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広島カープの1イニング12失点に思う

2019 APR 11 11:11:24 am by 東 賢太郎

プロ野球が始まると忙しい。BS、CSで全6試合を同時にチェックしながら見るからだ。きのうは3-2で原・巨人を倒した中日の又吉の中継ぎ1イニングが印象に残った。なにがというと、彼の顔だ。「おまえにゃ絶対打たせねえ」という気迫の形相。そしてもうひとり、阪神を1安打完封したDeNAの浜口投手だ。前夜に右翼手ソトが少年野球でもありえない落球、骨折中の捕手・梅野にサイクル安打まで決められて12-8の屈辱的な大逆転大敗を喫した阪神相手に「マウンドが楽しい。なで斬りにしてやるぜ」というあの顔。

打席で嫌だったのはああいう形相のピッチャーだ。投げる以前にこわい。鬼に見える。特に浜口だ。四球を7つもくれてほっとさせるが、1塁で2度もけん制で殺されてしまう。ああなるともう大王状態で手がつけられず、相手は蛇ににらまれたカエルで完全に試合は支配され、往々にしてノーヒットノーランなどやられる。前日12点と打ちまくった阪神もあわやだった。甲子園なのになんと阪神ファンから「すごいぞ。浜口」と声がかかったそうで、そりゃそうだ、野球をわかる人はわかるのだ。

野球というのは実に残酷なスポーツで、27人全員三振でねじ伏せてもいいし、27アウト取られるまで打ちまくって何百点とってもいい。やられた方は男として、去勢されたぐらいの屈辱とトラウマをもらう。ささやかな体験で申し訳ないが、1年生で高校初先発だった東京都秋季大会、運悪く当たってしまった強豪、国学院久我山打線の3巡目につかまり、ぼこぼこに打たれて9-0で7回コールド負け。あんなに打たれた経験はかつてなく頭が真っ白になった。

甲子園に出る高校と都立高校がやってもそんなもの。きのうの広島カープのヤクルト戦1イニング12失点というのはプロ同士の試合として明らかに異常なものだった。延長10回に中崎、中田2投手が血祭りにあがってしまったが、ふつうなら「お前ら何やっとんだ」とTVに向かって吠える。ところが、もうあまりに残酷で、バレンティンの代走のきいたことない奴に3塁打されたところで「おい、タオルを入れたれ」だ。史上初らしいがもう生きてるうちに見ることはないだろう。

カープについて大きな不安があることは開幕直前のブログ(OPSで見る今年のセリーグ予想)に詳しく書いた。ところが実態はその程度のことでなく、開幕10試合でこんな事件が起きるとは夢にも思わなかった。元はといえばオリックスからFA移籍してきた阪神・西投手に9-0で完封負けを食らった2試合前の甲子園から打者と守備がおかしくなった。この試合、先発は九里であり、期待もないので打たれてもショックはなかったが、打線は主審の判定も味方につけた西の妖術に翻弄されて手も足も出ず。これは残ったと思う。

そして前日のヤクルト・原投手。西とはタイプが違うが明らかにシュートに手こずっており後遺症と思う。これに幻惑されて10-1の大敗だが、最悪だったのが先発が期待のジョンソンだったことだ。これが3回でぼこぼこに打たれて6失点ノックアウト、頼みの綱がぶちっと切れ衝撃が走った。すでにおかしかった打線はさらに深みにはまって原投手の揺さぶりに凡打と三振を重ね、3巡目で疲れの出る7回になんと三者三振を食らう。これはもうねじ伏せのダメ押しであり精神的ダメージがある。案の定、次の守備でショート田中がエラー、投手中田の悪送球で10点目が入る。

きのうの惨劇の伏線はそうやってひかれていた。そこで先発の野村ユースケがDeNA浜口のごとく仁王立ちで閻魔大王のようになで斬りにしてほしかったが、あえなく4回3失点で沈没。前から思うのだが、顔がこわくない。やさしい体操のお兄さんみたいだ。球威がないなら懐にエグく投げろよ。ヤクルトは大下とかいう2年目が鈴木誠也の顔面あわやというのを投げて、あれは清原だったらマウンドまで殴りかかったなという険悪な一幕があった。そんな獰猛なのはカープにはいない。それでも5回からはアドゥア、一岡、フランスアと、その中ではいい面構えが出てきて押し返し気味だったが、中崎の10回の回またぎで万事休した。中崎は顔がこわくないのでヒゲを生やしたやさしい男だ。中田はあんなじゃない、いい投手だ。完全にビビった顔を見るのがつらかった。立ち直れよ。

