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カテゴリー: ______日々のこと

楽しかった「かむゐ」の20周年記念公演

2018 AUG 20 0:00:40 am by 東 賢太郎

先だって島口哲朗さんにディナーにの席でお招きにあずかったかむゐの20周年記念公演に行ってきました。

サムライとアニメは日本の宝である

そもそも20年続くものは何であれ本物でしょう。まがいものは時の波に飲まれて消えます。本公演に梅沢富美男さん、中村玉緒さんが届けていた熱い祝賀メッセージもお義理でなく本物でした。日本を愛する人は、一度ご覧になれば好きになると思います。ちなみに、かむゐが外国でどれだけ注目されているかはこちらのHPをご覧になればわかります。

http://www.k-kamui.jp/jp/homepage.php

多くのみなさん和牛は日本のブランド牛肉と思っておられるでしょう。しかしWAGYUと横文字で綴られるとそうとも限らないのです。「オーストラリアWAGYU協会」が1990年にでき、今は米国WAGYU協会(本部アイダホ州)まであるのをご存知ですか?WAGYUの高級ブランドイメージだけは日本が作ってあげて、それのナンチャッテ版である米国産、オーストラリア産が世界を席巻してしまうかもしれません。

同じように、は今のところ日本人だということで世界にブームが広がりつつありますが、SAMURAIと横文字になるとだんだん国籍不明になるのは和牛と同じではないかと危惧するのです。ただ刀を振り回せば格好いいという若者が欧米に増えてます。それが独り歩きすると、そのうち中国や韓国がルーツだぐらいの法螺吹きが平気で始まるだろうし、そのスピリットである武士道とかけ離れたものになるかもしれません。

百歩譲って食べ物は構わないのです。しかし侍は武士道と関わり、武士道は決して殺戮のための教えではなく、武士階級の倫理・道徳規範であって支配階級である武士に文武両道の鍛錬と徹底責任を取るべきことを求めたもの、いわばノブレス・オブリージュに相当するものです。昨今のわが国の政治家、官僚、経営者、指導者においていかにそれが希薄化してしまったかは皆さんお感じになっているでしょう。

経済大国になることで一流国の地位を得たわが国が、金満国家としての下衆な扱いではなく一定の敬意も得ていたことを僕は16年の海外生活でどんなにありがたいと思ったことか。それはなぜか?日本人が心の底流に持っている和の精神への敬意があったからです。

住んだ5か国どこでも外国人の部下たちが仕事の中で「日本人はわからない」「どうしてそうするのか」といろいろなことで言ってきました。良い方にも悪い方にも言われましたが、僕はいつもこう答えたのです。「それは英語になりません。日本にしかないものは日本語で覚えてください」。そうして「WA」と「BUSHIDO」を教えました。

僕は日本人の奥ゆかしい精神の底流にある武士道だけはナンチャッテは勘弁してほしいと思っています。だからかむゐに出会った時も、実はやや疑いの目で見ていたのです。しかし彼らはそうではなかった。僕が消えないで欲しいと願っている、まさにその精神を殺陣という見栄えのするパフォーマンスで万人に分かり易く体感させるものだと知り、応援しようと決めました。KAMUIとしてあえて横文字で、チャンバラ劇ではなく武士道というスピリットとセットで日本文化を体感していただく場として世界に広まればいいなと思います。

10月31日にイタリアのフィレンツェでかむゐリーダーの島口哲朗氏の日本人初の「文化芸術賞」授賞式があります。式場は現存する世界最古の薬局であるサンタ・マリア・ノヴェッラ本店です。これは欧州文化に深く根差す「クラシックなもの」とサムライ・アートの融和の起点となるでしょう。個人的なことを言えば、伊賀の影丸で字を覚え、三匹の侍やクロサワ映画で育った僕としても自然な感じをいだいております。

本日の公演でも第1部は邦楽(尺八、横笛、太鼓・鐘、胡弓)が背景の音作りをして、素晴らしい幽玄で静寂な空間を演出。音楽的にも見事でした。これは完全にクラシック音楽と言ってよく、殺陣は命のやり取りをイメージしたものですからシリアスな題材でありそれがよく似合います。第2部の背景は小林未郁さんのオリジナル曲のピアノ弾き語り、和太鼓、津軽三味線と、これがまた大変な水準の演奏であり、音だけでも十分に僕を満足させるものでした。

殺陣は演劇やダンスの要素もありますが、音楽が必ず背景にある演出はKAMUIの強みですね。オペラにもミュージカルにもなる。これが西洋人にアピールするのは僕の経験から思うに必然です。そうなるとナンチャッテ・サムライの跋扈が心配でなりません。ぜひ日本人の皆様が一度ご覧になって、灯台下暗しにだけはなりませんよう願っております。

