Sonar Members Club No.1

カテゴリー: ______日々のこと

昨日パレスホテルで「しなかった」スピーチ

2022 APR 9 14:14:49 pm by 東 賢太郎

きのうは会長をさせていただいている某社のパーティがパレスホテルでありました。オープニング・スピーチを仰せつかっていたのでお話ししようと思っていたテーマがあり、壇上に立ってマイクの前でさあ始めようと思ったその時です。照明の具合もあったのかもしれませんが、その場にいる皆さんの顔がぱっと輝いて見え、「ここにいる人たちは運があるな」と思ったのです。そこで急遽そのテーマはとりやめ、感じた通りのことをお話ししました。

だいたい僕の直感は当たるのです。だったらそれを喋った方が皆さんにとっていいわけですね。これを読まれている社員もおられるでしょう、「喋らなかった方」もここに書いておくので昨日の話といっしょに覚えておいてください。「通貨と暗号資産の価値」のことです。暗号資産はこれまで仮想通貨と呼ばれてきたように「仮想」のものでフェイクで実体価値がないと指摘されますね。それは債券や株式と比べればたしかに事実かもしれませんが、それを言うなら法定通貨だってただの紙なんですね。戦争や財政破綻でデフォルトしかねない国家の保証よりも、ブロックチェーンで数学的に価値を証明されたものの方が実は安全かもしれず、そう考える人が増えれば増えるほど、安全性も増していくんです。今回のウクライナ危機でルーブルが乱高下したことで世界が痛感したことです。

世界の資産家の間ではそういうことはすでに常識になっています。ですから暗号資産はこれから世界の金融資産の一部を構成するようになっていきます。誰かが頑張ってそうなるのではなく自然な流れとしてです。残念ながら、日本はそうした金融知識の面では「超低開発国」なのですね、だからそう説明されても理解して実行できる人は日本ではものすごく少数派なんです。それは誰が悪いわけでもなく、ものの考え方という文化ですから仕方ありません。40年もその業界にいてそれでは日本人の幸福にはならない、変えなくちゃいけないと痛感しながら何もできていません。しかも日本人の貯蓄はほぼ「円建て」なんですね、日銀にはあからさまなテーパリングはやりにくい事情がありますから円が弱くなっていく傾向は当面は続くでしょう。良い円安、悪い円安などとよく言われますが、日本人の購買力も投資余力も衰えますから良い円安なんてものはありません。

でも安くなってるのは円だけじゃない、これがポイントです。「ビットコインが上がっている」というのは「暗号資産に対してドルが下がっている」という意味です。「暗号資産が世界の金融資産の一部になって行く」と書きましたが、それはイーロン・マスク氏のようにドルを売ってコインを買う人が現実にたくさんいるからそうなるわけです。貯蓄だけではありません、物を買ったときの支払い(決済)目的でもそれはこれから大きな規模で起こります。銀行を飛ばして決済できるので一面でマネロン手段になるデメリットはありますが、それさえきっちり管理されれば手間、時間、コストどれをとっても多大なユーザーメリットになります。ビットコインの価値を保証する国家は世界のどこにもありませんが、それは弱点ではないのですね、必要ないのです。なぜなら、ハッシュ関数を世界の有志が競って高速コンピューターをつないで解いた存在証明は「数学」ですからごまかしようがなく、それがあれば万人がビットコインの価値を信用するでしょう。スイスのツーク州のようにコインで納税を認めるケースも現れました。あとは時間の問題です。信用される資産は世界のどこでも通用し、流通します。

だから、インチキな「草コイン」に騙されてはいけませんが、グローバルなインフラがしっかりした発行体によるコイン、それもステーブル・コインといって通貨やゴールドに兌換性のあるものは購入して資産の一部に組み入れたほうが資産は “トータルに安全” になります。その価格が上昇した時の機会損失を防げるからです。つまり、コインを投機として「上がるから買う」のではなく「安全にするために買う」のです。世界の富裕層の関心事は資産防衛ですから勝手に潮流がそうなっていきます。すると、現象面だけ眺めている一般の人の目には「そのコインの値段が上がってる」というふうに映るわけで、多くのマスコミもそう騒ぎますが、投機でそうなったわけではなく「マクロの経済現象」ですからついて行った方がいいのですね。代表格のビットコイン、イーサリアムも結構ですし、これから3番手に育っていくようなコインもその目的には効果的でしょう。

