トランプのゴルフにはそそられる
2016 NOV 21 0:00:39 am by 東 賢太郎
今日帰国したが今月は4回海外ということになり息もつけない。今回は風邪でずっと体調不良でセキこんでいてお客様たちにご不快であったろうが仕方ない。土曜日までアポが入っており、なんとかやるべきことは済ませた。ビジネスとは文字通りbusyなものなんで、安倍首相じゃないがやるときに一気に攻めなきゃ意味ないのだ。
昨日のN響はシューマンづくしでP協とラインだったらしい。僕と同様ラインが最愛の曲である長女が行って楽しんだようで良かった。音楽どころでないのを同情されるが、音楽はいつでも僕の人生の最良のパートナーだが主役、主食ではない。だからいつまでもおいしい。
ゴルフがそういう時もあった。そういえばトランプ氏は「ゴルフはビジネスにとって重要な役割を果たしている。私はたくさんの商談をグリーン上でまとめてきた」と言ったそうだ。たくさんではないが、僕もあった。イギリス人だ。パットを沈めてやっつけたときに「わかった」と決まったのだから接待でない。僕は接待ゴルフは大嫌いでしたことがないし今後もしない。
日本のマスコミはトランプのゴルフについて「60台の腕前」と書いているが、彼はウエスト・パームビーチでゴールドティー(6,900ヤード)の66がベスグロでそれは同コースのアマチュア記録なのである。これを60台と丸められるのは運動をまともにやったことない証拠でイチローの肩をレーザービームとするのと同じぐらいのアバウトな神経である。そんな人の記事をまじめに読んでもしょうがない。
マスコミはビジネスなんてもっと恐ろしくぜんぜんわかってないから彼の「不動産王」も極限までアバウトな表現なのである。そんなことで彼の評価が決まってはいただけない。彼は野球とフットボールオンリーでゴルフはウォートンスクールでフィラデルフィアのCobbs Creakというパブリックコースで筆おろししてる。ここは僕も同級生とコンペをやって記憶あるがえらくしょぼい草ボーボーの3流コースだ。
彼のゴルフ歴でなんといっても親しみがもてるのはvery self-taught(完全自己流、習ってない)と言ってることだ。しかしCNNでドライバーのスイングを見たが、おぬしやるな、である。「はじめは友達とやった、それからやり手とやり始めた。そこでゴルフを学び、ギャンブルを学び、すべてを学んだんだ」と言ってる。やり手とはハスラー(hustler)だ。今に至るまであらゆる場所でゴルフのハスラーが一番だと言ってる。
同感である。ゴルフでギャンブルを学んだ。何と救われるコメントだろう。僕は野球と違ってゴルフは麻雀がわりであり、はっきり言って賭けは強い。優勝トロフィーもたくさんあるが遊びでも手抜きは一切しないから握りの賞金で食っていた感じもありかなりその場はトモダチをなくしたろう。たくさん負けてもおりその悔しさで練習して(僕も完全自己流)そうなったから、やはりゴルフのハスラーたち(トモダチなのだが)から勝負を学んだと胸を張って言うことができる。しかしトランプさんのハンディ3と僕の8は雲泥の差、ベスグロで66と75の差だ。間違いなく比べ物にならない(賭けは勝つ自信あるが)。
悪いがオバマは勉強は出来たろうがゴルフがセコそうだ(私見である)。クリントン(だんな)は林で数回も手の5番だったという目撃証言がある。66出すような人は絶対にそういうことはないと断言していいだろう。そんな人間の出せるようなスコアじゃないんだ。最近入社試験で麻雀やらせた会社があるが政治家は選挙前にゴルフやらせたらいい、ウソつきや品性の卑しい者は一発でわかる。そういえば彼は僕にとって思い出深いスコットランドのターンベリーGCのオーナーだ(2020年の全英だったかな?)。なんとも刺激的なおっさんだ。トランプのゴルフにはそそられる。
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