジェット・ストリーム
中島 龍之
8/17/2015 | Permalink
ローリング・ストーンズの曲久しぶりに聴きました。「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」懐かしいです。我が家で買った数少ないストーンズのレコードでした。もう一枚は「テル・ミー」です。それ以後は買うのをやめてしまいました。ビートルズ中心になったからです。「ホンキー・トンク・ウイメン」のキース・リチャーズのギターもいいですね。
西室 建
8/17/2015 | Permalink
中島さん、この「タイム・イズ。オン・マイ・サイド」のキースのコーラスの付け方が独特で気に入っています。声はガラガラですけどね。
「テル・ミー」は日本でだけ大ヒットした珍しい曲で、ストーンズのライヴでは聞いたことがありません。ブライアン・ジョーンズの趣味だったんじゃないでしょうか。あのタイガースの同窓会コンサートで岸辺一徳が歌ったのがシブいですよ。
「ホンキー・トンク・ウィメン」のギターはチューニングをオープンGに変えているはずです。