僕は会長としてかようなことを世の中に広めていく立場にあると考えています。国民が老後を年金だけに頼らず幸せに暮らしていくために知っておくべき金融知識と信じるからです。もちろんブログにも書きますしタレントさんにもお手伝いを願いたいと思っていますが、40年金融ビジネスに携わってきた自分の言葉でなるべく分かりやすくお伝えしたい、そう考えてます。金融屋は自分の金儲け第一というのが世間の相場でありましょう。僕も例外ではなかったわけですが、おカネを商品とするプロの金融マンはそこでケンカに強くないと生きていけないからという理由もあります。他人様の心配までしてケンカには勝てませんので。ちなみに、テレビや著書で為替や株式を論じる人は実は投資ではなく出演料や印税で食っているアマチュアで、僕のように資産を99%ドルにするようなプレーヤーはいません。そういう人は自説を他人に教えたりしないから当然ですね。

もうそういうことは卒業のつもりですから大事なのは他利(do for others)と考えてます。そういうスタンスに徹すれば、社内外で頼ってくださる方がいるかなとも感じております。普通は第一線から身を引くトシですからね、頼られるのはとてもありがたいし、やりがいを感じることです。でも、自分で言うのもおこがましいですが、僕は自分で正しいと信じたことを国内外でやって実証してきましたからひとりでお墓に持っていくのはもったいないとも思うのです。ブログにしたものもありますが、やっぱりリアルで生で話した方が伝わりますね。役職員の皆さんはそういう機会が出てきますし、いずれ公開されますから外部の方でもセミナー等でそういうことができるかと思います。

 

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-15/RAB88RT0AFB501

 

 

 

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ゾロ目への愛着を哲学する

2022 MAR 7 19:19:58 pm by 東 賢太郎

“それ” がやって来るなと数日前に目星がついた。いよいよ昨日、それは明日のことだろうとおおよその予想が立った。そして昨晩、床に入る前には「早朝に違いない。もう二度とないから記念写真を撮るぞ」と、予想は確信に至っていた。

あと300

夜中にブログを読んでくれるのはほぼ外国の人だけだ。ページビューはそんなにない。あと300あるし大丈夫だと高をくくって寝た。こういうことはよくある。目覚まし時計だけでは危ないので僕は必ず家内に起こしてもらう。そして、昨日はそうしなかったのである。それはちゃんと来た。そして、予想通りに僕は寝過ごしていた。

7,777,777はラッキー7が7つという大魚中の大魚だった。次は7千7百7拾7万7千7百7拾7?うん、あの世でやろう。

ちなみに2022年は「同じ数字が3つある年号」だ。直近は1999、2000年であり1999年以前に生まれて生きてる人は今年が「人生3回目」になる。次は2111年、次の次は2122年になるから今年生まれの赤ちゃんは100才で「3回目」、来年生まれだと199才。3回目はけっこう大変なのだ。

ゾロ目への愛着。無一文のころラスベガスのカジノでスロットにハマったせいもあるが、多分に性格である。わかったことが2つある。ひとつ、ゾロ目嗜好はコレクター性格と同一である(しょうもないものを集める癖)。ふたつ、人間がいかに非合理的にものを決め、後付けで理屈をつけ、自己満足しているかである。

 

シェーンベルク 「月に憑かれたピエロ」

 

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コロナは年3回流行る風邪になる

2022 JAN 30 8:08:51 am by 東 賢太郎

アルファだデルタだオミクロンだ、マンボウだ緊急事態だ、ワクチン1回目だ2回目だ3回目だってのは置いといて、大雑把にみればコロナってのは、

1~2月、4~5月、7~8月

の年3回だけ流行る病だったんじゃないだろうか? 根拠はこの2年はそうだったというだけで直感に過ぎないが。

であれば来る時は来るので、ジタバタしても無駄であり、今は最悪期の真っ只中だ。いずれこいつがただの風邪になるまでは台風と思って年3回は耐えるしかない。これも何の根拠もないのだが、僕は遅くても来年には風邪になると思っている。だから前倒しに風邪と思っていい時期が年末にはくる。ニューヨークに聞くと「もうこっちでは風邪ですよ」とあっけない。オミクロン台風の被害がまだ未知数なのでそこまで言う自信はないがもう少しの辛抱だ。

