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カテゴリー: ______プロ野球

無観客試合で聞こえたもの

2020 MAR 1 18:18:07 pm by 東 賢太郎

無観客試合は初めてだ。球場に冴え冴えと音が響きわたるのが心地よい。客がいない僕らの練習試合はいつもこういう感じだった。普段は歓声やラッパにかき消されてるミットの音。ビシエド選手のホームランの打球音。そしてなにより、選手が一球ごとにあげるベンチからの大音声である。かつてプロ野球でこんなものが聞こえたことはない。

思い出したのは、外野を守ったらやたら静かだったことだ。なんと視界の半分は空である。野球は遥か遠くでやっていて、まるで隣り村のお祭りだ。たまにフライが飛んできて、風を切るシューっという音で我に返る。

侍ジャパンの外野シートノック

マウンドで空が気になることはない。視界はキャッチャーミットだけだ。同じスポーツとは思えない、ラグビーみたいなワンチームはないのだ。

しかし、ベンチで大声を出していると、ひとつな気になる。上級生も下級生もない。相手投手のミット音が気になる。それを味方が打つとベンチがどっと沸く。野球は半分はベンチで座ってる怠慢なスポーツだとサッカー部の奴は思ってるがそうじゃない、ベンチでも競技してるのだ。

慣れない無観客試合はいろんなことを思い出させてくれる。全部それでもいいぐらい音が心地よい。でもプロの選手は張り合いがないだろう。

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野村克也さんに感謝

2020 FEB 11 16:16:07 pm by 東 賢太郎

野村克也さんのプレー姿は実はあまり記憶にない。20も年上であり、当時は巨人戦しか放送がなかったからだろう、テレビの白黒録画のホームランシーンしか浮かんでこない。プロ野球史上初の捕手による三冠王でデータ野球の開祖でもあるから知将の印象があるが、現役時代は捕手として三味線(打席に入った打者にごちゃごちゃ話しかけて混乱させること)が有名であった。

ヤクルトの監督時代にオリックスとの日本シリーズで「首位打者のイチローを押さえることがカギだ。徹底マークして内角を攻める」と事前にマスコミで放言して意識させ、内角はボールばかり投げて外角勝負を仕掛け、2割ぐらいしか打たせずに勝った。それも「壮大な三味線」だったわけである。データ野球といってもチマチマした小技などでなく、武田信玄の啄木鳥戦法のごとき大技ができる大物監督であられた。

探すと野村さんの本は家に2冊あった。激務の中の乱読だったのでいつ読んだか覚えがなく、出版年を見てみると「負けに不思議の負けなし」は1987年だからロンドン時代、「野村の眼」(弱者の戦い)は2008年でみずほ時代だったらしい。

日本プロ野球で通算本塁打数歴代2位、通算安打数歴代2位、通算打点数歴代2位、通算打席数1位の人がテスト生で南海に入団したブルペン捕手だったのも信じられないが、しかも1年で解雇通知を受けた。そこで球団マネージャーに言い放った言葉が「もしクビなら帰りに南海電鉄に飛び込みます」だ。もちろんはったりとはいえ、そんな言葉はそうそう吐けるものではない。母子家庭でなんとか病身の母を助けたい、絶対金持ちになってやるとプロ野球に飛び込み、「野球への凄まじい執念を今日まで持ち続けたという自負」を「私が唯一誇れるもの」と書かれている。命を懸ける(懸命)とはこういうことだろう。

僕も長年懸命にビジネスマンをしてきた自負はあるし、何度かここぞという大勝負の場面はあった。たとえばロンドン時代にお客さんに「間違ったら首をやる」(I will eat my hat if I am wrong.)と何度か体を張った緊迫の場面があった。今流なら「わたし失敗しないので」であるが、英語では「だめなら帽子食います」というのだ。それが見事に失敗し、ついにお客さんに How many hats do you have? (君、帽子いくつあるの?)と失笑を買ってしまった。野村さんの身体を張ったプロフェッショナリズムに比べたらこんな懸命は甘ちゃんなものだが、英国のプロ相手に株を売る商売は日々がそれなりに勝負の場ではあって、野村さんの箴言がビシビシと体感できる6年を送れたのは有難かった。

だからだろう、いま2冊の目次を見返してみて驚いた。「エースと4番の条件は」「不真面目な優等生が大成する」「指揮官とは説得業である」「一流が一流を育てる」「天才は妥協しない」「主力に休日はない」「人の良さはプロではくせもの」「大投手の条件は打者を見下ろして投げること」「鈍感人間は最悪」「滅多に褒めない人に褒められたら嬉しい」など、何のことはない俺のポリシーだと職場で偉そうに言明していたのと同じ趣旨のことが書いてあるではないか。日々の業務の中で自然に血肉になってしまったようで、いま見返すと何やら師匠の言葉という感じがする。

