カープ親父の会話-會澤君たのんだよ-
2015 APR 18 1:01:52 am by 東 賢太郎

「阿部がキャッチャーに戻って巨人が復活しちゃった」
「そうだね、キャッチャーは2割5分も打てばまあOKのポジションだ。3割30本打てる選手がいたらチームの得点力は圧倒的に上がるよ。」
「ピッチャーのリードもあるね。」
「それも大きいよ。高校野球でもね、打席に入ってみて後ろにいてなんとなく嫌な奴っているんだよね。雰囲気つくってるっていうか、そういうのもリードのうちかもな。」
「カープは阿部と谷繁は苦手な感じがするね。古田にもやられてた。」
「そんな感じだね。ヤクルトの中村も嫌なタイプだな。2年前に神宮で練習みてたらキャッチボールでいい球投げててね。いやらしいオーラ出せる感じもある。相川ぬくなって思ってたらやっぱりだ。」
「ピッチャーはお山の大将だけど、キャッチャーは唯我独尊って感じか。人を煙に巻いたりもできて。南海の野村、巨人の森、そんな感じだったね、西武の伊東もか。」
「ピッチャーは自分の投げれるタマとバッターの技量とね、それが上か下かってことで決まっちゃう気がするからね。キャッチャーが打席の雰囲気変えてくれると有難いね。」
「そうか、サインだけじゃないんだ。」
「サインはまた別だ。俺は先輩だったから逆らえなかったけど何回か首振ったことあって、それでもうるさいカーブだって変わんなくて。7球連続でカーブだった。」
「それで?」
「それまでその人カーブ打ててなかったけどね、けっきょく7球目打たれて負けた。しばらく先輩と目合せなかったよ、チクショーって。打たれた俺のせいなんだけど。」
「へえ、お前の草野球でもいろいろあるんだ。」
「俺らのころはだいたい直球とカーブの2択だったからね、プロだって平松のシュートが話題になるぐらいだった。いまはすごいね、変化球のデパートみたいだ。」
「キャッチャーのサインの比重も増してるな。」
「そうだろう。だからインサイドワーク良くて打てるキャッチャーは宝物だよ。」
「西武は森がDHだけど炭谷もいいからうれしい悩みだろう。森は守りも一流になって欲しいと思うな、逸材だから。」
「巨人は小林がね。週刊誌に色々書かれてるけど、広陵でカープのノムスケがいなきゃエースだったらしい。カープはオープン戦で3つ刺されたし肩はいいよ。」
「バッティングもカープは打たれてたイメージがあるね。さて、我が會澤 翼クンだがどうだろう。石原より打つことは打つみたいだが。」
「リードは石原なんだろうね、まだ。肩は俺が見た限り倉が一番いいと思うよ。會澤君は送球がどうなんかな?時々浮いてるんだけど、あれね、ピッチャー的には気になるんだよね。」
「というと?」
「そういうのって捕手の場合は肩ってひとくちに言っちゃってるけど投手ならコントロールと球質ってことだ。 それってけっこう天性なんだ。元投手でプロでは打撃を買って野手って多いだろ、あれ投手だめなのスピードじゃないよ、コントロールと球質のほうだ。」
「そうか、たしかに杉内なんて140km出てないけど2000奪三振最短記録だもんな。」
「杉内はコントロールもだし球質も特別だと見えるよ。キャッチボールみたいにほわほわっと始まって突然スピンのきいたのが弾丸みたいにぴゅっとくるみたいな。それが低めでグーンと伸びてるからね。ストライクゾーンの直球でプロであれだけ空振りとれるの半端なことじゃない。」
「落として逃がして三振ってのと一味違うね。」
「二味も三味も違うさ。ホークスの和田も似てたね。彼、体格はそのへんの人だしスピードは140kmぐらいだろ。それでメジャーへ行っちゃう。野手が通用しないけど投手はいけるってのは、ああいうタマ投げるのに体格は関係ないからだろうと思う。」
「そうか、そういうところは天性ってことか。」
「それは知らんけど、いろんな人とキャッチボールするとそう思うよ俺は。だって顔と同じぐらい全員が球筋って違うからね。コントロールもね、悪い奴はいくらやってもね。」
「するとキャッチャーの2塁送球も?」
「あれってやったことないけど2倍近い距離でストライク投げるってことだからピッチャー並みのコントロールがいると思う。それも握り直せないからもっと難しいかもしれないし、それまで座っててスクワットしていきなり投げるって、足腰もね。重労働だ。」
「そうか、そんなに大変なことしててバッターとしても打てってことか。」
「そうだよ。毎試合出るわけだし。ピッチャーは打たなくっていいからねプロは。」
「なるほど、全部優秀なキャッチャーってめったにいないのよくわかったよ。」
「會澤君、期待してるよ、頑張ってください。」
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中島 龍之
4/18/2015 | 9:34 AM Permalink
巨人は、阿部の捕手復活で調子も復活しましたね。広島は当分、捕手難でしょうか。優勝するチームは大体、捕手がいいですよね。楽天の嶋のように、野村監督に鍛えられて急成長というのもあるでしょうから、今年の優勝チームの捕手が興味深いです。広島、徐々に戻ってきましたね。福井で勝って、あとは大瀬良ですね。打線は新井に期待しましょう。黒田のときはやってくれるでしょう。
東 賢太郎
4/18/2015 | 12:57 PM Permalink
中島さん、ありがとうございます。巨人の年長のピッチャーは生意気で有頂天の小林いやなんでしょうかね、いけいけどんどん風リードだし、あれで打たれたりするとこのクソガキってなりそうだし、首振らなかったお前が悪いってなりそうだし。あの強気がはまりだすと相手は嫌と思いますけど両刃の剣ですね。でも彼は打って盗塁刺しまくってそれを克服しそうな気がします。カープとしては長く眠っていてほしいものです。昨日の福井の7回7安打零封は大きいです。さすが当時一世を風靡した済美高校で全国制覇したピッチャーで、いまのお通夜ムードに負けない精神力を持った数少ない一人で頼もしい。そして受けたのが會澤だった、ここがポイントです。今度は先日ヤクルトにやられたスミイチ完封のお返しでしたが、また戦力外の八木に1点だけという打線はどうしようもありません。クリーンアップはノーヒットでしたよ。そのひとりが會澤です、だから彼がチームの命運を握ってるとみています。