Sonar Members Club No.36

月別: 2017年1月

突然の大雪で遭難か

2017 JAN 10 0:00:53 am by 西 牟呂雄

寒そう

 朝から曇っていて、スノボに行こうと思っていたのをヤメました。
 することもないし、ビールでも飲もうとしたらポツポツと顔に当たります。
 以前雪に見舞われて3日間にわたり全交通機関が止まり(高速道路も閉鎖)身動きが取れなくなったことがあります。町に出るのも困難で八甲田山の雪中行軍のように辿り着いたコンビニには何もありませんでした。

降って来た

降って来た

 これは雪になるな。
 エート、まず雨戸を閉めてっと。
 するとアッという間にご覧の通り、ハラハラと雪が舞ってきました。
 その前にニュースになっているかどうか地元ケーブルのチャンネルを付けると、この喜寿庵のある某県は全域に大雪警報・一部にはなだれ注意報まで出ているではありませんか。
 オイオイオイ、門を閉めておかなければ。積もってしまえばあのチャチな裏門は閉まらないのです。
 車はノーマルのボーズ・タイヤですからせめて人通りというか車通りのある所まで移動させようかな、喜寿庵の前は大して車も通らないので積もってしまうと動かしようがありません。
 よっこらしょ、と外に出てみれば表門の方は。

静かです


  

葉っぱに薄っすら

 それなりにいい眺めなんだがそれどころじゃない。
 こっちは普段は使わないので裏門の方を確保しなければ。
 うっすらと雪の付いた葉は風情がありますが、ギッシリ積もってしまうと重くなって枝が垂れ下がってひどい時は折れてしまいます。
 ジタバタしていると日が暮れて来て本格的に積もってくるではないですか。
 
 こうなったら腰を落ち着けて・・・飲みだしました。

 幸い風はなく、静かなものです。
 ローカル・ニュースでは箱根で車が立ち往生したりスリップしたり、イヤーな話です。
 ハッと気が付きましたが、裏門までの道を掃いておかなければあしたはラッセルしないと出られなくなる。行けばもう5センチくらい積もっているではないですか。竹箒で掃くと重い。これは1時間おきにやらなければ。
 1時間後に見るとさっきの倍くらいになっています。雪が激しくなりました。そして寒さ対策で厚着をすることはありません、汗ビッショリになる作業です。ローテーションを上げないと。そこでビールをウィスキィのロックに代えて、一杯飲むたびに掃くことにしました。
 飲んでも飲んでも飲んでも、掃いても掃いても掃いても雪は降り続けます。
 そして静かな中、ドサーッという音がします。屋根にせり出した雪の塊が落ちる音です。
 ウッもはやこれまで、何時だろうか・・・。

 そして朝起きると。
 
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雪の中で

雪の中で

 うわーッと40センチは積もったでしょうか。こうなるとどうにもなりませんね。この時期の降雪では80年振りだとか。
 一晩中掃いた後が一筋に裏門に続いています。どうも夜中に雨に変わったようで道が残っていました。
 そして前回冬入りの時に造ってやった葉牡丹の覆いはまるで雪ん子頭巾のようです、温かいかな。可憐にくっつき合って咲いている様子が健気で。

 車を掘り出さなきゃなりません。午後までかかっても轍が付けられない、道路は真っ白、きょうは帰れないかという思いが一瞬頭をよぎりました。そして少し動かすと、タイヤの回転は滑ってハンドルは切れない。何回も切り返しをしていると車が横にスライドする。真ん中で横向きになって動かなく・・・。。
 が、遅ればせながら町の除雪車がノロノロとやって来てくれてナントカ脱出できました。

 夜中掃いていたので左肩と右肘がイタイ。雪中行軍、なんとか帰京できました。皆さん自然をナメてはいけません。

和の心 (山梨の記録的大雪) 


