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2026年の正月に初めて考えたこと

2026 JAN 4 9:09:21 am by 東 賢太郎

グーグル・アナリティックスによると僕の読者の約3分の1が18~34才であり、「92%が高市内閣を支持」かつ「立憲民主党の支持率0%」(産経新聞とFNN)という18~29才を含んでいます。だからかどうか、このところ1日の平均訪問者数は6千ぐらいと倍増で、日によっては1万を超えます。興味深いことです。本を出しませんかというお誘いが複数の出版社から来てます。中学から神保町を歩き回り本屋にまみれるカルチャーで育ったので魅力を感じる話ではあるのですが、やりだすとはまってしまい健康に悪そうです。誰の関与もなく時間的にも空間的にも経済的にも何ら制約のないブログが性にあっていそうです。その年齢層は日本の未来を背負う世代。伝え残したいことはたくさんあり、とりあえずは「若者に教えたいこと」というカテゴリーを読んでいただければと考えております。

60歳になった時はそう思わなかったのですが70になると心持ちが変わるものです。すこぶる健康で視力は裸眼で両方とも1.2ですから肉体的なものではありません。ひと言でいうと、万事に達成感が出てきてしまう。残すところわずかという思いが出てくるし、疲れもあきらめもあるんでしょう、だんだんそれを止められなくなってくるのです。 人間、何歳であれ、これでいいやと思ったら万事が終止符です。投資という仕事も元々好きでしたし、嫌だったのは猫型の不倶戴天の敵であるサラリーマンという耐え難い全体主義だけでした。今は独立してそれもないのでもう不足は何もありません。目的はやりたいことをやるのにお金の心配をするのが嫌なだけで、それ以上の面倒くさいことはやりたくない。だから子供が巣立ってしまえばお金も大きな家も不要で気楽です。そうして残るのは家内と2人だけになります。よくよく振り返ってみれば、すべては何もなかった2人から始まったことだったのです。以上、元旦からつらつら考えたことです。

時間はどんどん減りますからそっちの方がよっぽど大事だということが 60歳の時より切迫感を持って迫って来ているということなんです。何歳まで生きるか分かりませんがもし体を壊して仕事ができなくなって金がなくなったらという非常事態も考えました。僕は保険に入るより自分で稼ぐ方を選択してきましたから生命保険に入ってません。かつて想像したことすらありませんでしたが、そうすると家が保険であるという回答に行き着きます。身を粉にして働いて建てた家だから多大な時間を犠牲にしており、だからこその思い入れは大いにありますが、シンプルに時間を取り戻す方法が1つだけあって、それを忘れて家を売ればいい。そうして相続税を払わず全部家内と使い切って、取り戻した時間を好きな事に回す。事業には支障ありません。ボケ防止でできるほど甘い仕事ではありませんし、後継者を育てるといってもなかなか難しいものですが、それならもう少し一般的に、いわば誰でも経営できる事業スタイルに変えていくというソリューションがあります。

ところがです。では自分が本当にやりたいことは何かというと、こっちはこっちでなかなか悩ましいのです。ピアノが有力候補ですが譜読みが遅くて2~3時間で目が疲れ、このストレスは健康に良くない。音楽鑑賞だけならいいのですがそれは聞く前から確実に時間を食い、そこまでして聴きたいかとなるとだんだん音楽が絞られてきます。ゴルフは健康にいい。それは確実です。 50歳ぐらいまで熱中してましたし有力候補なんですが、全然やってないからひどいスコアなこと確実で、自己嫌悪に耐えられない恐怖を感じます。元に戻すにはピアノと同じぐらい大変かなと思うとなかなか難しい。つまり、何でもいいんですが、丸一日それで終わって問題ないものを探さなくてはいけません。今年はどうやらそういう年になりそうです。家内は何年か前から書道を習って有段者になっており立派なもんです。あなたもやったらと勧められますが、自分の字のあまりの美しくなさに常々ゾッとしており見たくもない。それの見せっこをするという世界で満足している自分はどうにも想像がつきません。