投手コーチの佐々岡は緒方監督の1年上だが会話があるんだろうか?野村監督の後継は佐々岡だとある人から聞いていた。ところが黒田が帰ってくるかもしれないという事態になって相性の良くない野村を切って、そこに同業で格下の佐々岡じゃあ帰ってこないと踏んで、毒にも薬にもならない緒方という人事になったと推測する。現にその作戦がうまくはまって黒田が20億円捨てて来てくれたのだから広島カープはそんなに凄いのかと世の中が騒然となった。何が凄いのかは誰もわからなかったがそれは男気という昭和くさいワードで報じられた。株もそうだが、よくわからない方が仕手株は上がったりするものなのだ。それならと男気と護摩行の新井さんも加わって、その2人の「メジャー大権現+いじれるお兄ちゃんパワー」でタナキクマルセイヤら若手が伸び伸びと暴れまくる空気ができた。そこに「カープ女子観音パワー」が乗っかってマツダスタジアムに尋常ならざる妖気がたちこめ、他チームは戦う前からビビっていたのだ。

黒田、新井とともに妖気は去った。残ったのはマエケン、黒田とメジャーのエース級先発投手ふたりを擁していながらNPBセントラルリーグの堂々第4位だった監督、コーチだけだ。移動の新幹線でベートーベンの交響曲を聴いている丸佳浩の心中を察する者などフロントにもベンチにもいたはずもない。彼は提示条件も子供の教育も大事だが、野球人として、妖気が去るときが自分が去るときと思ったろう。そして彼とプライベートに情報交換していないはずがない、同じ関東人であるタナキクセイヤアイザワも時間の問題で全日本名誉監督サマである原タツノリ大権現のもとへ参集し六本木で遊ぼうぜとなっているのは想像にかたくない。菊池のメジャー宣言はそれ。4人はいなくなるよ、センターラインごっそり。みんな知っている。それじゃあ守備も呼吸合わなくなるさ。

カープファンの方は是非ともこのブログをじっくり読んでほしい。2014年4月25日、神宮球場3塁側スタンドにカープ女子などというものは未だ大発生しておらず、こうやって当日券で観戦できていたのが今は昔だ。まだ弱かった広島カープのこの「胎動」をご覧いただけば、かならずや共感いただけるはずだ、「我々はなんと幸せな時代に生まれ合わせたか」ということに。タナキクマルの出現、黒田・新井の出現という神に頂いた3年間の僥倖に手を合わせよう。スタンドのお祭りやベンチとは何ら関係ない所で奇跡は静かに起きていたのである。

広島vsヤクルト(神宮)観戦記(菊池のタッチアップに驚く)

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OPSで見る今年のセリーグ予想

2019 MAR 27 19:19:23 pm by 東 賢太郎

今年のセリーグ、もちろんカープ4連覇と書きたいところですがオープン戦で気になったのは、やっぱり丸の穴です。丸は2018年NPBのOPSランキングでパリーグを入れても1位の選手です。日本一ですから年俸5億はふつうと思いますし、金満選手でもなければ巨人が特に金まみれ球団とも思いません。しかし悔しいのは、この引き抜きはOPSなる統計数値を見ると効果があるのではということです。OPSになじみのない方もおられるのでwikipediaから引用しましょう。

「OPS=出塁率+長打率」であり、2004年のMLBのデータを基にすると、各指標の(チームの)得点との相関係数は打率が0.849、出塁率が0.910、長打率が0.913なのに対し、OPSは0.955にも達する。日本でも1980年から2010年のデータで(チームの)得点と打率との相関係数が0.776なのに対し、OPSとの相関係数は0.941に達している。

OPSは長打が打てれば高く(いわゆるスラッガー)、その選手は当然クリーンアップだから得点貢献が高いのはあたりまえであるなど万能のデータではないという批判もありますが、スラッガーだけど出塁率が高いのは選球眼が良い証ですから投手としては最も嫌な打者です。かつては王貞治がそうでした。1位(丸)と2位(鈴木)が3・4番で並んでいるということは全プロ野球選手で最も嫌な1,2位が連続して打席に入るということで、この連続という乗数効果が大きいのです。鈴木誠也は2度に1度は丸(出塁率約5割)が塁にいる状況で打席に入っており、しかも初回に必ずその可能性があるということです。長打を打たれても歩かせても、相手の先発投手は立ち上がりから窮地に追い込まれ、5番以下が打てば簡単に得点されてしまう。2番・菊池が2割3分の絶不調でも3・4番の並びの破壊力がそれをもみ消し、それがカープの打線のつながりとなり、逆転のカープのかなめでもあったということです。

丸が抜けたことでカープはそれを失います。「丸の穴を埋める」と簡単に言いますが、OPSの高い選手は即席で作ることはできませんから3番に少なくとも昨年のOPS上位選手を置くということです。ではそれは誰かということですが、カープにはいません。昨年のOPS3位以下10位までの選手をご覧下さい。