引退後に住友金属で講演して1時間の予定が半分で終わってしまい冷や汗をかいたくだりがある。評論家の草柳大蔵氏に「君の経営の話なんか誰が聞きたい?なんで野球の話をしないんだ」と諭されて目がさめたそうだ。僕には野村さんの野球の話が即、人間学、心理学、経営学の話にきこえる。たいした実戦経験もない人の吹けば飛ぶような教訓話としてではなく、ドラッカーの経営学の本よりも身にこたえる。僕の野球歴は力不足と失敗のオンパレードだが、肌で感じることのできる道の頂点の方の言葉はどんな天才や偉人の言葉より重い。

「野村の眼」の最後にこうある。

自己コントロールとは、欲から入っていかに欲から離れるかにある。沈まないとジャンプできない―それが謙虚さであり、素直さである。それがなければ進歩がない。「感謝」というのは、人間形成の基本中の基本である。これが無形の力―すなわち考える力、感じる力、備える力に発展していく基である。傲慢な人間には、現状維持も伸び率もない。ただ下降線を辿っていくのみである。そしてどん底に落ちきって、気付くのである。人間の悲しい性である。

いま、僕はやっとこの言葉が理解できる年になっているようだ。

お会いしたことのない方が亡くなってこんなに涙したことはない。若い頃ぜんぜんぱっとしない人間だった僕にとって2冊のご著書は羅針盤であり、テスト生からあそこまで昇られた野村さんの言葉にそれほど頼っていたことにいま初めて気がついた。苦しい時に勇気づけていただき、心よりの感謝の気持ちしかございません。

天国で奥様とご一緒に、どうぞ安らかにお休みください。

 

雲ひとつない快晴の日

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サブロー氏が楽天2軍統括に就任

2020 JAN 8 11:11:44 am by 東 賢太郎

楽天2軍統括にサブロー氏 石井GM直下で連携強化

https://www.nikkansports.com/baseball/news/202001070000719.html

 

 

新年早々にビッグニュースだ。「おめでとう!」と送ったら「壁にブチ当たった時アドバイスお願いします」だ。このレスポンスの早さ、君は本当にすばらしい。アドバイスはむりだがウナギをおごってあげることはできる。

石井GM。神宮に息子と行ったその昔、球場の外ですれちがって「おっ、石井だ」と声をあげたら自転車の上から見ず知らずのオヤジにウスと野球部挨拶してくれた。それだけのことだが、それ以来ずっとこいついい奴だなと思ってる。

今年はロッテがとても楽しみだがサブロー氏の楽天も楽しみだ。パリーグが熱い!

 

イチローもいいがサブローも好き

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あっぱれ、美馬と福田がロッテ入団

2019 NOV 26 23:23:26 pm by 東 賢太郎

千葉ロッテマリーンズが大変なことになってる。

プレミア12は優勝、あとはFAだ

ここにホークスの福田が来たら・・・などと戯言を書いたら、ほんとうになってしまった。美馬と福田がロッテにFA移籍!そんな時代になったのか!

僕は福田選手の大ファンである。その理由はここに書いた。

 

ソフトバンクの強さここに見たり

(終了後のインタビュー、福田の森福への思いやりある即興コメントはこのゲームで最もすがすがしいものだった。福田くん、君は優秀だなあ、サラリーマンになっていても間違いなく出世したぞ。)

 

これだ。こちとら60余年も生きてるのだ、会ったことないがわかってしまうよ。なんたって謙虚ないい奴に決まってる。もし性格悪ければね、きっとレギュラー取れてるな。でもそれはぜんぜん損したわけじゃない、弱っちい奴は謙虚になれないからね、実は強いということだ。ほんとうに良い選択をしたと思う、いよいよ実力発揮してロッテで大成してください。

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プレミア12は優勝、あとはFAだ

2019 NOV 17 23:23:13 pm by 東 賢太郎

プレミア12、優勝おめでとう。稲葉監督は日本のためによくやった。決勝の韓国戦、山口のコントロールがやばいなと思ったら1回にいきなり2発叩きこまれて3-0だ。誠に勝負弱い奴だ。相手の左腕のメガネは米国戦だったかで素晴らしくイキのいい球を投げていて、ああこれでもう終わったなと思った。それを叩き返した今大会5割打者の鈴木誠也、そして重いムードの中で快心のスリーランを放った山田、相手をがっくりさせたダメ押しヒットの浅村。さすがである。山口以外の投手はみな凄かった。特に7,8,9回の甲斐野、山本、山崎は、あれは打ちようがない。危なかったベネズエラ戦、米国に敗退など、特に打線については全く機能しない者もいてフラストがたまったが、勝てば官軍、終わり良ければ総て良し。皆さんこの時期にお疲れ様。

