Sonar Members Club No.1

カテゴリー: 野球

僕の広島カープ愛は海より深い

2022 APR 24 20:20:03 pm by 東 賢太郎

今日はやられたと思った。カープ打線はこのところ開幕当初の起爆力、得点力が見られず、その結果4連敗してしまっていた。DeNAとの当カードは何とか2つ勝っているが、3試合目も取ってはずみをつけたいところだ。

ところが3-3で迎えた延長10回、DeNA牧にホームランが出て4-3とされてしまう。やっぱりだめか。

その裏、ストッパーの三島がマウンドに上がるがコントロールが・・・。よし、いけるぞ。西川、マクブルームが四球で無死1,2塁だ。一番期待できる坂倉だ。外角高め、ボール気味の速球をセンター左に強烈に弾き返して同点!曾澤は敬遠気味の四球で1死満塁だ。

ここで打順は8番ショート小園。このところ、てんで当たってない。疲れてるのか自信が失せたのかどこか痛いのか?あれほど思い切りよく振りぬいてミートしていた速球に差し込まれてる。どうせだめだろう、たのむからゲッツーだけはやめてくれ。

初球。速球を振りぬく。当たった。いい当たりだ。センターフライ。太田が懸命に背走する。あきらめる。サヨナラだ!!

いや、これは嬉しかった。ベイスターズには6連勝だ。

2022/04/24

この試合、本来の殊勲は坂倉だ。延長戦で1点負けの無死1,2塁は緊張する。ゲッツーなら一気にチャンスはしぼむ。今のカープのムードだと負けだろう。ここで打ってくれと全カープファンがはらはらして祈り、打ったら大統領という場面で強烈なヒットをかまし、一打でプレッシャーを打ち砕いたのだから。

勝利に沸くベンチで坂倉がコーチに何か話しかけられ、軽くうなずく場面が画面に映った。「小園で行くぞ」じゃないかなと見ていた。ヒーローインタビューのことだ。小園はお立ち台に一人上がって喜びを爆発させた。ファンとしてたまらないシーンだ。

坂倉 将吾

坂倉だって、去年のセリーグ打率2位とはいえ弱冠23歳の若者である。なのにお兄ちゃん扱いで21才の弟分に花を持たせる。実に素晴らしい。捕手とサードの掛け持ちなど想像もできない難事だが、それを難なくこなしているだけでも凄い。しかも5番を打って、4番が霞むほどの強烈な打球を放っているのである。

これを見て僕は江戸時代の「藩校」を思い出した。たとえば薩摩藩の郷中教育は6歳から23歳までの青少年団で年長者が年少者に学問、徳育、武芸を教える。専門の大人の教師ではなく、自身ばりばりのプレーヤーであるお兄ちゃんが弟を鍛える実践的な教育だ。

絵空事の教育論ではない。なぜなら鹿児島市の街のほんの数ブロックのエリアの子供たちが郷中教育によって育ち、後の西郷隆盛、大久保利通、森有礼、大山巌、東郷平八郎、山本権兵衛になったのだから。

堂林 翔太

カープは伝統的に若手が育つが、そういうことだったのかもしれないと想像するのも楽しい。大枚で釣って他チームの4番打者を獲ってきて使い捨てるどこかのチームがいくら勝ってみせても良き青少年教育にも紳士の鏡にもならないだろう。

そういえば昨日の1番に抜擢された堂林のバックスクリーンへのホームランも最高だ。あれだけ自然体で振ってあそこまで飛ばす才能は半端でない。練習してもできない。インタビューの物言いもいいね、「2年ぶりのお立ち台ですが」といわれてぐっと溜めたところなど、男としてよくわかる。常に気にしている好男子だ。忘れないでくれ、おととしの前半の打撃をやれば世の中に怖いものはないぞ。

上本 崇司

上本は今年の開幕スタートダッシュの文句なしのMVPだ。170センチの体で広陵高で1年からレギュラーで甲子園3回出場。あの厳しい明大でも1年からレギュラーでフル出場。完璧なる野球エリート。さすがである。東大なんか3千人も入るんだ、君のほうがずっとエリートだ。プロではいぶし銀といわれるが、すべての野球の基礎ができてるということ。その自信のほどが打席の表情でわかる。男として本当に格好いい。活躍が最高に嬉しい。