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日本人の働き方考

2017 JAN 7 13:13:44 pm by 西 牟呂雄

 
若い女性の傷ましい自殺が様々に取りざたされている。
 慢性的な長時間勤務と心無いパワハラで悩みぬいた末の事だという。彼女は母子家庭で育ち、母親に楽をさせてやりたいという意識を強く持っていたらしい。
 既に処分を受けたであろう彼女の上司に思いを馳せてみると、色々な感慨が浮かんでくる。『昔は当たり前だった』『オレ達の頃はこんなもんじゃなかった』『この程度で音をあげられたら使い物にならん』おそらくこれくらいのノリでやっていたに違いない。
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 一方で、このグラフはその日本の労働生産性を時間当たりで比較しているが、先進7か国中最下位なのだ。
 僕はメーカー育ちなので、日本の現場の生産性がそんなに悪いはずがないことを肌で知っている。
 しかしブラック企業のようなコキ使われ方が問題にされても全体の生産性は少しも上がらない。順位は2005年からズーッと同じなのだ。誰かが余程サボるのか、そんなはずはない。
 ある企業の取締役会を見てビックリしたことがある。それなりの企業だ。
 さる案件を審議していたのだが、誰も本当はヤル気がないのがすぐ分かった。ところが、ハッキリと『これは弊社の社風に合わない』とか言う人はいない。するとどうなるか。エライ人が資料の細部について信じられないほどの細かい所にイチャモンをつけ、アーデモないコーデモないと延々とやり続ける。結論を先延ばしにしようとするのだ。
 しかもその企業は多角化が進んでいて、それぞれの取締役は当該案件については素人同然のように見えた。従ってイチャモンたるや『もっと勉強して来い』的な内容ばかり、ハッキリ言って時間の無駄がダラダラと続いて案件は先送りされた。
 その会社で最も給料の高い人間が集って5時間も幼稚な議論に明け暮れたのである。人数×時間の生産性はゼロ。
 こういう会議が生産性低下の元凶なのだと確信した。

 一方でルネサンス研究家の故会田雄次氏の論考に、日本人の意思決定構造は基本が農村の寄り合いのように長老を中心にグダグダと全員が意見を述べ互いの顔色を伺う、と分析したものがある。更にはっきり『ここ一番の集中力はアングロサクソンにかなわない』と書かれていた。
 これについてはハワイ沖の日米合同演習に参加した海上自衛隊の幹部が面白いことを述べている。
「普段は時間に遅れるは操艦はピタッと決まらないはでデレデレしているようにみえますが(アメリカ海軍と演習を)やってみると強いんですねえ、これが」
 アメリカ海軍は全員アングロ・サクソンでもないが、こういう集中力はやはり違うようだ。
 それに対して会田氏は、我々日本人は24時間とは言わないもののダラダラと仕事のことを考えては集団で切り盛りして(当時は)高度経済成長を支え欧米に比肩する経済力を培った、と言う論調だった。

 すると、前述のダラダラ取締役会は日本の古式に則った正しい進め方なのか。それが断じて違うのだ。
 一度で決めなくても持ち帰り、それぞれが『困ったな』『困ったな』と言いながらダラダラ毎日工夫をするのが古来の方式。会議の風景は責任回避のために発言をしている風情だ。それがその社において最も見識のある(はずの)人々がロクでもない意見をチョロチョロ出しては『この案件には反対だった』のアリバイ作りに興じているのが情けない、ということだ。

 思うに集中力こそないものの、考えに考えてコンセンサスを作るのは悪くはない。全体が一糸乱れず目標に進む基本でもある。
 だが、失われた20年の期間を通じて更に今も尚、生産性の順位が上がらないのは、即ち投下資本が付加価値を生み出すまでの効率の悪さが更に劣化し負け組を再生産し続けるからではないか。

 無論日本人にも並外れた集中力を持った人はいる。その能力と組織を切り盛りするリーダーシップはなんの関係も無いことは明白であり、能力は評価されるべきだが間違えてはいけない。仕事の割付を見誤るから冒頭の女性のような悲劇が起こる。優れて管理の問題でもあるのだ。
 この悲劇は時間の関数によって起こったものではなかろう。浴びせられたあまりにも心無い言葉の幾つか(おそらく『女子力がない』『おまえの残業は無駄』等の罵声)が堪えた。更に丁寧に指導をした形跡が感じられない。あの会社は異常な残業時間もそうだがやたらと会議をすることで有名であり、尚且つクライアントの打ち合わせに大人数を繰り出してくる事もつとに知られている(給料も高いが)。