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サムライとアニメは日本の宝である

2018 AUG 10 0:00:00 am by 東 賢太郎

きのうはハリウッド映画「キル・ビル」に出演した俳優でカリスマ殺陣師の島口哲朗さん(島口哲朗 – Wikipedia)、「進撃の巨人」のボーカリストで世界のアニメファンに著名なシンガーソングライターの小林未郁さん(小林未郁 – Wikipedia)と会食しました。

島口さんが主宰するサムライ・アーチスト集団の「剱伎衆かむゐ」(けんぎしゅう かむい、剱伎衆かむゐ | official website | プロフィール、)は海外で大ブレークしています。いまやニンジャ、サムライ、ブシドーは英語。世界中でブームになりつつあり、アメリカはもちろん今年はチェコ、フィンランド、ポーランドでも公演し、10月にはイタリアの文化芸術賞の受賞でフィレンツェに招かれるなど破竹の勢いです。

ご縁の発端はオンラインTV会社ネクサスが島口さんの動画撮影をしたこと。同社COO岩佐君の人脈ですね。「かむゐ」の殺陣の舞台も観ましたがアートとしても美しく、僕は島口氏がサムライ・スピリットを海外で広めてくれると確信し会食に至ったのです。また、小林さんのアニメのほうも海外人気は半端でなく、パリで毎年行われる日本のアニメなどの博覧会「ジャパン・エキスポ」はフランス人が28万人も集まる。そこで彼女はひっぱりだこなわけで、今日はマニラから東南アジアツアーですでに旅立たれました。

そういうことを日本人があまり知らない。かくいう僕も初めてで、サムライ、アニメは重要な輸出品になりつつあるのは知ってましたが、経済的なメリットのことよりも、それを通して日本人が尊敬されているという事実の方が僕にはとても重たいと思います。キル・ビルの監督のクエンティン・タランティーノやサッカーのロナウジーニョやブラジルの大統領まで島口さんのファンになり、刀や帯を欲しがりサムライ・アートにハマってしまったようなのです(ロナウジーニョ選手Instagram https://t.co/ggWCsUphkr)。

海外で16年生活しましたが、日本の工業製品が評価されたり株式時価総額で米国を抜いたりしてもそれで日本人が尊敬されるということはありませんでした。白人社会で東洋人はまだまだ差別されており、不愉快な経験がたくさんあった。サムライ、アニメはそれを根底からくつがえし、我々日本人を尊敬までさせてしまうというのはバズーカ砲なみの威力があるということです。大事にしない手はありません。

広く海外で舞台に立つ傍ら、殺陣を教える道場を主要都市につくり、Kengido(剱伎道)を広めたいという島口さんの燃えるような情熱には共感しました。先日、ロッテのサブロー選手に感じた「熱くていい奴」、同じものを島口さんにも感じたのであります。Kengidoを広めることは武士道を広めるということでもあり、古くから日本人のもっている「卑怯なことをしない精神」を外国人に知ってもらうことは国益にもなると考えます。

敗戦国ゆえにあることないこと言いたい放題言われてしまっている我が国。忸怩たる思いを抱くばかりですが、世界の青少年がKengidoを習って武士道を地道に知ってくれればいいのです。「そんなこと日本人がするわけないでしょ?」という最強の反論になるではないですか。

 

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母校・九段硬式野球部が大健闘

2018 JUL 19 0:00:04 am by 東 賢太郎

昨日の東京の暑さはいっぱしのものだった。朝7時に早々と30度を超えたらしく、午後に外を歩いたがシャツの中の空気までが熱いというのは狂気の沙汰だ。こんなのはあまり記憶にない。

こういう中で高校球児は甲子園めざして野球をやっているのだ。いま思うと尋常なことではないが、暑さも野球の内という感覚だった。実は今年は母校の九段が東・東京大会で、

1回戦 広尾学園 16-5(5回コールド)

2回戦 文教大付属 10-9

3回戦 大田桜台 7-0(8回コールド)

と来ていて、雄々しい勝ちっぷりであった。残念ながら昨日とうとう力尽き明大中野に8-1で敗れてしまったが、しかし4回戦まで進んだのは最近記憶にない快挙でまことに痛快である。勝つとベスト16だったのだが、僕の2つ上の代が東西いっしょの時代のベスト32だったからそれに並ぶ可能性があった。

昨日勝ってベスト16を決めたのが関東一高、修徳、日大豊山、小山台、安田学園、そして今日は日大一高、二松学舎、成立学園、堀越、城東が4回戦をむかえるが、以上はみな甲子園出場校だからそれが4回戦のレベルなのだ(ちなみに7回勝てば甲子園である)。後輩たち、よくやってくれた、ありがとう!