3・山田、4・ソト、5・筒香、6・ビシエド、7・坂本、8・岡本、9・バレンティン、10・糸井

カープの選手は松山が16位、田中が22位、野間が23位、菊池が30位で、規定打席に達しなかった候補者の昨年のランキングにあてはめると、安部は29位、西川は18位、バティスタが15位、期待の長野はNPB9年の平均値で21位(.783)、2011年のキャリアハイ(.847)でも15位です。唯一高いのは曾澤捕手の12位(.893)ですが、彼が8番にいたからあった打線の繋がりの減殺であいこです。つまり、長野を含め、「3番・丸」の穴をすぐ埋められる人はいないということです。ということは鈴木誠也の責任とプレッシャーが増しますし、相手はもちろん彼を徹底マークしてくるし、それで調子を落とせばさらに得点力は削がれます。穴を埋めようと皆でもがけばけが人が出やすく、厚みがなくなることもリスクです。

一方で、巨人は岡本(8位)が4番におり、今年は彼がOPSでもっと上位に行くとすると、カープの丸・鈴木とほぼ同じ得点力のある3,4番ができることになります。当初、原監督は「丸2番」構想でしたが、先日「丸3番」を発表し、その方針が確定したようでカープファンとしてはとてもまずい。しかも丸の前に2番坂本がいるとなると、(7位)×(1位)×(8位)の「3連ちゃん連鎖」ができて脅威となる。7と8のカンチャンに1がスッポリはまった効果は非常に大きいと思います。つまり得点力においてカープが落ち巨人が上がるプラマイ効果は統計値の裏づけから確度が高く、丸の引き抜きは悔しいがお見事な戦術であったと言うしかありません。

ではそれで巨人がカープに代わって優勝できるかどうか?ゲーム差が縮まる、あるいは逆転する可能性も投手力次第であるでしょう。ただ、カープの力を削ぐことには成功しても他チームに対してはどうか?台風の目になるのはDeNAベイスターズかもしれないと思います。なぜなら、丸が広島にいようが巨人にいようがDeNAは当事者でなく中立的であり、お客さんだった巨人に多少取りこぼしても得意としているハマスタでの広島戦をもっと有利に戦えれば浮上機会になります。OPS上位打者、ソト、宮崎、筒香、ロペスが2~5番に並ぶと

(4位)×(11位)×(5位)×(17位)

となり、4連続OPS上位の打線の得点力は12球団でもトップクラスである上に広島戦だと元気な捕手の嶺井などがいてカモ意識を持たれているように感じます。同時にヤクルトの青木、山田、バレンティンの、

(12位)×(3位)×(9位)

もあなどれない。広島は二大お客さんだった巨人、ヤクルトと拮抗して星を潰しあってしまうと漁夫の利で投手力もうしろが盤石なDeNAが有利です。DeNAは今永、浜口、東の左投手が復調してカープ戦で勝ち越すような事態になると、優勝してもおかしくないと思います。

最も気になるのはカープ先発投手陣です。打力が落ちる分は投手力でカバーするしかありませんが、大瀬良は良しとして野村は去年から読めないし、ジョンソンがどこか故障していたら暗雲がたちこめます。岡田、九里、アドゥアは安定感なし、結局、新戦力の床田と島内とローレンス次第となるとフランスアを回すしかなくなり、8回が不安になるのです。得点力が落ちますから先発投手のプレッシャーが増すのは確実であることを考えるとここが鬼門。

投手陣は「黒田効果」がすでにはげ落ちてます。野村、岡田の凋落、15勝もした薮田が消えてしまうなど尋常ではなく、いかに黒田が精神的支柱だったかということです。その意味で新井の引退も大きいですね、しかもそこで支柱役を期待された菊池があっさりメジャー宣言してしまう。守備はともかく彼の打撃はメジャー級ではなく、あれはFAの布石とみんな思ってます。男気はもう消えたわけで、丸を見て曾澤、田中もというムードがチームに出ているとしたら瓦解のシグナルかもしれず、とても心配です。

唯一明るい話題の小園ですが田中がいるのは痛しかゆしで、サードで使う手はないでしょうか。候補だった堂林ですがOPSが新人時代の.718がピークで年々着実に低下し、キープしているのは外角のくそボールを振って三振する姿だけ。昨年の.559は客観的にもう一軍選手の数字ではないですね。ということで結論としては、バティスタ、メヒアの大化け、新加入の外人投手の想定外の活躍でもないと4連覇は不安があります。

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カープの強さ=アスリート本能の2乗 

2019 MAR 7 1:01:18 am by 東 賢太郎

この時期に勝ち負けは関係ないですが、カープのオープン戦は今年を楽しみにさせてくれます。6か月の長丁場のシーズンです。ケガや不調などからレギュラーだけで年間を戦えない可能性がどの球団にもあって、そのダメージコントロールがどれだけできるかで順位が決まると僕は考えています。

とするといわゆる選手層の厚さの勝負になるのですが、今のカープの野手陣は田中、菊池、鈴木以外は誰を使うか迷うほど力量がハイレベルで拮抗しています。センター、レフトの2席は長野、野間、松山、バティスタ、西川、内野(ファーストとサード)は松山、バティスタに加えて安部、メヒア、小園、曽根が。

