私の忘れられない旅(1)
2013 FEB 17 22:22:32 pm by 東 賢太郎
2002年3月に、両親と息子でルーツを訪ねた長崎です。物産の商社マンだった母方の祖父が、上海出張の折に定宿にしていた旅館の娘と知り合ったのが当地でした。船で26時間もかかった時代です。旅館はグラバー邸の隣だったそうで、「一度行ってみたい」といつも言っていた母の願いを叶えました。祖母の実家は諫早でしたが、東京へ駆け落ちしてしまったので、明治時代のことですから勘当もので戸籍が残っていません。たまたま真崎という珍しい姓だったので、昔の住所近辺まで行ってタクシーで同姓の家を数件訪ねました。飛び込みなのにとても温かく迎えていただいたのが印象に残っています。
グラバー亭の庭で撮ったこの写真の裏を見たら「母は10分間も動くことなく、港をじっと見ていた。来てよかった。」と書いてありました。脳裏にあったのは、きっとこんな風景だったに違いないと思っております。
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東 賢太郎
2/19/2013 | 10:43 AM Permalink
ありがとうございます。海外が長くて親孝行ができなかったもので。