Sonar Members Club No.36

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『リーマン・ショック直前並み』雑感

2016 JUN 11 15:15:48 pm by 西 牟呂雄

 G7の席上で安部総理が様々な指標を示し『これはリーマン・ショック直前に酷似している』と言ったとか言わないとか。
 筆者は現役時代にリーマン・ショックを経験しているが、その発生の前年から現在どころではない米国でのバブル崩壊が起こっていたことを鮮明に記憶している。具体的には2007年夏のサブ・プライム・ローンの破綻だ。それから一年の間にベア・スターンだファニーメイだと次々に吹っ飛んで行き秋のリーマンを迎える。なぜか全部奇数月だったことを覚えている。
 さあ大変だとなったのはご案内の通り。

 そこに中国が4兆元の景気刺激策を打ち出したのだった。ガタガタになった世界を尻目にインフラ投資や家電販売支援を進めた。今や鬼城(ゴースト・タウン)となってしまったような公共投資をガンガンやり、その為の生産能力を飛躍的に増大させた。即ちこれもバブルの一種だったのは明白。それも資源にまで飛び火し原料は四半期ごとに値上がりを繰り返していた。中国が買い漁っていたのだ。
 おかげでシェールガスが開発され各国中央銀行は利下げに走り、南欧の破綻問題等はあったものの2014年夏まではそれなりの姿になっていた(格差問題等は別)。
 ところが中国経済の減速により資源バブルは崩壊に、中国のベラボーな生産能力を残したままにである。

 G7と言っても事情はそれぞれ違う。
 英国はEU離脱の国民投票に向かい(多分残留するだろうが)そのEUは押し寄せる難民に手をいている。そして英国もEUの盟主の感のあるドイツも中国にスリ寄らんばかり。
 米国ではトランプ旋風が吹き荒れる。世界はこぞって〝内向き”の様相を呈している。
 筆者はこの傾向にリーマン・ショックどころかもっと深刻なものを感じる。先進国がそれぞれ自国の都合のみを追及し、その挙句大戦争となった歴史を噛み締める。
 安部総理はそこを踏み止まらせようと一石を投じたとも言える。近隣の国との問題はあるが(イチャモンを付けて来る方もガタガタだから)地球規模の経済リスク拡散に警鐘を鳴らせるのは日本だけではないか。

 確かに昨年10月以降の活動水準の落ち込み方は、こりゃヤバいのレヴェルではあった。しかしそれから3四半期経ってみると良く持ち応えている。消費税増税の2年半延期は大英断と評価する。マスコミは恐らく海外の批判的反応を引いて『アベノミクス失敗』と騒ぐだろうが。
 直近米雇用統計の空振りで円高になったのは仕方がないが、昨年度上期末に過去最高利益を出した企業がゴマンとあるのだから、この程度の調整局面は想定の範囲だろう。名門大企業がいくつも足を救われたりコンプライアンス問題を起こしたりもしていることだし。
 野党は選挙対策でガンガン言うだろうがアベノミクス以前とは全然違うからもはや誰も相手にしない。言うところの国債暴落なんか絶対にない。

筆者の立ち位置としては(以前は心情的に反対だったが)TPPを速やかに締結し東北・熊本支援を中心に速やかな財政出動をすべきと考えている。そして安定した日本が内向き欧米を叱咤激励するのだ。ナンチャッテ

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痩せ我慢なのか 英国EU離脱

この演説を聞け

猫は芸をしない Ⅱ(今月のテーマ 無為自然)

2016 MAY 17 0:00:42 am by 西 牟呂雄

虐待じゃありません

 猫は生まれながらいつまでも無為自然である。
            ージェット・ニシムロー

 

ベタッ

更に怠惰になると

ぶさ!

