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都知事はどんな人に

2016 JUL 14 0:00:56 am by 西 牟呂雄

 初代都知事は官選東京都長官だった安井誠一郎という人で、バリバリの内務官僚だった。エラい人なんだろうがモロに戦後の混乱期に当たっていて、一大汚職問題を引き起こしてしまったそうだ。
 記憶があるのは東龍太郎知事からかな。オリンピックがありましたからね。
 この人は一高・、東大医学部卒業の学者さんで、厚生省医務局長なんかもやってた根っからのおカミ体質、官僚ですよ。下々の事よきにはからえ的な上から目線で美濃部に負けた。いい人だったらしいけど。
 美濃部さん、と僕達は呼んでいたがこちらもマルクス経済の学者。逆バネが効いてインフラ投資を片っ端から凍結、公営ギャンブルも廃止した。『橋をかけるにあたって一人でも反対するのならやらない』という『橋の哲学』は子供だった僕も覚えている。何か正義の味方風で人気は凄かった。三期目に石原慎太郎が挑戦してコテンパンに負けている。この時の慎太郎の選挙演説を覚えている。
「この前眼鏡をかけてタクシーに乗ったら運チャンがわからなかったみたいで『オレは慎太郎に入れるんだ』って言うんだ。何故かと聞くと『三期もやったら12年だよ。生まれた子供が小学校卒業しちまうよ』成る程ね、と思いました。」
 なかなか良くできた作り話だが、後に本人は四期やるんですがね。ヘンな事覚えてて申し訳ないが。
 美濃部都政は老人医療費無料化、高齢者の都営交通無料化など、どこかで聞いたようなことを実行して都の財政は破綻した。
 それを立て直したのは鈴木俊一知事だった。この人は東京オリンピックを裏で仕切った辣腕家でメッタヤタラと福祉を切った、いや現在の感覚で言えば〝正した″ですかな。
 しかし在任中にバブルが崩壊してしまう。四期目にあたっては小沢一郎が暗躍して自民党本部は対立候補を立ててヘンな選挙になってしまい、赤字もひどくなる一方で気の毒だった。この時に都庁が新宿に行ったのが象徴的。
 煽りを食った感じで後継候補だった石原信雄が青島幸男に負けてしまった。青島は御存知の無能。
 その次が石原慎太郎、国会議員をやめていて『都から国を変える』と宣言した。失敗もあったが結構良くやったと言えるのではないかな。
 三期で辞めるつもりだったらしいが自民党にロクなタマが無く都連会長だった(そんな前からやっていたのか)息子の伸晃に泣きつかれて、上述の演説のことは忘れて四期やることに。
 そして猪瀬(罰金刑)マスゾエ(違法性なし)となった訳だ。
 マトモだったのは鈴木・石原の二期目までかな。

 その上で現在名前の上がっている候補者を見ると・・・。

石田純一   単なる無い上がり。顔の左右が違ってきてるぜ(辞退)
古賀茂明   嫌われ者。役所でも干されまくり(辞退)
宇都宮健児  中国・韓国から評価されてる(辞退)

小池百合子  勝負師。国際派だが都市外交は舛添でもうコリゴリです
鳥越俊太郎  行政ができるはずない。滑舌悪し、改憲反対で都知事って・・
           一晩で考えた政策って・・・
山口敏夫   地盤は埼玉。お呼びでない
増田寛也   小沢一郎の子分として岩手県知事に。バリ島観光視察出張有り
桜井誠    橋下とケンカした時に『政治に全く興味ない』と言ったが
マック赤坂  京大出身。元伊藤忠
上杉隆    鳩山弟の秘書。そういうのはトップにはダメ

 棄権しようか・・。桜井パパが出ればよかったのに。嵐バンザイ!

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Categories:選挙

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