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「国民の7割が反対」の重大な意味

2021 MAY 21 19:19:15 pm by 東 賢太郎

いま日本には「国民の7割が反対」とされる「大きな案件」が2つある。7割とは国の根幹である憲法さえ改正できる “絶対多数” だ。それを無視して「大きな力」が働くなら、国会は民意を代表する議員によって占められていない。したがって、そのズレは次回の選挙で補正されるだろう。

こういう状況を恐れて、僕は下のブログを書いた。というより、書いた去年の8月は安倍政権末期であり次期総裁決定の1か月前だったが、へたするとこういうことになるだろうという虫の知らせで書いた。

ジャイアンであるためにジャイアンな政府

「ジャイアンであるためにジャイアンである」とは、どういうことか?権力者になる目的のためだけに権力を行使することだ。衆目の一致するリーダーでない者が権力を奪取する際に往々にしてみられる。敵を腕力でねじ伏せるわけだが、そのこと自体は闘争の本質であり、是も非もない。ただそこで効果的な方法がある。僕はその手法をサラリーマン時代に身近に体験した。まず要職にあって反逆する邪魔者を「見せしめ左遷」する。それだけでも効果はあるが、ここからが重要だ。後任に “あえて”「衆目の一致する無能な者」を任命するのである。無能であればあるほど良い。パワーを誇示できるし、内部を知らない者には大抜擢に見えるし、内部者にはそいつが「よいしょ」「ソンタク」野郎だった以外に何の理由もないことが明々白々である。かくして「いいか俺に逆らうなよ」というメッセージが目に焼きつくのである。

ブログにあるとおり、中流階級、女性という政治的ハンディをはねのけたマーガレット・サッチャーは歴史に名を刻んだが、当初は政権支持率がボロボロで「短命だろう」とプレスに悪口を書きまくられた。しかし、「あること」をやって起死回生の大逆転をしたのである。それをお読みいただきたい。菅政権は官邸主導で小さな政府を志向する政治ができるポテンシャルありと期待したが、いまやブルドーザーで無為に民意を踏み潰すイメージになってしまったのは政権にとっても国民にとっても残念であり不幸なことでしかない。首相といえども既得権益集団を打ち砕くのが絶望的に難しいのだということを見せてくれたという思いでもある。サッチャーが偉かったのは2つあって、まず身を挺してそれをやり遂げたという結果を国民に見せたこと、そしてもうひとつは、「ジャイアンであるためにジャイアンである」をしなかったことだ。

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Categories:政治に思うこと, 若者に教えたいこと

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