そういう中でのことだった。五反田で会議を終えた後にタクシーを拾おうとしばし歩いたところ、おばあさんが炎天下の歩道に倒れていて家族と若者が懸命に助け起こしている。意識はあったが頭を打っていて出血があり、なかなか起き上がれない。91歳のご高齢とお聞きしこれは急を要すると思い、我々の判断ですぐに救急車を呼んだ。ところが出番が多いのだろう、なかなか来てくれない。しばしの緊張の時間が過ぎやっとお乗せすることができたが、その後いかがだったのだろうか心配だ。

毎年猛暑はひどくなっている気もするし、若くても熱中症で亡くなる方が増えているようでもあり、オリンピックもさることながら高校野球もリスクを考えた方がいいかもしれない。甲子園も、例えば準々決勝までは京セラドームでやるとかだ。勝ち残った8チームが甲子園でやることができる、そこまでは比較的涼しい中で黒白つけるなら過度の消耗も熱中症も避けられるしゲームの質も最後まで保てるのでは。根性と精神論で、欲しがりません勝つまではの時代でもないと思うのだが。

 

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あれから1年

2018 MAY 4 23:23:33 pm by 東 賢太郎

去年の今頃、愛媛県の青島へ行って猫三昧した。あれから1年。そうだ、東京に帰ってライヴ・イマジンのコンサートもあった。普通なら「もう1年か速いね」となるのだが、不思議と今は2,3年前の昔に感じる。

ということは、この1年がいかに普通じゃなかったかということだ。

5月29日にお袋が逝ってすぐアメリカに出張したはいいが、ディナーの最中に急に声が出なくなった。これにはびっくりしてまずいぞどうしようと焦ったが、何かが変になっていた。そこからスタートした案件が散々すったもんだして先月一段落した。作業と気苦労は平年の10倍もあってこの1年ぜんぜん休みが取れず、しかも気を紛らわそうとあえて仕事に没入した。だからだろう、遠い昔に感じるのは。

2015年からがんばらないことに決めた(がんばらない生き方)のに背いてしまった。書いたとおり63にもなってこんなことをするのは体に実に悪い。そこで人を少し増やして助けていただくことになった。幸運にもいい人たちにめぐりあって、お陰様と思う毎日だ。

面白いなと思うのはソナーは野村ご縁の方々の出資とみずほ(興銀)ご縁の方々の力で動き出していることだ。自分の出自は100%野村だがみずほに移籍して優秀な銀行員とチームになって学んだものがあり、ライバルだった強力な両者が合体したものが原動力となっている。自分の軌跡どおりユニークな会社になりつつあると思う。

さらに先日はネクサスの創業2周年記念会食が赤坂であった。ソナーから秘書二人も参加してもらってとても華やかな11名。40才以上は僕を入れてふたりだけ、平均年齢は20台で最年少は東大文Ⅲくんの19才だ。若者に囲まれてモツ鍋をつついてはしゃいで自分が何才か忘れた。

ニューオータニの新オフィスの内装は壁がマリンブルーとシェルフが黄色だ。机もスイス製の黄色いガラスをトップにした。皆さんにどう見えるのか、創造力を刺激するとがいいが。女性二人の加入も新鮮。おまかせする分野では僕は信頼する女の人に仕切ってもらいたい。そうすると余力が出て創造力が増すからだ。

これであとはネコと音楽があれば精神の調和が戻りそうになってきた。役員構成を変えてより強力な布陣としたい。

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「りり花」画伯は桜を描く

2018 APR 3 1:01:42 am by 東 賢太郎

桜はあんまり好きではない。ピンク色がきれいとかいわれても僕には白にしか見えない。それでも京都で見た満開の絶景は驚いたからべつに嫌いというわけではないが、あんなのを一度見れたんだからラッキーだった、もういいやという心境になっている。人ごみをかき分けながら落ち着く所もなく、「今日がピークですね」「明日は雨ですよ、もうダメですね」「運が良かったですね」なんて声があちこちから聞こえてくると、ああ運が悪かったなと嘆く性分なのだ。

というのは、株屋的には猫も杓子も買いだと騒ぐピーク(天井という)で株を買うのはばかだという感覚があるせいもあり、明日は落ち目だという夢のなさは嫌いだという人生観もあるが、なによりこんなに大勢の人が押しかけて大騒ぎしている桜なんだからきっと最上のものなんだろう、それが今日で終わりだとなると楽しまなくては損だという気になるからだ。するとそれがむくむくと強迫観念?になってきて、ただでさえ雑踏にもまれてそう楽しいとも思わない時間がだんだん苦痛になってくるのだ。

桜は不気味な植物と思う。たわわに重そうな花弁をびっしりと贅沢三昧に咲かせておいて、それで花粉を仲介すべき蜂や蝶だらけになったのは一度も見ない。これは何のためだと不可思議に思っていると、あっという間に散っている。エネルギーの無駄?でも人間以外の生物は生存、生殖に無駄なことはしないと教わっている。じゃあ、あれは何だ?

