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あっぱれ逸ノ城

2014 SEP 30 10:10:10 am by 東 賢太郎

 

大相撲は朝青龍がいなくなってからつまらなくなった、そう思っていたらモンゴルから逸ノ城という逸材が出てきました。

ザンバラ髪の力士が横綱、2大関をたおして千秋楽まで優勝争いするなど痛快そのものであり、まるでマンガの世界です。13日目、横綱鶴竜戦をたまたま見てましたが、はたき込みとはいえどっちが横綱かわからない風格でした。髷も結ってない力士が圧勝。野球ならリトルリーグのユニフォームを着た子が巨人を完封したぐらいの珍事でしょう。

稀勢の里戦から注文相撲、立ち会いの変化で勝ち、あれはいかがなものかという声もありましたが、角界に入り5場所目の新入幕力士です。何をやろうが勝つだけで良しでしょう。どう考えたって。そんなのに引っかかってころがされてしまう横綱、大関ってなんなんだということです。

あれで白鵬が負けてたら?相撲協会としてはその悪夢だけは避けたかったのでしょう、来場所はいきなり関脇になってしまうらしいです。新入社員が1年で常務になってしまうようなものです。しかし2場所も3場所も平幕優勝されるよりまし。そういうことでしょうか。それほど型破りな怪物ということかもしれません。

稀勢の里のあまりのふがいなさに、もはや日本人横綱待望の声もしぼんだかのようです。ウィンブルドン現象は止まる所を知りません。しかし国技がモンゴル相撲になるわけでもなく、立派に日本語を話し、礼を守って大相撲の伝統を継承してくれているのだから国籍など何の関係がありましょう。

モンゴルの遊牧民でゲル育ちというワイルドな風貌、199kgの巨体、それにして柔らかそうな身のこなし、単なる巨体力士ではなさそうで、しかもきちんとした日本語でのしっかりした物言いなどなかなかのもの。強いだけでなく好感度も高いですね。全スポーツ界を見渡してもぶっちぎりのホープ。大相撲を見る楽しみが増えました。

 

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