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浜口投手の悔し涙は一服の清涼剤

2021 APR 3 0:00:16 am by 東 賢太郎

横浜DeNAベイスターズが広島カープに敗れて球団ワーストの開幕7戦勝ちなしとなった。先発の浜口は開幕投手だったが巨人に3回6失点でKOされ、今日は2度目の先発だったが2-0でリードされた6回で代打を送られた。左足に張りがあったせいだが、それでも踏んばって堂林から三振を奪っていた。

驚いたのは浜口投手がベンチで泣いていたことだ。6回で2-0など、まだ全然敗けてるわけでない。そうではないのだ、投手出身の三浦新監督の信頼にこたえられなかったからだろう。昨日のヤクルト戦は4回までに11点取りながら中継ぎが打たれて引き分け。エースとして期するものがあったに違いない。

思えば最近は甲子園で負けても泣かないチームがある。笑顔の子すらいる。別に泣けというのではない、ラグビー精神でノーサイド?美しいね、でも野球だよねと思うのだ。甲子園の土は持って帰るが、なんとメルカリで売っていたりする。おい、そーじゃねえだろう。そう嘆いてしまう僕は古いんだろうか?

浜口を見て解説者が「良く投げましたよ、クオリティスタートですし」なんていう。おい、そーじゃねえだろう。相手はゼロに抑えてるんだ、なにがクオリティだよそんなもん、日本語で言ってみろよ、浜口に無礼だろう。だから「今日は自分の仕事ができました」なんて奴が出てくるんだ。

思えば最近は乱闘もない。かねヤンみたいにぶん殴ったりスパイクで蹴ったりしたら今どきは傷害罪で告訴されかねない。ケンカしろとは言わないが塁上で走者と野手と談笑するなど応援してる客に背信行為だろう。なんだよ仲良しクラブの野球大会かよ、そんなんで金取るなよ、八百長ねえのかよと思ってしまうのだ。

野球は格闘技じゃなくなったのだ。そりゃそうだ。巨人を見たらわかる。投手(井納、野上、大竹、高梨)、捕手(炭谷)、一塁(石川)、二塁(中島)、三塁(ウィーラー)、遊撃(廣岡)、左翼(陽岱鋼)、中堅(丸)、右翼(梶谷)と他球団からの引っこぬき組でそこそこの一軍チームができちまう。

これで塁で話すなといっても無理だ。引っこ抜かれたのは広島、ヤクルト、DeNA、楽天、日ハム、オリックス、西武、ソフトバンク、ロッテの9球団だ。セリーグの3つは金欠トリオ。分が悪いと主力(丸、梶谷、井納、昔のラミレス、ペタジーニ)を抜くWパンチ戦略の餌食になってみな翌年凋落している。

巨人が球界の盟主だ、横綱だと「常勝巨人」を作る裏工作丸出し。フェイクの横綱であっても勝つと気持ちいい。そういうコアな巨人ファンは確かにいるが、もう多数派ではない。今年の開幕戦「巨人×DeNA」の視聴率は史上最低の8.8%だったらしいが、要は、もう8.8%しかいないということである。

そこで対応策のつもりなのか解説席に芸人を入れたりしてると聞く(僕はそんなものは1000%見ない)。コアな野球ファンが芸人の解説など聞きたいはずがないだろう。つまり、そんなことをすれば、野球観戦にリピーターとして金を払ってくれる一番信頼できる客は、断言するが、確実に逃げていくのである。

マスコミの質、それこそクオリティの問題以外の何物でもないが、ひいてはプロ野球界の問題になっていくのだから野球を心から愛する人間として看過し難い。浜口投手の悔し涙は一服の清涼剤であった。浜口くん、すばらしい、そういう男は伸びるぜ、これからも応援するぞ。

 

Categories:______プロ野球

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