無駄?そうじゃない。日本中に桜は植わって子孫は大繁栄してるではないか。生存競争の勝者ではないか。そうか、ということはあれは桜が考え抜いたドラスティックな生存戦略なのではないか?食虫植物はメスの似姿を囮(おとり)に見せたりいい匂いを漂わせて虫を呼んでおいて食べる。桜は妖艶に人を酔わせてカラオケを歌わせて和歌まで詠ませて、食べないけども、あちこちに植栽させたり桜並木を作らせたりする。

つまり、あれは人間をターゲットにおいた囮(おとり)であって、人間のメスの似姿はちょっと難しいので「開花ショー」「お花見サービスタイム」というエンタメ系で釣ろうというものだ。きれいなだけじゃあ飽きられるので、飽きがくる前に「桜散るショー」でダメを押す。虫を呼んで交配させる?小物の発想だね。俺たちは大物しか狙わないのよ、ヒトよ、ヒトを惑わして悲しませて、また来年見たいと誘導して種を蒔かせるんだ。ぜんぜん効率いいぜ。

まあ真偽のほどはわからない。でも桜をぼんやり眺めてると、そのぐらいの仕掛けは難なく講じられ、まんまと騙され、ひっかかっている感じがしないでもない。だから不気味なのだ。

植物に知恵がないなんてことは考えられない、だって、だいたいハチのメスに似た花なんかどうやって考えつくんだ?どうしてそれでオスが寄ってくると知ったんだ?それがちゃんと似ているぜ、オッケー!と、どこから見て(感知して)判断したんだ?それに明確に答えた人はまだいない。明確なのは、それはわからないけども、そういう植物が確かに存在しているということだ。

植物や動物にはメカニズムは不明でも人間並み(以上)の観察眼も生きる知恵もあるという生物学者はいる。TVに出ていた「市原ぞうの国」のアジアゾウ「りり花(か)」の桜の絵を見て、まさに度肝を抜かれてしまい、それを思い出した。

 

見事な構図、タッチ。これは間違いなく、僕よりうまい。途中から番組を見てまず絵が画面に出たので、「いい絵だね、誰のかな?」とつぶやいた。ところがなんと・・・。嘘だろうと思ったがそうではない、りり花の母親の「ゆめ花」の動画がある。

ゆめ花さん、りり花さん、お会いしたくなりました。youtubeを探すと、あちこちに画伯がいた。

あれを描けと指示したわけではなさそうだし、おじさんが絵筆を渡してはいるが筆の色を見てあるべき場所に塗っているということは色もわかるんだろう。まいった。ということは象も桜を見るときれいなのに違いない。

桜の戦略に驚くべきなのか象のアーティスト魂に驚くべきなのか??

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学生街回想-いもやと鶴八の閉店-

2018 MAR 22 0:00:02 am by 東 賢太郎

神保町界隈というと一橋中学だったから庭である。そこから靖国神社の隣の九段高校、御茶ノ水の駿台といったから、九段下から靖国通りを古書店を眺めながら駿河台下まできてお茶の水へのぼる道は目をつぶっても歩ける感じさえする。駅を通り越して本郷三丁目までは2,30分で歩けるから、結局中学から大学までうろついたこの辺は第2の故郷と思っている。第1が多摩川でそこで自然児として育ったなら、物を学ぶ姿勢、趣味、人生観に至るまで、知の側面ではこの一角の空気を吸って若年をすごした影響は計りしれない。

一橋は校則が厳しく通学路が決まっていたが無視していた。すずらん通りの文房堂という立派な造りの画材専門店に入ると、ガラスケースにずらっと並ぶ高級万年筆が光っていた。それにほれこんでしまい、のちに勉強したのはあれが欲しいという動機もあった。三省堂、東京堂、書泉は寄り道スポットで本屋に何時間もいる癖はそのころついた。古書街は知の宝庫に見え、入るとぷんと黴臭い。何時間も立ち読みしてハタキをかけられたが、古いだけではない、絶版になって当然でしょというマニアック本の膨大な書架でもある。人体や天文や鉱物や鉄道や地図など自分もそうだが世の中にはこんなにマニアな著者もいるんだと安堵する場でもあった。

古本屋の店構えはいま思うとハーバード大学の「Enter To Grow in Wisdom」と書かれた門みたいに見えていた。ことに左の一誠堂だ。お若いの、智の壁は厚いよ、出直しといでと拒まれているようで最初のうちは戸を開けて立ち入るのもひるんだが、街中が図書館のような環境でこういうチャレンジングな風景を日々見慣れてくると、どことなく受験など下の下だなたいしたことないなというマインドセットができてしまっていたかもしれない。

それと同じノリでクラシックに没入した。レコード屋が一誠堂のように見えていた。それまた「Enter To Grow in Wisdom」である。本と違って立ち読みできないから迷う。2千円あって新譜を1枚買うか廉価盤を2枚買うか、行ったり来たりして散々迷う。本屋と同じで何時間もいる癖がついた。満を持して聴いてみてつまらないとカスの福袋を開けたみたいにがっかりだった。それでもいずれ全部聴いてやるさ、覚えてやるさと不敵なマインドセットでいたのは変わらない。僕にとって、書店が人類の知恵へのアクセスポイントだったようにレコード屋は西洋文化へのそれであり、受験勉強とクラシック音楽を覚えることは全く同じプロセスだった。