当初、僕はこいつをエイリアンだと思って心底恐れていた。無症状感染者がうつす死病であって、宇宙船のどこに潜んでるかわからず、運悪く出くわすと食われてしまうあの映画の怪物を連想したのだ。先日CS放送でこの映画を40年ぶりに見たが変わらず怖かった(SFホラーの元祖的傑作だ)。現に周囲で5人が感染して一部は重症になった(全員生還したのは幸いだった)。しかしそれはアルファ株の話であって、オミクロンはもう別物ではないかと感じる。

それでも政治家はマンボウ、緊急事態宣言を出す。出しても出さなくても批判されるリスクは等しくある。ならば選挙用に「やってる感」見せよう。テレビにも映りたい。だから出てしまう。東京五輪前に菅総理があれだけ長々と出しても、結局はデルタ、オミクロンがこの大暴れに至っているのである。何の意味もないのが明々白々だ。詰まる所、飲食、旅行、イベント業界にとっては政治家がエイリアンであったのだ。気の毒でならないので僕は構わず行くことにしている。

その手のことはよくある。地球温暖化もそうだ。太陽活動はシクリカルである。質量が33万分の1しかないゴミみたいな地球で人間が何をしようが太陽には微塵も関係ない。6千年前の地球の平均気温は現在より2度高く海面の高さも4~6m高かったことがわかっている。太陽がそこに戻る過程にあることもわかっている。地球のCO2が減ればそれが止まると信じるなら天動説でも地球平面説でも難なく信じられるだろう。そうではない。それで騒げば儲かったり政治的に都合が良い人達が世界中にいるのだ。よく考えていただきたい。

同じことである。上場している営利企業の製薬会社ファイザー、モデルナは株主の手前、ワクチン効きませんでしたってわけには死んでもいかない。思いっきり推進した政治家も同じ穴のムジナだから接種しろしろとプッシュし続けるしかない。ワイドショーでどうでもいいことをしゃべってる専門家もまたテレビ局に呼ばれたいから変異株のリスクを言い続ける。マスコミは視聴率が取れるいいネタだから「そうですよね~」と乗っかる。だから、要は関係者各位の既得権益とご都合だけのために、ブースター接種は4回目も5回目もあるだろう(だって4~5月、7~8月にまた台風は来る)。

ワクチンが重症化をおさえるのはたぶん事実だろう。しかし、ここからは皆様のリスクへの考え方次第であるが、その為に打つならばファイザーの飲み薬が処方されれば同じことだから中期リスクがまったく不明のメッセンジャーRNA型を重ね打ちしてリスクを倍加しなくてもいいのではないかと僕なら思う。台風は家にこもってやり過ごすしかない。やるべきことは何があろうと不変だ。うがい、手洗い、三密回避である。

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今年の漢字は「力」

2021 DEC 31 20:20:20 pm by 東 賢太郎

今年は何とも言えない割り切れない感じのまま終わってしまった。清水寺のお坊さまが書く漢字は何かと思ったら「金」だ。おおそうか、金か、そのとおりだ、そういえば今年はオリンピックがあったんだっけなあ、想定よりずいぶんたくさんだったもんなあ、予算が。

カネと読んでいた。なんだ、つまらんヨイショだったのか。五輪イヤーで過去に3回もキンはあったらしい。芸がねえな。それなら「忖」の方が良かった。忖度(そんたく)のソン。訓読みは「おしはかる」である。「他人の気持ちを推しはかる」という意味だ、大事じゃないか人間として。そこに「私利私欲のために」が加わったのが昨今の特徴だ。しかも「大きな力」をお持ちのパワフルな方々がおしはかっちゃうものだから国民的関心が盛り上がった。

でもこの字は誰も読めないな、ということでいうなら今年の漢字は「力」だ。同じことだから。しかも、大きな力だから、お坊さまには例年よりでっかい紙に特筆大書してもらいたい。

まず1月のバイデン大統領就任だ。民主党のなりふり構わぬトランプ言論封殺には心底驚いた。米国大統領を抹殺するのだから世界最大の力だ。「そこまでやるか」を超え、「それをやっちゃあお終いよ」もあっさり超えてしまった。米国がまだ民主国家というならそれは皮だけで、ばりばり裂けるとゾンビが出てくる。

