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井端ジャパンに見た大器の顔の良さ

2023 NOV 18 17:17:31 pm by 東 賢太郎

まだ決勝がどうなるかわからないが、侍ジャパンが台湾に4-0、韓国に2-1、豪州に10-0で勝った。台湾の先発は打てなかったし韓国は守備がそこそこ締まって強かった。豪州戦は5回で5-0で早川が7奪三振のパーフェクトピッチで、相手は空気に飲まれて守備がぼろぼろ。この時点で我が家では「この試合は10-0以下だったら負けに等しい」という厳しい宣告が下されていた。8回1安打コールドで10-0だったからまあ合格だが、早川が完投すれば完全試合もあり得たと思う。この完成されたピッチャーが今季6勝7敗?楽天が弱いのかパリーグの相手が強いのか。明日の決勝は、2016年夏の甲子園準々決勝で木更津総合・早川に3-1で投げ勝った作新学院・今井達也だ。

初四球、初安打を与えてしまったが西武の佐藤は去年の開幕前に「ドラフト2位の佐藤隼輔(筑波大)はオープン戦を見る限り僕の予想をはるかに上回る好投手である。(1位隅田と)2人とも新人王候補で10+10=20勝しそう」と書いた。同年の公式戦の結果は想定外も度が過ぎた。昨日韓国戦で7回3安打の快投を見せた隅田がなんと1勝10敗、佐藤が3勝4敗。昨日今日でこれは球団が変だったことが証明されたろう。どっちもいい面構えになっていたから井端の下で開花を期待する。

藤原、早川のインタビュー。大器だ。ひとつことを迷いなく極めつつある男の顔が実にすがすがしい。自分も野球で育ったから分野を問わずそういう顔が好きだ。実力は一流なのに大舞台でダメな人がいる。可哀想だが器の大きさばかりはいくら鍛えてもだめである。ちなみに日本はいま政治にこそ大器が求められているが、国会中継で見る自民党の面々は総理大臣殿を筆頭に小手先でさばく要領だけのチャラい小物のオンパレだ。何が一流で政治家やってるのか皆目見当すらつかん、こんなのが日本の代表?わけわかんねえ、顔を見るのも不快である。課長代理みたいのを社長にしちゃいかんのだ。勝手を言って申しわけないが主観だからどうしようもない、人間の質というのはどうもならない、ダメな奴はダメだ。

井端監督もインタビューの顔つきがいい。このたび初めて指揮を観させてもらうが、選手の選抜も起用も知将の味がにじむし秘めた熱さも感じる。どこがどうのではない、こういうのはトータルに感じるものとしか言いようがない。ピッチャーだけは別人種だからいいコーチが大事だが、カープファンの僕として最も嫌だった稀代の好投手・吉見は最高の適材と思う。まだ名前も知らない選手も多いがこのチームはやってくれそうだ。

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Categories:______プロ野球, 政治に思うこと

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