ただひとつだけ違いがあったのは、曲を聞き覚えるそばから楽譜を買ったことだ。分解癖、すなわち不思議なものはモノであれ何であれバラしてからくりを調べてみたい興味があるせいだ。管弦楽というのはその気にさせる不思議な音に満ち満ちている玉手箱であって放っておけず、あれはどういう和音をどの楽器でやってるのか知りたくなる。どうしてときかれても知りたいのだから仕方ない。初めて聞いた曲でも、その部分だけ鮮明に覚えてる。自分が音楽家をめざすかどうかというような世俗的なこととはまったく別次元の、いわばピュアに科学的な探究心であって、古本屋でオリオン座のリゲルの物理特性につき書いた本がないか探しまくったような関心とよほど近い。

いまの新世界菜館のあたりに洋書店があって、初心者だった高1の時にまずしたことはストラヴィンスキー「火の鳥」1910年全曲版のスコアを買ったことだ。不思議な音の部分を解剖して満足した。それが嵩じて次はウォルター・ピストンの「管弦楽法」を買った。火の鳥は1万5千円ほどでいまなら15万円の感じだ、そのために全部我慢して1年ほど小遣いをためた。こういうことをしながら硬式野球部でもあり高校でもあんまり勉学に励む暇はなかったが、神保町で育たなかったら、あの街ごと図書館の空気がなかったら、そういう風になったかどうか。本屋やレコード屋がアマゾンに淘汰されて、僕のような育ち方はもうないのだろうか考えさせられる。

先日アメリカでは赤貧のころの高級食だったハンバーガーをたらふく食べて留飲を下げた?が、思えば神保町をうろついていたころはさらに金がなかった。すずらん通りのキッチン南海、キッチンジロー、「いもや」などお世話になったのだがマック以上に敷居の高い店でもあった。いもやは閉店だそうであの大盛りの天丼がなくなるなんて寂しい限りだ。御茶ノ水駅前の名曲喫茶はトスカニーニのボレロに衝撃を受けた思い出の店だがなくなって久しい。聖橋口改札横でおやじさんが一人でやってた3畳ぐらいの立ち食いソバ屋など僕は高く評価していたのだが、もはや記憶の中だけだ。

本郷ではなんといっても森川町食堂であり、ここの貧乏学生に優しい定食と文学部地下の生協のカツカレーは困ったらこれという定番だった。法学部生は赤門の方は用がないから覚えてない。農学部前の西片にあった下宿に近いところで喫茶ルオー、中華の「一番」、「大鵬」、雀荘の珊瑚などはまだ健在らしいからうれしい。小遣いをためると秋葉原へ歩いて石丸電気でレコードを買った。ここが前述した古本屋に匹敵する西洋の知の殿堂であったが、時代の波であろう残念なことになくなってしまった。CDも入れると2,3千枚は石丸で買ったろうからそこで費やした時間は長い。史跡にしてほしい。

こんな回想に浸るのも、先日東京ドームに出向いて神保町をぶらついたからだ。水道橋から神保町交差点へは通学路であり、東京ドームはそうでもないが後楽園球場ではいくつか忘れられないシーンがある。しばらくご無沙汰だったすしの鶴八をのぞいたら、なんとこれも閉店でショックを受けてしまった。主人の田島さんはカウンターに座ると黙って小肌だけ出してくれる、言葉はあんまりいらない店だった。何の弾みかクラシックの話になって、シューリヒト好きというので、お持ちでないというベルリン・フィルのエロイカをお貸ししたりした。お元気なのだろうか、まったくつらい。

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西部邁さん死去、多摩川で自殺か

2018 JAN 21 23:23:02 pm by 東 賢太郎

きのう例の綱島の温泉で8時間も汗を流してぼ~っとした。去年の6月から重要案件で疲れきっていて、ここから正念場なので頭を軽くしたかった。その効能はあったけども体重は減っていない。風呂や岩盤浴で2キロぐらい上下はするが、所詮は水の出し入れだ。そこで今日は多摩川を走ろうと思い至った。何と4か月もサボっていたから本当に久しぶりの決断だった。

新品のシューズを買っていたが体はなまってる。どたどたという無様な感じで坂を下った。多摩川の土手まで来るといつも右か左か、どっちへ向かおうか迷う。行先はというと右は二子玉川、左は巨人軍グラウンドと決まってる。へたってるのでお手軽な左で済まそうかと思ったが、そんなんじゃいかんと足は右へ向いていた。

