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カテゴリー: ______プロ野球

巨人が東投手に5戦全敗

2018 SEP 21 1:01:38 am by 東 賢太郎

本稿のタイトルだけでも気持ちがいい。ありがとう。身長170cmで同じぐらい、あんまり多くはない同姓のピッチャーがこんなに活躍してくれるなんて、東くんに感謝状とバナナ1年分をお贈りしたいものです。

一昨日の巨人・DeNA戦でした。ネット裏のスタンドで、まだ早い、縁起が悪いぞ、まだ口にすまいと我慢しつつも「こりゃ、やっちまうな」とついに独り言をいってしまったのが6回裏、巨人の攻撃中でした。「やっちまう」というのはDeNA東くんの完全試合のことです。

あまり野球に詳しくない方もおられるでしょうが、皆さん、完全試合とノーヒット・ノーラン(no-no)の難易度の違いをご存知でしょうか?四死球、エラー、振り逃げがあるかないかなんですが、どっちも無安打で立派な記録じゃないか、似たものだろうという感じではないでしょうか。

全然違います。出していい走者の数でいうとno-noは27人もオッケー、完全試合はゼロです。例えば巨人ならマギー、岡本、ゲレーロは全打席敬遠してもno-noは可能です。完全試合は27人、順番に一人ずつ一人残らずアウトにしなくてはいけない。似て非なる難易度です。今日現在でメジャーでは完全23回に対しno-noは276回、NPBでは同じく15回,75回です。夏の甲子園では未達成、23回です。完全試合がいかに難しいかおわかりでしょうか。

もし東が完全試合を達成すれば、巨人は球団史上初の、しかも新人にやられる(それも史上初)というダブルの歴史的屈辱でした。6回あたりから東京ドームに異様なムードが漂いだしたのをご想像いただけるでしょうか?

では試合に戻ります(僕のリアルタイムのコメント付きです)。

ちょっと遅れてドームに到着しました。「そうかDeNAは東だったか。よかった、初めて見るぞ」。しかし3回あたりで「意外にストレートたいしたことないな」とつぶやいています。ややセーブ気味で制球で抑えてる感じでした。ただ変化球は「135kmのあれ縦スラ?カーブ?あれはいいな」とも。右ばかりの巨人打線に「おいなんだあれは。緒方に習ったのか?」「なんか巨人は元気ないな」「ベンチも暗いぞ」とも。

前回のヤクルト戦とは別人のように球威のない吉川光投手は筒香に逃げまくってロペスに3ランを食らう。安打の伊藤を牽制で誘い出しておきながら2塁に暴投。大和に2塁打でまた1点。野上というつまんないピッチャー(ごめんね)が出てくる。「敗戦のロング、みじめだ」「タマ軽いなこいつ」。案の定ロペスに二発目を食らって150号。「えっ、意外に打ってないね」。

さて東です。5回裏、岡本(遊ゴロ)、ゲレーロ(見三振)、陽(見三振)。スピードガンは144、5kmだが見た目で球威が出てきています。打たれる気配なし。「一人も出てないよな」1回は見てないので確認。「まだ60(球)ちょっとだね」。球場もザワつき始めます。6回表は記憶なし。野上のボールに興味なく、ビールも回って居眠りしてました。

さて東です。6回裏の巨人は山本(一ゴロ)。ここで小林に代打・重信。「小林やばいな、左に代えられてるぜ(笑)」。いい当たりだが正面の二ゴロ。「運もあるぜ、これ大事なんだ」。野上に代打・大城、「これも左だ。右並べちゃってもういないんだな(笑)」。「大城は肝いとこで打ってる、どうかな?」だが完全に差し込まれて二飛。手も足も出ずになってきた。ここで「こりゃ、やっちまうな」・・・これが冒頭の独り言なのです。

7回表、巨人は中川がマウンドで宮崎が三遊間をぬく。「おい、もう6-0だ。打たんでいいよ。調子狂うから早く東を投げさせろ」ソト(三振)、筒香(二ゴロ)、ロペス(遊ゴロ)。「よしよし」。三塁側で早坂がキャッチボール開始。「あ、筒香代えるな」。東がサードベース横で捕手相手に凄い速球を投げミットの乾いた音が響く。「これはいけるぞ~」。

7回裏。巨人ファンの「闘魂こめて」のオレンジタオル回しがまばらで元気なし。早坂に代えたのはソトでした(右翼)。「う~ん、筒香を代えたいとこだなあ」。打席に1番・坂本。「ここだ、ここが正念場だ」。ファウルは完全に遅れている。「速いんだよ、手元で来てる」。素晴らしい速球で見逃し三振。「やった」。この辺で球場全体が緊張感に包まれる。打席に長野。「こいつ妙なとこでポコンと打つからな、要注意だ」。押し込んだ左飛。ここで、なんと、7回2死まで完全試合である。あと7人。巨人側のスタンドがもうおとなしい。

