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「寄らば大樹の陰」は全く安心・安全でない

2022 AUG 20 17:17:27 pm by 東 賢太郎

野村とか昔の関係者がけっこう読んでますという。勉強になりますとか嘘つけと思うが、よほどのクラシック好きか東賢太郎で検索した人しかひっかかりにくいだろうから、PVの数字が本当ならそれも本当かなとは思う。こいつくたばったと思ったらまだしぶとく生きてやがってというところだろう。

証券業界でクラシック好きは見たことないし本当の野球好きも知らない。ジャンルが何であれそういう性質の人が少ない。「金融は浅いんです人が、そんなのばっかりですよ」(某公認会計士様談)。だから言うまでもなく、つまらないのである一言でいえば。「麻雀好きでなくてもいったんメンツに入ったら抜けられないよね」(某弁護士様談)。そもそも子供の頃から口数少なく、静かにアンドロメダ星雲の惑星系の想像でもしながらクラシック音楽をきいていたい僕は金儲けなんて本来全然興味ない。なのに長らくここにいることをこの説ほどシンプルに解き明かすものはない。

僕はテレビは見ないし新聞も見出しだけだ。情報の8割はネットからだが受け身でなく能動的に検索する方が多い。それで済んでしまうのは世の中の神羅万象に関し、宇宙物理から宗教から哲学から歴史から文化から芸術から猫の心理に至るまで、正しいかどうかはともかく自分なりの統一原理を持っているからだ。日々何がおきようとそれにあてはめて説明でき、自分が納得できる限りは変える必要を認めない。だから頑固といわれようと、必要ないことをする時間はない。人生一寸先は闇であるが、どんなショッキングな事件がおきようと原理から逸脱がなければ「あっそう」で終わり。その分だけ時間を他に使うことができるし、精神的にも気楽な人生となる。

せっかく書いたのでもう少しご説明する。思考というのは原理(骨組み)が必要である。それのない思考とは刹那の感情、思いつきを言うに過ぎず、カラスにもあることが知られている。原理は百科事典にもウィキペディアにも載ってない。なぜなら体系化された固有の思考回路だから自分で脳内に「造成」しないと絶対にできない。それを読書で補うことは悪くはないが、他人の借り物で思考することは洗脳であり、万巻の書を読破した読書家は思考回路があるなんてことは全然ないし、数学の訓練なしにそれができることはあり得ない(ショーペンハウエルは読書は馬鹿になるからするなといっている)。百万の賢人の意見を知っていても、馬鹿な人は相変わらず馬鹿なのである。

僕の原理は帰納法で導いている。以前述べたが僕はフランシス・ベーコン、ジョン・ロックのイギリス経験論者である。何故そうなったかというと、自分の眼で見た物しか信用できないという極めて慎重で臆病な性格だからだ。世の一般論を原理とみなす演繹法という考え方は、「一般論が原理なのは世が広く認めるからだ」という信じ難い理由だけで信じるなどアホでないかとしか考えない僕にとってはナンセンスだ。ではなぜ帰納的に僕の原理が成立するか、根拠となる実例は何か示せといわれても、それは経験的に会得した(自分の眼で見た)事実の数々であり、僕が位置していたような立場で味わってない人にはわからない。いくら言葉を尽くして親身になって説明しても、「一般の『一般論信奉派の人』」には理解できない(一部特例の人はいる)、なぜなら、できないから彼らは一般論信奉派になるような性質の人なのであって、よってすべきことだけ明示してやってもらった方が効率がいいというのが僕の経験則であって、困ったことに、このこともまた言葉で説明してもわからないというマトリューシカ構造になっているのである。帰納法は最初の反証がでるまで正しい。その原理にこそ僕は忠実だ。

先日にSTさんが下さった興味深いコメント(8/10/2022)に以下のように返答したが、そのまま再録する。これは大西洋憲章を起点とした現在に至る国際政治を統一して説明する僕の原理的史観の「あらすじ」をざっくり書いたものだ。それでも、いま巷で大騒ぎになっている某時事問題のようなことがおきているのはこの史観からは自明なことはご理解いただけるのではと思うからお読みいただければと思う。安倍さんの事件から突如として始まったこの騒動は、しかし、僕にとっては「あっそう」で終わりだ。まったくどうでもいい。今後どうなるかまで凡そ透けて見えてくるということもわかる人にはわかってもらえるだろうし、かような観察を複合することをもって僕は株式や為替相場の先を読んで、自分のリスクを取って投資することを業としており、ソナーという会社が12年存続できるだけの「的中率」が実証されていると書いて噓にはならないと思う。

