SMCの3周年を迎えて
2015 OCT 16 23:23:42 pm by 東 賢太郎
昨日ですが、サーバーに問題があり一時的にSMCサイトにアクセスができなくなりました。現在は復旧して問題はございませんが、ご不便をおかけいたしましたことお詫び申し上げます。サーバーというのはちゃんとメンテしないと、こうして消えてしまいます。ある意味怖さがわかりました。
さて、この10月をもちまして、おかげ様でSMCは無事3周年を迎えることができました。その間に約40万ものご訪問を頂戴いたしましたこと、発起人として大変に光栄に存じます。ご来訪の皆さま方には厚く御礼を申し上げます。
メンバー制をとらせていただいているので普通のSNSとはいささか趣を異にしますが、なるべく開かれたオンライン・クラブ組織にしたいと考えております。またブログでご紹介しましたが、我が国の伝統芸能の世界への紹介などで、ささやかながら文化貢献ができればとも考えております。
ところで、SMCのトップページ左上の「メンバーズ・リスト」にお入りいただくと今日現在で27名のメンバーの写真があります。大学時代からの友人もいれば、つい数か月前にまったく偶然に知り合った人もおられます。かように、参加のご意志さえ固ければけっして敷居が高いわけではありません。
法人としてのSMCは畏友・西室が社長をしてくれていますが、その西室も知り合ったのは2年前です。そこで彼の人物、人となりを知って、そう時間をおかずに僕の方から社長をお願いしたのです。そのことはともかく、そのぐらい開かれているクラブだとご理解いただければと思います。
ですから僕は発起人ではありますが、単なるいちブロガーであり、SMCというクラブはメンバーの皆さんの総意のみで将来どうなるかが決まります。単なるブログの会なのか、なにか生産的な共同体になるのか、生涯の知己、友人を得る場になるのか?
組織は生き物ですから、自由に自然に、なるようになるのがいいと思っております。そしてSMCのメンバーに名を連ねることに少々のプライドを持っていただけるようにする、楽しく有意義な人生を送っていただけるようにする、我々の役目はそこにあると思っております。その取りまとめ、お手伝いを西室がさせていただくということです。
僕は個人的にはブログをある目的をもって書かせていただいております。それは全く個人的なことにすぎませんが、「遺言」ということです。初めは自分史のつもりでしたが、大したことも成していない人間にはおこがましいことでした。だから、誰でも書ける遺言ならいいだろうということです。それも子孫限定で財産をどうするというものでなく、世の中に言いたいことを書き遺すというものです。
どこの誰べえかわからぬ僕が仮に本を出版しても、知り合いに押し売りしたとしても4,500部がいい所だそうです。しかも絶版になればそれで永遠におしまいです。ところがブログにすれば40万近くになりました。サーバーをメンテさえすれば消えることはなく永遠に世界中で読んでいただけます。千年後に、僕らでいえば平安時代の先祖のブログを読むということが子孫に可能になる。素晴らしいロマンだと思いませんか?
名前を出したくない、ブログは書けない、コメントだけでいい、いろいろな方がおられることが3年やっているうちにわかってきました。もちろんそれでもかまいませんし、そういう方々も同様に大事な仲間と思っております。SMCを通して僕のアドレスに直接メールして下さる方もおられます。生の声がお聞きできるし、いろいろご相談にも乗れ、書く励みにもなっております。
どんな形であれ、我々のブログに関心を持って下さる方々は必ず大切にさせていただきます。どうせあと何年生きるかわからない僕らですから、「袖振り合うも多生の縁」「一期一会」ということを第一の命題にしてやっていこうと存じます。
今後ともSMCを何卒よろしくお願い申し上げます。
東賢太郎
Yahoo、Googleからお入りの皆様
ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。
Categories:SMCについて
独楽
10/19/2015 | 12:21 AM Permalink
はじめまして。
バーモント州在住 独楽と 申します。
音楽は 全くの素人です。
TUBEで 偶然ユリア・フィッシャーに出会い
その 演奏のすばらしさに 数週間 圧倒され
いくつか 記事を探すうち 貴殿の サイトを見つけました。お邪魔いたします。
音楽の素養が 全く無くとも ネットで自由に
音のすばらしさを 共有できる
いい時代になりました。
それにしても この女性は 特別です!
