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マスネ タイスの瞑想曲

2013 APR 23 10:10:50 am by 東 賢太郎

もし癒しの音楽をあげろと言われれば、まっさきにこれです。、ジュール・マスネのオペラ「タイス」(1894年初演)の第2幕第1場と第2場の間の間奏曲ですが、「タイスの瞑想曲」として有名です。オペラでは娼婦のタイスが修道士アナタエルによって悔悛するシーンの音楽です。

この曲、ヴァイオリンのほぼすべての音域で旋律が歌いこまれ、テンポやフレージングの間合いも自由度が高いので弾き手と楽器の個性がはっきり出ます。そして、けっして複雑な音はないのですが、弾き手の音楽性、感受性が問われ、ちょっとしたボウイング(弓使い)、ポルタメントの巧拙がものを言い、何より、ピッチ(音程)の取り方が死活問題になるという点で、良い演奏は大変少ないのです。

まずはこれをどうぞ。マイケル・レービン(1936-72)の演奏。

ほぼ完ぺきなヴァイオリン演奏ではないでしょうか。一音一音に魂がこもり、心の琴線に触れてくるようなぬくもりがあり、何より、音程の素晴らしさは感涙ものであります。

次はミッシャ・エルマン(1891-1967)エルマン・トーンと言われた美音です。ただただ美しい。

このボウイングとフレージングは大家の至芸です。それにしても、なんていい曲なんだろう! 興奮するしかありません。ぜんぜん癒しになりませんでした、あしからず。

 

(こちらもどうぞ)

ハチャトリアン ヴァイオリン協奏曲ニ短調

 

 

 

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