「おい、すごいな、まだ87球だ、ぜんぜんいけるぞ」。マギーが右打席で構えてこう言ったのがまずかったんでしょうか、88球目の高めを叩くと打球は高々とライトへ。入るな入るな!と念じたがスタンドへ着弾。球場がため息に包まれたのです。「くそ~、惜しかった!」別に僕はDeNAファンでもアンチ巨人でもないのです。完全試合が見たかった。メジャーリーグが1876年の創設以来で23回しかない、NPBは平成は1回だけ(槙原、1994年)でそれ以来なし、平均しても5、6年に1回しかないレアなイベントですからね。

東くん、もちろん意識してたでしょうが、偉かったのは8回も3人で難なく抑えたことです。マギーを歩かせてれば、もう間違いなくno-noはいけた球威でした。そのまま9回1本塁打無出塁で、それはそれでかつてない記録で面白いと思いきや、ラミレスが9回に代えてしまう。「おい、なんだそりゃあ、ちょっと待てよ」、これは心底がっくりだ。こいつ投手出身でない監督だなあ、星野仙一や中日の森繁和だったら絶対代えんぞ、日本シリーズで完全試合の山井を9回に代えた許し難い落合を思い出すなあ・・・。

しかし、完全試合に隠れてしまいましたが、新人が巨人に5戦全勝というのも球団史上初らしい。過去に巨人キラーといわれた金田、平松、村山、江夏、星野、安仁屋、川口などがいましたが、その誰もやっていない快挙です。去年まで立命館大学の学生だったピッチャーにあまりの屈辱だったか、高橋由伸監督は初めてインタビューを断って消えたそうです。東は新人王はもう確実で、ひょっとすると巨人・菅野、広島・大瀬良をぬいてセリーグ防御率1位もあるかもしれない。それは名実ともにNo1のピッチャーということです。170cmがでっかく見えました。

 

 

プロの投手が本気を出すと凄い

2018 SEP 13 22:22:55 pm by 東 賢太郎

プロ野球に入れる人のしかも一軍選手のレベルにそう差があるわけではない。しかし公式戦はトーナメントではなく、選手は怪我したくないから限界まで全力で勝負しているとは思わない場面が多い。

僕は投手目線で観戦する(しかない)から、投手ー打者のガチンコの死闘が見たい。言ってしまえば相撲を観るのと同じ。チームの勝ち負けは二の次でそれに金を払っているといって過言ではない。

昨日東京ドームで観た巨人・ヤクルトは大詰めのペナントレースでセリーグ2位がかかり対戦成績ほぼ5分という「投手ー打者のガチンコの死闘」が演じられるに違いない好適なシチュエーションの試合だった。果たして延長12回1対1の引き分けとまさにそうなった。バットは4,5本へし折られた。絶対に勝たねばならない。そのミッションは投手にこそ乗り移る。投手が打者に襲いかかりねじ伏せる、この殺気は打席で怖い。この試合、14投手継投の総力戦になったが全投手に尋常じゃない気迫があり最高の大相撲となった。

5回まで両軍ノーヒットという異例の展開で始まり、両軍初安打が5回のマギーのソロだった。ブキャナン、吉川光両先発の直球の威力、切れ、コントロールは抜群。感嘆レベルでため息のみ。ブキャナンは一見投球術の人に見えるが最速151kmの球威、誰も手が出ないレベルの低めの球がいくつか。吉川は7回まで無安打。青木の内角高め速球、驚くべき球威であの青木が空振り。そこで次球の外角変化球を読まれて(たぶん)うまく左前ヒット。惜しい!+さすが!8回に畠に譲った。山口は抑えが慣れず3四死球の満塁。実績ない宮本に置きに行った1球が中犠飛。この日の全投手で唯一画竜点睛を欠いた。

出てきた投手ひとりとして苦情なし。全員が直球を全力で投げ、この投手はこんな剛球だったかと驚く。特に近藤、畠、中川、中尾。蛇足だがこれは気候もある、涼しくなってきたら投手はかわる。

10回裏、中澤が安打(田中)バント(小林)で秋吉に代わり、陽が三遊間を抜いて1死1,3塁。ここで代打阿部(投ゴロ)、石川(三振)の中尾は見事! 11回表は上原が出て引退かな写真撮ろうかなと思ったが強烈なテンションで圧倒し青木、山田、バレンティンを三振、中飛、二飛。失敬した。135kmであんなことできるか?凄い技術だ。二の句が継げず。