そんな日にそこでそんな事が起っていようとは・・・。西部邁氏が多摩川河川敷で発見されて亡くなったと知ったのは帰宅してからだ。報道では「現場は東急東横線多摩川駅から西に約600メートルの野球のグラウンドやサッカー場などがある河川敷近く」とあるのでおそらく巨人軍グラウンドあたり。まさにそこだったのだ。

西部 邁ゼミナール、面白かった。氏の見識は人間味と遊び心のエッセンスそのものだ。そこいらのくそ真面目なだけの事務員みたいな学者とは雲泥の差で、人間の質が違う。大衆社会批判、対米追従批判は同感を超えて僕には痛快であり、テーマ曲にドビッシーを使ってるのも彼の趣味かどうか知らないがおしゃれと思っていた。いつかお会いしたい筆頭の方だった。

この最後の放送で「物事を総合的に見ることができないmassばかりの世の中になった」「massは無知な大衆じゃない、教育を受けた人ほどそうなる」「こんな所ではいくら書いてもしゃべってもだめだ」「言論は虚しい」となる。わかる・・・。そして「僕の人生はほとんど無駄でありました」でくくる。そして人生もくくられたのか。

こんな知の巨人がそう言うなら僕ごときが何をあがいても無駄だ。ブログの読者はmassに属しない方々と信じるが、しかし99%は明らかにmass(=馬鹿)なのだ。過去につづったこのようなもので僕が西部氏にいかに共感していたかお察しいただけるだろうか。度々勇気をいただきました、お会いしたかったです。

頭が良くて馬鹿 (ラ・ロシュフコー) とは?

僕の人生哲学(イギリス経験論)の起源

「フランス学序説」に教わったこと

教養のすすめ

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力を抜いて自然体の年に

2018 JAN 3 22:22:56 pm by 東 賢太郎

皆様、明けましておめでとうございます。

仕事がら海外とやりとりしているのであんまりお正月の感覚がなく、今年は年賀状がないのでますますそんな感じです。しかし米国は昨日が仕事始めでもう既にメールが入りだしています。元旦は父と従妹が来て正月らしくにぎやかでしたが、今年もやるぞというキックオフ感はありません。このまま力を抜いてぜひ自然体でのぞみたいものです。

社業は順調で有難く、1月に4つの契約を見込んでいます。日米の名だたる大企業様にご信任を頂くのは身が引き締る思いで、責任をもって役目を務めることはもちろん、ソナー・アドバイザーズ株式会社の実力を飛躍させるべく舵取りしなくてはなりません。その意味で2018年は特別の年になるでしょう。

個人的には昨年は勉強、情報のインプットが不足していました。これはまずくて、「いい話」は単品でキャッチできますが「悪い話」は情報のシャワーを浴びながら肌で感知するものなのです。いい話の方だって、自分で理解できないことはできませんから勉強不足だと逃がしてしまいますし、今年は時間を取って海外にも足を運んで学びたいと思います。

TVで「勝てなかったライバル」の番組を見ていました。僕にも何人かいたのですが、勉強や野球や出世では勝てなかったけど人生ゲームでは絶対に負けない。彼にというよりも、もういいやとなると自分に負けと思うのです。そんな自分は見たくないと思わせてくれました。

ヤクルトの伊藤智仁が故障したのは「酷使した俺のせい」と野村克也監督が謝ると、伊藤が毅然として「そう思ってほしくない」「(肘に異変があった)あそこで降板する方が嫌だった」「マウンドに登ったら最後まで投げるのが当たり前。腕がちぎれてもいいと思って投げた」と言ったのに、ジーンときました。

今思うと僕の人生で一番大事だったのは男のプライドだった野球で、それ以外の一切のことは価値観としてどうでもよく、やっぱり肘をやって肩をやって2か月で人生が終わった伊藤の気持ちがわかる。大御所・野村の陳謝に伊藤が感極まってというシーンを狙ったTVの思惑とちがう答えが返ってそう思いました。

今どきの若いピッチャーだって「マウンドに登ったら最後まで投げる」はないでしょう。伊藤にその悔いがないはずがない。でも、男がそれを言っちゃあおしまいよなんです。「監督、ありがとうございます」とか「そんなことおっしゃらないで下さい」なんて言えば、彼は自分に負けです。それは嫌だ、当然です。

僕は高2で野球ができない体になって布団で悔し涙が止まらなくなって、でもそれでコノヤローとなって、じゃあ勉強、仕事で勝ってやろうとなってその後がありました。同様に、起業してからも零細企業だから悔しくてコノヤローが何度もありました。やっと、それをバネにできるところに来たように思います。今年は周囲には優しく、静かに自然体で前に進みたいものです。