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病中の趣味、嘗めざるべからず

2016 FEB 15 0:00:18 am by 西 牟呂雄

 珍しく高熱が出て臥せっていた。本当に『立って半畳・寝て一畳』を地でやっていると薄汚くなってかなわんですな。お風呂にも入れないし髭も剃らない。節々が痛くてボーッとしてしまう、眠れない。誰とも喋らない。
 テレビなんて見るものがない。古い本を読みだす。これで3時間は潰せる。

 仰向けに寝ても眠くない。あいつは今頃何をしているのかなぁ、と暫く会わない友達を思い出してみる。子供が結婚したとか言っていたが孫はできたのだろうか。そういえば別の奴はこの間バッタリ会って元気そうだった。不思議なもので連絡先はお互い伝えなかったな。

 木星には四つ月があって最も内側にある月は42.5時間の公転だが、裏側に入って見えなくなる時間が地球と木星の接近した時より最も遠いときでは20分以上遅れることから、光に速度がありそれは秒速22万kmだとわかったんだって。
 因みにあまりの飽きっぽさと集中力の持続欠如から1冊の本だけを読み続けるのは苦痛で 2~3冊を回し読みしている。歴史エッセイも覗いてみることに。”満洲”は土地の名前ではなく民族の名前で、州と書いてはいけない、と。『マンジュ』というサンスクリット語の漢訳だが、国名(清)から何からみんなサンズイが付いていなければならない、と。なぜならば大明帝国が火徳の王朝を自称したため、水でないと勝てないから。

 2日目もズーッと同じ状態が続く。こう高い熱が続くとフラフラする。
 JRの熊谷駅のひらがなが『くまがや』になっているが、次郎直実は『くまがいじろうなおざね』と習った。いつから『くまがや』にしてしまったのだろう。友人の熊谷もくまがいと呼んでいたが、地元の人はどうしているのか。
 ヒマに任せてレイモンド・カーヴァーの原書を読むが、高名なアル中作家は酔っ払って書いたのか、全然面白くない。きっと知らない単語が多すぎて電子辞書ばかり使うせいだろう。日本語の小説も読まないのにバカな本を買ったもんだ。
 代わりに『新しい高校化学の教科書』まで読んだ。こっちは以前から少しづつ少しづつ読んでいたが内容を全く覚えていないことに感動した。
 眠れない。

 3日目、体が痛い。骨が痛いのか全身痛い。
 ついに医者に行く。インフルエンザではないのは既にわかっていたが、薬がなくなりそうなのだ。じっとしているのも疲れるものなのだ。ついでに散歩をしよう。
 熱のせいで物凄く寒く感じるから、スキー・ウェアでトコトコ出かけると、さすがに”寒い”とも感じなかったが、病院でも道端でも多少奇異の目で見られた。
 
 4日目
 いよいよいけない。39度以上が続く。私はなにか悪いことをしたのだろうか。
 友人が編集している文芸誌(季刊)が送られてきた。この人翻訳業界の大物で独特の凝った文章を書くんですな。
 ところでまさかこのまま死にはしないだろうが、この熱の高さは何なんだ。
 
 『眠れない』と訴えたらお医者様が睡眠導入剤をくれたが、これが高熱のせいか物凄く効く。呂律がまわらなくなって訳の分からんことを口走って寝た。
 するとですな、変な夢をみるんですな、これが。昔喜寿庵のあたりは犬は放し飼いでリードなんか付けなかった。その頃いたペケという犬と川の中州をズーッと歩いていると、突然ペケは全力疾走で逃げてしまいいなくなった。『オーイ。ペケ!』と言いながら追いかけるがもう分からない。この川の中州は記憶のある桂川のものではないようだ。そして私は学齢ギリギリのガキらしい。こまったなぁ、と途方に暮れていると突然『ワン!』の声。何と私の身の丈程に巨大化したペケがいるではないか・・・・。怖い夢だった。

5日目
 昨晩から猛烈に汗をかきだした。夜中に一度着替えるがグッショリしている。明け方横を向いて寝ていると胸を汗が伝っていくのが分かる、凄い。サウナにいるように滝のように流れる。また着替えたら熱が37度台に下がっていた。
 立ち上がってみると、体が軽くなったような気がしたが、疲労感もまたあった。発熱はそれほど体力を奪うものなのか。
 病中の趣味、嘗めざるべからず・・出典は忘れたが中国の古典だが、これはウソです。この熱では、例えば音楽なんか全然聞きたくない。
 それに昔は38度くらいは平気で酒をガブ飲みし気合で直した、やっぱり還暦を過ぎたのだ。うーん。ムチャはできないなぁ。
 何もやることがなくなったので、頭に来て深大寺の側にある天然黒湯に1時間浸かった。これで治ったなら高い薬代と医療費は何だったんだ。