去年発生したコロナは大きな力を持ったエイリアンだ。菅内閣は果敢に立ち向かったがやられた。死に際に放ったワクチンの矢は妖怪に刺さったやに見えるが、なぜ日本の矢だけが効いたのかは一向にわからず、依然正体不明だ。世界の叡智もAIも、まだまだ太刀打ちできない力があることを思い知らされた。

五輪を力で押し切った菅内閣はあっぱれだ。安心安全は問答無用を意味する呪文として見事にワークしたし、閣僚の忖度は演技力の粋を見せ、米国とは違った言論封殺の方法論が確立したと言えよう。内親王様とK室氏の大きな力も令和の新機軸だ。財務省事件の傍系といってわかる人はほとんどいないだろうが。

GHQ製だろうが何だろうが憲法は憲法。『総議員の三分の二以上、国民の過半数』の賛成で改正でき、天皇である根拠はその憲法の第1条にしかない。皇室、特に天皇陛下たるものの大切さは西室の言うとおりだが、法的にそれをお守りするのは国民の総意しかない。総意に添わない大きな力の行使ではない。

今年はほんの数えるぐらいしか外に出なかった。演奏会ゼロは50年ぶり。それだけ自宅で膨大な量の音楽を聴いた。時間をかけないとわからないことがわかった。神通力がある曲とない曲がはっきりと存在する。ない曲を千万回も大きな力が宣伝しても、いずれお里が知れる。宇宙はそう作られていることを理解した。

なんだか世の中みんな小ぶりになって力の差がなくなってきた。鼻の差勝負で小技と小ズルさが横行、嘘でも経歴詐称でもやったもん勝ち、バレたらひっそり消して「なかったことに」なるのを待つ。何事も大きな力がモノを言える世になってしまう。大谷翔平、藤井聡太、松山英樹。これぞほんとうの「力」だった。

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来年は何をしようか・・・

2021 DEC 22 18:18:18 pm by 東 賢太郎

これまでに僕は税金を13億円ぐらい払った。中学から公立で授業料が安かったぶん親孝行できたし、国庫にも返した。何の才能もなく何になりたくもなかったサラリーマンにしては十分で思い残すことなし。でも9割が運だったなあ。

そろそろ、そうやって気持ちを清算するトシになってきた。筋トレでぶりぶりやってまだ若いぜなんてタイプじゃない。走るとすこし若いかなと思うが、それも鍛えるというよりなるがままでいい。

ブログを書くのは結構モチベーションがいって、それで書くべきことが決まるけどそっちがどうかという気がしてきた。それで世の中変わるわけじゃなし。

今年は占いによると勝負の年なので人生最大の大勝負を張った。これをやるために今までの人生があった。吉か凶か来年5月までわからないが吉だったらもう仕事やる意味がない。ひっそりと好きなことをしたい。

いろんなことで、やっぱり日本は向いてないかなとも思う。日本的なものにすべからく興味ないし万事ちまちましてつまらない。住むなら家買って英国かなあ、ケンブリッジで若者にまじって勉強してオペラ三昧なんてのもいいなあ。

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幸せな日曜日はこうして過ぎる

2021 DEC 13 14:14:43 pm by 東 賢太郎

5,6年前から近場のマッサージに通っている。月2回ぐらい担当のHさんにおまかせだ。前回をしっかり覚えていて、比べて悪化している箇所を治してくれる人はなかなかいない。きのうは腕が凝っていたらしく「それはたぶんピアノだな」と言うと、「私は二胡を始めたんです」という話になった。

「そう、あれは何の皮かね」ときくとニシキヘビだ。「そうか、弦が羊、弓が馬で胴体が蛇か、作ったのは北方の遊牧民かな、それがルーツだろうね。動物を楽器にしちまうのも凄いけど、あんなに哀愁のある音を出すレベルまで行くってのもね」「ええ、音が耳に残るんですね」。まあこんな会話をしているうち寝てしまい、気がつくと2時間たってすっきりしている。

ぶらぶら歩いてくると、九品仏の浄真寺にたどりついた。

黒柳徹子さんがたしかこのあたりで育って、大きな池があったと著書に書かれていたが今はない。初詣ぐらいしか来ないが、紅葉でけっこうな人が出ているので境内に入ってみた。