ヴァイオリンは 「聴いて!私の音を!」的な
誤解を恐れずに言えば 「英雄的」な
存在感が 多いイメージでした。
でも ユリアの 演奏で その偏見?が
一掃されました。
調和というか 空気のように オーケストラの
演奏と 「和」して しかも
すばらしいテクニックは もちろん
「この若さで この情感!」
しかも 貴殿のご指摘の通り
理知的な 音作り(すみません
何も 知らないのに こんな 専門家ぶった
表現で。いい表現が 見つかりません。)
生で 一生に一度は 聴いてみたいです。
この サイトの 3周年
おめでとうございます。
今朝 初雪で 外は 真っ白です。
日本は これから 紅葉の季節ですね
どうか ご自愛ください。
東 賢太郎
10/19/2015 | 12:38 PM Permalink
独楽さま、はじめまして。サイトにお寄りいただき、またご祝辞を賜わりまして、ありがとうございます。
ユリアの記事は2番目に訪問数が多くてどうしてだろうと思っていたら、彼女の名前で検索するとgoogle、yahooでwikipediaの次に拙ブログがずっとあるらしく(日本語なのに・・)ここからSMCにお入りいただいてお知り合いになれるケースが多いんです。こういうこともネット時代の恩恵ですね。
ユリアの演奏は僕も生で聴いたわけではないので独楽さまと同じ気持ちです。聴いてみたいですね。
空気のように オーケストラの演奏と 「和」して
と書かれているとおりに思います。そして「和」しているんですが引っぱってもいるんですね、オーラというと月並みですが、ほかのプレーヤーが「おっ、いつもとちがうぞ」とぐいぐい引き込まれる何かを彼女はヴァイオリンを弾きながら発しています。独楽さまもそれをお感じになっていただいているのかなとうれしくなります。
合奏という現場で皆がそれに感化されてだんだん音楽が熱くなっていく、そういう生々しい「創造」のひとこまを目撃できるのがメンデルスゾーンで、良い演奏とはどういうものか?演奏のなにが人の心を打つのか?というなかなか答えにくい秘密を解き明かしてくれる貴重な映像なので貼らせていただきました。
こういうことはビジネスの世界でもありますし、スポーツでもあると思います(最近でいえばラグビー日本代表なんか)。人間が集まってやることに共通のことと思います。そして彼女のような人をリーダーと呼ぶわけですが、僕自身とても勉強になったのはまさにご指摘の「和」して ということなんです。演奏技術が「聴いて!私の音を!」ではなく、「良い音程」に向っている。良い音程こそ、皆と和する唯一の道です。
そしてグリーグでピアノまで弾いていること。これが余技のわりに上手いのですが、僕がお示ししたかったのはそういうことではなく、彼女がこの曲を好きなんだ、好きだからここまでやってしまっているということです。これはイチローがマウンドに登りたかったのと同じと思います。好きだという思いにジャンルも国境もありません。そういう人はオーラを発していて、ほかの人を巻き込んでしまう、だから自然とリーダーになるのだと思っています。
僕も音楽は全くの素人です。でも、独楽さまが「この女性は 特別」と感じられたような楽しみ方でつき合ってきているのかもしれません。知識やうんちくがあるから玄人ということではなくて、音楽に人生を豊かにしてもらっている人こそ達人というお考えでよろしいのでは?これからもよろしくお願いします。
中村 順一
10/19/2015 | 4:29 PM Permalink
3周年ですか、早いものですね。小職も早い段階から入れていただいてSMCの楽しい仲間と交流しています。最近は極度の腰痛で投稿が非常に減ってしまい、恥ずかしい限りです。西室兄の社長業もなかなかなものになってきたし、SMCの将来に僕は前向きです。まだまだ伸びる可能性がこの組織にはあるからであります。西室、東、小職は同学年の仲間で気も合います。どんどん新しいアイデアでSMCを変革していきたく思っております。
東 賢太郎
10/20/2015 | 12:10 AM Permalink
腰痛は精神的なものもあるから治るよ。中村とはみずほに移籍させていただいてからだから11年かな。あの時のみずほGの銀行・証券の融合と株式引受業務への熱意はすばらしく、小職には強く響くものがありました。いま思い出してもキャリアで最もエキサイティングな体験。使っていただけただけで光栄なことでした。そのころから中村の意見の安定感は半端ない。いつも突拍子のない小職には羅針盤の趣がある。SMCだけでなく本業の方もいつかできるといいな。