12回裏、またぎで石山。田中の一ゴロを武内が凡エラー、小林がバントのフライで助け陽は三振。ここで代打大城が左前ヒットで二死二三塁、代打宇佐美。この二ゴロを山田がお手玉したがかろうじてアウト、試合終了。緊迫の総力投手戦にバックが硬かった。石山の動じない美しい立ち姿はそれと対照的で、絵にかいたようなオーバースローのフォームに惚れ惚れ。歌舞伎の千両役者に見える。これぞ投手。

両軍打線も死力を尽くしたこと言うまでもなし。それを投手陣が上回った会心のゲーム。これだけのものはそうは見れない。両軍に感謝。ご苦労様。

 

PS

そして今日もドームでヤクルトが4-2で勝ち。星と田口のこれまた素晴らしい投手戦だった。田口は138km程度だが緩急と低めの制球で速く見える。うまい。圧巻は故障上がりで初先発のヤクルトの星だ。140後半が球威満点で、度胸も良く制球も良し。6回2安打で岡本の右中間本塁打の1点のみ(これは打った方が見事)。完成度の高いピッチャーだ。打者はバレンティンが天井に当てた。初めて見た。ドームのローカルルールでインプレーらしい。そして青木が中川から放った左翼本塁打。左へ流し打つ技術は超一流。上原は8日に登板、下位打線をひねる。さすがメジャーで活躍した人たち、光るものを見た。

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大谷くん、ピッチャーやめなさい

2018 SEP 9 3:03:07 am by 東 賢太郎

何年か前に大谷の二刀流の話が出たとき僕は「投手だけで行け」と書きました。バッターがダメなのでピッチャーになった奴は聞いたことない。その逆はプロにもいくらもいる。だからまずピッチャーやって、ダメなら打者に専念すればいいという趣旨でした。

ヒジのトミージョン手術という話が本当なら、いよいよその時が来たということです。ちょっと早くて残念だけど、充分にスピードボールで世界を驚かせました。ぜひ大谷にはピッチャーを辞めてもらいたい。打者でもホームランで松井を抜いているのだから専念すればそれだけでメジャーで長くできて歴史に残るバッターになれるでしょう。ヒジが悪化して打者もできなくなるリスクは取るべきではありません。

僕ごときの体験で言うのも憚られるのですが、ヒジをやって「患者」「傷病兵」になってしまえばプロもアマもありません。ピッチャーのオーバーハンドの肩・ヒジの動きというのは構造的に不自然で動物は猿でもできないものだそうです。人間だからOKというわけではありません。投手はその異常動作を連続で100回もやるわけで肩・ヒジに何も起きない方が不思議ですらあり、ひと試合に全力投球は数回しかなく、肩・ヒジに何の問題もない打撃だけの野手よりリスクが明らかに高いのです。それも、壊したらもうただの人であって野手のポジションを取るにも不利であり、ボールが行かなくなればもう野球はできません。それで過去何人も引退を余儀なくされてる、そんなひどいスポーツほかにありませんよ。まだヒジ痛だけなら今の医学でどうにかなるのかもしれませんが、最悪の事態としてそれが肩に連鎖して野球を断念したケースもあるということで、これから野球をやる少年たちのためにも僕の顛末を書いておきます。

夏の大会前で毎日投げこみの日々でした。ここは個人差があるでしょうが、ある日、投げているとボールをリリースしてヒジを伸ばす瞬間にピリッと軽い痛みが来るようになりました。部位は、手の平を上にして腕を伸ばした時のヒジの折れ曲がる所の左下、骨と骨の間のくぼみを押したあたりです。これが悪夢の始まりでした。いずれ治るだろうと我慢して投げていたらだんだんひどくなってきて、とうとうそこの奥の方に投げた瞬間に激痛が走るようになり、グーの拳を作ってヒジを伸ばしたまま右に捻ると電気が走ったようにビリっと来て、やがて日常生活でもヒジがまっすぐ伸ばせなくなりました。そうなると打撃でもフォローでビリッと来るようになって、結局バッティングもできなくなりました。ヒジは放っておいても絶対に治らない、虫歯と一緒と覚えてください。