この土地は元は吉良氏の奥沢城で、土塁が残っている。都内とは信じられないほど広いのはそのためだろう。

皆さん盛大にシャッターを切るので撮ってみたが、実は赤に疎い僕の目に紅葉はたいしたイベントではない。ところがこれを見て足が止まってしまった。

これだ。大学に駒場祭というのがあって、銀杏並木を見上げるとこうだった。学外からたくさん人が来てにぎやかだ。そういえば仲間で喫茶店やったっけなんて昨日の晩ご飯すら忘れるのに40年も前のことは思い出す。あの日に帰りたいとはこのことだ。

九体の仏さまにお参りしてすっかり落ち着いてしまった。ずっといてもいい気分だったが寒いので駅へ向かうと、小さな八百屋さんがある。すると、何の縁だか店頭にこれがあるではないか。

ご主人が「茶封筒に8つぶ入れて、口を三つ折りして下さい。500ワットで40秒チンすればOKです」というので4袋買うと奥さんがどうぞと茶封筒を3つくれる。うまそうに見えた青森産の長芋を1本とアボガド1個もいただいて楽しみが増えた。

スーパーもコンビニも便利は便利だが会話がない。そのうち買い物ロボットが出てくるか、ネット発注すると10分でドローンが配達なんてことになるだろう。それも味気ない。ドイツの新首相オラフ・ショルツ氏は寡黙であだ名が「ロボット」、別名「閉じたカキ」らしい。お店が閉じたカキというのも寂しい。リモートの時代だし機能性より人間味が恋しい。商店街は大事にしなくちゃ。

そういえば酒が切れてる。すると、いいところに酒屋がある。試飲させてくれというと旦那が1本開けてくれ、申しわけないので気に入ったこれ2本と別なのを1升もらった。

家では新参のこいつが待っている。あれほどシャーシャーいってたのに昨今は僕になついていて、それも犬のようにヒエラルキーを見てという打算の風情ではなく、猫遊びのプロと見抜いて寄ってきていると思われる。

気は優しいが運動神経は抜群である。玩具を持つとこちらも緊張を強いられる。ちなみに100匹の猫で著名な愛媛の青島では僕は用意した玩具「トンボ」3本で半日なんとか戦ったが、最後の1本を名人級の白猫に破壊されて玉砕した。「チビとノイは3段、お前は我が家かつて最高位の5段だ」と段位を授与したが、若いので将来が嘱望されよう。

ぎんなんに長芋にアボガドにしぼりたて原酒。

「こりゃあ幸せだ。ドイツの白アスパラとフェーダーバイザーに匹敵するな」

「そうね、でも猫いなかったでしょ」

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田園調布駅を出るとこんなものが

2021 DEC 11 15:15:51 pm by 東 賢太郎

「医者の不養生」や「紺屋の白袴」はあっても金融屋が借金だらけでカネがありませんなんてのはシャレにもならない。そこの社員だって「人生おカネじゃないですよね」なんてポリコレ発言して慎ましく見せようなんて奴は勘違いか詐欺師か負け犬のどれかであって、そういう相手にフトコロ事情を明かしてお金の相談をしてみようなんて人はまずいない。「私はそこそこいただいてます」と堂々としている方がお客さんも頼りにしてくれるのだ。

昔から金融はそもそも世間体が良くて平均年収が高いということになっているから学生に人気の業界であって、つまり面接で綺麗ごとは並べるが概ね見栄とカネが就職の主たる動機である。ガリ勉、口だけ達者という技で薄っぺらいプライドを死守し、教養はほぼなくて計算高くてズルくてチャラい。見栄だけなら霞が関へ行った方がいいが国家、公益にこだわりもない。ということは必然として「最後はカネだよね」が本音になる人間が主たる業界なのである。

そういった輩は学校のクラスで最も疎遠な部類であるが、どういうわけか小中高大ともあまりいなかった。だから社会に出て金融村に入ってしまい、とんでもない所に来たと思った。そこで仕方なく「最後はカネだよね」で生きてきたが、思えばそれはゲームだったようだ。雀卓を囲んで「人生点棒だけじゃない」なんてのはない、それだけ。参加はしてきたが、今やつきあいはおろか住人と見られたくもない。極めて少数だが、そういう僕の本質を知ってるよと言って下さる方がおり、最高の賛辞だとありがたく思う。行く末は誰も知らない田舎か外国に移住して、何をしてたのかわからない人になってしまいたい。

