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カテゴリー: ______プロ野球

侍Jが成し遂げた完全試合というものについて

2024 MAR 7 22:22:10 pm by 東 賢太郎

金丸(関大)、中村(愛知工大)は今年からプロでも10勝するかという快投。プロの4人も圧巻。日本人ピッチャーの質の高さを見た。井端の目は確かだ。

継投とはいえ完全試合ばかりは特別だ。侍Jのベンチも浮かれていなかった。された方の不名誉と屈辱を慮ってのことも大いにあろうが、僕は、仮に贔屓のチームが、いや自分がグラウンドでやられたとしてさえも、この聖なるものの前では頭を垂れるしかないかと思ってしまう。これは野球というスポーツだけが持つ侵し難い「聖域」だ。

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井端ジャパンに見た大器の顔の良さ

2023 NOV 18 17:17:31 pm by 東 賢太郎

まだ決勝がどうなるかわからないが、侍ジャパンが台湾に4-0、韓国に2-1、豪州に10-0で勝った。台湾の先発は打てなかったし韓国は守備がそこそこ締まって強かった。豪州戦は5回で5-0で早川が7奪三振のパーフェクトピッチで、相手は空気に飲まれて守備がぼろぼろ。この時点で我が家では「この試合は10-0以下だったら負けに等しい」という厳しい宣告が下されていた。8回1安打コールドで10-0だったからまあ合格だが、早川が完投すれば完全試合もあり得たと思う。この完成されたピッチャーが今季6勝7敗?楽天が弱いのかパリーグの相手が強いのか。明日の決勝は、2016年夏の甲子園準々決勝で木更津総合・早川に3-1で投げ勝った作新学院・今井達也だ。

初四球、初安打を与えてしまったが西武の佐藤は去年の開幕前に「ドラフト2位の佐藤隼輔(筑波大)はオープン戦を見る限り僕の予想をはるかに上回る好投手である。(1位隅田と)2人とも新人王候補で10+10=20勝しそう」と書いた。同年の公式戦の結果は想定外も度が過ぎた。昨日韓国戦で7回3安打の快投を見せた隅田がなんと1勝10敗、佐藤が3勝4敗。昨日今日でこれは球団が変だったことが証明されたろう。どっちもいい面構えになっていたから井端の下で開花を期待する。

藤原、早川のインタビュー。大器だ。ひとつことを迷いなく極めつつある男の顔が実にすがすがしい。自分も野球で育ったから分野を問わずそういう顔が好きだ。実力は一流なのに大舞台でダメな人がいる。可哀想だが器の大きさばかりはいくら鍛えてもだめである。ちなみに日本はいま政治にこそ大器が求められているが、国会中継で見る自民党の面々は総理大臣殿を筆頭に小手先でさばく要領だけのチャラい小物のオンパレだ。何が一流で政治家やってるのか皆目見当すらつかん、こんなのが日本の代表?わけわかんねえ、顔を見るのも不快である。課長代理みたいのを社長にしちゃいかんのだ。勝手を言って申しわけないが主観だからどうしようもない、人間の質というのはどうもならない、ダメな奴はダメだ。

井端監督もインタビューの顔つきがいい。このたび初めて指揮を観させてもらうが、選手の選抜も起用も知将の味がにじむし秘めた熱さも感じる。どこがどうのではない、こういうのはトータルに感じるものとしか言いようがない。ピッチャーだけは別人種だからいいコーチが大事だが、カープファンの僕として最も嫌だった稀代の好投手・吉見は最高の適材と思う。まだ名前も知らない選手も多いがこのチームはやってくれそうだ。

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ものすごく強かった阪神タイガース

2023 NOV 7 18:18:56 pm by 東 賢太郎

今年はディナー等であまり日本シリーズを見られず、見た日も疲れて半分居眠りであんまり記憶なし。仕事がいかに忙しかったか、きっと何年かしてそういう風に思い出すんだろうが、いい試合ばかりでもったいなかった。

どっちのファンでもないが、カープはこんな強い阪神とCSであそこまでよく競ったと思う。オリックスは個人的に世話になってるし中島監督のファンでもあるので勝って欲しかった。第6戦、これが見納めの山本由伸は目を皿にして見た。14奪三振。特にうるさい近本、中野、森下、大山の1~4番から7三振はモノが違うからきっとメジャーでも大成してくれるだろう。第7戦はもちろんしっかり見た。見るというのは僕は習性からピッチャー目線なんで配球とバッターの反応を無意識に見ているように思う。