 そんなにエラソーにしないでみんなでコツコツやれば・・・

 断っておくが僕がコツコツやるタイプではないことは申し添えておきます。

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戦争の終わり方

2017 JAN 4 20:20:17 pm by 西 牟呂雄

 先の大戦でポツダム宣言受け入れ後のソ連の行動は多くの作品に描かれ人口に膾炙している。最近では浅田二郎の作品で着目された千島列島最北端にあたる占守島(しゅむしゅとう)の戦いがある。
 この戦闘はご承知の通り8月18日のソ連軍の上陸から始まった。
 守備に当たっていた帝国陸軍第91師団の猛烈な砲撃と戦車第11聯隊の果敢な突撃で初戦を跳ね返している。
 驚くべき事に、この島には缶詰工場に夏場働いていた女子工員数百人を含め二千人もの民間人がいた。陸海軍の軍人は8千人である。
 直ぐ側のアリューシャン列島でアッツが玉砕・キスカが撤退したというのに民間人がいた。米国を警戒していたとは言えソ連の参戦をほとんど想像していなかったものと思われる。
 それにしてもここで一度は跳ね返したことは戦後処理に大きく効いた。どうやらスターリンは北海道の半分をよこせ、と言っていたのだ。
 日本占領に伴って各国に進駐を割り当てる際、東南アジアでも連合国の談合があり、朝鮮半島は38度戦の北をソ連が、南をアメリカにした。同じ事はヴェトナムでも起こり南は旧宗主国フランスによる連合国、北側を蒋介石と分割して、どちらも直ぐ後にドンパチが始まった。
 こういう戦後処理は、古くは第一次世界大戦後の中東でもサイクスーピコ協定の勝手な線引きがなされて、今日に至るまでの紛争の火種となっている。

 ハタと気が付いたことがある。 国境を考える で記述した旧ドイツ領、カリーニングラード(旧名ケーニヒスベルグ)について、今までドイツは一度も返還を口にしていない。
 そうこうしている内にバルト三国が独立したのだが、誰も何も言わなかったのでロシアの飛び地となってしまった。治安も悪いエリアに成り果てていたのだが、プーチンの離婚した奥さんがここの出身地だったので多少の金が付いたそうだ。
 あの哲学者や数学者を輩出した大学はここにあったのだが最早ドイツ人は郷愁も感じないのだろうか。もっともその前にドイツは分断された歴史が長かった為、それどころではなかったのか。

 日本は完膚なきまでに負けて、多くの犠牲を出した結果占領された。僕は府中のスタジアムが米軍基地の住居時代だった頃の記憶がある。昭和の20年代は東京ですら基地があったのだ(今も横田にエア・ベースはあるが)。
 進駐軍の統治・改革は巧妙に隠された事は広く知られる。当時の文書検閲に多くの日本人が関わっていたのだが、ただの一人も『自分はこうやって手紙を開封して検閲していた』と白状した人はいない。江藤淳の研究でその一端が明らかになっているがそれは凄まじいものだった。教科書は墨で塗られ僕の母方の祖父はパージされた。大方の日本人はこんな苦しい戦争が終わってホッとしたり、始まって以来の敗戦に脱力したりした。
 概して一般の国民は占領政策に従順だった。
 それに対し過激な日本人の対応は三つに分かれる。
 一つは敗戦を奇禍として、アメリカの作法に則って近代国家として出直すことに邁進するグループ。極端になるとアメリカのお先棒を担いでのし上がってしまおうと親米右翼にまで行ってしまう輩も多かった。中には積極的にCIAの協力者もいたと言われている。
 二つ目も、右翼と言えば右翼なのだが、何が何でも気に入らないとばかりの反米右翼でこちらも一定の割合でいた。世に自主独立派という訳で街宣車に乗ることもある。このグループは下手をするとヤバい筋に近づきやすい。
 三つ目は大雑把に左派とくくるのは難しいが、一部言論人に多い反米反日グループ。戦争に対する反省は確かにその通りなのだが、ともすればアジア反日勢力に繋がる傾向がある。
 それらは睨み合いつつ『その看板はもう下ろせない』状態に至って一部職業化して今日に至っている。
 そもそも日本を占領し改革したというアメリカも、緒戦の苛烈さに二度と戦争をさせないという意味で組合結成・農地解放・夫人参政・財閥解体さらに憲法改正をさせたが、戦前日本は三権分立で選挙もやる民主国家ではあったのだ。