お断りするが、以下が正しいとは微塵も思ってはいない。自信もないし僕の理解力が足りず誤りを含んでいるかもしれない。しかし、それでも新事実を当てはめて齟齬がない限りはOKなのだ。あくまで仮説というものは仮説以上でも以下でもなく、原理として未来の説明力がある限りにおいてのみ価値があるのである。大事なポイントは、反証があったら原理性は消えるから即座にポジションを解消し、変更することだ。これを僕は何度もしているが、それを見て東さんは朝令暮改だという部下に説明をしようというモチベーションが生じたことは一度もない。前稿に大きな組織が有利な時代は終わったという趣旨のことを述べた理由は、解消・変更手続きは組織の規模に相関して複雑化する傾向があることが知られており、近未来すら予見可能性が低減してきている現代において、「大きいことはいいことだ」「寄らば大樹の陰」として安心・安全とされてきた大組織ほどサステナビリティが危ういということをお示しして若者の未来への指針にしていただきたいからだ。

以下がコメント

大西洋憲章はUK、US両国が英米国際主義のヘゲモニーの法的体裁をとった固定が主意ですが、欧州の眼前の脅威であるナチを潰すためUSを引き込む意図が混入しています。逆に中立国USは自らの手を汚さず武器輸出をしたく、主意は貿易、海洋の自由を振興する民族自決でしたが、これは植民地立国UKにはよろしくない。しかし同床異夢の両国が一緒に見られた唯一の夢がありました。

USは1929年の株価大暴落から財政はぼろぼろでルーズベルト不況といわれてました。WW1で欧州各国に貸した金は回収する必要があり、対岸の火事に追い貸しをして武器を売りつける手はもうありません。だから中立主義をかなぐり捨てて自分もWW2に参戦して「莫大な軍需を創出する作戦」をとったのです。ナチは民族自決主義ですからね、ルーズベルトは矛盾してます。あいつはやり過ぎって裁定は法の世界にはないんです。

そうなるとUSの国内世論は割れますね。息子が死ぬかもしれない。予算が議会を通らないかもしれない。そこでナチのマブダチである日本をABCD包囲網でイジメてキレさせ、ハワイを空襲させるという邪悪な腹案の存在はあり得たと思います。日本の中国介入(満州国設立)は民族自決主義に反するからイジメは正当化され筋は通るからです。ここまで読んで憲章をもちかけたとするとチャーチルは結果的にUKの利益のために300万人も日本人を殺した札付きのワルですが、国際政治はこんな奴らが跋扈するのは当たり前でお人よしの首相なんて登場人物はいないんです。

チャーチルは憲章の会談に戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」で赴きましたがルーズベルトは「なぜお前なんだ、ジョージ6世を出せ」とは言わないんですね。これぞ市民革命の結果ですね。国王がいないUSはフランス革命でできた国です。人口の4分の1はエヴァンジェリカルですからね、聖書に手を置いて誓う人達で、離婚もLGBTも人工中絶もだめで神様がしてないマスクなんかできるかという。だからそれが支持母体のトランプが強いんです。離婚したいからカソリックやめようという宗派とは根本的に違う筋金入りですね。

だから英米国際主義のヘゲモニーってのはキリスト教連合体としてはいい加減なんです。欧州に戦費を貸したのはユダヤ資本だしヒトラーもキリスト教徒だし。しかし、非西欧のキリスト教化作戦では一致したと思います。ザビエルやコロンブスの時代からやってることです。最大の難物はイスラムですがこれは共通の聖書世界ではある。まったく異質な難物は日本とインドと中国です。中でも日本です。なぜか。皇室があるから。「ジョージ6世を出せ」と言えないのです。首相のTrust me!が嘘と判明しても天皇のTrustは消えない。これ大事なんですね。

マッカーサーは天皇を置いたまま対共産防波堤にする決断をしましたが、一方で日本は難物のままになった。だからCIAはロイヤルがない隣国にいま話題の勝共(共産に勝つ)教団を作ってキリスト教化前線基地とし、皇室のほうは婚姻によって中からそれを進めようとしたでしょう。隣国は総人口の約3割がキリスト教(最大宗教)となりそれに成功してます。まあ安倍家も自民党も出自からしてそういうことだと考えると分かりやすいのですね。USも最大宗教勢力エヴァンジェリカルは共和党支持だし選挙協力も献金もバンバンしてるし、このことと憲法の政教分離は違うというのをわかってないでTVで四の五の言ってるアホな人が多いですね。ちなみにウチは真言宗大谷派で、以上のことは岡目八目にすぎません。

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Categories:______歴史に思う, 政治に思うこと, 若者に教えたいこと

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