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ご恩のバランスシート

2013 DEC 16 21:21:53 pm by 東 賢太郎

もう今年を振り返る時期になりました。                              ①生きていられたこと                                         ②家族、会社、知り合いが安泰であったこと                          ③新しい方とお知り合いになれたこと                              これで十分です。

「足るを知る」のは大事と思います。若いころは足らない人間でした。自分の力も足らず、得たいものを得ても、満ち足りませんでした。今は得たいという気持ちを棄てるのが第一です。いままでと反対なことですから、エネルギーが要ります。ただどこまでいただけるかわからない人生、得なくてもいいものに費やす時間はありません。

仕事については、自分を必要としてくださるかたと必要なだけの仕事をする。その信頼に全力でお応えするだけです。今年はその種となるご縁がありました。ご縁はそのかたというよりもきっと天にいただいたものです。それをないがしろにすることは、結局どこかで自分の人生もないがしろにしてしまいます。

僕は人間は死ぬと神様に人生の「貸し借り帳」を見せられると思っています。天国地獄を決める「ご恩のバランスシート」です。自分が生きてこられたのはまず両親があり、それから家族、先生、学校、友達、会社、同僚、部下、お客様etcがあり、直接会わないが喜びや知恵や安全を与えてくれる人たちがあります。

何か頂いたり、ご恩をうけたり、お世話になったりということは人生帳簿の負債です。この負債をお返しして貸し借りなしにする。宇宙というのは、物理法則や数学もそうですが、きれいにバランスするようにできているように思います。神様はそのように宇宙を造っています。だから宇宙の原理に逆らわずに生きようと思うのです。

例えば、お世話になった学校や先生や会社や先輩には、卒業生としてまだ返し切れていません。お客様。お陰様でここまでこの世界で生きて来られた方がおられます。まだまだお返しできていません。だからご恩に恥じない良い仕事をして報いる必要があります。お金や名誉ではなく、それこそが僕の仕事の原動力ということになりつつあります。

家族。いままでの人生、亭主として父親として、走り通しで何もしてやれていません。これから返さなくてはいけません。友人、同僚、後輩、部下。年齢、国籍、性別関係なくいつでも何かしてあげたい。でもできていない人もいる。やらなくてはいけません。

お返ししながら、それを道端に毎日おいていくのがブログです。好きな音楽のことを書くのは作曲家、演奏家への恩返しです。いただいた喜びのお返しに一人でも聴衆を増やしたい。紹介文や評論はいくらもありますから自分だけの方法でそれをやります。

これから知り合う人。西室兄はもう数を絞ろうと思っていたと言います。わかります。いろいろ考えましたが、これも天命のなすまま自然に行こうと決めました。お会いしたなら会う運命にあった。大事なかたです。

最後に、両親です。90になる父は施設にはいり弱った母のめんどうを見ています。ここまで書いたことを立派にやり遂げること、それが両親への恩返しになると信じています。

 

 

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