そうこうしていたら1,2か月前ぐらいだったか、某社から会長をやってくれという話を頂いた。「知識がない業界なのでお役に立たないだろう」とはっきり申し上げてきたが、どうしてもということである。そこで考えた。その仕事も金融だが、真逆の「人生おカネじゃない」でいってみようか。子供の頃「嫌なほう」を選んで行けと親父に言われてここまで来たし、若者と仕事する機会はそうはない。学ぶことがあるだろうし僕から学んで成功してくれてもうれしい。そうした喜びをいただく代わりに会社を儲かるようにしてお金は彼らにぜんぶあげよう。そう決心した。

そこで「条件」をひとつだけ飲んでもらって会長職の契約書にサインした。それは「無給で」ということだ。

感覚は勤労奉仕だ。しかし、事業会社だから責任はある。NPOの理事長のお話をいただいた時のことも思い出した。立派な公益法人であり勤められている方々には頭が下がるしかなかったが、それはお断りした。理由は「向いてないから」だ。そんなことはない、公益法人だってお金がいる、だから民間企業の経営者にと買っていただけたのは光栄だが、自分の性格は自分が知っている。どんないい給料が出たとしても事業とはゲームの種類が違うのでモチベーションがもたないだろうとわかっている。そうなるとご迷惑をかける。そこは本当に「おカネではない」。事業をされたことのない側の人にはわかりにくいことと思う。

つまり、「公益を掲げる仕事」と「事業」は違うのだ。たとえば雇用調整助成金を石原伸晃氏の事務所がもらっていたと話題になっているが、このお金はコロナで困窮した事業者のためものだ。もらっても合法的だというなら「政治も事業である」という初耳の事態という意味になる。それでも公益のために良い政治をしてくれれば僕は結構だ。政治家の評価は選挙しかないが、彼は比例代表ですら引っかからない程度の評価だ。それが事業でもあるというなら、我々事業家はそういう目で冷徹に評価するよということになるだろう。

するとどうか。事業をナメてもらっちゃあ困る。たかが60万円でこの騒ぎになるリスクを取るなど世界に類を見ないへっぽこ経営者であり、パンツを税金で買って失職するぐらいみっともない。もし金融なら間違いなく、すでに即死していた人と断言せざるを得ない。したがって、そんな腕前で生き残ろうとするなら「大きな力」に頼るしかない。「政治も事業」なんて言い出すのが彼だけならこれで終わりだが、もし今後の趨勢なんてことになるなら同じ二世三世の超無能な小物がますます裏口入学みたいなことに精を出してファミリーで生き残ろうともがき、やがて日本は世界基準で猛烈に馬鹿な五世、十世の支配する国になろう。

きのう初めての会長面談ということで、社員全員、二日かけてひとりひとりとお話をして東横線で帰ってきた。田園調布駅を出ると、こんなものが。

長嶋さん、おめでとうございます。ご自分の腕一本で勝ち取られた勲章、本当に素晴らしいです。あちらこちらでクソみたいな奴が跋扈して腐臭ただよう話題を撒き散らす今日このごろ、とてもすがすがしく思います。

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久しぶりの渋谷散策

2021 DEC 4 0:00:08 am by 東 賢太郎

今日は森嶌医師の診療所WELLSで2回目の点滴。ビタミンC30mgと若返り薬のNMN100mgを打ってもらった。帰りは運動をと渋谷まで歩く。心なしか体は快調だ。神宮前の坂をおりながら、なるほど表参道からも道玄坂からも下り道だ、やっぱり渋谷は「谷」なんだと得心する。

コロナは不思議と気になってない。同盟軍がアメリカにいて例のトランプの錠剤を送ってくれた男だ。wikipediaに出てる大物だが名前は明かせない。「ワクチンは打つことが目的になってる」そうだ。薬屋は飲み薬を売る前に儲けたい、WHOと政府は「やってる感」が必須。三者がウインウインだ。くりかえすがm-RNAの中長期副反応データはない。いま世界で打ちまくってるのが治験だ。日本では接種で約1200人が亡くなったときく。オミクロンが世界に広がるならばワクチンは効かないということだ。2回打ってないと飛行機は乗れないから。