小園 海斗

最後に小園だ。同期である大阪桐蔭の根尾、藤原がいまいちのところ、あたま2つは抜けている。気持ちいいだろう。性格がアグレッシブで、一球必殺の思い切った振りで仕留める、あれは根尾、藤原ですらできないのだから才能としか考えられない。開幕ダッシュのもう一人の立役者だ。それでも打てなくなる。小園が悪くなったとは思わない、ああプロって凄いんだなあと思うだけだ。3番が8番に降格になったが、まあそんなもんなんとも思ってないだろう。我々ファンもなんとも思ってない。21の若者がグラウンドで暴れまくる。それだけで楽しくて仕方ない。エラーしても三振しても、ああこれで小園はひとつ賢くなってくれたな、そう思って見てる。でも今日で乗り越えるんじゃないか、思いっきり自己肯定的に行って2倍にも3倍にも成長してくれ。

こうして書いていて思う。僕の広島カープ愛は海より深い。

 

佐々木投手、あっぱれの「型破り3球勝負」

2022 APR 16 23:23:56 pm by 東 賢太郎

先週は完全試合を初めて見た。生きてるうちに遭遇できてよかった。ノーヒットノーランは完全試合の「四死球・エラーはOK」バージョンと思ってる人が多い。たしかにそうだが、難易度は段違いである。ノーノーは四死球を45個も出していい(3つ出して2人牽制で刺してまた2つ出してあと抑える×9回)。甲子園の松井秀喜の5連続四球みたいに強打のクリーンアップ3人を3回とも申告敬遠してもいい。

完全試合はそうはいかない。まず「無四球」という縛りがピッチャー的にはキツイい。つまり高低・内外角のボールゾーンの出し入れでごまかして、だめなら歩かすという手が使えない。内角は攻めたいがぶつけたら終わりだ。つまり、「ストライクゾーンで勝負する」必要がある。するといい当たりが出て野手がエラーしてしまう危険も増す。だから83人・94回あるノーノーのうち、完全試合は16人・16回しかないと思われる。

しかし僕の注目はもうひとつある。普通は完投すると120~130球というところだが佐々木の球数はたった105球だった。これは1打者平均3.9球で、ほぼ全員に3球勝負しないとこうはならないだろう。いや少なくともストライクか否かはともかく打者は「3球勝負」と思って振ったと思われる。型破りを超えて革命と言ってもいい。日本では0ー2になると「遊び球」といって1球はずせといわれるからだ。

短い間合いでポンポン投げられオリックスの打者はテンポに面食らい、遊び球もないから考える間がなくフォークに引っかかってバタバタ三振したように見えた。160キロの速球を恐れて早打ちしたせいもあろうが、それを見越して逆手に取った奇襲でもあり、若者コンビがぐいぐい「圧」をかけながら攻めまくり、押し倒して粉砕してしまったような印象だった。

あしたまた佐々木がマウンドに登る。当たってきた日ハム打線がどう出るか楽しみだ、攻撃の奇襲もあるのだろうか。

 

 

佐々木朗希、完全試合を達成!

2022 APR 10 17:17:00 pm by 東 賢太郎

感動で言葉なし。凄いものを見せていただきましたありがとうございます!とオーナーにショートメール。佐々木君20才、キャッチャーの松川君18才、凄い、あまりに凄すぎ。

僕が国学院久我山高校を応援するわけ

2022 APR 4 21:21:58 pm by 東 賢太郎

自分の嫌な所というのは誰しもあえて見たくないものだ。だからだろうか人間の脳はうまく出来ていて、嫌なことがあるとその記憶は徐々に消そうと作用するらしい。過去は時がたつほど美化されてゆくということなのだろう。

先だって、春の甲子園大会で東京代表に選ばれた国学院久我山高校がベスト4まで勝ち進んだ。同校には思い出がある。準決勝の大阪桐蔭高校戦をテレビで観戦しながら、僕はある出来事を思い出していた。

九段高校に入学したその年、新チームでのぞんだ東京都秋季大会の1回戦で、はじめて公式戦の先発マウンドに立った相手が同校だった。試合は9対0で完敗して実力差を思い知ったのだが、出来事というのはそれではない。

それを知ったのは35年後に学士会館であった高校の同窓会でのことだ。海外暮らしを終えて帰国した僕は卒業以来はじめての参加である。18才の顔しか覚えがない。でも確かに、集まった見知らぬ初老の男女はあの時の面々だった。