宮城と青柳。まず青柳はサイドで球威満点だが荒れ球でパリーグにいない。最後にとっておいたことになるが目先を狂わせて3、4回ぐらいで伊藤将、これは素人でも分かった。岡田監督は青柳にこの球場でお前で今年が始まった、だから締めはお前だと伝えたらしいがうまいこと言う。そりゃやる気になる(第7戦はなかったかもしれないんだけどね、いい経営者だ)。で、彼が投げてるうちにノイジーの一発で3点入った。もうこれで安定した伊藤将で思うつぼ。オリックスは焦ったろう。宮城は次の回ゲッツーで終えたかと思ったがリクエストでセーフにひっくり返って森下。前打席で打たれており、一度ほっとしてるので危ないと見たか中島監督はそこで比嘉に替えた。これが森下、大山、ノイジーに打たれて珍しい作戦失敗で万事休す。結果は想定外のワンサイドで7-1だった。

阪神は強かった。去年岡田監督就任のニュースをきいたとき、オリ監督時代のイメージがあってなんとなく愚将っぽく、ああこりゃだめだまた昭和の野球に戻って阪神もアウトだなと舐めていた。

蓋を開けると彼はしたたかな知将だった。ああいうタイプの人は東京人にはそう見えないんだが、いやいやあれが大阪の怖さなんだ。

宮城は予想通り危なげなく立ち上がったが4回、打順二回り目にちょっとした場面があった。3番森下が宮城の絶対の決め球、右打者のインローのクロスファイヤを完璧なミートで三遊間突破。ヤマ張られた感があった。それでだろうか審判がやや広めだったせいか、4番大山は厳しめにいってぶつけてしまう。宮城にあるまじきミスで動揺を感じた。そこで5番ノイジ―。きのう山本の外角高め速球を流してホームラン。あそこは危ない。それを読んで決め球クロスファイヤに張ってるかもしれん。だからそこからスライダーを落とせばボテボテか三振と思った。森捕手がそう読んだかどうか、それが来た。失投でないとても低い球をノイジーはタイミングばっちりでレフトスタンドに。僕には「いらっしゃい」に見えた。事実上これで勝負あった。蟻の一穴は森下の痛烈な三遊間が宮城に与えたショックだったと僕は思う。第2戦でやられていたあの球を狙った阪神の勝ちだ。

このシリーズの岡田采配は森下あってのものだ。この男と最終戦に抜擢した青柳をノセたのが、もし岡田マジックがあるとすればそれだ。彼は言葉を選んでる。凄く重いだろう。データを見ると、森下は公式戦はプロの壁にあたってOPS.691だがシリーズのイメージは0.9ぐらいの感じだった。これとシーズン.859の大山が並ぶ3,4番は、両方1.0代だった3連覇中のカープの丸・鈴木誠也ぐらいの圧が相手投手にかかるだろうと思う。ところが5番ノイジーは.623だからプレッシャーが切れちまう。.837のサトテル5番でいいようなものだしそうした試合もあるし、何より第2戦の宮城にはサトテル5番(1安打)、6番ノイジー(無安打)で正解だった。なんで第7戦はノイジーだったんだろう。何かあったんだろう。そいつが打っちまうんだから岡田マジックだ。

森下というとたしか2020年だったか、こいつ凄いかもと思う事件があった。練習試合で中央大学が巨人の二軍に20-7で爆勝ちして、たまにアマが勝つぐらいはあるがこの点差は目を疑った。打線が半端ないということだ。そのスタメンの4番がDeNAの牧、2番が日ハムの五十幡だったのだが、3番が森下だったのである。その時ボコボコにされた二軍監督は阿部で、彼も中大だ。去年のドラフトは森下とりたかったんじゃないか。

そう、その去年のドラフト。ご記憶にある方も多いと思うが、一番人気は高校生の浅野翔吾(高松商)だった。1位指名は巨人・阪神が激突して原と岡田が壇上にあがって全国的に盛り上がり、原が派手なガッツポーズで雄叫びをあげたのである。そこでやむなく阪神が外れ1位で取ったのが森下だ。その男が日本シリーズで打ちまくって新人最多打点記録でその原辰徳をぬくというおまけ付きだ。大阪の皆さん、災い転じて福となした1年がかりの大逆転劇は痛快だっただろう。世の中こんなもんであり、ちょっと勝ちゃあいいってもんじゃない。若い皆さん、最後に笑った者が勝ちだよ、人生1度や2度負けたり失敗したぐらいでがっくりしちゃあいけないよ。