これで今年の野球も完全終了。最後にFA動向だが、カープに曾澤、野村、長野が残留とはうれしい。菊池も巨人はなかった。もう一つ驚いたのは楽天の美馬が原監督のラブコールを蹴ってロッテ入団を決めたらしいこと。僕は美馬を評価しており、それは去年3月のオープン戦で生の彼を見てからだ。

東京ドームで最高の気晴らし

このブログに、

調子が良いと何もさせてもらえずノーヒッターもあり得るタイプの投手とみた。

と書いたが、今年の7月19日にソフトバンク相手に8回終了まで完全試合をやってくれて、こういう見立てが当たるとおおそうだろうと気分が良い。

楽天美馬9回に完全試合逃す 12年巨人杉内以来 – プロ野球 …

 

まだ決まっていないが、もし福田が来てくれると来年ロッテは日本の覇者ソフトバンクを今年以上に苦しめるかもしれない。

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セリーグ弱すぎ、かんべんしてくれ

2019 OCT 27 1:01:55 am by 東 賢太郎

セリーグが馬鹿馬鹿しいほど弱すぎる。子供の目にも明らかだ。ソフトバンクを赤組・白組にわけて、そのどっちとやっても巨人は負けただろうと思うほどの筋金入りの弱さである。しかもそのソフトバンクはパリーグ2位なのだ。

セリーグもDH制をという声がある。原もそう言ってる。ではDHで野手がもう一人育ち、投手が気が抜けなくなると山本や岡本のエラーや増田の暴走がなくなるのか?そんなわけないだろ?要は、監督がなんと言い訳しようが、ソフトバンクより野球がヘタクソなだけなのである。ヘタな奴らがDH制にすると練習しないでうまくなる?アホらしいにもほどがある。

セリーグは人気にあぐらをかいてユルフンの野球をしてきた。それがまぎれもない原因だ。交流戦を減らそうとしているのはセリーグだ。巨人戦、オールスター、日本シリーズの価値が減るという理由だ。そんな心配はご無用だ、人気なんかもうない。地上波で流した今回の日本シリーズの視聴率は一桁台だ。弱い上に球団経営も危機感なくユルフンで昭和のビジネスモデルのまま。絵に描いたように斜陽の大企業そのものだ。

天下分け目のいくさ前、男は斎戒沐浴しふんどしを絞めてかかるのだ。そこでコーチが不倫でクビになってるようじゃ勝てるわけないよ。かたやラグビーは国際試合で感動をくれた。こっちも天下分け目のスコットランド戦の前だったが、ホテルのサウナに入ったらジェイミー・ジョセフ監督がいた。居あわせたラグビー好きの紳士がいろいろ細かい質問をしていたが嫌な顔一つせず、アスリートらしく真剣に熱く答えていてすがすがしかった。プロ野球の監督ならあれはないだろう、もうお高くとまった芸能人の部類だ。

ラグビー日本代表の給料は野球よりずっと低い。しかし彼らはそんなことは意にも介さず一途に泥くさくジャパンのために戦って強豪スコットランドを倒してしまった。日本人はこういう男たちを言わずとも涙して応援してしまうのである。かたや何億ももらってバブってる野球選手がチケット代泥棒みたいな恥ずかしい試合をくりひろげてる。日本人はこういうのを言わずとも唾棄する。僕は40年いろんな業界、企業を見てきた。こんな業界はこのままだと確実に衰退すると断言しておく。恐るべき事態だ。

 

 

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ソフトバンク、14年ぶりの4タコ優勝

2019 OCT 23 23:23:11 pm by 東 賢太郎

昨日のブログにこう書いた。

坂本は第1戦で千賀の内角攻めの末にボールくさい外角低めをストライクと判定され主審にからんだ。それを見た甲斐は同じコースにもっと低い球(当然ボール)を投げさせ、ゾーンに自信がなくなった坂本は三振を恐れて振るしかなく、ごっつぁんのショートゴロ。あそこから外角の見逃し方がおかしくなって打てなくなった』

そして彼は最後まで打てなくなった。優勝決定のシーンの空振り三振は、そういうことだ。第1戦ですでに2番坂本を完全におかしくした甲斐捕手。3番丸はすでに去年おさえこんでおんなじ攻めでオッケーだった。甲斐キャノンはなかったが、今年はリードで巨人を手玉に取った凄い捕手だ。