岡崎が「久しぶりだな」とやってきた。そこでいきなり「東、あんときはゴメンな」と語りだした意外なことは、僕をとても驚かせた。それは以前のブログに書いた。だがここに書くのはそれではない。さらに驚くことがあったのだ。

岡崎は中学からの野球仲間で、高校では1年から新チームの二塁手に抜擢された。「えっ、なんだよ?」「ほら、4回ぐらいにさ、お前が苦労して打ち取ったゲッツーのショートゴロさ、宍戸さんのトスを俺がぽろっとやっちまってよ」

覚えてない。えっ、どの試合だったっけ?言いかけたが、やめた。そうも言えない雰囲気が岡崎にあったからだ。彼は「あんとき」で僕が当然わかると思ってる。それどころか、ずっと怒ってただろうと思って謝ってるわけだ。

それをわからなかったことに、僕はいま罪の意識がある。なんて申しわけなかったんだろう。「おいそんなのもういいじゃねえか、飲もうぜ」と肩を叩いて話題は変わった。三菱地所勤務だった岡崎は元気だったが、その数年後に他界した。

あの同窓会から22年。のど骨のようにひっかかっていたそれがついにとれた。

テレビにかじりついて応援している国学院久我山が、無双の強さで全国優勝することになる大阪桐蔭に押しまくられ、想定外の劣勢である。たしか3回に5点取られて8対0になった時のことだった。

岡崎のアレ、国学院久我山戦の出来事だったんじゃないか?

不意にそんな気がしてきた。懸命に記憶をたぐる。だめだ。あの試合、いいことなかったから脳が消したんだろう。覚えてるのは3回まで0対0で行ったのに中盤からがんがん打たれ、7回で9対0でコールド負けした、それだけだ。

13対4で負けてベンチに帰る久我山の選手をテレビで見ていて、もう一つ思い出した。そういえばあの時、先輩に「馬鹿野郎、負けたら悔しそうな顔しろ」と怒鳴られたことだ。大敗したのに僕はひとり清々としていたらしい。

そういえば。。。

岡崎は言った。「あんとき、お前が滅茶苦茶がっくりきた顔しててよ・・」。そうだったのか、全力で投げてゲッツーと思ったらイージーミスでキレてしまい、もういいやとなってしまったような、なんとなくそういうココロの記憶はある。

嫌なことだが、そういうことは僕には「あるある」なのだ。強豪相手だから負けは覚悟だった。だからそれじゃない。脳が記憶を消したかったのは、自暴自棄になって「打たれても構わん」になっちまった不徳のことだったのではないか?

岡崎が二塁から見たもの。走者一二塁から僕が崩れ、ダムが決壊したみたいになって、野手として打ってもやれなかったことか?でなければ彼が責任を感じ、がっくり顔を覚えていて、35年もたって謝りにくるはずないではないか・・・。

どの試合かすらわかってないのに「そんなのもういいじゃねえか」で終わることは、今なら絶対になかったと天国の彼にいいたい。甲子園いっしょに見ながら我々のあの試合についてもっともっと語り合いたかった。

岡崎は中学で僕に「野球人間オズマ」とあだ名をつけた。「ぜったい硬式やろうぜ」と誓ったら高校が学校群で同じになった。それも嬉しかったが、彼と同じチームで野球ができることはその百倍も嬉しかった。

15才の出来事の真相を67才で知った間抜けな男。真剣に野球をやった男がエースと呼んでくれた不甲斐ない男。彼のプレーも球筋も「いこうぜいこうぜ!」もくっきり覚えてるが、そっちの記憶も僕は墓まで持っていく。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

広島カープ、敵地で開幕カード三連勝

2022 MAR 28 13:13:30 pm by 東 賢太郎

中日ドラゴンズの立浪監督が「野球はケンカ」と言ったらしいが、その通りと思う。きのう巨人を最終回の2点で逆転した初勝利はその気迫だったのだろうが実は見ていない。広島・DeNAの終盤が凄いことになっていて目が離せなくなっていたからだ。大興奮の決着をむかえたら「はやくはやく、焼肉行くよ」ってことになっていて、おかげで前日に壮絶な相撲で高安を破った若隆景の優勝決定戦を忘れてしまった。昼間は甲子園があるし忙しいったらない。