投球をしばらくやめていたら痛みは来なくなりましたが、それは体が反応してヒジが痛くない投げ方になっていただけだったのです。その分の負荷は肩に行っており、スピードがおちてますから補おうとますます肩に無理が来ていたと考えられます。知らずに登板してたら今度は試合中の投球の瞬間に肩甲骨が背中でずるっとズレて肩が抜けたような、あれ以前も以後も一度も味わったことのない異変がありました。球は右打者のはるか頭上を通ってバックネットに行ってしまい何が起きたか自分もわからず周囲も驚き、ああやばい、やっちまったと思ったのをはっきりと覚えてます。次の球も同じでショックでした。イニング途中で降板したのはこの時が初めてで、自分からだめだと伝えたかもしれませんが覚えてません。ベンチで東すまんとY監督が肩をもんでくれたことだけでそれからどうなったかも。それで僕の投手生命は一巻のおしまい。高2の秋でした。

どうしてそうなるまで投げたんだ、馬鹿だなと思われるでしょうが、カッコよく表むきを言えば1年夏からつけた背番号1の重みでしょう。監督の「東、すまん」はそういうことです。しかし実はそれよりなにより危ない原因があって、ピッチャーズ・ハイとでもいうかマウンドに立つ類のない快感なのです。以後の人生あれより気持ち良かったことはなくあそこに立ってしまうと痛いもくそもありません、全校男子千人ぐらいで一人だけ、勉強の一番などよりよっぽど上でヒジが痛いぐらいで明け渡すわけにはいかないのです。プロの人はそこに生活もかかってくるわけで、手術してでもというのは仕方ないし本能だから傍が止めようのないものなのです。

肩に来てからの経緯を書きます。体重移動してトップに入り、そこから腕を振ってボールを前に持ってこようとする、肩関節が一番捻じれて一気に加速にはいるその一瞬、ズキッ!なのです。ヒジはリリースの瞬間でしたがこれは加速直前でもうお話にならない、ボールが投げられないということであって、2,3メートルのキャッチボールでも怖かった。腱が損傷しており整形外科、鍼灸、電気治療にワラにもすがる思いで通いましたが効果はなく、また2,3か月ぐらいボールは触らず黙々と走るだけの灰色の日々を過ごしました。やがてなんとか肩が痛くない投げ方を体が覚えはしましたが、元の球威が戻ることは二度とありませんでした。

肩の方は打撃に支障はなく代打で試合に出ましたが、野手に転向する気にならなかったのはピッチャー東を捨てきることがどうしてもできなかったからです。マウンドに立てない体になったという絶望感に打ちのめされてしまい、いま振り返るとただただ人間が弱かった。3年の春の練習試合、エースが1回いきなり3点取られての無死満塁でリリーフして9回まで完封して3-0で負けた墨田工業戦が高校で最後のマウンドでした。試合後に相手がナイスピッチと声をかけてくれ、投手として誇らしく野球を終えたのだけは幸せでしたが、あの試合で打たれてたらその後の人生どうなったか・・・きっと大げさに思われるでしょうがいくら笑われようと、僕は甲子園で負けた方が泣くのをわかるしその位のコミットメントで野球をやっていた、まぎれもない高校球児だったと思います。

それからは何というか、ただの人になったというか、不遜ですが残りの高校生活はそんな感じのなかでふわふわと終わってしまいました。受験があって会社に入って、会社の野球ではピッチャー東に戻ることができて仕事よりそっちで有名になって大会でトロフィーを2つもらいましたが、でもそんなのは軟式の草野球であって、あんなみじめな球威になってもできたことで、今でも「あそこでヒジをやってなければ」という悔しい思いがあるし、その十字架を背負ってしまった自分から逃げたくて勉強や仕事に走ったかもしれません。だからかえって良かったじゃないかとよくいわれたし僕はポジティブ・シンカーだからそうだよねと言えそうなものですが、これだけはだめだ。むしろ逃れるために性格を無意識にポジティブ・シンカーにしていったかと思うぐらいこれはだめ、心の深い傷なのです。

ヒジは致命傷ではなかったが痛みのショックを体が覚えていてトラウマになっています。すると無意識に投球フォームが変わってくるのです。それはリリースの瞬間のことで自分ではわかりません。そして負荷が肩に「転移」して致命傷になりました。癌みたいに。ピッチャーズ・ハイで気持ちいい本人はヒジはもう治ったと嬉しくなって、投げまくってしまうから危険なのです。

今どうなったかです。ヒジは日常生活では忘れていて、まっすぐ伸ばせるしゴルフでは多少気にはしましたが大丈夫でした。肩の方はというと、これはゴルフも含めて日常生活では一切出てこない動きなので大丈夫。ということは投球する肩がいかに異常な使われ方をしているかということですね。先日マッサージに行って「手を背中に回して上にあげ、上からおろした反対の手とタッチしてください」という柔軟性テストで、左手は普通に上がってタッチできますが右手は背中の半分までも持ち上がりません。右の肩甲骨をひっぱられると古傷の肩の腱がいまだにズキズキうずいてそこでやめてもらいます。