あの近本だってそうなんだ。根尾、藤原、小園で甲子園が湧いたあの年のドラフト。阪神は1位指名で藤原、次いで辰巳をはずしてがっくり、破れかぶれ感満載ではずれはずれの近本(大阪ガス)を取ったように見えた。TVで見ていた僕もそんな優れた選手と思わなかったし、なにせ会場の球団幹部は明らかに熱量が落ちていて、それをよそに近本が地元で胴上げされてたのが気の毒に見えてしまった。辰巳は楽天に決まったが社高校の2年後輩だ。近本が燃えたことは想像に難くない。あっぱれだ。

まだある。大山もそうだ。2016年は好投手が目白押し。田中正義が1位で5球団、さらには佐々木千隼がはずれ1位の5球団競合と異例の事態になったが、ふたを開けてみるとその2人が同年ドラフトの2大期待ハズレであり、かたや、阪神が金本の英断で1位指名したのは大山(白鷗大)だった。ところが足りてなかったピッチャーを当然指名すると思いこんでいた会場の阪神ファンから失望の声が響き渡った。悔しかった大山は今年リーグ優勝で涙した。

阪神が強かったのは投手陣といわれるが、現役ドラフトで儲けものの大竹が12勝もしたなんてフロックもある。決定的な作戦成功は後ろを固める近本がセンターで、ショートだった中野をセカンドに回し、ショートに木浪を固定して当たったことだと僕は思っている。この鉄壁のセンターライン・トライアングルはカープ3連覇時代のタナキクマルに近づきつつある。ただ要になる捕手が弱い。カープはOPS.893で恐怖の8番打者曾澤がいた。阪神は1年秋から履正社の正捕手だった坂本誠志郎がまだOPS.543で二軍並だが、化けると連覇の可能性が出てくる。

誰も触れないが、讃えたいのは最終回、岡田監督が功労賞の花道を用意して2死から登場させたクローザーの岩崎、ではない。その初球ストレートを狙いすまして、僕が見た右打者のホームランとして最上位かもしれない凄まじい音とミサイルみたいな弾道の一発を左翼5階席に突き刺したオリックスの4番、頓宮選手である。素晴らしい。これぞ男だ。いいものを2023年プロ野球の最後の最後に見せてくれてありがとう!

岡田監督、お見事でございます。訥々とした優勝監督インタビュー、良かったね。感動しました。「いやオリックスは強かったですよ」、この言葉、僕には腹にずっしりと重たく響いた。そして思った。これを岸田総理が言ったらどうだろう? 0.1秒後には吹かなくても飛んで虚空に消えてただろう。

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プロ野球、人生の記憶に残る3試合

2023 OCT 17 13:13:33 pm by 東 賢太郎

僕が野球の記事を書いてるのはすぐ忘れるからだ。東京ドームに出かけてずいぶんたくさん観たが、何を覚えてるかというなら、周囲で一斉に勢いよくオレンジタオルを振り回されてホコリがかなわんなが一番、前の席の女の子がいつも宮国のユニホームで渋いなあというのが二番だ。録画しておいてもみたことがない。要は、終わった試合というのは基本的にどうでもいいのだ。

それでも、一生忘れないという試合が2つある。まず第一は神宮の一塁側で息子と目撃した「七夕の奇跡」。広島が9回に5点差をひっくり返したこれはもはや球界の伝説になっている。

代打新井。「そうか新井さんがいたか!」「なんか打ちそうだな」とつぶやいた記憶がある。打った、入った、茫然。天を揺るがす大歓声。ベンチに戻った新井がはしゃいでない。あの試合はそういうものではなくなっていた。帰り道、地下鉄の中の言葉は「野球は怖いな」だ。あれから6年。小川投手はエースで健在だ。ノーノ―もやった。体も心も強靭な、本当に素晴らしいピッチャーである。

第二に、中村兄と博多に行ったおりに中島兄が手配してくれたオリックス戦だ。9回に4点差をひっくり返した柳田のサヨナラホームラン。まさかまさかという空気だったがやっぱり出てしまった。茫然。ペイペイドームを揺るがす大歓声に花火。打たれたクローザーの佐藤を心配してしまった。彼もその後は難なく立ち直っていたからさすがだったが、オリックスファンの故中村に勝ちを見せてあげたかった。