今年もSMCでお会いできることを楽しみに、皆様のご多幸とご健康を祈念しております。

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辛かった今年の明るい5大ニュース

2017 DEC 31 22:22:26 pm by 東 賢太郎

今年は前半が母の看護、後半は米国の案件で埋まり夏休みはなしだった。身近な知人までが、去年の中村に始まり今年も3人亡くなり落ち込んだ。そんな中で前向きなパワーが出ていたとはとうてい思い難いが、本業は不思議と好調になった。来年は会社を引っ越し人員も増やす。思えば仕事の方だって今年は数々の不運、試練に襲われてもうだめだと思ったが、結果的にはオセロゲームのように全部が僥倖に変わってしまったからおそるべしだ。

人生こうやって8割が運だった。1ミリの謙遜もない。その刹那はあっちにすればよかったな、失敗したなというのは数えきれないが、でもそっちを選ばなかったから今があるのは事実であって、それに満足である以上反論のしようがない。「これで良しとしとこうよ」という現実との妥協、ゴールポストの再設定はあり得ない性格であって、それで得点してるのだから努力という言葉が空しくなってしまい、ついに「人生は運だけだ」という盤石の結論に到達するのである。

あえてポジティブなものだけ選ぶ「今年の5大ニュース」はこうだ。

 

第1位 当社に新卒が入社内定

彼も就職は人生初だがお迎えする方も出来て1年の会社でもちろん初の新卒採用だ。さっき彼の大学の先輩である黒澤明の「七人の侍」をやっていて久々に見た。偶然だがタイミングが良すぎる、なにかあるぞ。世界一の映画監督に育ってくれ。期待をこめて堂々の1位とする。

 

第2位 人生初のネコ島探訪

愛媛県の青島で一日ネコと遊ぶ夢のような時間であり、民家で昼寝させてもらったのでますます夢のようであり、ネコのように丸っこい思い出となっている。朝4時にホテルを出て6時の渡航は疲労した老体には誠に難儀であったが、そこまでして人生未達だった夢を果たしたのは愛猫家として誇りに思う。

 

第3位 球史に残るカープの「七夕の奇跡」を目撃

7月7日、神宮球場。9回表5点差をひっくり返しての大逆転勝ちは、あまりの壮絶さに鳥肌がたち、茫然として息子と言葉もなし。カープ勝利の嬉しさよりも、野球の恐ろしさ、打たれた小川投手のショックに気持ちが吸い取られていた。文句なく人生で観たすべての野球で最も震撼する、驚くべき試合であった。なお、それなのにSMCの方に書かなかったのは母の喪中で憚ったから。だからソナーのブログに書いたが、ソナーの業績好調はいま思えばこの時期からスタートしていた。そして、これが今年球場で観戦した唯一の野球だった。

http://sonaradvisers.co.jp/2017/07/08/1597/

 

第4位 ノーベル物理学賞・中村修二先生の知己を得る

同い年だ。話が合う。物理特性として青色LEDは八合目であり紫色LEDが頂上であるのは自明と納得したが、しかしまだ世界は詳しくは知らない。こういうのは経験から革命の予感がある。

 

第5位 ヨガを始める

といってもまだ1回だけだが。やってみると非常に苦しくてまったく歯が立たない。ということは克服すればいいことがあるはずだ。大勢だとみっともないのでマンツーマンで、女性の先生がやさしいのがいい。

 

(番外)

ブログ訪問件数が100万をこえる

ITの世界の予測数字はなんら当てにならないと悟った。そこから1か月でもう120万になり、確信となった。ということはその世界にプロなど一人もいないということであり、誰でも何でもできる可能性があるコロンブスの西方航路ということだ。5年の実験結果である。

 

ネクサスの1周年お祝い

 

ネコ三昧のいちにち(愛媛県・青島探訪記)

皆さん、良いお年をお迎えください。

 

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ネクサスの1周年お祝い

2017 DEC 23 23:23:13 pm by 東 賢太郎

ソナー・アドバイザーズ(SA)ができて7年、ソナー・メンバーズクラブ(SMC)ができて5年、そして動画制作会社ネクサス(NX)が配信をスタートして今日でちょうど1年になった。

このブログの下の方にある「厳選動画のご紹介」にあるのがネクサスの動画3本である。真ん中の木ノ内輝氏は医学の道を志してハーバード大学研究室に在籍した秀才だが、映画製作が夢であり、在学中に中川龍太郎監督とプロデュースした『Calling』がなんとボストン国際映画祭にて最優秀撮影賞を受賞した。それを契機に映画制作会社を起業して事業家に華麗な転身をとげ、ハフポストに「映画界のテスラ」と評されている。先日食事したが、物静かで礼儀正しいが明確な人生観と情熱を併せ持った好青年だ。

多くの才能ある人が安定志向ゆえにただの人で終わるのが日本だ。大企業は才能の墓場である。ロンドンの同僚が帰国して「満員電車は嫌だけど乗っちゃった方が楽なのが日本なんだよ」とうまいことを言ったが、木ノ内氏のようにあれに乗らない人生は勇気がいるし大変なのだ。だからそのリスクを取っている若者を支援し浮力をつけてあげたい。何ができるかと考えた結果、動画を撮ってyoutubeで放映し必要な資金をクラウドファンディングで集めてあげようという目的もになった会社がネクサスだ。金融は僕の領域だ。