数の問題ではありません。カープのキャンプ風景を見ていると、見事に無駄がない。「早打ちトス」など1秒に2球のペースで全力で打ちまくる拷問のような練習です。スケジューリングもグラウンドの部分部分の使い方も合理的で隙がなく、あれを見て他球団を見ると無駄だらけでルーティーンを流してるだけに見えてしまいます。広島流のただごとでない練習量をこなせば、持って生まれた能力の頂点にあるという快感を覚えるだろう、というのは僕にもなんとなく経験的に想像がつくのです。

ランナーズハイ(runner’s high)とはマラソンやジョギングで苦しさを我慢し走り続けるとある時点から逆に快感・恍惚感を覚えることです。カープの選手はそれとおなじで「野球ハイ」の状態になるまで練習させられているのではないかと思うのです。この「ハイ」というのはスポーツだけでなく勉強でもあって、数学など練習しまくって何でも来い状態になると解くのが快感になります。うちのネコは猫じゃらしの捕獲がうまくなると恍惚として目がらんらんとして何度でもやるようになります。これって、人間というより、動物的本能じゃないかと思うのです。

そうなると、今度はその能力を確かめたくなる。野球は9人しか試合に出られないからそこで闘争本能という(これも根源的に、動物的です)ものに着火するのです。闘争本能はどの球団の選手にもあります、プロだからないはずはありません。しかし、カープの選手は「野球ハイ」で恍惚、目がらんらんなうえにそれが乗るのだから、本能✖本能(本能の2乗)の尋常でないモチベーションがあるのではないかと想像します。阪神でだめになった新井が帰ってきて覚醒したのも、そのマルチプル効果がきいたのではないでしょうか。こういう動物的モチベーションというものは、お金や虚栄心という頭脳のモチベーションより断然強いと思うのです。カープが強い道理はそれじゃないでしょうか。

丸選手は2年連続セリーグMVPでゴールデングラブ賞ですから、長野だろうが誰だろうがそれ以下の選手ということであって、つまり丸の抜けた穴を埋められる者はないということです。だから普通のチームなら負の効果しかないですが、カープの場合だけはそうではない可能性があって、「3番とセンターが空いた」という本能に火をつけるおいしい要素が二つも提供され、各々が「二乗のレバレッジ効果」でモチベーションを高めます。つまり丸の件はむしろトータルにはプラスに効くかもしれないと僕は思っています。

例えばホークスの育成選手だった曽根がひょっとして菊池の後釜かという成長ぶり。新人の小園は早や成績も体格も3年目ぐらいの風格に育ってますからすぐに田中を脅かすでしょう。邪推ですが、丸のFA移籍で菊池、田中もいなくなること前提でさらなる本能の火種が生まれている感じすらします。カープで育って試合で実績を出すと、やがて巨人さんが30億円くれる。巨人のドラフトにかかると30億円さんや名前だけのロートルさんが毎年天下ってきて出番が来ない。それならドラフトではまずカープに入りたいという有望株が増えるんじゃないでしょうか。

広島対巨人の戦いとは、「動物的モチベーション」対「お金や虚栄心という頭脳のモチベーション」の戦いと見るならば面白い。ここ2年連続で広島が2桁以上の差をつけてボロ勝ち、巨人はお得意さん状態です。才能はあるが「野球ハイ」未満の状態のチームが、恍惚、目がらんらんなチームと当たれば本能的に怖さを感じると思います。オープン戦初戦、先発の床田がいきなり4者連続三振(丸を含む)はそういうものを巨人選手に与えたと思います、今年もお得意さんなのかなと。監督は誰でも関係ないです。やるのは選手だから。もちろん巨人はそれを知っていて、だから丸をとったのです。

丸が2番打者の巨人打線は繋がりという点では強力ですが丸は近年は2番は打ったことがない。彼はまじめな積み上げ型の選手ですから3番で好きに打たせた方が怖いです。常勝巨人軍プロデュースの「原マジック・ショー」というやらせっぽい劇をドームで演じなくてはならない選手たちは大変と思います。あのムードの中で期待と注目を浴びてアドレナリンが出て「ハイ」になれる長嶋や堀内のようなタイプはショーの主役向きですが、丸は鍛錬を重ねていく王貞治タイプと思うので、あれこれ注文がついて気を遣う2番はどうなんでしょうか。巨人は「丸効果」をうたいますがそれは丸が去年並みに打ってのことです。ベルリン・フィルに君臨した帝王、ヘルベルト・フォン・カラヤンが呼んできてほぼ全滅だったソリストたちみたいにならなければいいのですが。

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広島カープに見る「人を育てる」黄金律

2019 FEB 13 17:17:15 pm by 東 賢太郎

広島カープの紅白戦をTVで見てました。以下、私見です。ショートの小園は評判どおりの逸材でした。守備がうまいのですが、打撃も球の見逃し方がいいです、高校生と思えません、田中広輔がいなければいきなりレギュラーありでしょう。外野の正隨は鈴木誠也なみになるかもしれないですね(よく6位でとれた)、誠也(2位)より上のドラ1だった髙橋大樹と3人でクリーンアップかな。坂倉は會澤翼の後釜、ピカ一の打撃センスです。レフトもいい。3年後ぐらいに原・巨人にもしかしてタナ・タナ・キク・マルでも出現するんだろうけど、若手が旬になるからカープ優位は揺るがないですね。

