一陣の風 喜寿庵も春に
2019 MAR 28 7:07:20 am by 西 牟呂雄

春風と言えば暖かい語感ですが、風が”温かい”と感じられるのは木の芽時、五月の連休でしょう。桜の咲く直前、蕾がはじける寸前の風は冷たい。
伐採後に重機によってペチャンコにされたネイチャー・ファームは昨夏にはご覧の通りのジャングル状態でした。
その後耕運機を入れ、スコップで掘り、落ち葉を埋め、屯田兵の苦労はかくやと思われる血と汗と涙で開墾し、昨年末にニンニクにチャレンジしました。
二回ほど雪に埋もれつつも何とか育ってきたのです。カワイイ。
そして調子に乗った僕は、一昨年大量に収穫できたジャガイモの種芋をイソイソと買い込み、先々の苦労を考えもせずにたくさん植えたのです。
ネイチャーファームは水が引けないのでジョウロでセッセとやらなければならず、1時間ぐらいかかります。
どこに植えたか分からなくなるので小枝を刺しておきましたが、ちゃんと芽が出るかどうか。
今年は大根を2回収穫しようと考えているのですが、さて。栗の木はちっとも大きくならないし。
栗の木を植えるきっかけになったあの正体不明の老人「ヒョッコリ先生」はもう半年くらい姿を見せません。
ピッコロ君やマリリンちゃんはどうしているだろう。
今月は月に一度のペースで遊びに来る学生さん達も、四年生は卒業してしまったし。また新入生が入って来てからです。
季節も変われば人も変わる。
そして東京で桜が開花した週末に大寒波。喜寿庵はただでさえ川風が上がってくるから寒い。冷たい雨の中を行ってみれば冬の寒さで、暖房全開です。
翌日は良く晴れましたが、遠くの山頂はチョロッと白くなりました、オイオイオイ。
足元の悪い中、長靴を履いて菩提寺に。
すると、ここは東京よりはるかに寒いのにうっすらと開花して。
彼岸には
遊びにござれ
西願寺
そこにビュッといった感じの風が吹き、枝が揺れました。震え上がるほど寒い。
ハハァ、お袋様、しばらく来ていないと怒っておられますな。
盛大にお線香を焚きました。
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