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見栄え以上の成果を出す方法

2019 AUG 3 13:13:38 pm by 東 賢太郎

創業してから休んだことがないので一週間休もうと思ったができなかった。国際情勢もビジネス環境も変転している。新しい話が次々持ち込まれ新しい人に会い、結構なことだが、逆にひとつのことに集中できない。そういう時にうまくいったためしがない。

広島の試合をドームで観ていたら巨人に劣勢だ。初戦を落とし2つ目は粘って勝った。3つ目は打てる気配なくずっと押され気味だったが、気がついたらスコアも安打数も見栄え以上の圧勝だ。誰が活躍してということもなく、隙がなく、打つ手も当たって盤石の四つ相撲だった。

その「見栄え以上」というのが素晴らしかった。なぜか知らないけども負けるという相手が強い。どうしたら自社をそうできるか。わからない。気がついたらそうなったというものかもしれない。日々重いものが頭にあって何をしていても抜けることがないが、その雲が晴れたら境地が変わるかもしれない。

思い通りにならないから世の中は面白い。誰かがたしかそう言った。そうかもしれないが、ならないと疲れるのでこう思うことにした。世のなかに負けを決めたルールはない。決めるのは自分。負けと思わなければ勝ち。目論見や見栄えはどうでもいい。

ということは実は勝ちということもない。頑張って勝ちました、疲れました、次はそれで負けました。何の意味もない。つまりこういうことだ。

負け=勝ち < 生存

勝とうと思うと負けもある。等価なのだと思えばいい。そのどっちに帰属するかで命を削るのは生存という生物の遺伝子本来の目的に反している。命は削らない、むしろ楽しみだと思ってきたが、実はそう教育されただけで、やっぱり削っていたかもしれないと思う今日この頃だ。

若い人は勘違いしてはいけない。勝たないと「能力の貯金」ができない。やがてそれを資本にレバレッジをかける。元の大小で大差がつく。全力投球でなくスナップの効いた球を投げること。すると疲れないし、むしろ、速くはないが伸びのいい球になって打たれない。これが「見栄え以上」の成果が出る状態だ。

カープは3つ目の試合でバスター・エンドランを仕掛けて成功し、巨人には決定的なダメージになった。打者が3-0でバント失敗して次も絶対バントと思い込ませた場面でまんまと決めたプロの技。痺れた。一般には奇襲の部類だが、カープはまったく頑張らないでできてしまう。そこだ。強いなあと思った。

勝たなくていい企業経営なんて聞いたことがないが、プロの技は目だたない。仕掛けようと狙っていたわけではない、TPOで自然に出て勝ってしまう。肩に力が入るとむしろ出ない。強い横綱もそう見える。そうなりたいが、これも、そう頑張るとできなくなるのだ。休むしかない。

 

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Categories:ソナーの仕事について, 若者に教えたいこと

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