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テキトー米大統領選挙予想

2020 OCT 2 1:01:04 am by 西 牟呂雄

 いよいよアメリカ大統領選挙である。
 先日の討論会はご案内の通り確かに酷いものだった。そしてトランプの振る舞いに多くの人が眉をを潜め、アメリかの新聞・テレビはこぞってバイデンの方がましだ、との論調だった。今後2回の直接対決を軸に両陣営の選挙戦は激しさをまし、巷間言われる所の中国・ロシアの介入も当然あり、盛り上がりまくることだろう。
 例によって政治的主張ではなく、斜め読みの視線からこの選挙を予想してみるとどうなるか。
 中国はあれだけやられたのだから当然バイデンに乗って、伝統的なアメリカ民主党との蜜月を復活させたいだろう。
 ロシアはなぜかトランプ贔屓で、一説によれば出馬前の不動産屋だった時にモスクワに訪問したトランプをハニートラップで引っかけて弱みを握っているから、イザとなったら脅せるとタカを括っているとか。
 EUは、と言っても私の仮説ではEU=ドイツなのだが、真面目なメルケルはトランプが苦手なのでバイデン。イギリスはジョンソン首相は外見からトランプ。
 日本はどうか。ガースーの腹は読めないが現在の共和党でよかれと思っているのではないかとの見立てだ。
 目下伝えられるのは例の射殺事件以来、アンティチファやBLM(ブラック・ライヴェス・マター)の過激デモがアメリカの分断の象徴のように報道され、トランプの人種感覚や抑圧的な言動に反対する声が強まっているように見える。
 しかしその世論というものは、FOXを除く民主党の息のかかった新聞テレビなのだ。
 私がアメリカで仕事をしたのはニューヨークやロサンゼルスのような大都会ではなく広大なテキサスが中心で、そこでの定点観測から浮かび上がってくるのはあまり流動的でない保守派のアメリカ人達のビヘイビアだった。一般にバイブル・ベルトと言われる田舎者の白人である。有名な進化論を教えない一派と被るホーム・スクーリング(支度学習)の家庭が千万人単位でいるとされる(但し私が会ったホーム・スクーリング出身者は教養ある大卒だったが)。
 何が何でも共和党で、ヒラリーのような政治家が大嫌い。
 相関を調べたことはないがプロレスが好きな人々(ちなみにトランプもプロレス好き)というのが近い感覚だ。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなど読んだこともなく、下品だろうが子供っぽかろうがトランプが相手を罵倒すると無性に嬉しくなる連中だ。
 また、上記アンティチファ・BLMが行き過ぎて暴徒化すれば浮動票がトランプに流れる。ミネソタ州はかのジョージ・フロイド事件の起きたところだが、その後BLMのデモが略奪行為まで引き起こす治安の悪化にたまりかねて首長6人がトランプ指示を表明した。
 対するバイデンは認知症を疑われるほど失言というか言い間違いが多く、次の討論会で再びまくしたてられるとキレるかもしれない。日本では流行らないが、アメリカの選挙は対立候補の悪口を言ったモン勝ちなのだ。
 
 結果はバリバリのトランプ再選である、ナンチャッテ。
 するとわが日本のガースー総理はポスト安倍のレガシーに乗りまくって外交はパーフェクト。2021はコロナも収まり、必ずオリンピックを成功させるだろう。

トランプ 五番勝負

トランプ10番勝負

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Categories:選挙

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