奇跡の逆転サヨナラホームラン

そして、昨日のパリーグCSファーストステージ第3戦、これはテレビ観戦だが人生三番目に来るだろう。この試合でセカンドステージ進出が決まる。ロッテ小島、ソフトバンク和田と両先発が好投して9回まで0-0の息詰まる展開。しかし10回表にロッテ5番手の沢村が打たれて3失点と予想外のことがまず起きる。万事休す。誰もがそう思った。ところがその裏、代打・角中が10球粘ってヒット。荻野はボテボテの内野安打。まさかとは思ったが次は藤岡。「ホームランないんだよなあ」とつぶやいたら同点3ラン。さらに岡がヒットで打席に安田。ライトはフェンスまで後退。右中間に2ベース。まさかとは思ったが岡が凄い走塁でセーフ。サヨナラ。

中島兄はじめすべてのホークスファンには悪夢だったろうし、仕事疲れで半分居眠りだった僕は仰天し、すぐにオーナー(ほんもの)にショートメールしたら「もうダメだと思ってたよ」と即返事。そしてホークスはすぐに藤本監督の退任、小久保二軍監督が昇格のニュースが出た。そのぐらいのことだった。藤岡は公式戦でホームラン1だ。なんということだろう。どうしてもピッチャーが心配になってしまうが、打たれた津森はマウンドで泣いていた。打った方が見事だったんで仕方ない、野球はこういうことがある。それにしても9回にフライを追って頭を打った三森は大丈夫だろうか。

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セリーグの順位が決まる

2023 OCT 4 22:22:59 pm by 東 賢太郎

今日の最終戦でDeNAが巨人に勝てば2位が確定、広島は3位に落ちてCSは横浜開催になる瀬戸際だった。巨人の山崎投手が9回まで準完全試合の快投を見せて1-0で完封。最多勝の東投手に投げ勝ってくれて助かった。この試合、原監督の最終戦でもあった。2018年から東京ドーム年間席を持っていたので彼の最後の3年を観た。ひとつの時代が終わったのかな。

左が我が予想、右が結果。

1・ ヤクルト       阪神

2・ 阪神         広島

3・ 横浜DeNA       横浜DeNA

4・ 巨人         巨人

5・ 中日         ヤクルト

6・ 広島         中日

なんと我が広島と昨年の覇者ヤクルトが逆であった。新井監督ごめん!

 

ちなみにパリーグは左の予想に対し10月4日現在が右。

1・ ソフトバンク     オリックス

2・ オリックス      ソフトバンク

3・ 楽天         ロッテ

4・ ロッテ        楽天

5・ 西武         西武

6・ 日ハム        日ハム

まだ数試合あるがさてどうなるか。

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壮絶な戦い(ロッテ・阪神戦に感動!)

2023 JUN 6 1:01:28 am by 東 賢太郎

午後11時7分ゲームセット。5時間7分。昨日6回1安打の佐々木朗希に才木が完封で土をつけた壮絶な試合の余熱があったかプロとプロが死力をかけて甲子園決勝みたいなガチンコ。選手はアドレナリン出まくり。見る者はくぎづけ。

どっちもあまり見てないから知らない選手もちらほら。うまいなあ、プロだなあ、とため息の連続。こりゃ何時間でも見ていたい。こんなこと滅多にないからこうして書かざるを得ない、この試合をずっと覚えておきたい。

阪神先発は初めて見る左腕・桐敷、ロッテは小島。まあこんなもんかという感じが一変したのは5回。ロッテが4点取った裏に阪神4番大山が放ったスリーラン。言葉なし。6-4と逆転。すると7回にロッテ5番山口がこれまた激烈なスリーランで6-7にひっくり返す。そして8回に阪神が追いついて7-7だ。

こういう経過で緊迫したのはある。しかしそれだけでここまで感動はしない。

ここから両軍ギアが入ってロッテは中継ぎの東妻が三者三振、坂本が三者三振、横山が二者三振で8連続三振。凍りつくしかない。かたや阪神。岩崎、加治屋、ケラーが凄い球を投げて最後は湯浅が2三振取って終わりと思ったら岡が三振でシメに来た渾身の速球を中前に打ち返して、これはもう本当にプロ。言葉なし。