ニトリに入ってみた。初めてである。寝具売り場で良さげな枕を見つけたが、持って帰るのが面倒でやめた。お値打ち感ある値段の家具類が並んでいてなかなかだ、若いカップルたちの楽しげな笑顔でこっちも明るくなる。カーテンがけっこうたくさんあってちょっと期待した。ラッキーカラーのゴールドが欲しい。ただの金じゃない、延べ棒みたいにピカピカ、まっきんきんのだ。残念、あるわけないか。

タワーレコードに進む。かつて入りびたっていた場所だ。帰国した2000年から9年は半蔵門線で渋谷で降りてバス通勤していたからだ。何千枚ここでCDを買ったかなあ。7階がぜんぶクラシック売り場だったが、数年前からジャズに浸食され半分づつになった。それが今はポップスも闖入していてさらに狭くなっているではないか。フルトヴェングラーの第九が流れているが、いい所で大音量のバンドにかき消されて聞こえなくなる。こりゃいかん。ここで楽しませてもらったご恩があるのだ。手当たり次第に買った。数えたら41枚あった。

さて7時を過ぎて腹がへった。これもお決まりだった道玄坂の町中華「兆楽」へ進む。調理場を囲むスタンドに座ると20年前からセンターに立つ大将がお元気で鉄鍋をふってる。頭が下がるなあ。五目焼きそばとギョーザ。涙が出るほどうまい。大将、俺はあなたを人間国宝に推挙したい。これで990円。ニューヨークはたいしてうまくないラーメン一杯2千円だ、世の中まちがってねえか。いや、これが日本だ。世界がうらやむジャパン・プレミアムなんだ。

そして仕上げの啓文堂書店に自然と足が向く。旭屋とここ以外、渋谷のでっかいのはみんな潰れちまった。本屋は息抜き処であり時流のセンサーであり立ち読み学習の宝庫でもあった。どれだけ勉強させてもらったかわからない。なくなると困るのだ。あれこれ渉猟して楽しんで2時間以上もいたろうか、自分の4冊、息子に1冊買ってこっちが「ありがとう」とお礼をいって出た。タワーレコードでも兆楽でもそうした。丁寧にお会計をやってくれたからではない。「やっててくれてありがとう」だ。

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オニオングラタンスープと冷凍チャーハン

2021 NOV 29 23:23:40 pm by 東 賢太郎

いつもジョギングして行きついた先の商店街で、ああしまったと思う。喉が渇いたり腹がへったりするのに財布がない。歩数をはかるためスマホを装着する帯みたいなものは買ってもらったが、毎度それで満足して財布に頭が回ってない。

そこで今日は「買い物するぞ」と決めて出走した。ポケットに8千円いれて。

滅多に行かないが、食品売り場が好きである。二子玉川まで食事に行くと高島屋やライズの地下で肉やワインやチーズやケーキをどどっと買ってしまうので家族は警戒している。だが今日は最寄りの鄙びた駅前である。スーパーとマイバスケットしかなく、そうはいかない。そこでオニオングラタンスープと冷凍チャーハンの2点だけ買おうと決めていた。

僕は何事も調査第一だ。50メートルほど離れた両店舗をまずのぞいてみることにした。スーパーは売り場面積はマイバの1.5倍ぐらいだろうか、品目、品数がずっと多い。午後5時過ぎで、女性客が8割だが、ひとりで来ている若い男性も1割、そしてひとり者なのか60過ぎとおぼしき男性も1割はいる。みんな取り分けが速い。毎日のことなんだろうか、バスケットにポンポン入れていく。

気がつくと僕だけバスケットを持ってない。邪魔ねえこの人とぶつかられるし、なにやってんのという感じの目線もある。そうだね、奥様方にとってここは職場なんだ、興味本位で荒らしてはいけないと思いバスケットを持つことにする。すると困ったことがでてきた。スーパーにはオニオングラタンスープと冷凍チャーハンの両品ともあったが、マイバにはスープがない。ところがチャーハンは同じ製品なのに、マイバの方が20円安いことが発覚したのである。

つまり、①両店でレジの列に並んで1品づつ買うか②マイバでチャーハンだけ買うか③スーパーで20円損して両方買うか、という3択になったわけである。皆さんならどうされるだろうか?