14日目の若隆景は平幕優勝のかかる高安の強烈な突き押しに一気に土俵際に追い込まれたが、怒涛の逆襲で寄り切りで勝利した。やばい相撲だった。NPBの方もこの開幕3連戦は、7点差をひっくり返して阪神に勝ったヤクルト、6点差を逆転してオリックスを倒した西武と、同じようなことが起きた。男というのは動物界を見てもケンカに勝たないと子孫は残せない。暴力はいかんと言っても仕方ない、本能なんだから。さすがにヒトがそれじゃあまずいので、その代わりにスポーツがあるというのが僕の基本観だが、各地で壮絶なケンカが行われた。

大興奮と書いた広島・DeNAの第3戦。横浜スタジアムは改修して3万人の観衆で湧いている(この球場はこれで満員。そういえば焼肉屋もびっくりの大盛況で2年ぶりの満員だったが)。2連敗して今日こそはというDeNAファンの熱気のなか、4-4で迎えた8回裏、再起をかけた中崎が登板したのだが、先頭の牧に初球をあっさりホームランされてしまう。カープファンはこの球場の終盤に良い思い出がないし、もうだめか、中崎もツキがないなと思った人が多いだろう。

ところがそうでなかった。9回表、DeNAも再起をかけるストッパー山崎が出てきて、その初球。坂倉がひっぱたいた真正面のショートゴロを捕った大和がなんと足がもつれて尻もち。草野球のおじさんじゃあるまいし、あんなのは見たことない(ちなみに大和の守備は本来はうまい、打球が強かったんだろう)。ラッキー!そこで登場した代打・堂林。おい、何でドーちゃんなの?そうかバントか、でもそんなにうまくないだろ?そこで、明らかにサインの出てるバントを2球も空振りするのである。ツーシームとはいえ。坂倉の気迫が燃やしたせっかくの火が消えかける。なんだお前は、もう帰れ!追い込まれて苦しまぎれのバスターから何でもないショートゴロ。ああゲッツーだ、終わりだ。と思ったが、何が起きたのか、今度は二塁の牧の送球が遅れて1塁セーフである。

次の末包には代打・曾澤を送る。ツーシームは初見じゃ打てないからこれは順当。山崎のストレートは150キロ出てたし悪くない。押し込んでる。しかしツーシームは曲がりが早いのか見切られていて、当たり損ねのサードゴロだったが二死二塁となる。再度、ゲッツーじゃなくて良かった。ここで8番上本だ。当たってる。というよりオーラ、殺気がある。いま、いちばん何かやってくれそうな男だ。ちゃんととらえてセカンド牧の右に強めのゴロ。菊池なら難なくアウトだが、そうはいかず内野安打。これもラッキーだ。そこで迎える9番・長野。ストレートは全部ファウルし、ツーシームは見切って振らない。さすがの「圧」で四球をもぎとった、これがデカかった。二死満塁。嫌なものを感じたのだろう、三浦監督自らマウンドへ向かう。1番・西川。外野は1点もやらない前進守備。

習性でバッターの顔つきを見る。上本、長野、西川。緊張のサドンデスの局面だが、何かやったるぜという感じだ。打者は10回打って7回は失敗するんだが、逆に思えてくる。西川もストレートは遅れてた。だから捨ててたらしい。捕手(戸柱)は直球で押せばいいのに1-1から狙ってたツーシーム。落ちきらないのを拾われて前進のセンターを超える三塁打。この3点で勝負あり。マウンドに殺気が残ってたのか、7-5の2点差なのにクローザー栗林もちょっとおかしい。四球ふたつで一死一二塁としてしまい、佐野、牧、宮崎のクリーンアップを迎え、一発出ると逆転サヨナラという最悪事態となる。昔の悪夢がよぎる。結局、牧にタイムリーが出て1点差とされるが佐野、宮崎は内野フライで試合終了。手強かった。守備の差で勝って、勝ち星は心配した中崎についた。

たかがひと試合でこんなに人間ドラマがあるのだから野球は面白い。牧は守備がこれからだが打撃は本当にいい。去年、栗林がいたんで新人王をとれなかったが、そうでなければ満票で当確だったのが気の毒でならない。DeNAのクリーンアップ(佐野、牧、宮崎)の圧は巨人、ヤクルトなみだと思った。そこに外人ふたりが復帰して二番、六番に座ったら12球団最強である。しかしケガが多いのと、残念ながらピッチャーがいない。でも昨日の先発・坂本は初めて見たが良かったし、最下位予想してしまったが怖い存在である。