この試合、延長12回までやったのに阪神はフライがないなと思っていた。いま数えてみたら外野フライ3つ、内野フライはゼロである(ロッテは計9個、普通はこのぐらいある)。150キロ投げる投手オンパレードだからポップフライが多そうだがちょっと考えられない。16個と三振が多かったのはあるが、打者が振りきってコンタクトできてた印象がある。そんなロッテ投手陣から本塁打、二塁打を打った大山がいかに強力な打者かということである。阪神打線おそるべしだ。しかし、その打線をロッテ投手陣がねじ伏せたということでもあり、これまたそれに輪をかけたド迫力。興奮度は相撲にたとえるなら輪島・北の湖の全勝対決。細かいこと書き出したら無限にあるからやめ。こういうものを5時間も楽しませてもらって感動は「神々の黄昏」か「パルシファル」を観たに匹敵する。阪神OB狩野氏の解説は良かった、とても勉強になった。

今年はセリーグはぶっちぎりで阪神だろう。カープ打線、ときどき大量得点で大勝ちするが、それは弱いチームの特徴だ。揺さぶられて術中にはまって当てに行って力ない小飛球というのが目につく。実に情けない。阪神は近本、中野の1、2番からそんなバッティングしてない。新井監督、たのんだよ。

 

東妻 勇輔・・高速クイックで150。梅野、木浪、ミエセス三振

坂本 光士郎・・左で150。ヤクルト時代と別人。近本、中野、ノイジー三振

横山 陸人・・サイドで150。大山、佐藤三振。島田投ゴロ。

攻めまくり。こんなの誰も打てん。ロッテのブルペン強烈。

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プロ野球は本当にいろんなことがある

2023 MAY 13 20:20:12 pm by 東 賢太郎

広島が延長12回表に2点取って4対2。ここまではナイスゲームだった。病み上がりの森下が試合を作り戸根、ケムナ、島内、矢崎、塹江が無失点でつないだ。そこでまかされた12回裏のシメの松本。不調なのかビビったのか知らないが、いきなり丸に1球もストライクが入らない。そしてアップアップして坂本にヒット、重信にまたまた四球で無死満塁。秋広、ブリンソンに打たれて5対4のサヨナラ負けだ。

はじめから打たれたなら仕方ないが、松本くん、ストライクが入らない奴なんてのは170キロ出たってピッチャーと呼ばないのだよ。もちろん人間だからいろいろある。いや、そうだからこそ、戸根~塹江の5人の救援投手全員がテンション高く、まかされた1イニングを必死で零封したのは凄いことなのだ。凄いことの5乗である、超絶の偉業。それをぶち壊したということよ。当然そう思ってるだろうし栗林の仕事は大変なんだろう。大変なんだったら単に役不足でクローザーは降格。それだけのことだよ、理由が技術であれメンタルであれ、プロなんだから。だからできる奴は億円単位のカネをもらえるんだから。

ちなみに10回に投げた矢崎は当たってる秋広を全球ストレートで空振りの三振に仕留めた。振っても1度も当たらなかった。ガンがすべてじゃないが松本は147キロしか出ない。秋広から空振りをとれずレフトに運ばれた。僅差に見えるがレベルは段違いだ。矢崎はどこに投げてもそうは打たれない。松本は打たれるよ。なら少しは頭使ってまともなコントロールをつける練習でもしろ、プロなんだから。島内もそうだったがカーブかチェンジアップか知らんが球速をガクンと落した変化球で空振りをとれるように進化して安定感が出てきた。何も考えんで使われていると先輩たちの二の舞で中継ぎで潰されるぞ。

ところで場外乱闘の話ではあるが、西武のドスコイ男の事件はさまにならんね。WBCもこどもの日もぶち壊し。こいつは男としてもダメだ。メジャー級の本塁打生産能力は高く買っていただけに残念としか言いようがないが、こんなのが大谷を見てどうのなんて人間レベルで語る水準にないよ。野球選手はモテる。酒飲んで少々ふらついてもね、昔なら武勇伝だったかもしれないし息抜きも必要だろうし何もかもダメなんて言う気はないわけだが、それで図にのって甘ちゃんにやってたらひどい目にあうよこれからは。もう少し時事感覚というか、ニュースぐらいは見て世の中の空気考えてね、LGBTなんて野党かと思ったら与党が言いだす時代なんだから。