まず2回も列に並ぶのは時間のコストが高いから①はない。すると、スープをあきらめるコストと損する20円と比べてどっちが高いかということになる。スープはどうしても今日飲みたいというほど欲求が切羽詰まってない。さらに、同一の工業製品にみすみす何の意味も生産性も投資リターンもないプレミアムを払うのは有価証券を取引する僕の職業においては idiot(ばか、まぬけ)未満なのだ。

ということで選択は②になるはずだったのだが、あにはからんや、僕は③を選択したのだ。つまり、20円捨てて、スーパーで両方買って帰ったのである。

実は、その2品だと5~600円だが、悪い癖が出てあれもこれもになってしまい、どうでもいいものを10品ぐらい余計にバスケットに入れてしまった。スーパーの品ぞろえの誘惑に負けたのだ。刹那的に欲しくなっただけだが、ともあれ望んだ物をたくさん買えたのだからうれしい。その満足感が20円で買えるなら安いと判断したわけである。

そして「5000円ぐらいかな」と重たくなったバスケットをレジにドンと置いて、値段が出ると2964円だ。なんて素晴らしい店だ。この時点で合理的思考は停止し、20円の損など吹っ飛んでいる。レジのおばさんの「袋どうします?」の意味が解らなかったが、ジョギング中なんだ、いるにきまってる。そうか5円とるのか。勉強になった。

ビニールの袋はまるまると太って重い。3、4キロはある。おばさんは持ち手が僕の指にかかるように慎重に丁寧に渡してくれる。なんて日本のサービスは細やかなんだ。細い持ち手が途中で切れないか不安だったが意外に大丈夫だった。

事前の綿密な調査と合理的判断は何の意味もなかった。かくして今日の運動は3.9キロ、歩数は6604歩になった。

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一日で人生初が3つという不思議

2021 SEP 20 22:22:09 pm by 東 賢太郎

きのう9月19日はおかしな日だった。それをふりかえって書いている。人生初が3つあったからだ。今日は敬老の日らしいがそんなもの俺と無縁という日々を過ごしていたら、なんと気がついたら祝ってもらうトシになっていた。まして、この年になって「初**」なんてのが残っていようとは・・・。

ひとつめは新しいアイフォンの万歩計で歩数をはかりながら散歩したことだ。実に恥ずかしいが初めてだ。足腰は自信あるのでそんなの不要と思っていたのだ。二子玉川公園まで行って8978歩。ハートマークのアプリで過去のデータが検索できることを娘に教わった。すると、2016~19年の年ごとの1日平均歩数が4524,4266,4955,4672だったのに、去年は1172、今年は何と645で愕然とした。家の中でスマホを持ち歩かないのは割り引くとしてもコロナでてきめんに歩かなくなっており、体重が2キロ増えてなぜかなと思っていたが当然の報いだったのだ。ステイホームはコロナで死ぬのは避けられても、知らないうちにメタボになって寿命が2,3年縮んだらおんなじだ。皆さんも気をつけてください。

二つ目は、散歩のゴールにした二子玉川公園の高台で素晴らしい夕日を眺めていたら、くっきりと見える富士山の右に小さな星が見えたことだ。金星かと思ってアプリ「星座表」をかざしてみるとちがう。

富士山の隣りの山の右上に水星(ほとんど映ってないが・・)

水星はなぜか人生初だ。なかなか会えなかった深層の令嬢にお目見えした気分だ。調べると9月14日に東方最大離角で、水星は太陽に近いので西か東に大きく離れた時しか見えない。まったく気づいてもいなかったがたまたまタイミングが絶妙だったようだ。おとめ座のスピカがすぐ上にあるはずだがそれは見えない。金星は富士山のかなり左上にあって暗さと共にぐんぐん輝きを増し、後ろを振り返ると満月に近いでっかい月が木星のそばにあった。

夜は恒例になったサスペンスだ。片っ端から録画したのを適当に選んで毎日みている。まず信濃のコロンボ「アリスの騎士」、これは大したことなかった。そこでやっぱりコロンボなら本チャンだなと「殺人処方箋」があったので何となく選んだ。これが三つ目だ。あれ、ほとんど見てるのにこれは知らないぞ。ピーター・フォークがやけに若い、風貌が違う、犯人追い込みの押しと切れ味が直球勝負でものすごく鋭い。調べたら、シリーズ化が決まる前の刑事コロンボ 第1話だった。日本語版放送日は1972年8月27日。第2話の「死者の身代金」は見てる。まだ気づいてなかったかな、高三だし勉強で忙しかったかな。

というわけで一日で人生初が3つ。しかし偶然にしては出来すぎてるなあ。

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