 ここで、私なりの結論めいたことを言うのは多少勇気がいる。占領は不愉快ではあったが、多くの日本人の努力で結果としてそう悪くはなかった。戦死者・被害者多くの人々を悼みつつ、無論いまだに憲法問題等を引きずってはいるものの、である。
 占領時GHQの詰問機関の一員として来日し労働基準法の策定に係ったヘレン・ミアーズという女性がいる。この人は日本の研究者で日本史や開戦にいたる満州・朝鮮・中国の国際関係を俯瞰し、開国して欧米の植民地経営(モダニズム)にぶつかった悲劇を証明した。その著書はマッカーサーに邦訳を禁じられた。(『アメリカの鏡・日本』角川ソフィア文庫)
 この人に限らず多くの占領改革者は『理想主義的』で(無論ひどいのも多かっただろうが)未だアメリカ自身が解決できていないことも改革しようと試みた跡が伺える。従って現在日米が抱える諸問題はかえって同時進行的に展開され、時には日本で顕在化した問題がアメリカに飛び火することさえありうるだろう。
 際どい想像だが、仮に戦争を回避したとしても海外領土(北方四島は海外領土としない)、すなわち満州・朝鮮・台湾・南方をコスト的にも文化的にも維持管理できたはずはない。今日のような国境となってことだろう。

 現在世界中が内向きになっている。
 一国単独での安全保障が望めないほど多極化してしまった今、磐石な平和を確保するために、安倍総理はプーチン大統領との関係を保ちつつトランプ次期大統領とも信頼関係を構築して、本年早いうちに三極のキーマンとなるだろう。そのブリッジ役を安倍総理に期待したい。

戦争の終わり方 Ⅱ


 

世界のグチャグチャを考えてみた (今月のテーマ インテリジェンス)

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山の大魔神

2017 JAN 2 19:19:55 pm by 西 牟呂雄

 暮れから三日三晩飲み続けて朦朧としてます。
 お正月の楽しみは箱根駅伝です。
 大本命は青学、対抗は東海大という噂でした。
 今年は伝統校の中央大学がシード落ちに加え予選会でも一つ及ばず涙を呑みました。予選会をCSで見た時は気の毒でしたね、仕方ありません。
  服部選手(東洋)のスパートでトップのリレー、学生選抜がビリで泣きそうな顔(実は苦しい)で走る姿を応援して始まりました。
 2区は長いのでエース対決といわれます。ところが青学のエース一色選手がスパートで失敗し鈴木選手(神奈川)に差をつけられてしまいました。東洋は8位に。
 3区で秋山選手(青学)が越川選手(神奈川)を捉えてトップに躍り出ます。平選手(早稲田)が3位に来てました。ここで早稲田も前に出て2位に。小田原に向かいました。
 4区での順位は青学・早稲田・東洋・帝京・創価・順天堂・神奈川・法政・駒澤・拓殖・中央学院・日体大・日大・東海・大東大・上武・山梨学院・明治・国学院・学連・国士舘となりました。
 
 箱根を箱根たらしめているのは、やはりあの800mの高低差を駆け上がる5区です。ここで山の神・今井正人(順天堂)、二代目柏原竜二(東洋)や 山の魔人(僕の命名ですが) 神野大地(青学)に続くスーパースターは出てくるのか、と画面を見ていました。
 
 青学は予想通り往路で首位、早稲田は途中2分程あった差を33秒まで追いついた好レースでそれなりに楽しめましたけれど。
 やはり『山の神』『山の魔人』と言われるためにはトップを走るだけでは物足りません。できれば10位近くの順位で襷を受けて、あの厳しい上り坂でアレヨアレヨとごぼう抜き(今井選手は11人抜いた)してトップに立つのが相応しい。まあ、全体のレベルが高くなって昨年の青学のように初めから最後までトップでも立派ではありますが。
 今回敢えて根性を見た気がしたのは中央学院大学の細谷選手でしょうか。表情が良かったのは順天堂の山田選手。駒澤の大塚選手も登りをがんばった。順位は2位⇒2位なので目立たなかったですが早稲田の安井選手も随分タイムを縮めてます。残念ながら『山の大魔神』は出ませんでした。
 しかしあの上り坂を駆け上がるのは僕達からすれば気が遠くなるような難行苦行ですが、今回は親子二代で走る選手が二人紹介されました。両方ともお父さんが監督をやってる山梨学院の上田選手と大東大の奈良選手です。やはり特殊なDNAなのかな。

 ところで、僕の姪が青学の陸上部で女子マネ(但し短距離)をやっていて観客の整理に黄色いジャンパーを着て当たっていたそうです。中継所の近くの交差点だったので目をこらして見たのですが分かりませんでした。『アノ娘がいると見にくいんだよね』などと言われる、とこぼしていました。