投手は霞ヶ浦高卒2年目の遠藤。細身だけどまだ19才。坂倉を空振り三振に取った直球に加えて変化球を磨いたら楽しみです(ぜひぜひ肩ひじだけは気をつけてね)。アドゥワは球威にすごみが出てきましたね、先発で行けそうです。熊本工卒2年目の山口の直球も魅力を感じました。島内颯太郎の速球は即戦力で大瀬良二世でしょう。床田は左の先発で、球威は戻っており期待できそうです、10勝したら4連覇は固いでしょう。

球威といえば、一昨年のプロ初登板でヤクルトをあわやノーヒットノーランだった慶応高、慶応大の矢崎(加藤)が一番でしょう。コントロールさえ良ければ誰も打てないのに去年は一軍登板ゼロ。何をやっとるんだ!と不満があったのがこの日は2回を無安打。低めに行ってましたね。僕は彼を外木場に重ねているので、これが成長の証なら涙が出るほどうれしいのです。一軍投手コーチが佐々岡というのは実に大きいですね、投手王国復活ののろしです。

カープのドラフト戦略は本当にレベルが高いと思います。しかし採るだけではなくシビアな練習を課して熾烈に競争させるところがチーム力成長の真因でしょう。戦力のかき集めではなく内部から(オーガニックな)成長を促す、企業経営もかくあるべしで、そういう会社は利益も株価も成長します。人間はいかなる場面でも競争しないと伸びません。何事も負けが嫌なら相手以上に練習するしかないのです。それをやってOPSが球界一位になった丸は立派だし、一位の穴は誰も埋められません。しかし外野と3番の競争がさらに激化することは総合的に見ればカープのようなチームではむしろプラスに働くと思います。

カープの練習を見るのは無上の喜びです。元気が出ます。目利きが無名選手を発掘して育てる。これは投資の世界でソナーがやっている事とダブります。上場した著名企業を高値で買う巨人、僕のポリシーとは正反対です。だから半世紀もカープを応援してきたのかなと改めて思いました。

 

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選手に金を払うのは球団ではなく観客

2018 DEC 23 23:23:44 pm by 東 賢太郎

内海投手のFA人的補償での西武移籍は衝撃でした。そもそも人的補償ってコトバがいやですねえ、補償とは損失を埋め合わせるという意味でふつうは金銭ですがここでは「ヒト」でオッケーですっていちいち「人的」とつけてる。選手を物か奴隷みたいに見ている語感があり不快です。一番ショックだったのはエースを張っていた内海でしょう。しかしTVで観ていた彼の清々としたふるまいは立派ですね。学ぶものがありました。

このニュースでFAで巨人に移籍した丸選手の話題は下火になった感じです。よかったね。「もっと上でやってみたい」は「もっと評価とお金が連動する世界に身を置いてみたい」という意味だと僕なりに解釈をしています。これをプロだから当たり前といってしまっては思考停止なので、少し考えてみます。

まず評価はどうやったら上がるのでしょうか。すべての野球少年のなかで勝ち上がっていくしかありません。頂点はNPBですが野球は日本だけの競技ではありません。メジャーが明らかに頂点です。なぜなら最も高額の報酬がもらえるからです。こう書くと「すぐお金で計るのはいかがなものか」とご批判もありそうですが、シンプルな事実です。なぜなら興行において選手に金を払うのは観客だからです。

たとえば相撲で、お客は十両より横綱や三役の土俵のほうが見たい。だから懸賞の本数も多いのです。客はスターが見たいし、常人にはできない超人的な技能が見たいのであって、それには納得して足を運んで金を払うのです。プロの「評価」とはお客さんにいくら払ってもらえるかで決まるのが本質であって、はえぬき、男気、お世話になってるみたいな球団事情で決まるものではありません。

だから「金満主義の巨人がけしからん」という批判はおかしい。読売巨人軍という会社は35億円出しても諸々を勘案するとペイすると算盤をはじいたから丸選手をとったわけで、なぜペイするかというと、丸選手の直接、間接の貢献で客がたくさん入ると思ったからです。ということは、丸選手は巨人軍の利益を上乗せした金額、つまり35億円以上をお客さんから支払ってもらえる選手だという評価になります。

それがけしからんというならプロ野球という興行がいかんということになってしまいます。そんなことはカープファンも言わないでしょう。つまり、丸の移籍というのは、広島カープ球団は35億を払ったらペイしない。巨人はペイする。だから巨人を選んだ。それだけのことです。それが嫌ならカープ球団はマツダスタジアムの入場チケットを値上げして35億払っても利益が出せるようになればいい。それだけのことです。