今回の被害者はお気の毒だしいろんな意味で厳正なさばきがあるだろうし、知りませんでした軽率でしたでは済まない。ただ、本件は別としても、だんだんそういう空気になってくるとこれからはわからない怖さも感じてしまう。男女間のことは基本的に法が介入できない。逆手に取って、法に触れないなら何やってもいいなんて世の中には悪いのもいるのであって、社内のセクハラだって騒ぎになれば(騒いだのが女でも男でも)人生終わってしまう。ならばトラップしてカネゆすってやろうなんて輩も出てくるかもしれない。野球選手は野球しかやってないからウブでもあって、苦もなく引っかかるだろう。ファンとしてそういうものに毒されてほしくないと願う。

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今年のプロ野球予想

2023 APR 1 14:14:13 pm by 東 賢太郎

開幕してしまいましたが今年の予想です。

 

セリーグ

1・ ヤクルト

2・ 阪神

3・ 横浜DeNA

4・ 巨人

5・ 中日

6・ 広島

 

パリーグ

1・ ソフトバンク

2・ オリックス

3・ 楽天

4・ ロッテ

5・ 西武

6・ 日ハム

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元巨人軍の角 盈男投手のお店

2023 FEB 10 23:23:26 pm by 東 賢太郎

恵比寿の駅近にある「昭和歌謡曲バー m‐129」というお店。我が世代には懐しいムード満点でおすすめです。元巨人軍の角 盈男投手が奥さんとやってます。

「あのね、カープファンなんです、すいません」「こちらこそ、カープは稼がしてもらいました(笑)」「そうでしょ、テレビ中継でね、1点負けてて『ピッチャー角』ってアナウンスきくとね、嫌なの出てきたなっていつも思ってましたよ(笑)」というのが初対面の挨拶。

もろ同世代なんで盛り上がり、あのころの有名選手の裏話を教えてくれ、今の野球界の監督事情などええそうだったのかという面白い話が満載。楽しかったですね。1978年にドラフト3位で入団して新人王。巨人のリリーフエースで、オールスターに2回出場、日米野球ではメジャーリーガー相手に7連続奪三振をやった人とは思えぬ気さくさ。ちょっと仕事で疲れてて最高の息抜きをさせてもらいました。連れてってくれたFくん、ありがとう。

これがその店、そのテーブル、その席でした。

https://youtu.be/xbq0y8xtPh0

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祝・ロッテ2軍監督にサブロー氏が就任!

2022 NOV 11 23:23:02 pm by 東 賢太郎

たまたまオペラの帰りに鰻が食べたくなり、大井町の「うなくし」へ行って、そういえばサブロー元気かなと噂してました。なぜならこの店、彼に教えてもらったんです。そうしたらなんと、数日して「ロッテ二軍監督就任」の吉報が!「いままで勉強したことを存分に発揮して強いロッテを作りたいと思います」と心強いメールまで届きました。

今年、僕は優勝はロッテと自信をもって予想したんですが大ハズレでした。佐々木朗希の完全試合は湧きましたが、外人が共倒れで日本人バッターも若手がだめだったのが響きましたね。安田、藤原というと高校時代に全国の野球ファンを熱狂させた、誰がどう見ても日本球界ピカ一の素材なんですが、どうしてヤクルトの村上みたいに伸びないのか不思議でならなかったのです。そこで未来を背負う若手のど真ん中にドンと置かれたミスター・ロッテのサブローさん(いや大村監督)、まさしく絶妙のタイミングですね。

飲みながらきいた「対戦してみてベストの投手と打者」は(前に書きましたが)かなり “意外な人たち” です。そうなんだろうけど、そう見ている目線がユニークで、普通の選手じゃないなと思いましたね。「全盛期の松阪じゃないの?」ときき返すと「彼は得意だったんです。4割ぐらい打ってます」とさらっと言う打撃理論は、ということは、間違いなく凄いものなんですね。それ、興味あったので詳しく教わりましたが、残念ながら僕にわかるようなものでないです。だた、それを伝える語り口がいいんですね、自信とオーラに満ちている。何事であれ、あそこまでやった男は一流です、一味も二味も濃いんです。ちなみに(こうなると企業秘密だろうから書きませんが)「こうやればロッテは優勝します」「なるほど!」という会話もあり、実際に2度の “下克上” 日本一になってるので説得力もあります。あっという間に若手のリーダーになりますね。一軍打撃コーチになる2千本安打の福浦氏とも仲が良く、いまから来年が楽しみです。

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