いま少年に相談されたら、ピッチャーはやめといたら?というでしょう。世界の大谷君にも、やっぱり同じことをいいたいのです。

 

PS1(これは今日引退を発表した巨人・杉内投手のケースだ)

右股関節をかばい、左肩を痛め、今年のキャンプはリハビリ組の3軍スタート。日ごとにキャッチボールの距離は延びたが、その後は一進一退。8月にはブルペン入りが視野に入るほど回復したが、今度は内転筋を痛めた。」(スポーツ報知)

 

PS2(ダルビッシュはもう壊されてしまった)

カブスのダルビッシュ有投手が9月12日(日本時間13日)に右肘の手術を受けたことを報告した。5月20日を最後にメジャーのマウンドから離れていた右腕はMRI検査の結果、右肘のストレス反応と右上腕三頭筋の挫傷と診断され、今季絶望となっていた。今季は8登板で1勝3敗、防御率4.95。

 

PS3(2018年9月15日)

以下昨日の報道です。ソーシア監督、オトナの判断をありがとう!!

でも怖いのは大谷の気持ちです。オレ、投げれるんだけどぉ・・・絶対に虫が騒ぐ。そこを我慢する。そのフラストを思いっきり打撃にぶつけてくれ!

大谷は来年投げない 監督明言

 

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サヨナラ試合2つの贅沢

2018 SEP 5 1:01:43 am by 東 賢太郎

これだけ面白い試合を同時に放送されても困る。広島・阪神とヤクルト・中日でした。BS CSを1分おきに行ったり来たりして、しっかり見ましたサヨナラ劇ふたつ、2倍の興奮!

今日は東京も台風を警戒して早めに会社を出ましたが大井町線が一時強風で止まるほどでした。雨はないのに千葉マリンは中止。神宮も無理かなと思ったらなんとやってました。9回裏で9対3、そこから6点取って同点は凄すぎ。これは去年の広島がヤクルト相手にここでやった「七夕の悲劇」と同じ点数です。2死から打った大引おみごと。そして11回、代打上田が今季1号サヨナラ3ラン。かっこええなあ~。
そしてこのゲームと同時に進行していたマツダスタジアム。こっちはメッセンジャーとジョンソンで始まって4対4のまま延長へ。9回の能見の渾身の148キロ外角低め、おっさん頑張ってるあれは打てん。甘い球オンパレの桑原に鈴木誠也が大振りで凡退。こりゃ浮ついてるぜだめかなと思った12回、抑えのドリスから先頭の代打小窪がヒット、おっさんこれほめてやりたいなぁ、そして2死3塁から菊池が冷静に右前サヨナラヒット。かっこええなあ~。

カープ7連勝でマジックは12ぐらいかな(もうどうでもいいや)。チーム一丸を超えてまるで高校野球、みんなが信頼しあって盛り上げて投手も野手もなし。打つは守るは走るはで今年の大阪桐蔭状態です。パリーグはどこが来るかな、順当なら西武でしょうが投手力でいうとソフトバンクがいやですね。打線は水ものだしカープは先発も枚数が足りんし後ろのピッチャーが不安なのです(今日は良かったが)。

きのう某野球人と食事して球界裏話あれこれききましたが、まあ人間だからいろいろあるわな、プロ野球選手は大変だな天才ばっかりが人生かけて命削ってやってるんだから、何億円もらおうとね、あったりまえよそんなの。僕の仕事に天才なんてひとりもおらんよ、みなさんがその勢いでやればこんなの苦も無くできるもんよ。

サヨナラ2つも見れて野球の神様に合掌しました。テレビ見るだけでこんな感動もらえて、なんてめぐまれてるんだ、やってる人にも合掌。

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甲子園ロスを吹っ飛ばす広島サヨナラと日ハム・宮台投手

2018 AUG 23 22:22:46 pm by 東 賢太郎

野球ばかりになりますが、TVで何気なく見ていたマツダの広島 ヤクルト戦、 4回までに山田の満塁ホームランなどで7対0のボロ負け。9対5まで戻した9回裏、ヤクルトは盤石のクローザー、金足農業出身の石山がマウンドに上がる。マジック出てるし台風きてるし、まあ早く終わろうやという成り行きでした。