この3連戦、カープ打線は何やら気迫が違う。かつて見ないほど振りが鋭い。オープン戦でそう感じたのは小園と上本だけだったが、いまは全員だ。やっぱり「鈴木セイヤが抜けてだめだろう」と解説者が軒並み最下位予想して、この野郎と思ったのがあるんじゃないか。セイヤは数字はメジャー用にちゃんと帳尻合わせたけど、べつにいい所で打ってなかったからね、いなくても大丈夫。かえって全員が奮起してケンカが強くなってよかった。ホームランはあんまり出ないけどね、今年はピッチャーはそこそこ行けるんで、坂倉みたいに内野が尻もちつくぐらい強い打球を打ってれば何かが起きる。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

BIGBOSSはビジネススクールのケースになる

2022 MAR 27 12:12:58 pm by 東 賢太郎

プロ野球が始まると無性にワクワクします。もちろん僕はいつでも広島カープ中心なんですが、どのカードを見ても最高に楽しい。そこに今年は西室オーナーの日本ハムファイターズが球界の話題をかっさらってる、これ大歓迎です。パリーグの応援はロッテになるけど、個人的におおいにワクワクがあるのです。それを書きます。

西川、中田、太田、秋吉の大駒4枚流出を2軍で補うなんてのは飛車角落ちの将棋みたいなもんです。オーナーには悪いが、楽天球団ができた年にボロ負けしたあそこまでの戦力差とはいわないけれど、まあ甲子園でいえば大阪桐蔭と21世紀枠の高校ぐらいにはなっちゃったね。そこでド派手なパフォーマーで客寄せにはなる新庄監督をもってこよう、新球場のカネもかかるしってのはわかる。でもどうせパンダだろうとバカにしてたわけですね、僕も世間も。

ところが色々ニュースが出るにつけ、BIGBOSS、見かけ倒しでもないぞ、策も情熱もあって結構いいんじゃないの?となってきた。個人的には、野球に限らずですよ、今の沈滞した日本にはこういう型破りな男が必要じゃないかと思ってたところです。それも左翼の壊し屋じゃなくてね、伝統と礼儀はしっかり心得た上でですね、爺さんに気兼ねしなくていい立場で若者のリーダーになってという場を設定したのはとてもえらい。しかも、そのBIGBOSS、よく見るとしっかり合理的な野球をやってる。

えっ、合理的、ハチャメチャだろ?といわれてますが、そこは僕は野球経験者として感じるところがあるのです。彼はたぶん2年やる気でしょう。今年は自分が「うつけ者」を演じて風よけになって若手に思い切りやらせ、来年優勝と思ってるんじゃないか。オープン戦とはいえ、選手に監督やれなんてのはあり得ないですよ。それで勝てばお前いらんになるしね、実は勝つはずないと思ってる。だから打順もガラポンなんておどける。でも野村監督の下にいて彼自身が俺が監督ならってのはあったんだろう、そうやって選手たちにも当事者意識もたせようってことではないでしょうか。

ドラ8新人の開幕投手。これ、凄いことです。2年計画ならスター即製栽培しかないでしょう。期待に応えて2回ゼロに抑えた北山投手の度胸にも感服しましたが、彼は彼でチャンスをくれたビッグボスを一生尊敬するでしょう。そしてその気持、若手投手に伝染しますね、すると、それが成長促進剤になる。私事で恐縮ですがそう感じるんです、というのは僕の初先発は高1の秋季大会で相手はいま甲子園でベスト8の国学院久我山でした。9-0で負けたけど3回までゼロで抑え、これ、野球に限らず人生でどれほど自信になったかわからんです。起用してくださった監督はいまでも神です。

日ハムの現有戦力でどう勝つか?これ、毎日考えてる僕のビジネス戦略にそっくりなんです。そのまんまビジネススクールのケーススタディにしたいぐらいにいいテーマですねえ、将来に起業したい若者はそういう目線で日ハムのゲームを目を凝らして観たらいいね。義経のひよどり越え、信長の桶狭間、これは終わったことだけど、こっちでそれぐらいのことがあるんじゃないかと思えばワクワクするでしょ、そういうココロと想像力がないとね、勉強や知識だけじゃ起業なんかできませんよ。

