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総理の「ナメられてたまるか」は国難でない

2025 JUL 12 19:19:09 pm by 東 賢太郎

トランプは米国の製造業を復活させようとしている。それが正鵠を得た政策かどうかはともかく、米国人の米国人による米国人のための決め事であって我々がどうこういえる話ではない。トランプは投票してくれた国民を体を張って守ろうとしている。そういう男と、自分の自分による自分のためだけの奴の話だ。

「高めの球を投げる」

証券会社にはいって、その言葉が聞こえたのはちょっと意外だった。それは、

「高めの条件を吹っかけてみる」

という意味で業界用語化している。例えば業者間のディールで手数料3%取れるかどうかという場面で「5%から交渉だ」と上司が指示する。こういうのを「高めの球を投げる」といい、毎日のように当たり前のように使われている。

むかし、初球に顔ぐらいの高さの速球をよく投げさせられた。先輩の捕手が強気の人だったのだ。これがリアルの「高めの球」だ。振ってくれればラッキー。見逃しても目付けが上がる(目線があがる)から低めで打ちとりやすい。同じ感じで5%を吹っかければ、3%は安く見えるのだ。実にうまい比喩だ。

トランプ関税25%に「ナメられてたまるか」と船橋で怒ってみせた石破総理。これただの「高めの球」だよ。むかしイタリアの土産屋でふっかけられて「ナメんなよ」って日本語で怒鳴ってた恥ずかしい田舎のオッサンを思い出したよ。小野寺自民党政調会長、「紙一枚の通告は無礼だ」。上司ヨイショのプロだね。

なんでナメられたと思ったのか、これは興味深い。日本は同盟国だろ。大事だろ。150兆円も投資してやるんだ。たしかに俺は交渉逃げてるが赤沢を7回も行かせたろ、7回だよ7回!俺は行かない、だってソーリだ。一番偉いんだぞ。ちったあソンタクしろよ、それ外交儀礼だろ、選挙前にその仕打ちはないだろ。

トランプはそんなもん屁のカッパだ。外交儀礼?なんだそれは?俺はイラン爆撃したぜ。「高めの球」はド真ん中打てない奴には投げねえよ。だからナメてないの、怒ってるんだよ。ブラジルには50%課してやった、これは頭に当たっても構わねえっていうビーンボールだ。場合によっちゃあ日本もいったるぜ。

トランプは言ったことはやる奴だ。広島・長崎発言は馬鹿野郎だが、男としては認める。言ったことはやらないが、言わなかったことはやる奴とは真逆である。この総理はケンカもスポーツもビジネスもやったことねえな。米国にケンカを売った?男として認めてないトランプは買わんよそんなもん。何なん、こいつ?

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Categories:政治に思うこと, 若者に教えたいこと

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