ところが野間が内野安打、バティスタが中前安打から3番・丸がセンターに同点スリーラン。よもやという異様なムードの中、4番・鈴木誠也がレフトにサヨナラホームラン。解説者も絶句の幕切れとなりました。去年の七夕の奇跡はたしか6-0を最終回にひっくり返しましたが、今日は7-0からでした。

カープは今年は投手がぜんぜんだめで、それでもぶっちぎり首位なのは打ち勝っているからです。何といっても、OPS(出塁率+長打率)で丸が1.137で鈴木誠也が1.105でセリーグ1位、2位と驚異的であり、3位以下が順番に、

山田、バレンティン、筒香、ビシエド、坂本、糸井、宮崎、岡本、平田、福留

だから、いかにカープのクリーンアップの破壊力と投手へのプレッシャーが半端でないかおわかりでしょう(1.0以上は山田まで3人だけ、パリーグは山川、近藤健介の2人だけ)。1.1以上となると歴代最強バッターの数字であり、ちなみにベーブ・ルースの生涯OPSが1.164です。うれしい悲鳴です、今年FA取得の丸はメジャーも参入して3年で15億円ぐらいの契約が出ておかしくないでしょう。カープは払えないでしょうね、たぶん。

もうひとつ、日ハム対ソフトバンク戦は東大法学部卒の宮台投手が初登板、初先発でした。4回2/3で4安打6四死球3奪三振の自責点2はまあまあだったでしょう。コントロールがだめで高めに抜けましたが135キロ程度でも中村晃が差し込まれてファール連発だったのでOK。大学では150キロを記録して早大戦で13奪三振があったので、こんなものではない。特に松田を2三振に仕留めたのはあっぱれ、日ハムもドラ7でこの左腕がとれたのはお買い得だったかもしれません。

今日は2つもいいものを見せてもらい、甲子園ロスが吹っ飛びました!!

 

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赤ちゃん、野球、また野球

2018 AUG 19 1:01:33 am by 東 賢太郎

知り合いからおめでたの知らせがあって、家内と娘とで病院にお見舞いしました。元気でかわいい女の子で抱っこさせてもらいました。この感じは3人の子供のとき以来ですが、どことなく覚えています。ところがだ、その写真を見ると抱っこがどうもぎこちないのですね。かたや家内はというと絵になるほど盤石の安定感であり、こればっかりは足元にも及ばないと思いました。

さてそこからです。昨日のドラゴンズの件があり、山井投手が先発というのが気になって東京ドームへ向かいました。しかし山井は初回の投球練習からあんまりピリッとしない感じ。対する菅野も3回までに70球ぐらい投じていまひとつでした。山井は2回に早くもマギー、阿部、長野にホームランを食らい5失点でKO。これはちょっとこたえたかもしれません。

菅野は立ち直り、結局平田の2本だけの2安打完封でした。ここ1か月勝てておらずどうしたのかと思っていましたがやっぱり球威が戻ると抑えますね。かたや山井は心配だし、救援したかつての名リリーバー浅尾も130台しか出ず明らかに肩が痛い投げ方で岡本に1発浴びました。気の毒でなりません。結局、巨人が5本塁打で10-0の圧勝でした。昨日ニューオータニのロビーで見かけたもうひとり三ツ間投手も投げ、ついに全員が登板。これも何だったかわかりませんが帳尻が合いました。

 

帰りに東京ドームにある野球殿堂博物館に寄り、すぐ退散するつもりがけっこうまじめに見てしまいます。しかし甲子園の準々決勝第4試合、金足農業vs近江が気になっており、そっちはスマホで実況を見ながらです。吉田が連投にもかかわらず好投しましたが終盤で2-1と負けておりました。そう思いながらも博物館も捨てがたいものがあり、興味あるコーナーはじっくり見てしまうのです。

 

出口に向かうとTVがあって、大勢が取り囲んで見入っておりました。見るとスコアはまだ2-1で金足の攻撃、9回裏ノーアウト1塁という絶妙の場面です。これはここで張り付いて見るしかないではないですか!

次打者がレフト前ヒットで1,2塁。次はバントのサインでしたが投手が定まらなくなってきて四球。無死満塁。次はスクイズだろうというのは衆目の一致です。やった。決まった。同点!と思った瞬間あ然でした、まさかツーランスクイズとは!それで逆転サヨナラです。またまた今日もマンガみたいな事件で決着、いったいこのチームって・・・!

