世の中は何が起きるかわからない
2023 APR 7 9:09:44 am by 東 賢太郎

新年度最初の平日、日本中の企業で入社式が開かれた4月3日のことだった。
誰かは書くわけにいかないがその日にある方とお会いした。広尾でランチだった。だいぶ前のブログに少しだけ匿名で書いた、僕の大師範にあたる。いろんな意味で、ストレートな物言いになるが、動揺した。初めて語られたことがたくさんあったのもそのひとつだが、まさにいろんな意味においてだ。
この会食に至ったのは、もうひとりの師範(小師範と呼ぼう)と、まったくの偶然でお会いしたからだ。少々ややこしい。3月6日に初対面の人とランチがあって、その人が10分ほど遅れて来たのが発端だ。「すいません長引いて」と言う前の会議の相手が小師範だったことがわかって、心底びっくりしたのだ。
その場で「もう40年ぐらいお会いしてないですが・・」「いや、電話してみましょう」となって、手渡された彼のスマホから聞こえた声は当時のままだった。かくして2日後に小師範とお会いする算段になり、「おい今度は大師範を呼んでランチでもしようよ」と相成ったのが4月3日だったのだ。
ご両人とも後に大企業の社長になられた。それがあるから僕は誰と会っても何でもなくなった。学生まではぜんぜんそうじゃなかったのを家内は知ってる。4月3日はそのリプレイだったのだ。だから前日から柄にもなく緊張し、当日は逃げ出したい自分を知って驚いた。そうか、こんなだったんだ、20代の僕は。
それの前だったか後だったか、とにかくその日だったが、坂本龍一氏が亡くなったことを知った。彼の才能に憧れたのもあるが、なにせ年が近い、ともすれば俺も危ないかというのもあった。そうしたら夜になって、レコード芸術が休刊という記事が・・・。激動の4月3日が終わった。
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桜井 哲夫
4/7/2023 | 6:33 PM Permalink
「世の中は何が起きるかわからない」ので、僕は既に
遺言公正証書・尊厳死公正証書・死後事務委託契約書を作成済みです。
「立つ鳥跡を濁さず」としたいし、「人生のフィナーレ」のコーダはビシッと決めたいからです。
※独身で一人暮らし。唯一の身内である兄一家とは関わりたくないのが作成の理由です。