新庄さんはもし優勝したらぜひ国会議員になって、次は日本国をガラポンで強くしてほしいですね。特権、利権にしがみつくだけの爺いや婆あには到底無理、もはや百害あって一利なしです。僕は人生かけて世界の金融の一線で戦ってきた戦士です。断言しますが、もう確実に世界はそういう時代になってます。時の流れに逆らっていれば国ごとだめになって不幸になるのは今の若者の皆さんです。

なぜ「平成は大没落の暗黒期」になったのか

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

今年のプロ野球順位予想

2022 MAR 25 9:09:58 am by 東 賢太郎

いよいよ今日、プロ野球公式戦が開幕します。中島さんにならって僕の予想を公開します。ちなみに我が家は全員が順位とタイトルの予想を紙に書いて提出します(全部当てたら賞金)。去年はセパとも前年最下位の優勝で、両方当てた人はまずいなかったでしょう。プロは力が大差ないので「新加入の外人」と「ケガ」が2大攪乱要因です。こればっかりは誰もわかりません。例えば去年でいうと、全くの未知数だったオスナとサンタナが大当たりで主力に大きなケガ人が出なかったヤクルトが優勝、逆に外人が手薄で吉田がケガしたオリックスの優勝は中島監督の采配あっての勝利だったと思います。

 

セ・リーグ予想

  1.  広島
  2.  ヤクルト
  3.  阪神
  4.  巨人
  5.  中日
  6.  DeNA

 

パリーグ予想

  1.  ロッテ
  2.  西武
  3.  日ハム
  4.  オリックス
  5.  楽天
  6.  ソフトバンク

 

セ・リーグについて

広島は①去年は外人が大ハズレで日本人だけで戦った②5月にコロナで交流戦はボロボロの最下位だった(3勝12敗)③中継ぎが弱く逆転された、という体たらくで、それでも4位だった。①-③とも去年よりましで、これが鈴木の穴を埋める。特に③は中崎が復活し、森浦、島内、コルニエル、松本(新人)、矢崎にターリーが加わってクローザーが栗林。先発は大瀬良、森下、九里、床田、黒原(新人)、野村、遠藤、玉村、小林にアンダーソンが加入。この投手陣は12球団でも上位。問題は打撃ですが、新加入のマクブルーム(昨年の3Aホームラン王)が打てば鈴木の穴は完全に問題なし。ヤクルトは後ろの投手陣が疲れてるので12回制が裏目に。阪神はクローザーの穴は埋まらず、日ハムと対照的に監督がやめると宣言して盛り下げてるので減点。巨人は坂本がケガすると彼の穴埋めは誰もおらず岡本の打撃にも響く。中田は年を通しては打てない。両翼の外人はあまり脅威には見えず、投手は先発が手薄で菅野が勝てなければ最下位もある。中日は投手力がNo1だが打撃は迫力なく、外人はビシエドしかいない。DeNAは投打とも故障が不安(去年、ソト、オースチンの来日が遅れて泥沼の連敗)。

 

パリーグについて

2位だったロッテは佐々木朗希が10勝は積み増し、外人2人が健在ならいける。日ハムは前回の稿で「なんでこんなピッチャーがドラ8まで残ってたんだろう」と僕に書かしめた新人・北山(京都産業大)がなんと開幕投手でびっくりである。あえて書くが、僕はこのピッチャー、新人王候補とさえ思うが世評は全くそうでなく、かように現状の戦力分析はあてにならないのでビッグボスの眼力を信じたい。明日、ソフトバンクは千賀なので分が悪い。ならば誰も見たことない北山でスタートして打順一回りを抑えて替えてしまい、負けても相手に嫌~なものを残すという作戦か。野球界の常識、旧弊をぶち破らないと若手軍団に勝ち目はなく、これ、実は源義経も採った合理的戦略であるし、お客は最高に楽しい。新庄監督、歯車がかみ合えば勢いで優勝もありだ。オリックスは去年は中島采配の意外性で攪乱できたが今年は研究されてそれが消え、打線はマークがきつくなるので厳しいだろう。もともと投手はピカ一だが点が取れなくてドベのチームで、ケガ人が出るとそれに戻りかねない。ソフトバンクは、主力が年齢的にピークを越えており転換期だろう、今年のラインアップだと外人、抑えに往時の迫力がないので新戦力が出ないと夏以降が苦戦と予想。ただ監督力が未知数で良い方に出れば楽勝でAクラス。楽天は投手の厚みがある上に打撃は侮れないが、ここも同様にベテラン主体で故障が不安で監督力は落ちる。一方、西武は監督が折り紙つきでありドラ1,2位の左腕が大当たりで、若返るし左腕不足まで一気に解消。1位の隅田は世評通り星が読め、2位の佐藤隼輔(筑波大)はオープン戦を見る限り僕の予想をはるかに上回る好投手である。2人とも新人王候補で10+10=20勝しそう。野手は愛斗に注目。山川の復活次第で優勝があり得る。

以上、贔屓目ありで自信はまったくなしですが。皆さん、今年もプロ野球を楽しみましょう!