 

テレビコーナーに歓声が上がり、やがて大きなどよめきと変わり、ほとんどの人が金足農業の応援だったことがわかりました。ちょっと近江はかわいそうだ。三々五々散った後もまだ見入ってる人たちが・・・。

 

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妙な一日(金足農業と中日ドラゴンズ)

2018 AUG 18 1:01:20 am by 東 賢太郎

ホテルの2階にあるファミマにサンドイッチを買いに行ったところ、ロビーに続くエスカレーターのあたりでブルーのユニフォーム姿の大柄な男たち数人とすれ違いました。よく見ると胸に「CHUNICHI(中日ドラゴンズ)」とあります。みんなぞろぞろとバスに足早に向かってるのです。ニューオータニは定宿みたいですね、以前も見かけたっけ。顔まではわからないので背番号だけスマホにひかえておきました。実は当夜はその中日・巨人戦を東京ドームで観ようと思っていたのです。

ところが昼頃にTVで金足農業・横浜の試合の最後の所をたまたま見てしまってました。吉田投手が気になっておりましたが横浜のサウスポーもいい球を放ってる。応援してた金足は8回裏で4-2で押され気味。大事なバントは失敗するわで「もうだめだな」と思ってたら出た、まさかの逆転スリーラン。度肝を抜かれ、9回は吉田が3者連続三振で締め。こんなの漫画でもマンガチックすぎて笑ってしまうでしょ。

野球の神様は年に1回ぐらい野球好きにこういうご褒美をくれるのです。でもこれは5年に1度あるかないかのスペシャルバージョンだ、もう完全におなかいっぱいになりました。ほな、ごめんなさい、中日・巨人はやめ。今日はまっすぐ帰ってあのホームランの余韻に浸りたい、そんな心持ちになってしまったのでチケットも置いてきてました。

そういうところに突然どやどやとドラゴンズ選手軍団が目の前に現れてまうのだからこれもマンガです。そういやあ松坂は見なかった、きのう投げて勝ち投手だからかなあ。そういえば金足に負けたの、松坂の横浜だったよなあ。そうそう、エスカレーターですれ違った連中、あれ誰だ?スマホに記録した背番号を調べたらこれまたなんと笠原くんとマルチネスくんでした。今日はその笠原が先発、マルチネスが抑えで好投したらしく、中日が6-1で勝ち。笠原はヒーローのお立ち台でした。なんか妙だなあ。

そう、もうひとり背番号書いてた、29番、なるほど山井くんだ。彼は明日先発なのだ、困ったな予定があるんですが、見に行けってことなんだろうな。

 

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一軍と二軍の差はどこにあるのか?

2018 AUG 16 18:18:55 pm by 東 賢太郎

イースタンリーグの巨人・楽天戦を東京ドームで観ました。約2万人と一軍なみの入りで、ネット裏3千円のチケットが完売なのだからこれはこれで興業にはなるイメージですね。

二軍とはいえここにいるのはいま熱戦たけなわの甲子園を沸かせたり、大学、ノンプロで図抜けてドラフトにかかったツワモノばかり。先発は安楽と鍬原。安楽は甲子園歴代最速の155キロを記録した投手ですね。打者もなんでここにいるのというゲレーロが2本、ペゲーロが1本ホームランを叩き込み、クローザーのカミネロの157キロのど迫力の豪速球がうなるなど、この辺は一軍そのままの野球でした。

にもかかわらず、電光掲示板に選手の成績が出ません。「ペゲーロ選手、第4号のホームランです」とアナウンスされると、えっ、そんなに二軍にいたのか!となるからそりゃその方がいいかもしれませんが、何のためこの試合でがんばってるの?といえば首脳陣に認めてもらうためです。放っておいてもエースで4番で認められまくって人生を送って来た人たちだ、辛いし悔しいし、たぶんそれが原動力でやっている、でもここでの数字は報酬にカウントはほとんどない。報われなければ永久トライアウトのようなもので、過酷、残酷な場でもあります。

年俸4億円のゲレーロがここにいて530万円のマルチネスが一軍でレギュラーというのは劇的な下剋上でしょう。一時的にせよ、時間差はあるにせよ、フロントと現場首脳陣の意見が割れているということになります。サラリーマンなら人事発令で異動してきた部下を現場が干せば人事部にケンカを売るようなものです。当然社長への忖度前提だからきっと根回し済みで部下が悪かったで終わるでしょうが、この日の会心の2ホーマーは場外乱闘を面白くしますね。

一軍と二軍の差は何か?