そういう会社は日本にない。たった2人で手探りのスタートだったが現在は正社員3人に有能なパートナーと学生のサポートスタッフたちがネクサス独自の新しいコンセプトに惹かれて参集してくれ、1年で約50人の世界を目指す若者に出演してもらい70以上もの動画を配信できたのは想定外の大成果だ。もちろん仕事のための仕事ではない。好きなものたちが好きなことに情熱を傾けてくれた結果である。当初は主演交渉もままならず制作にも苦労したが、最近の作品のクオリティは下手なTV番組より上と自負しているし、それでもまだまだ途上だ。

出演者は伸びしろがあると当社が選定した原則アマチュアである。将来世界に羽ばたくポテンシャルのある人なら結構だからジャンルは多種多様となったが、誰でもというわけではなく我々なりの独自の審査基準で選んでいる。出演してもらうとネクスター(次世代のスター)という称号を与え、検索のサイト名はネクスタイル(NEXTYLE) だ。NEXT、NEXT・・・僕は今は興味がない、次のこと、未来のことしか考えていない。

木ノ内氏だけではない、ネクスターの中からは早くも以下の3人のように世界に羽ばたき始めた人が出ている。我々の審査基準は間違っていないと自信が深まりつつある。

斎藤洸氏。「SNARE COVER」としてドイツで開催した世界大会「Taubertal Festival」で3万人のオーディエンス前で世界4位を勝ち取り、さらにベストシンガー賞受賞。

松上一平氏。3年に一度開催されるヴァイオリン製作最難関コンクール「クレモナ国際ヴァイオリン製作コンクール(トリエンナーレ)」で30歳以下の最高得点者に贈られる若手最優秀賞「Simone Fernando Sacconi賞」を受賞。

柴野大造氏。ジェラートの本場イタリア ローマにあるジェラート界で最も権威のあるイタリア食文化アカデミーにて、アジア初の「世界ジェラート大使」(Ambasciatore del Gelato Italiano nel Mondo)の称号が与えられた。

いや、この3人を挙げる僕は古いのかもしれない。世界で賞を取る価値は些かも変わらないが、それだけが羽ばたきという時代ではないのだろう。コンテスト、コンクールのないジャンルでもyoutubeでブレークする人がいるし、権威がお墨をつけるよりネットで有名になればスター、富豪という時代が急速にやってきていると感じる。それはスマホが普及した2013年からの大潮流であり、電車の中でも歩きながらでも人類がネットにつながっている時間が増えたことの副産物なのだ。

その流れに乗っているネクサス株式会社がどうなるかは僕よりも現場がよく知っている。新卒のTくんが入社を希望してくれたのだ。まさかあの黒澤明監督を輩出した日本大学芸術学部監督コースの人に1年もたってない会社が内定を出そうとは想像もしなかった。しかも彼は平凡な学生ではない、この12月2日に第五回 八王子ShortFilmFestivalで学生部門グランプリ受賞という金メダリストである。ドラフト1位で中村を引き当てた広島カープ松田オーナーも嬉しかったろうが、この知らせは僕の今年一番の朗報だ。

Tくんの如き俊英が入りたいというのだからご想像いただけるだろうが、やはり日芸のHくん、Nさんらがサポートしている制作チームは掛け値なしにグランプリレベルでありパートナーの方々はベテランだ。CEOは僕だが現場はCOOのIくんに任せて予算以外に余計な口出しはしない。言っているのは僕の究極のビジョンであるディズニーランド構想と、ちゃんと休ませろよだけだ。

喪中の今年は忘年会はしないが、ネクサスの諸君のご苦労をねぎらいたく1周年記念焼肉パーティーだけはやることにした。赤坂の店で好きなだけ食ってよし!だ。みんな若い。22、24、30、31・・・そう俺だってその齢があったんだぜと当たり前のことをほざくあたりからマッコリで出来上がった親父になっている。キミらの年になりたいなあ、ドラえもんが人生交換機をくれたらどうかな、Hくん、キミいくら払ったら僕と入れ替わってくれる?1億?10億?

だいたいこういうことになる。木ノ内氏にも申し上げたが、日記をつけろよ、アートを作るなら感動力を鍛えろよ、風呂でできるよ、自分が感動しないもので他人が感動するはずないだろ、空気なんか読むなよ、若気の至りオッケー、キミらはレッドカード5枚までオッケーだ、若さの爆発で作れよ、ショパンのコンチェルトは20才、ストラヴィンスキーの火の鳥は28才だぜ、年齢なりがいいんだ、彼らはトシ食ったら二度とあんなのは書けなかったんだよ・・・。

すっかり皆さんに若さをいただいた。ご利益だ。この場を借りて、出席できなかった人にもMany thanks!Merry X’mas!

 

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