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

新庄ビッグボスはあなどれない

2022 MAR 13 22:22:51 pm by 東 賢太郎

2月27日、名護で行われた日ハム・広島戦。ハムの今川優馬選手が放ったレフトへのホームランが物凄く印象に残っていた。たまたま彼が大学卒でドラフトにかからずJFEで2年プレーして昨年のドラフト会議を迎え、家族全員でハラハラ見守って6位で名前が呼ばれた瞬間お母さんが泣きじゃくっているビデオも見ていた。高校でホームラン2本の選手がこれ?信じ難い、そのぐらい「やばい」ホームランだった。

その彼が一昨日の広島戦でコルニエルと対戦。日本2位の165キロを記録した剛球投手で見ものである。打つかなと思ったら打った。スリーラン。文句なしのスイング。あっぱれとしか言いようがない。チームはここで一発欲しい、本人も狙ってる、構えを見て打ちそうだ、そういう時にちゃんと打つ。誰でもできることじゃない。すごく気になる男である。

今日の同じカード(マツダ)。0-0で引き分けだ、カープは投手が良かったが打線は実にショボい。つまらねえ試合だと思った9回2死、まったく期待しなかった上本が引っ張って快心のサヨナラ3ラン。度肝を抜かれる。そう思ったのは仕方ない、彼は一軍でたぶん一本も打ってない。狙ってはいなかったろうが、たかが一本されど一本であって、こういう所で打つってのはやはり誰でもできることじゃないのである。

そうしたらビッグボスの新庄監督がその上本を大きな拍手でたたえていた。カープファンへのサービスだろうが、野球選手として敵味方関係なく「そういうもの」もあったに違いないと胸が熱くなった。まさかの負けであれはなかなかできないと思う。負けた試合後に相手からナイスピッチと言われたことがあるが、これは本当に嬉しいもので、野球を愛する者同士の本音の言葉でずっしり重く一生ものだ、いまだにその場面まではっきり覚えている。

上本に打たれた望月をビッグボスは「俺がフォークを投げさせた」とちゃんとフォローしてる。彼は選手に監督させて1塁コーチャーをやったりもする。奇をてらってるのかと思ったが、僕も高校時代にサードコーチに立って試合が良く見えると思ったことがある。そういうことなんだろうか?新庄おそるべしだ。万波は顔つきが変わったし今日の先発の立野も良かった。清宮の瘦せ方も半端ないし盗塁をさせるとは!昨日最後に1回だけ投げた新人の北山(京都産業大)、いいねえ、なんでこんなピッチャーがドラ8まで残ってたんだろう。

さて、カープについては色々思う所がある。これは別稿にしよう。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

江川卓のたかされ( 公式チャンネル)に登録する

2022 FEB 23 17:17:56 pm by 東 賢太郎

ロシア国がお騒がせだ。ウクライナも五輪も。プーチンはツァーで習近平は皇帝だ。国際社会が「いかがなものか」なんて言っても関係ない。そういう目線にいるのだろう。目線というのは大事だし、どうしようもないのはわかる。はた迷惑は良くないが、そういうのと無縁な所に “自生” するものを目線というのだ。

ロシアはメダル主義だ、だからドーピングするんだというが、僕はあれは文化だと思う。コサックダンスはウクライナの踊りだし、ダッタン人の踊りやガイーヌの剣の舞も、ああいう「飛んだり跳ねたり」はロシアが譲れぬお家芸なのだ。その目線だとフィギュア金メダルは当たり前。負けは辞書にない。これもわかる。

フィギュアの15才という年齢制限の引き上げにはメダリストの鈴木明子さんが賛成していた。理由は早く潰れて本人もお客も不幸だから。これもわかる。ここから目線の話になるが、僕も投げ過ぎで16才でケガして大好きな野球が終わった。人生いまだにこれ以上の不幸はない。目線はそのままだから学校やめようと思うぐらい落ち込んだ。学業とかでいろいろ抵抗はしてみたが、いまもって回復できずそのままだ。

