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パ・リーグ後半戦のキモ ファイターズVSホークス決戦

2019 JUL 17 21:21:37 pm by 西 牟呂雄

 何しろあれだけの戦力を欠いていながらの圧倒的な首位、ホークスに死角はあるか。追い上げる(はずの)ファイターズは夏場をどうしのぐのか、見逃せない決戦にヤフオク・ドームは燃えた。
 我が軍は上沢が離脱し、清宮はタコタコ、中田はどう転ぶか分からない、名将栗山監督も知恵を振り絞っての采配は悲壮感さえ漂う。
 7ゲーム差は、ひとえにファイターズ得意の連敗を6まで重ねている間にホークスが9連勝もした結果に過ぎない。従ってこの夏にギリギリの勝負ができればチャンスは来るはずだ。特に殆ど使っていないスクイズをどこで出すのか。監督にテレパシーを送って初戦に見入った。
 するとホークスは出だしの大竹が初回に崩れ4点をもぎ取った。あの、昔でいう『懸河のドロップ』のようなカーブが落ちそこなったのを(中田以外は)うまく捕えての得点である。
 こちらは堀を先発させ、ロドリゲスに替える。ロドリゲスが満塁にされてヒヤリとしただけで最後は石川・宮西・秋吉と繋げた。あの宮西・秋吉の左右サイド・スローは結構いいのかも知れない。5-1で勝ち。見ていて後半のキ-パーソンは、今年で引退する田中賢介ではないかと思った。
 16日は我が軍は杉浦、ホークス二保で静かに始ま、らなかった。杉浦はマヌケにも牧原・グラシアルに連続でHRを浴びる、ふぅー、試合ぶち壊しかよ。何とか踏み止まると私の作戦では金子に代えるはずが、栗山監督はそれを無視し5回まで引っ張った、大丈夫かな。
 その間に大田の一発、田中賢介の犠打で追いつくと、山場は9回に来た。一歩も引かぬ構えの工藤監督が甲斐野を投入すると四球・デッドボール・申告敬遠で満塁に。甲斐野も物凄い気迫の投球だったが、巨人から来たばかりの宇佐美を押し出してしまった。3-2の連勝。尚、田中賢介はこの修羅場でも送りバントを上手く決めている。
 そして3戦目には満を持して有原を投入した。
 するとどうだ、西川が先頭打者HRを打つではないか!
 有原もコントロールが実にいい。
 ところで、この日はヤフオク・ドームではなく、北九州市民球場だ。僕は小倉時代に行ったことがあるのだが、アウェーどころではない。大半がホークス・ファンなのはいいとして、物凄くガラが悪いヤジが飛ぶ。ここの成人式は沖縄並みである。見れば外野の一角に、ほんの少数の健気なファイターズのファンがへばりついている。早く追加点を取らないと飲まれてしまうぞ。
 5回、ホークスがピッチャーを鍛冶屋に、しめた、工藤監督は継投が下手だ。案の定1点、更に松田に代えたところで2点追加だ、よーし。
 とにかくファイターズのHRが今シーズン59本なのに、既にその倍も打っているホークスだ。全く気が抜けないまま有原は8回まで0を並べ、10勝に一番乗り。秋吉に繋いだ。
 出来過ぎの3連勝で4ゲーム差に詰めた。パ・リーグの夏が面白くなったとも言える。
 このゲーム差を引っ繰り返すのにはあとひと月はかかるが、その間にホークスの戦力も整うだろう。この日は内川もデスパイネも出ていない。
 やはり内川・柳田・松田を抑え、武田や千賀を打ちこまないと勝った気がしない(負けの方が多いが)。
 目下絶不調の清宮を鍛え(中田はほっといて)、吉田輝星を仕上げ再び迎え撃つぞ。

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Categories:日本ハム ファイターズ

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