 あしたの復路は早稲田が意地を見せそうな予感が・・。

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平成二十九年 滋養神社 十大お告げ

2017 JAN 1 0:00:36 am by 西 牟呂雄

新年おめでとう。
 我が滋養教のご本尊、滋養様からの霊験灼たかなるお告げが降りたのでつかわす。

滋養様

高さ1mくらいの手造り鳥居

ひとつ
 本年は天下大乱の年にて日の本栄える。株価2万円を軽く越える。
 年の初め、トランプの風吹き来たりて日の本を越え、東方の国に厄災もたらす。今キナ臭いのは38度線だ。まさかの暗殺まで行くかもしれない。
 トランプを巧みに操るものは世界をリードできる。
 迷うことなくジョーカーを使え、エースを切れ。即ちトランプに旨い汁を吸わせて盾にする。安倍総理はこの手で出だし好調。
 日本もデフレを脱却して空前の好景気に沸く。

ふたつ
 天下大乱の兆し、いよいよ起こる。
 ロシアの猛烈な空爆とアサド派の攻勢でシリアの反政府勢力が壊滅。そして仮想連合軍(ユナイテッド・ネーションズ)が本気でISを潰しにかかる。
 すると追い詰められたISが現在のシリア・イラクのエリアから引っ越してしまう。一部は中国の新疆へ、一部はパキスタンに拠点を移す。
 おかげで中国は大変な事に。
 一方、大国サウジがアメリカ離れを起こしてイランとの緊張関係がひどくなる。

みっつ
 英国でのスコットランド独立運動が盛んになる。もう流れは止まらない。ひょっとして一方的に独立するかも。
 スコットランドは通貨にユーロを採用してEU入りを宣言。するとシティの金融は一斉にエジンバラに逃げ出してロンドンは閑散となる。
 副作用として移民がスコットランドに押しかけるのだが、あまりの寒さにビックリして凍死者が続出。

よっつ
 チグハグ振りに限界が来て民進党が分裂。
 蓮舫代表は党内左派を引き連れて禁じ手の小沢一郎と合流してしまう。
 前原系は維新とくっつこうとするが断られて行き場を失う。仕方なく自民党の岸田派と石破派に『このままじゃ安倍一強で総理になれないよ』と悪魔の囁きを吹き込むが、うまくいかない。

いつつ
 小池塾から都議会への立候補者が乱立する。ところがタマがマック赤坂を初めとしてゲテモノばかりで、議席は一桁しかとれない。
 都民はとっくに冷めていたのだ。
 何だかんだ言って、豊洲にも移転しオリンピックも元の案で進む。
 又、小池系の候補者のスキャンダルを文春が集中的に暴いたのも効いた。

むっつ
 韓国大統領選で彗星のように第四の候補が名乗り出る。この某候補は半島統一・対日敵視政策を強行に主張し、あれよあれよと大統領になってしまう。
 慰安婦合意は破棄され、北には融和策をとる。
 しかし結果的に北に金をむしられて財閥が潰れるハメに。
 
ななつ
 トランプは中国を挑発しまくる。
 閣僚に強硬派がズラリと並ぶので、南シナ海は米艦船のパレード。ついでにオーストラリア・インド・英国の船までやってきて洋上パーティーを始める。後にこれを『アイアン・ビーチ・パーティー』と呼んだ。
 残念ながらさすがに海上自衛隊は行かなかったが、大型水上艇で大量のビールを差し入れる。

やっつ
 キムタクを除いたメンバーでSMAPが復活。某女子科学者も合流してその名もSTAPとなる。
 ジャニーズ事務所はSTAPを潰そうとテレビに猛烈な圧力をかけるが、ネット・SNSを通じて大ブームとなりもう止まらない。
 初アルバム『若返る細胞』はカルーくミリオンセラーとなって、ついにメリー喜多川氏も潰すのは断念する。

ここのつ
 トランプがロシアへの制裁を解除した。同時にトランプ・プーチン・安倍の世界三大指導者が一同に会し、北方4島への日米安全保障条約の適用を解除し生活習慣はロシアと決める。日本は国後までの警察権・司法権を取り引き分け。ついでにタックス・ヘイヴンとなることで、択捉島の温泉は一大歓楽街となる。
 日露の接近に中国がまたまた焦りまくるが後の祭り。

とお
 今上陛下の一代限り退位が特別法で制定される。同時に旧宮家の某青年が愛子内親王との婚約相整い、皇統の男系が磐石のものとなる。
 是を期に憲法改正論が一気に国民世論となる。

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