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たまには と しょっちゅう の間

2015 DEC 5 22:22:10 pm by 西 牟呂雄

 仲間と『しょっちゅう』飲みに行く、とは毎月行くくらいの頻度だろうか。
 ヒラの独身時代はそれこそ週に2~3回、同じような面子で同じ店に繰り出して同じ冗談ではしゃいだ。最も愛好されたのは当時流行った『スネーク・マン・ショウ』のモノマネ、更にヤザワ語の会話にも勤しんだ。実に下らない時間で、あのようなことに稼ぎの大半を費やしたことは恥ずべき行為だったと思っている。当時もウスウス感づいてはいた。
 しかし『来る日も来る日も』はしょっちゅうとは言わんな。

 先日来、カンレキでもあるし『たまには』飲みに行くか、と会ってみたら15年振りの奴がいた。そして来し方を開示すると以外に近い業界やエリアでニアミスしていたらしい。世間は狭いもんでつくづく犯罪を犯していなくて良かった。実は今年はそんなことが重なった。
 それはともかく『たまには』ならば半年、いや一年以上の間が空くのだろう。してみると『たまには』と『連日』の間の広いゾーンが『しょっちゅう』ということだろうか。

 そう言えばワン・シーズンしかできないスポーツ、スキーなんかは1~3月にしかできないが年に2回もやれば『しょっちゅう』の範囲では。ゴルフは年間50回とかやった人を知っているが、3月に一回しかやらない人は『たまには』やるという程度か。

 それで、なんでこの『しょっちゅう』と『たまに』の差が気になるのかというと、巨人の若手の野球賭博問題がきっかけだ。
 大体、芸能人とか相撲取りや野球選手がバクチくらいやって何が悪い。青少年に与える影響だぁ?プロになるくらいの奴はそもそも不良だらけじゃないか。バクチ漬けになって身を持ち崩すのは自分が悪いのであって、当人が責めを負う事で十分だろう。何も社会的制裁を加える必要など感じない。代表辞任なんていうのがオトナの対応なのだろうか。
 アッ麻薬と八百長は一発アウトです。
 この線引きが『しょっちゅう』と『たまには』のニュアンスかと思われる。この世にバクチを打ったことのない人間はいない(少なくともワシは会ったことない)。巨人の3投手は八百長をしたわけじゃない。黒い霧事件とは本質が違っている。ただし、手繰っていったら反社会勢力だったらシャレにはならないけれど・・。
 ズブズブに『しょっちゅう』やっては負け倒して払わなけりゃまずいが『たまには』の程度だったら、許されはしないだろうが罰金くらいで済んだかも知れない。
 そもそもプロになるということ事態、一般とはかけ離れたマレビト、即ち超人だ。一般のファンは人間離れしたパフォーマンスに憧れるのであって素行が悪かろうが頭が足りなかろうが一向に構わないと思うのだ。
 だから『たまには』バクチを打ってもバレた時は頭でも掻いて『いやー、ものすげー負けなんすよー。やったけどもうコリゴリっす。』とでもやればお咎め無しにならないか。・・ならないな・・・。やっぱりバクチはやめましょう、なんちゃって。

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Categories:言葉

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