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脳は疲れない

2017 SEP 13 16:16:00 pm by 東 賢太郎

親に感謝するのは頭痛がないことだ。脳みそに痛覚はないらしいから頭痛なんておかしいとも思っているが、理屈でそうなのではない、ほんとうに頭が痛くなったことがないのだ。だからこういう話は個人差があるのだが、僕の自覚としては、脳は寝ないし疲れもしないと思っている。

疲れたと感じるのは目や手足など体の部位であって、飛行場に例えれば脳が管制塔で体の各部位は飛行機だ。飛行機から不調(疲れ)のシグナルを受け取ると管制塔は危険と判断して飛行機の離着陸を全部ストップする。これが睡眠であり、だから眠いというのは脳が疲れて動きが鈍った「脳疲労」状態ではなく、管制塔が能動的に体の活動を止めていくプロセスと僕は解釈している。

だから脳は疲れないし、睡眠に入っても脳は寝ていないと経験的に感じる。覚醒時に「覚醒している」と脳に認識させるすべての機能(飛行機)が格納庫に入ってしまっているから認識がないだけで、管制官は活動している。もし管制官まで作業停止してしまったら飛行機を滑走路に出す指令がもう二度と出ない。それが死なのではないか。

だから「覚醒の質」は変わる。たとえば最近僕は視力低下に加えて飛蚊症で視界が汚れてクオリティが落ちた。すると、どうせ見にくいのでだんだん細かいものを見ようとしなくなるのだ。それが習性化してくる。覚醒は飛行機からの管制塔の情報の集大成だから、そういう姿勢は覚醒の質を貶めてしまい、きっと生活態度や思考の密度や、ひいては性格まで変えてしまうのではないかと感じている。

それは足腰が弱れば歩くのがおっくうになって、近場なのに車に乗って歩かないからますます足腰が弱るのと同じ現象だ。足の衰えぐらいは自覚できるが、覚醒の質というのは気づきにくい、いやほとんどの人は考えもしないだろう。足腰の衰えの末に来るのが車椅子であり、覚醒の劣化の末に来るのが認知症なのだ。

脳は疲れないのだから、思い切り使いまくることだ。使い方はベクトルが3種類あって内向(インプット)、外向(アウトプット)、内転(何か考える、思考)のどれかだが、外向がお薦めと思う。要は人とおしゃべりする、おしゃれする、カラオケで歌うなど、自分を外にアピールすることは何でもいい。

それが人に理解されたり、異性にモテたり、拍手されたりというのをリウォード(報酬)といい、脳内に快感物質が出る。つまり気持ちがいい。管制塔が飛行場運営の円滑化に好ましいから管制官に報酬を払っているのであって、つまり管制官が喜んでいるのであり、それをいくら続けても彼は疲れないのである。

僕自身、リウォードを求めて仕事をしているしお金はその一部でしかない。お客様にありがとうを言っていただくほうが嬉しい。「お客様は神様です」なんてスローガンが出てしまうのはいかがわしい、ああいうものは本当はそうでないから掲げて見せる必要があるのであって、僕はそれが快感物質に直結してるからスローガンはいらない。

しかし、それにしても、レーガン大統領やサッチャー首相のように外向(アウトプット)を無尽蔵にそれも飛びきり重たいものを日々発信し続ける仕事にあった人がアルツハイマーになるというのはどういうことなんだろう。足腰と違って使っていれば脳は元気というものでもないということのようだ。管制官に過労死はないとすれば管制官たちの脳に自壊のメカニズムがあったことになり「鏡の中の鏡」という迷宮に入ってしまう。

こうしてアドリブで書いている僕のブログは僕の脳がリアルタイムでおしゃべりしてる言葉の速記録であり、僕の覚醒の質を如実に表している。この速度が落ちたり、おしゃべりすることがなくなったりすればそれは危険信号だろう。

脳は寝ない

 

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Categories:健康

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