そうすると多くの高齢者とおんなじで旅行ぐらいしか思い浮かびませんが、たくさん家を空けるということになるとそもそも家が東京にあることが必要かという根本的な疑問も出てきます。東京の地政学的リスクを考えざるを得ない世の中になってきた国際情勢が背景にあります。なにせ日本の大都市に千発も核ミサイルを向けている隣国がある。いつぶっぱなすかわからない無法者のガンマニアが隣に住んでるみたいなもので実に恐ろしいと感じております。やるならまず東京はターゲットになるでしょう。もしも彼らに一抹の常識があるならという前提ですが、仲間は殺さないだろうから隣国の盟友である友好議連の方々には何月何日にぶち込むから逃げとけと通知が来ることが期待されます。ということはこの方々のフィジカルな動静を見ておればいい。必ず国外か田舎に逃げるはずです。だから友好議連は大事ですね、スパイとみなすかどうかは国家的問題としては重要ですが、我々市民が安全に生きていくためにはむしろindicatorとして役立つ存在じゃないでしょうか。歴史の教訓として、戦争になれば国家が我々を必ず守ってくれるという保証もないわけです。敗戦国になったからとはいえ東京大空襲で一晩で10万人も日本人を焼き殺した敵国の将軍に勲章をあげた国です。紅白にきのこ雲のお姉ちゃんが出る出ないなんてのは全く微細な話です。

皆さんは表面的なレッテルとしての保守だリベラルだというチープな議論で思考停止するのではなく、自分と家族が安全に子孫まで永続するために歴史を俯瞰し、自分にとって何が合理的な選択かを自分の頭で考えていかなくてはいけません。日本の右か左かという議論は愛国という要素が根っこに混在している点で欧米のどの国とも極めて異質だということをまず肝に銘じることです。それをあたかも欧米の概念であるかのごとく語り、国民の感情をコントロールしようとするのは完璧なる全体主義的欺瞞であり、左はもちろんそれを批判する右の人もやっていることです。それが保守、リベラルなる紅組白組みたいなレッテルであって、ちなみに保守というのは「何か旧来の物を守る」というのが文字どおりの意味ですが、言ってる人によって「旧来の物」は自分の都合で十人十色なのです。そんな連中が「私は保守です」と堂々と語ってる日本の国会は仮面舞踏会以外の何物でもないという赤裸々な事実を皆さんの目で見抜くことです。皆さん僕のブログを読まれれば保守だと思われるでしょう。しかし、よく読まれている方はお気づきと思います。僕が個人として政治に求めることは先進国として当たり前かつ最低限の行政サービスだけで、年金支給とか補助金行政とか国民皆保険ではありません。それは僕はいらないかわりに絶対必要なのは、個人の自由に対する国家の不干渉、あらゆる意味での全体主義の排除です。

つまり僕はフランス革命と啓蒙思想にルーツのある「自由」を心から愛する根っからのリベラリストであります。それも「法的に問題ない」が合言葉の日本リベラルの寄りどころである日本国憲法の基本的人権によってではありません。いかなる民主主義国家であれそれが存立基盤としての統一原理だからであり、全体主義国家がテクニカルな選挙で元首を選んだことにしても民主主義国家とは言わないということです。しかし本来そのモデルのはずだったアメリカ合衆国は往年の国力を失い道を逸れつつあります。これは西側諸国すべての安全保障にとって由々しき問題であり、米国の相対的に圧倒的な軍事力は健在であっても、それをファイナンスし続けるドルという通貨の信任は不安定になりつつあり、極東の安全保障も80年前は可能だったかもしれないことが現実的でなくなってきています。円ドルしか見ていない人はご存じないかもしれませんが昨年ドルは他通貨に対して下がり、その逃避先としてゴールドが上がったのです。弱いドルに連れ安した先進国通貨は円だけであり、しかもドルにすら割り負けているという惨状は歴史的に希少なほど酷かった石破政権に対する冷徹で正鵠を得た国際的評価です。不幸にしてその残骸を引き継ぐことになった高市政権に金利上げの余地は極めて限定的です。一刻も早い解散総選挙で政権運営のフリーハンド度合いを高め、円安はサナエノミクスへの海外からの投資需要喚起の好条件と考えればむしろ戦況を有利に運べる可能性があります。ピンチをチャンスに変えるのです。僕のパートナーである米国の知日派の富豪たちは口をそろえてそう言ってます。愚か極まりない権威主義者だった岸田、石破と違い高市は経済、ビジネスの知識もセンスもある政治家ではないかと期待されていることを最後に書いておきます。

Categories:若者に教えたいこと

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