そしてこう書いた。

『それをはじいたサード岡本がボケだ、捕ってやれよそのぐらい。第2戦の山本とおんなじで、強いチーム相手にエラーしたらもうだめだ。こんな守備が下手クソなチームが日本一などあるわけない』

今日も山本、岡本コンビのお粗末な失態で自滅。オウンゴールであった。相手にとってあまりに不足だらけで、ホークスは勝ってもスカッとしなかったろうと同情するばかりだ。ボロカスに書いて巨人ファンの皆様には申し訳ないが、要はプロとして精進が足りないのであって、それで飯を食ってる人に温情などかける気は全くない。この程度で優勝できるセリーグとは何なのか、レベルの低さは危機的状況にある。このザマではオリンピックやWBCでのオールジャパンのクオリティにマイナス要因でしかないのではと思わざるを得ない。

菅野は良く投げた。見事なコントロールと責めっぷりでエースの投球だった。和田の右打者イン・ローの速球はプロの球だと思った。まあ見どころはそれとホークスナインによる阿部の胴上げぐらいだった。スイープ(お掃除)とはよく言ったもんで、こんなにあっけなくひとひねりの日本シリーズは人生初めてである。ホークスはCS初戦で負けてから10連勝。勝負事は結果を出したら勝ちだ。本当にスキのない強い軍団だし、いろいろ言われながらもこれだけの質とプライドの選手たちを使いこなした工藤監督はお見事としか言いようがない。ホークスファンのみなさん、堂々の日本一おめでとうございます。

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巨人弱すぎ、かんべんしてくれ

2019 OCT 23 8:08:45 am by 東 賢太郎

打てそうな気がしたのは亀井とゲレーロと阿部だけだ。ひどい。坂本は第1戦で千賀の内角攻めの末にボールくさい外角低めをストライクと判定され主審にからんだ。それを見た甲斐は同じコースにもっと低い球(当然ボール)を投げさせ、ゾーンに自信がなくなった坂本は三振を恐れて振るしかなく、ごっつぁんのショートゴロ。あそこから外角の見逃し方がおかしくなって打てなくなった。

第3戦はバンデンハークから亀井の先頭打者ホームランで気勢があがったが、そこから坂本、丸、岡本が三者連続三振でどっちらけである。そして追い討ちのように2回にグラシアルに甘い内角を一発を食らって振り出しに戻る。しかしその裏にゲレーロが2塁打を放っていい感じに押し返し、田中俊太がセンター前にはじき返した。これが抜ければ試合展開は変わったろうが、セカンドの川島が年に何回も出ないような超美技で間一髪1塁アウトである。

そして3回、その川島が打席に。巨人先発・高橋優貴からマン振りでレフトへ特大のファールを打ち込む。危なかった。川島はテンパってる。スリーボール。「こいつを乗せるとやばい、当ててもいいからインハイを責めろ!」と念じたが、情けないことに低めにタレた球で逃げまくって四球である。キミね、オトコ負けしてるよ、そんな奴は絶対勝負に勝てない。案の定、これでまた1点はいってしまうのである。

潮目が変わる。4回は高卒新人の戸郷がバントの送球をミス。それをはじいたサード岡本がボケだ、捕ってやれよそのぐらい。第2戦の山本とおんなじで、強いチーム相手にエラーしたらもうだめだ。こんな守備が下手クソなチームが日本一などあるわけない。致命的な4点が入る。9回は阿部が意地のヒットを打ったが、代走の増田がまさかの大暴走で三塁で憤死。おまえな、最終回4点差でリスクおかして三塁行ってもしょうがねえだろ。球場あぜんで一気に火が消え、大城、ゲレーロが力ない三振でゲームセット。もう笑うしかない。

巨人は被安打7だが与四球も7。この弱投を打線がカバーしないと勝ちようがないが、恥ずかしい13三振であった。スコアは6-2だが亀井の気合の2本だけだから10-0でねじ伏せられたフォール負けのイメージである。パリーグとセリーグは相撲なら幕の内と十両ぐらいの差なのかと思わざるを得ない。横綱ホークスが十両優勝のジャイアンツを電車道で押し出し、あまりにつまらないので座布団飛びまくりという感じだ。あしたは菅野だ。

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やっぱり強かった南アフリカとソフトバンク

2019 OCT 21 22:22:54 pm by 東 賢太郎

自分で野球をやっていて強いと思ったのは守備がうまいチームだ。打席に立つとスキがない感じがして圧迫感がある。野手が大きく見える。こういうチームはだいたい投手も良いから点が取れず、やがてこっちがミスして負けるというパターンだ。