僕はチケット代の2割は選手を指名して直接あげられる仕組みにしたらどうかと思います。1万円の席なら8千円はカープ球団に、2千円は毎試合後に投票して活躍した選手にあげる。売上188億円の内100億円がチケット代として20億円が「ふるさと納税」のように選手勘定になる。それで去年の年俸総額と同額です。投手と野手の調整は必要だけど年間通して大活躍すればひとりで10億円もっていくことも可能。金を払うお客が試合を見て「あげたい」というなら当然勝利に貢献度が高いわけで、プロなんだからフェアな仕組みだしモチベーションは凄く上がってチームも強くなると思うのです。

僕は丸を応援したいのですが、一つだけ不満なのは、「もっと評価とお金が連動する世界に身を置いてみたい」というモチベーションがあるという仮定をするならば「メジャーに行きたい」こそが結論になるはずです。巨人に5年もいたらそれはないんでしょう。ということはその仮定は違っていますかね。単に巨人に行きたかったんですかね。

まあ高校生がドラフトで広島に指名されて大成した、しかし、だからといって一生広島に住みたいかどうかは別の話でしょう。エルドレッドは市民に溶けこみ愛されてずっと居たかったかもしれないが、力が落ちれば「ご苦労さん」で戦力外でバイバイだ。そういう世界です。そんなリスクをとっているのだから、リターンが目の前にあればゲットしてあまりにあたりまえでございます。

 

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広島カープは来年も勝つ

2018 DEC 3 23:23:03 pm by 東 賢太郎

広島カープにとってFAは受難の歴史だ。大好きだった江藤、川口が、それも巨人に盗られるとなってどれだけ憤慨したか。だから今回の丸騒動で彼のグッズがユニホームからサインボールまで「売り気配」になったのもよくわかる。

あれから年月を経て、いまの気持ちをというと、野球人としての丸の思い切りを見守ってあげたいのが半分、カープの奮起を楽しみにしたいが半分だ。

前々回のブログを書いていて、なぜ僕が幼くしてカープファンになり、54年もそれであり続けたかわかった。「10倍になる株」探しが生来のライフワークだからだ。タナキクマル、誠也、松山、中崎、会澤、西川、屋台骨のセンターライン・クローザー・クリーンアップにドラ1はひとりもいない。みな「10倍になった株」なのだ。これぞ僕にとって魅力の源泉だったし、これからも変わってほしくない。FAで「すっ高値の株」をつかんで大損するなど、僕の美学からは最も恥ずかしいことである。

丸が出て行ってもこの「目利き力」が健在ならまったく問題ない。若い芽を見つけ育てて大輪の花を咲かす。こんな夢のある球団はない。芽は良いのにほとんど枯らしている巨人は常勝というノルマで集客を運命づけられた球団だからそれができない。だから今回はヒールになってでも丸が欲しかった。広島はたたけば全国でスタンディングオベーションしてくれる大物悪役が現れて、むしろラッキーと思ったらいい。

丸は悪役にしてほしくない。というのは巨人の提示内容は彼が一度しかない人生でのリスクテークを促すに足るものだったと思うからだ。プロである以上、残留したとしても、毎年やることはいっしょである。ぎりぎりの努力を重ねた選手だからどこでやろうと同じという割り切りがあったと思う。ならば野球に集中できる環境が大事であり、そこを巨人は担保したということではないかと愚考する。

田中は原監督、菅野の東海大相模だし、菊池、誠也、岡田、中村祐太は東京出身、会澤も茨城だ。丸の選択の影響がないとはいえないだろうし、黒田、新井が盛り上げてくれたカープ愛だがそれだけでは難しいというのが今回の教訓でもある。私事で恐縮だが僕も入社すぐ大阪に配属になって、今も第2の故郷、仕事の原点と感謝の思いが非常に強いが、終生そこに住むかどうかは別だ。

カープの「10倍になる株」探しは続くと信じるし、ドミニカ共和国に作った日本球界史上初のアカデミーなど、その育成システムは真の意味で堂々たるグローバル戦略だ。おためごかしの海外進出ではなく、少ない資金で最大の結果を得ようという血のにじむような努力、まさに僕らが野村證券で営々とやってきた「地に足の着いた、真にリターンのある海外戦略」である。徹底的に応援したい。

 

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カープ丸選手のFA移籍について

2018 NOV 18 19:19:37 pm by 東 賢太郎

FA宣言したカープの丸の去就が注目されている。カープファンとしては複雑だがここまで努力した丸を応援してやりたいし、何人も主力選手を引き抜かれても強くなるシステムを確立したカープ球団の経営努力も応援したい。

まずFA制度についてひとこと。僕はドラフトという制度は基本的人権である職業選択の自由を侵害する憲法違反だと考えている。プロ志望届を出してNPBで働く資格を得るのはいい。それでNPBと契約して給料をもらうなら何の問題もない。どの球団に所属するかは新人の赴任地の振り分けに過ぎないからだ。