六十而耳順


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相棒シーズン14始まる(反町登場)

2015 OCT 15 19:19:48 pm by 西 牟呂雄

 ”はとこ”に当たる人に(血縁は無いが)法務省キャリアがいる。N高T大で司法試験も一発合格。検事になって特捜にいたこともある秀才だが実に面白い人で、飲みに行くと酒癖の悪い僕を相手に大変盛り上がる。エラい人なんだがキムタクがドラマで検事をやるとすぐ被れたりしていた。今はヤメ検の弁護士先生だ。
 今まで見たこともなかった水谷豊の『相棒』の相手が法務官僚という設定で、尚且つファンの反町隆史がやると分かってついつい見てしまった。シブい!二人共シブ過ぎる。
 水谷豊の当たり役だそうで、彼昔から上手かったが随分見ないうちに芸風が変わった。僕達世代はやっぱり『傷だらけの天使』で『アニキ~』とやっていた印象が強く、その後テレビなんか見なくなっていた頃に(大河ドラマは見たが)『熱中時代』という番組で教師役・刑事役などをこなしていたのは知らなかった(今日知った)。更にキャンディーズの蘭ちゃんと二度目の結婚をしていたなんて。芸能ニュースなど見ないから随分世間とズレてしまった。
 それでこの番組、いわゆるバディ物のコンビのノリと水谷豊の推理を楽しむのが味、ということもなるほどだ。反町は相変わらずかっこいい。
 ただ二人共キャリアという設定にはちょっと無理がある。やや外れた型破りのキャリアというのは財務省や経産省にたまにいるが、旧内務省系(サツ官)と赤レンガ(法務省)にはまずいない。特に出世欲のないキャリアなんか絶対にいないと言っていい。むしろ出世が早いから、という動機で秀才達が殺到する。第一回を見たところなにやらはみ出し者二人が、とも上に繋がっている描写もあるのだが、あんなのも現実離れしていて有り得ない。
 しかしまぁ、検事様のスキャンダルもあるにはあるのでそのあたりは微妙か。

 脚本はやや水戸黄門的チープさが漂う。このままでは二人が友情を育むストーリーに行ってしまいそうで怖い。
 二人が秘かにお互いの足を引っ張り合いつつ手の内を隠して捜査をし、終いに相手を陥れようと画策する内に事件が解明されるような展開を見たい。特に反町のキャラから言って事務次官に気に入られている設定が不満で、例えばヤクザの友達がいるようなヤバさも欲しい。水谷豊の方は固定されてイジり様が無いだろうから尚更だ。
 それからもう一つ。あんまり笑顔をみせるのもいかがなものか。チラリと狂気が窺えるようなドスを効かせて、途中でコケる位のコミカルさならゾーンだが。

 ツベコベ言ったが一話完結モノは台本が全てだ。今後に期待。だがいいオヤジが毎週見るのはシンドイのかも。

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議事進行を遅らせると何が見えるのか

2015 SEP 26 20:20:05 pm by 西 牟呂雄

 SMCのご法度の一つが政治ネタだが、洗練された民主主義とはあの混乱でしょうか。
 私の立場を言えと言われたら『安保関連法改正』に賛成の立場です。あの条文が実際に役に立つのはギリギリ有事の際に邦人救助のアメリカ艦艇の護衛ぐらいなのは読めば分かります。戦争でも仕掛けられなければまず効力はないでしょう。
 テヘランの日本人を助けに行くのに自衛隊機が使えなくて、見かねたトルコがエルトゥールル号の救助(1890年)を恩に着てトルコ航空機を飛ばした時には、自国民も助けに行けないのかと恥ずかしかった。それが行ける様になるような話でしょう。
 雨の中、反対を叫ぶ信念は立派としか言いようがないが、どこをどう読めば『戦争法案』になるのか理解に苦しみます。『徴兵制』なんかできるわけがないじゃないですか、独裁国じゃあるまいし。第一、専守防衛の我が国に大幅な兵力増員のニーズそのものがない。
 絶対に戦争なんか(自分から)やらない国になってから十分な時間が経っています。具体的にと言われて、まさか某国に上陸されたら、と言うわけにもいかないから無理矢理想定したのが機雷の掃海、後方支援、邦人救助、総理の説明もそうならざるを得ません。