この気持ちは誰もわからない。ところが、そんなところ、江川卓さんのyoutubeを偶然見て涙が出るほど感動した。1学年下だが「さん」づけだ。

高めのストレートは投手のプライドである

「江川対山本浩二の決戦」、書いたようにワクワクしてテレビで見ていまだに目に焼きついているそれをyoutube(江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】)で江川さんがしゃべってる(11球投げたらしい)。

河原の石投げでスピンを覚えた、スピンのかけ方(同じ)、2シーム興味ない、カーブだけ、金属バット関係ない(どうせ当たんない)、14日連続ゴルフ、長嶋茂雄の桜散る事件(勝てない、そういう人いた)。いやもうあるあるだらけ。

野球はいろんな方と長話をしたが、打者の人の感覚は経験がなくてよくわからない。プロの投手の方もおられたが、いまひとつしっくりこない。理由は簡単、どうも目線が違うのだ。レベルは雲泥の差だが、江川さんは割と似た興味で野球をやってたかもしれないと思うのと、それ以前にものの考え方が似ているかもしれないという感じがある。ゴルフはハンディ6までいってもうやってない。僕は8まででもうやってない。そういうところだ。ぜひ理由を聞いてみたい。

 

P.S.「江川のストレートの握り方」

僕もまったく彼と同じ普通じゃない握りだった(回転のかけ方も)。河原の石投げ派はこうなるんだろうか。とても誇らしい。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

史上最高の日本シリーズに感謝

2021 NOV 28 15:15:52 pm by 東 賢太郎

ヤクルト強かった。オリックスも強かった。もの凄い試合を6つも見せていただいた。両チームに感謝。ほんとうにありがとう!!

全試合がサドンデス、甲子園の決勝みたいな緊張感でしかも僅差。最後は摂氏7度の屋外で、そこまでの5試合を象徴するような1点を争う5時間の延長戦。文句なしに史上最高に面白い日本シリーズだった。

史上最低の日本シリーズだった去年のあれ、今更ながらあれは何だったんだろう。しかも去年セパの最下位だったチーム同士によってこれだ! だから世の中は面白い。なにせ去年の11月23日には怒ってこんなものを書いていたのだ。セリーグの野球を真剣勝負で「浄化」したヤクルト高津監督の功績は大きい。

交流戦やめるなら日本シリーズもやめろ

戦前の我が予想はオリックスの4勝1敗。ヤクルトに張った娘に負けてしまった。オリックスの先発陣は期待にたがわぬ盤石ぶりだった。しかし打線がヤクルトの先発陣を予想以上に打てなかった。狂わせたのは捕手じゃないかといわれればそう思うしかない。従って中村がMVP。このジャッジもお見事。スッキリ明快。何の疑問もなしだ。

いくつか名場面があった。第5戦を決めたアダム・ジョーンズのホームラン。みんな差し込まれたマクガフのインハイ速球をレフトへ持っていったあれは、「腰を先に開いてフェアゾーンに入れた」と解説を聞いてもわからず、ビデオがもう一度出てやっとわかった。さすがメジャーの大物だ。

惜しまれるのはオリックスがヒギンズ、ラヴェロ、モヤにこだわったこと。サンタナ、オスナとの差は歴然だった。マクガフも去年は大したことない投手だった。普通なら石山をクローザーにするだろう。海外を渡り歩いた高津監督の外人コミュニケーション・パワーあってのことだと思う。

中島監督は最終戦に能見を村上にワンポイントでぶつけて打ち取った采配は感動。球が走ってた富山は代えなくて良かったなあと残念。あのままなら左―左で川端がどうだったか。吉田は肩が痛い?レフトは失敗だった、DHだったなあ、でも期待ほど打てもしなかった。やっぱり中村捕手が一枚上手だったと思う。

願わくば昨日はオリックスが勝ってもう1試合、奥川と宮城でお願いしたかった。そのぐらい価値あるカードだった。いよいよ悪夢の野球ロスの季節に突入してしまったが、いつもより1カ月短いのは福音だ。それだけでもオリンピックあってよかった、菅さんのおかげだと思おう。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

▲TOPへ戻る

厳選動画のご紹介

SMCはこれからの人達を応援します。
様々な才能を動画にアップするNEXTYLEと提携して紹介しています。

たむらあやこ
久保大樹
深田崇敬