ところが実態は契約するのは球団であり、NPBは単なる業界団体なんです、12社どこに就職できるかは会社がくじ引きで決めますというのだ。全社の処遇が一律ならまだしも、本店所在地も初任給も出世や退職後の人生航路の期待値もぜんぜんちがう。このリスクを一方的に選手に取らせる仕組みは、どこから選択権が選手から球団に移るのか理論的に明確でない。

NPBは戦力の均衡を図って興行を盛り立てたいからくじ引きという偶然性の要素を求める。それが嫌なら選手はプロ野球はあきらめるしかないという別個の不均衡を生む。かような場合は経済的な補完手段しかないのが通常である。例えばドラフト会議の場において、その枠組みの中で、競合した選手は契約金をオークションにするのだ。根尾選手、巨人が3億円で落札!という風に。

かつてはそれを裏でこそこそやっていた。それでできたドラフトだろうという声も出よう。しかし3億円払ってもポスティングでメジャーに売れば20億円入るから金を借りてでも投資しようという球団もあろう。それを堂々と表でやれということ。すれば選手は職業選択の自由は放棄しても経済的に報われるからフェアだ。要するに「セリ」はいかんというなら「くじ引き」はどうなんだ、目くそ鼻くそじゃないの?という意見である。

FAという制度は、「セリ」をしないドラフトの不均衡を時間差で金銭的に解決するものだ。子供のセリはいかんが大人になればいいだろうというわけのわからないものともいえる。戦力の均衡を図るNPBの意図に反するが、球団の経営力の差で「均衡化」に反旗を翻す余地は残そう(まあ巨人のためだが)、そして選手の基本的人権を尊重したということにもしようというおためごかしだが。であるからして、選手は誰に気兼ねなく金銭重視でFA権を行使してよいという結論になるのだ。

カープファンとしては丸がそうしては困る。しかし僕は「理」で突き詰めた結論に感情で逆らわない人間だ。丸は巨人、ロッテに行ってよい(もしアフターケアを入れて最高条件ならばだが)。カープはお金でなく男気スピリットで帰って来た黒田、新井という求心力で3連覇した。それを中心で支えた丸はもう十分にいい仕事をしたし、球団は丸の引き留めで従来のポリシーを変えるリスクを冒すべきでない。丸が抜けても必ずあとは育てる実績があるが、スピリットというものは変質すると容易に元に戻らないからそのリスクは巨大なのである。

私事で恐縮だが、今になって自分の来た人生航路を振り返ると、野村をやめた2004年に他社からオファーが3つ来て、つい「他球団の評価を聞いてみたい」と魔がさした。あのとき野村では若手の台頭で居場所がなくなってきており、君が必要だという声は甘く響いた。それに乗ってしまった決断がどうだったのか、残る道を選ばなかったのだから知りようがないが、まだ選手で行けると思ったので東証1部上場企業役員の肩書だった2つはお断りして部長のオファーをとった。だから金銭ではなく仕事をとった。

丸選手は迷うだろうなと思う。でも僕らと違いプロ野球選手の実働年数は少ない。年金もない。実績なんて済んだことであって、力が落ちればご苦労さんで戦力外通告だ。だから金銭的価値での評価を絶対に優先すべきと思う。新井は居場所がなかったし黒田はすでに超富裕層だったのだ。男気は関係ない。お金は天から降っては来ません。男は稼いでなんぼの世界でプライドをかけて戦っているのです。君が必要だという甘い声は無視。金があればそこから先はどうにでもなる。もちろんカープも含めてドライにクールに条件だけで決められたらいい。

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白熱の延長戦2試合をみる

2018 OCT 28 1:01:33 am by 東 賢太郎

大正13年生まれの親父の94才の誕生日でした。杖ついて一人で歩くし頭はクリアでスマホを駆使してニュースから株価まで詳しい。焼き肉が食いたいというので行くとけっこう食べる。膝が痛いんだよもう年だねなんていうからそんな年だと思ってないんだろう。こっちだってこのところ膝が痛いし、とてもあそこまで生きる自信はありませんね。

そんな日に延長戦の凄いのを2つも見るなんて。思い出というとシカゴのリグレー・フィールドで観戦したカブス対マーリンズの延長16回があります。サミー・ソーサの場外ホームランがあったり凄い試合でしたが、終わったら夜中の1時を回っていてタクシー乗るのに苦労しました。アメリカ人と二人だったから良かったが、一人だったらちょっとやばかった。

野球というのは思えば27アウトとられるまでは夜中どころか何日かかって打っていてもいい恐ろしいスポーツです。ご先祖様であるクリケットがそうなのです。だから27アウトとって決着つけるまでやる。選手使い切って投手が代打に出たり野手がマウンドに登ったりして見世物として価値があろうがどうだろうが、それが原則なのです。

きのうのドジャース対レッドソックスのワールドシリーズ第3戦はWS史上最長の7時間を要した延長18回、3-2でドジャースの勝ち。楽しめましたが見るだけで疲れます。そうしたら夕方に始まった日本シリーズの方まで延長12回の2-2のドローなんてことになるではないですか。ドローねえ。「それではこのへんでぼちぼちお開きということで・・・」。お開き。何とも日本的ですねえ。

