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クラシック徒然草-どうして女性のオーディオマニアがいないのか?-

2014 JAN 8 1:01:10 am by 東 賢太郎

一昨日は仕事始め、昨日は弊社で日本料理「くろぎ」さんにて本年一番乗りのランチをさせていただきました。鯛めしがうまかったですが、これも縁起ものです。オーディオの話になり、いま持っている装置に落ち着くまでの長い道のりをいろいろ思い出しました。そこから一気に飛んで、どうして女性のオーディオマニアがいないか、という話になりました。いるんでしょうが、あまり聞いたことはないですね。

わが家でも、あんなものにあんなに使って・・・と白い目で見られており、スーパーで1円単位の値札を見ている主婦感覚では買わないでしょうと僕も納得なのです。でも、それだけなんだろうか。

自分の幼時を思うに、僕のおもちゃは鉄道模型、妹は着せ替え人形であって、一時たりともそれを交換してみたいと思ったことはありません(あったらこわいですが・・・)。いや、人形が陶器みたいに精巧にできていれば思ったかもしれませんが、リカちゃんはどう想像をたくましくしても人間と思い込むことはむりで、鉄道模型とそこがちがうのです。

電車であれ船であれ男の子はそれを「いかに本物っぽくするか」(というか、そう思い込むかですが)に興味の大半があると思います。女の子は人形のリアリティよりかわいさ、着せ替えた時のトータルなイメージチェンジが楽しんじゃないでしょうか(勝手な想像です。ちがってたらごめんなさい)。そう考えるとオーディオというのはまさに「本物っぽさ」の追求だから男の子的な部分が大きいオモチャなのだというすっきりしたお答えになるのですが・・・。

オーディオで追いかける本物らしさというのが「ハイファイ(High Fidelity)」というものです。高忠実度ですね。しかし僕の感覚ですと、マニアの追っているのは本当は本物じゃない気がします。なにか別の「ハイファイっぽい音」のような。これは盆栽に似ています。ああいう植物は自然界にはありません。あくまで盆栽の鉢の中だけの人工的な世界ですが、その限界の中でギリギリの本物っぽさを競っているように思えます。

ハイファイっぽい音がコンサートホールで鳴ることはありません。盆栽の木が庭に生えないのと同じです。嘘の美なんです。嘘の本物っぽさって、いったいなんでしょう?最初っから庭に木をなぜ植えないんでしょう?これはアニメの女の子の「星目」を連想します。とてもデフォルメされた、現実離れした日本独特の顔です。それを「かわいい」と愛でる感性は女の子っぽい、あのリカちゃん人形の世界につながります。めざすものが可愛さになると、もうぜんぜん別世界です。

ハイファイの本物っぽさ追求という男の子的世界に、実は女の子的世界が混ざっている。これは日本製のアンプやスピーカーにいつも感じる特徴です。きれいなんですが。

ところで話しても信じてもらえないのが、スピーカーケーブルを替える効用です。僕もドイツでそういわれて半信半疑で替え、初めて納得しました。システムが中級未満であればあるほど効きます。高価なものである必要はありません。アンプやスピーカーを替えるよりはるかに安価であり費用対効果は大であります。是非お試しください。

 

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