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通り過ぎた国 

2015 SEP 12 20:20:51 pm by 西 牟呂雄

 英国体験は少ない。行ったのは出張、それも泊まったのはエディンバラで翌日はお隣アイルランドのダブリンだった。食事はホテル(名前も忘れた)に付いていたパブで済ませて慌しく通り過ぎた。季節は夏で、それなりに暑かったことを覚えている。ロンドンは乗り換えただけ。
 従って観光もせず、人ともロクに触れ合わず、印象を語る何物も持たない。印象は古い町並みが随分とくすんでいたような、淋しい印象。今はだいぶ違うのかも知れないが、このままスコットランドが独立して首都になったとすれば何となく景気の悪そうな首都になりそうだ。

 エリザベス女王が来日した際の晩餐会で『デューク・エディンバラ アンド アイ、~』と言ったことが記憶に残っているが、これご主人の元ギリシア王族フィリップ・マウントバッテンの公式名称だ、エディンバラ公という訳だ。これはただの爵位で別にエディンバラが領地ということではない。将来は三男のエドワード王子が継ぐらしい。

 私的な旅であればリヴァプールにでも行ってキャバーン・クラブでも覗きたかったが、実に味気ないことに翌日はダブリンに。こっちはもっと暗かった。なぜか黒いTーシャツが流行っていたようで、特に女性は黒ずくめのような恰好だった。パブに行くと変なオヤジととびきりの美人のカップルに絡まれた。いや、正確に言うと構われたくらい。働いていたのが中国人で、そいつの悪口を僕に言い散らす。よく見分けがつくもんだと感心したが『あんたジャパニーズだろ。だから言うけどチャイニーズはねぇ。』といった具合にエンエンと続くのだ。その向こうから”変なオヤジ”がしきりにウィンクして見せる、『コイツ酒癖悪くてな。』と言いたげに。

 さて出国してニューヨークまでアトランティック・オーシャンを一跨ぎ、と思ったらイミグレを通った後にすぐまたイミグレがあってびっくりした。その場でアメリカに入国してしまうのだ。余程の人数が行き来しているのか、ダブリンで入国手続きをしてニューヨークの国内便エリアにランディングさせてしまう。
 ところで昔の一筆書きのチケットをご記憶だろうか。堅いペーパーが長い出張の予約だと手帳のように繋がっていた。従って客毎にどんな旅程なのか直ぐ分かるようになっていた。その時は八泊十日で地球を一周するようなひどい日程だった。そしてバゲージも預けずにアタッシュケース一個の出で立ちを怪しんだらしい。別室に連れて行かれて全ての荷物をチェックされた。『一体最終目的地はどこなんだ。』『何のビジネスだ。』『どうしてコンナに荷物が少ないんだ。』オレはテロリストじゃない!

 実はこの後大西洋を越えてメキシコに行き、再度米国への入国で同じようなトラブルに見舞われている。更に恥を白状すると上海でもマニラでも出国の際に大モメしたことがあったが、それはまた別の機会に・・・。

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ヴェトナムに行ってきた

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