カープは勝てる試合だったのにどっと疲れてしまった。初回に菊池が千賀からホームランで機先を制し最高のムードで2点をとる。しかし野間や会澤が好機で外野フライすら打てず、無安打で来ていた大瀬良を援護するどころか松山が草野球のおじさんかと見まがうエラーで2点を易々と献上してしまう。この引き分けは負けに等しいですね。

ソフトバンクの投手陣の厚みは手ごわい。先発もそうですが後ろの方もコマがそろってます。守備は盗塁殺が2つあってこれも手ごわい。打力のチームと思ってましたが実は守り勝つ野球だったんですね。カープは菊池と松山以外はぜんぜん打てず田中と会澤なんて飛ぶ気配もなし。8投手が頑張って何とか引き分けましたが後半は押されっぱなしだ。

明日勝たないとそこからのヤフオクでの3連戦が危うい感じがするなあ。もし負けるとそのまんま4つの電車道?見たくないなあ。日本シリーズ初戦での引き分けは3度目で、全て広島が絡んでいるそうです。過去2度は75年の阪急3-3広島、86年の広島2-2西武。広島はこの2度のシリーズでは日本一を果たせなかった。

3度目の正直を信じよう。丸と鈴木ですね、この二人が打たないと火がつかない。期待してるよ。

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僕の運命を変えた広島カープ

2018 SEP 27 23:23:51 pm by 東 賢太郎

カープファンになったのは1962年(昭和37年)のことです。56年間もカープ戦に一喜一憂してきたことになりますからもう人生の重要な一部です。海外にいた16年間は、まだまだ日本の出来事は翌朝の新聞で知るというまだるっこしい時代でありました。朝一番に経済欄ではなくスポーツ欄から読むのでこっぴどく叱られましたが、気になったままでは仕事になりませんと臆せず正論を吐き日課にしました。緒方、前田、金本あたりはそのころ活躍してましたが、だから姿はあまり見てないのです。新聞を見てよく打っとるなあ、いいのが出てきたなあと球場のシーンを想像してわくわくしてました。

大学2年の夏に九州旅行をした帰路のことです。博多からひとり新幹線に乗ると、網棚に読みさしのスポーツ新聞がありました。それがなければまさか広島であてもなく途中下車するなど考えつきもしなかったでしょう。ところが紙面に小さく「広島・ヤクルト(市民球場、18時)」とあった。これが運命を変えました。矢も盾もたまらず降りてしまい、試合後はユースホステルに頼みこんで泊めてもらったのですが、翌朝、たまたまそこの食堂で目の前に座った女性がのちに妻になったというのは偶然にしても話ができすぎでしょうか。

家内も僕も広島になんの地縁もないのだからこれはカープ大明神のお力だったに違いなく、そもそも昭和37年のご時世に東京生まれの小学生がクラスでいじめられるの覚悟でカープファン宣言の狼煙をあげたこと自体が今日を予見した大明神様のお計らいだったと考えられるのです。だから子孫たちは我が身あるのもお陰様と僕の仏壇にカープの球団旗ぐらい祭ってくれてもバチは当たらない。もちろんひとりぐらいは入団してもらわないと困るしウチは爺ちゃんも野球だし血筋はある、ぜひお願いしたいところです。

その日の試合はどうだったか?勝ったんです、前年初優勝してその年は3位でしたが、山本浩二、衣笠、ホプキンス、シェーンがいて強かった。これを3塁側内野席、ベンチあたりのいちばん上の方で見せてもらい感激でした。得点は忘れましたが9回裏にキャッチャーの水沼が左中間2塁打を放ってサヨナラ勝ちでしたね。初めてのカープ戦、初めての市民球場、初めて踏んだ広島の地、それにしてもあの日はなんだったんだろう。

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カープ優勝おめでとう !

2018 SEP 27 0:00:31 am by 東 賢太郎

今日は素晴らしい日で、6月から悩まされていた懸案の仕事が片づき、パソコンがなおり、N響ですばらしいハイドンを聴き、布団乾燥機がはいり、そしてついにカープが3連覇を達成しました。プロ野球のビールかけって本当にいいですね。これはどこのチームのを見たって、修羅場をくぐった人たちの解放感と笑顔が最高です。人が底抜けに喜んでるのを見ると、こちらもそれをいただいて嬉しくなってしまうのですね。

カープはプレッシャーもあったろうし苦労した時もありましたが、よくやりました。強くなってるなあと感心します。9連覇の時の巨人以外に3連覇したチームはないのだからすごいことですよ。ピッチャーが苦しかったけど、そこで打ってくれる打線を見て奮起してぎりぎりのところで踏ん張ったし、新しい人たちががばって急場を支えたのも頼もしかった。高校野球みたいな投打の一枚岩の信頼感は黒田、新井の財産かもしれませんね。広島のみなさんは災害もあって今年はつらかったでしょうが本当に良かったですね。おめでとうございます。

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