 野党の質問は、かつてきた道・蟻の一穴・戦前への回帰、どれも的外れですよ。
 それを言ったら身も蓋もないが、今上陛下もお許しにならないに決まってます。
 国会前に集る人が真面目そうなだけに、個別の意見交換では結論は出ませんね。朝生みたいな番組で、それではこれで行きましょう、となったのを見たことがない。100時間が1000時間になっても、いくら説明しても『理解したくない』人を相手にするのは壁に向かって説明するようなもの。
 『今来なければこのまま突っ走ってしまうと思い、居ても立ってもいられなくてここに来ました。』とインタヴューに答えた先輩の人がいたが、ありゃ見るからに全共闘世代。その人達の前でマイクを握った△△党〇野幹事長は往時を思い出したかのようなアジ演説をしましたが『お前のためじゃない』とヤジられていました。つまりある政党系の動員なのが見える。
 学生さん達もがんばる。だがあのノリはどうなんでしょう。今更ですが『安保反対』の大騒ぎの渦中にいた田原総一郎や西部萬が白状していました、当時ダレも安保条文を読んでいなかったと。学生さんは真剣なんだろうから法案くらい読んでいるとして、どこが『戦争法案』なんでしょう。どうもサッカーの応援とかぶる。
 ネットを見てやって来たと言う人、子供を連れているお母さん、地方から来ている人、これらの皆さんのロジステクス=兵站はどうなっているのか、フラっと来たにしてはプラカードは持っている。食事は、トイレは、誰かが面倒を見ているでしょう。

 それで議事堂内ではどうかと言えば、フィリバスター作戦やら牛歩やら泣きに絶叫、最後は委員長席に殺到して採決。あれはプロレスなのでしょうか。ヒールが凶器攻撃するのを暫く泳がせておいて、終いにベビー・フェイスが立ち上がる。その後でカメラに向かって『ケリ殺すぞ、オラー。』と言っているのと『議論も尽くさずに採決とは言語道断。徹底抗戦する。』観客に向かって言っているに過ぎない所がそっくりです。議員の場合は党上層部か選挙民か。
 プロレスならそういってくれれば楽しみようがあるんですが。
 その次の引き延ばしの議案提出に至っては、もう勝手にやってくれ。
 混乱させて、徹底抗戦を叫ぶだけで支持が増えると思っているのだったら時代が違うと言わざるを得ません。
 〇産党・社▽党はいいでしょうが、維△の党なんかこんなところで野党面してもどの道次の選挙でなくなるんでしょう?
 もっとひどいのは喪服に数珠のパフォーマンス。小沢先生、少しは教育を。

 で、それから一週間経ちました。『終わりではなく始まりだ』とカッコいいアジを飛ばしたセンセイはどこで何をしているのでしょうか。
 大体国会前が大騒ぎになっていたように思う方も多いかと思いますが、あそこは毎日毎日何かの団体がワンサカやって来て『原発反対』とか『雇用を守れ』とかシュプレヒコールを繰り返している名所で、安保法制の時だけ異常に盛り上がったのでも何でもないですよ。試しに行ってみれば日本は十分に言論の自由が保障されている先進国だとよくわかります。
 ちなみに憲法違反を表明した某学者さん、極めつけの右の人で『理論的には違憲になってしまうから憲法から変えなさい』という改憲論者なんですけどね。

地域住民説明会で思ったこと

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2014 MAY 26 9:09:20 am by 西 牟呂雄

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