昨日の日本シリーズ第2戦の巨人がそうだったろう。ホークス先発の高橋はアンダースローで打たせて取るタイプだ。巨人のメルセデスも同じタイプで5回まで両軍無安打である。こういう試合は先に守備でミスした方が劣勢になる。

7回、巨人のサード山本にエラーが出てしまう。そこで、すかさず代走に俊足の周東。1点をやれない試合展開。大竹のプレッシャーは倍増だなと思っていたら案の定、松田がスリーランをたたきこんだ。

ソフトバンクはセカンドに27才の牧原が現れ、出てきた当初のカープの菊池に似ている。これで甲斐、今宮、柳田のセンターラインが鉄壁になった。と思っていたら昨日の第二戦、1番セカンドは川島だ。左キラーとはいえ、あの牧原がレギュラーじゃないのか!すごい層の厚さだと無言のプレッシャーだ。

もうひとり。先発はグラシアルがレフト、中村がライトで打撃重視。点が入ると守備重視でグラシアルを下げる。ここで中村はレフトで、ライトに福田が入る。ということは守備も肩もいいのだ。その福田がスローカーブをセンス抜群のホームランを打ってしまう。これが控えか!強いなあとため息をつく。

いっぽうのラグビーWC南ア戦。日本はすぐにタックルで潰される。相手のモールはぐんぐん押しまくって、最後はトライを決めてしまう。どうしようもない。強い。なんかソフトバンクの圧力と似てるなあと思った。

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2019年ドラフトの目玉、奥川恭伸

2019 OCT 19 11:11:30 am by 東 賢太郎

去年のドラフト会議は根尾、藤原、小園、吉田で盛りあがった。あれからもう一年たったが、今年も佐々木、奥川という高校生の逸材がいた。

僕は好投手の投げない試合は興味ないから見ない。だから去年の甲子園は金足農業の吉田ばかり見ていて速球の伸びに惚れこんだのだが、どこか痛めたらしく相思相愛と思われた巨人が指名しなかったと聞いた。日ハムに入ったがぱっとしない。斉藤みたいにならないことを祈る。

あれだけの国民的騒動となったが、高校生で一軍でまともな場面で登場機会が与えられて成功したのは小園(広島)、戸郷(巨人)、石橋(中日)だけだ。大学・社会人まで入れても近本、木浪(阪神)、上茶谷(DeNA)、高橋優(巨人)、島内(広島)、辰巳(楽天)、東妻(ロッテ)、甲斐野(ソフトバンク)ぐらいだ。ドラフトにかかるだけでもアマ球界のトップエリートだが、それでも1割しかいない。

今年はどうだろう?佐々木は出なかったから一度も見ておらず噂のほどはわからない。160何キロだしたのは常人ではないが大谷もそういう騒ぎになって結局は故障したし、人体の極限のリスクを冒して三振とっても同じワンアウトだ。見世物として価値はあって大谷の史上最速165キロを世間は五輪の金メダルの乗りで騒いだが、僕の眼にはあれはおじぎしていてホークス吉村の空振りをとったがべつに何の感動もない美しくない球だ。佐々木は、けがを気をつけてほしい。

奥川は何試合も見たわけではないが、1試合で充分だった。夏の甲子園の星稜・智辯和歌山戦だ。炎天下の連投で疲労しており、一度足がつってベンチに下がり交代かと思った。相手のエース池田は6回ぐらいから出てきて元気だ。明らかに劣勢であり、星稜に肩入れして見ていた。さらに悪いことに池田が良くて星稜は打てず延長になってしまった。それもタイブレーク制とかいうわけのわからんもので無死1・2塁から回が始まる。もう奥川は疲弊してる、ヒット1本は仕方ないよな、それで星稜は負けだなと思って見ていた。

そこで奥川はバタバタ三振に取ってしまう。なるほどそういう手があったかと新鮮に思ったほどであり、想定もしてなかった。14回で23三振もとってしまうわけだが智辯和歌山の打線はそう簡単に空振りとれるほどヤワじゃない。もの凄いピッチャーだ。154キロ出るが球速じゃない、あそこで三振がとれるタフネスというか、それで当然でしょというマインドの強さが『ドクターX』米倉涼子の「私、失敗しないので!」だ。奥川君、顔つきはマー君に似ているがフォームはリリースで打者を見ている首の感じがマエケンに似ている。阪神の西もそうだ、だからコントロールで打者を操って手玉に取れる技がある。三人の不敵さもある。こういうのが打たれないピッチャーにはあるのである。ヤクルト高津監督の下か、手強いなあ、でも無条件で応援だ!

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