この試合を見る限りですが、明らかに「ミスの差」でした。あまりに月並みですが投球、打撃、守備、走塁のですね、巨人より楽天の方がミスがずっと多かった。だから7-2で巨人が勝った、そういうことでした。おそらく、一軍に上がれる人はここにいるすべての人よりもミスが少ないのです。いくら頑張ってもミスする人は一流半で終わるし、ミスを減らすには基本を地道に練習するしかないのでしょう。基本の練習は誰でもできますから「やればできた」というのはなく、単に「やってない」のです。

僕の人生経験に照らした結論

つまり、ファインプレーをした方が勝つのではなくミスをした方が負けるのです。場外ホームランを打てる人は打てばいいですが、それができなくても負けなければ勝ちます。楽天のミスといってもエラーばかりではなく送球のタイミングとか野手のカバリングの位置とか、それもイージーなものから詳しい人がよく見てないと気がつかないようなものまでありました。実は、おそらく、どんなジャンルでも、最高水準の人達の戦いはそういう鼻の差の細部で勝敗が決まっているのだろうということを思い知りました。ということは、練習の段階でその細部まで神経が通っているかどうかが決定的な差をもたらすということではないでしょうか。コーチングも大事ですが、やっぱり最後は細部への注意深い気づきと、それに対する自分の意識の問題ですね。

仕事の教訓にいたしましょう。

 

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サブロー氏がツイッターを始めたわけ

2018 JUL 28 2:02:45 am by 東 賢太郎

3日前にウチの子会社ネクサスの社員たちがロッテのサブローくんを囲んで飲み会をした。オヤジはすいませんが邪魔ですと呼ばれなかったが、そこで「サブローさん、ツィッターやりましょうよ」と話が盛り上がったそうだ。そうしたら彼は「やりましょう」とその場でアカウントを作って始めてしまったらしい。この思い切りの良さ!彼のバッティングに通じるなあ。

それがこれだ。

saburo (@saburo_ohmura) | Twitter

 

日刊スポーツにこういう記事も

日刊スポーツ on Twitter: “前ロッテのサブロー氏公式ツイッター開

のっていて、さっき見たらたった3日でフォロワーが7000人だ。ネットではもう話題になっていて、お読みいただけばわかるが彼の野球眼はとても鋭くて面白い。

いずれ凄い数字になるんじゃないか楽しみだが、これがウチの社員の思いつきで始まったのはちょっとばかり嬉しい。オヤジは参加しないで良かった。

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サブローから学ぶプロ野球

2018 JUL 23 0:00:01 am by 東 賢太郎

ロッテのサブローさんとは会食して以来仲が良く、メールのやり取りをしている。彼は非常に熱心であり、メジャーの視察に行ったり、ノンプロ、高校野球も注目選手をよく観ている。いろいろ質問させていただいているが、プロとこれだけ深くコミュニケーションできるというのはとても勉強になる。

どういう子がプロで大成するかという分析に彼は関心がありそうだが、たまたまそこはこっちも守備範囲だ。セイバーメトリックスもきっちり勉強したくご本家の米国の本を2冊買った。表面的な統計値でなく、条件付けを細分化したそれを集めてビッグデータにしたら面白そうだ。これは息子を巻き込んでやりたい。

サブローの打撃理論は素人が聞いても理にかなっていると思う。野球としては経験不足でよくわからずゴルフに置き換えて聞くしかないが、レベルスイングで面でとらえて接触時間を長くというのはアイアンショットと似る。「スイングが速いけどゆっくりに見える」という極意はわかったようでわからない。達人の域というのは何事も深いものだ。

彼は西武時代の全盛期だった松坂大輔を「得意でした」というほど打っており、「じゃあ今の巨人の菅野は、あのストレート?」ときくと、「打てると思います」とこともなげに答える人だ。いいと思う打者は?ときくとDeNAの梶谷選手だった。う~ん、なかなかわからない。

さてこのところ、そういうわけで実に子細にNPBを見ているが、昨日までの3連戦、カープは巨人を3タテだ。強い。丸が最高だ。来年いなくなるのか?残ってくれよ。まあ細かいことはともかく、負けを覚悟した窮地で意外なサヨナラ本塁打が出るわ6点差をひっくり返すわで、菅野も山口も今村も打ったというよりパワーで粉砕した感じだ。この時に広島でという、ここぞの活躍を見せた選手たちに拍手を送りたい。

ロッテは分が悪かったオリックスを3タテして、とりあえずソフトバンクを抜いて3位に躍り出た。ロッテの選手についてはいろいろ笑える内輪話をきいてしまったから観戦が楽しくなって息子と毎日TVで見ている。先日はサブローに「ほんとにバントが下手だね」と苦言を申し上げたがこのところそういうこともなく、井口監督のもと一丸となって気合がみなぎっている。すばらしい。

これからサブローがやっている幕張ボーイズも訪問するし、2千本安打にあと15本の福浦選手も会いたいし、大好きなプロ野球について学ばせていただいて人脈を広げたいと考えている。

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