フンメル トランペット協奏曲 ホ長調
2016 AUG 5 13:13:27 pm by 東 賢太郎
暑さがきびしくなってきました。暑気払いにおすすめしたいのがスカッと爽やかなトランペットです。
トランペット協奏曲は超有名曲が2つあります。ハイドンとフンメルです。今日は「フンメルの第3楽章」の名演をいくつか比べてみます。ペットの人にとってこの楽章は最難関のようで、たしかにプロの録音でも満足なのは意外に少ないのです。
まず、僕の若いころ絶対の名盤と崇められたのはモーリス・アンドレがカラヤン/ベルリン・フィルとやったものでした。
いかがでしょう、これはうまいというより曲が簡単にきこえる超絶的なもの。
近年はこっちが評判。セルゲイ・ナカリャコフです。
たしかにうまいがアンドレに比べると人間がやってると感じるかな。
ジャズのウイントン・マルサリスが吹くとこうなります。
ジャズ奏者といってもジュリアード音楽院ですからね、めちゃくちゃうまい。お気づきでしょうか半音高い原調のホ長調で吹いています。これはレイモンド・レッパードの伴奏も品格があって僕の好きなものです。
さて、最近はいよいよラッパの世界も女性の進出が目立ちます。登場の仕方がすごい。何が始まったのかと思います。
英国人のアリソン・バルサムです。オケのアンサンブルがまずいが美貌に負けますね。
最後にこちら。
ノルウェー人のティーネ・ティング・ヘルセットです。歌えてますね、これは音楽的レベルが高い。紅組おそるべしです。この勢いでヒラリー大統領になるのかなあ・・・。
まあ僕の趣味でアンドレ、ナカリャコフ、マルサリスは世界最強と思います。よって白組の勝ち。
原調による全曲です。コンクール受賞者の演奏会のようです。
名曲ですね。1803年の作曲。フンメルはベートーベンと並び称されるピアノの達人でした。第1楽章冒頭部分にモーツァルトのハフナー交響曲の余韻がきこえるのにお気づきでしょうか。
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