Sonar Members Club No.1

カテゴリー: ______プロ野球

祝・ロッテ2軍監督にサブロー氏が就任!

2022 NOV 11 23:23:02 pm by 東 賢太郎

たまたまオペラの帰りに鰻が食べたくなり、大井町の「うなくし」へ行って、そういえばサブロー元気かなと噂してました。なぜならこの店、彼に教えてもらったんです。そうしたらなんと、数日して「ロッテ二軍監督就任」の吉報が!「いままで勉強したことを存分に発揮して強いロッテを作りたいと思います」と心強いメールまで届きました。

今年、僕は優勝はロッテと自信をもって予想したんですが大ハズレでした。佐々木朗希の完全試合は湧きましたが、外人が共倒れで日本人バッターも若手がだめだったのが響きましたね。安田、藤原というと高校時代に全国の野球ファンを熱狂させた、誰がどう見ても日本球界ピカ一の素材なんですが、どうしてヤクルトの村上みたいに伸びないのか不思議でならなかったのです。そこで未来を背負う若手のど真ん中にドンと置かれたミスター・ロッテのサブローさん(いや大村監督)、まさしく絶妙のタイミングですね。

飲みながらきいた「対戦してみてベストの投手と打者」は(前に書きましたが)かなり “意外な人たち” です。そうなんだろうけど、そう見ている目線がユニークで、普通の選手じゃないなと思いましたね。「全盛期の松阪じゃないの?」ときき返すと「彼は得意だったんです。4割ぐらい打ってます」とさらっと言う打撃理論は、ということは、間違いなく凄いものなんですね。それ、興味あったので詳しく教わりましたが、残念ながら僕にわかるようなものでないです。だた、それを伝える語り口がいいんですね、自信とオーラに満ちている。何事であれ、あそこまでやった男は一流です、一味も二味も濃いんです。ちなみに(こうなると企業秘密だろうから書きませんが)「こうやればロッテは優勝します」「なるほど!」という会話もあり、実際に2度の “下克上” 日本一になってるので説得力もあります。あっという間に若手のリーダーになりますね。一軍打撃コーチになる2千本安打の福浦氏とも仲が良く、いまから来年が楽しみです。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

今年の日本シリーズを予想する

2022 OCT 22 9:09:51 am by 東 賢太郎

野球はエースと4番だと思ってます。パリーグはオリックスの劇的な逆転優勝になりましたが、楽天は両方を、西武はエースを欠いていたため脱落し、最後に争ったのは両輪がそろっている千賀と柳田のソフトバンク、そして山本と吉田のオリックスでした。セリーグも今永と牧のDeNA、青柳と大山の阪神がAクラスと健闘しましたし、20本塁打が5人もいる巨人が4位だったのも岡本と菅野がぱっとしなかったからであり、広島は両方、中日は4番を欠いて5位6位でした。

ではヤクルトはどうか。日本シリーズの初戦をまかせる小川は8勝8敗であり、オリックスの盤石のエースで15勝5敗の山本と比べれは見劣りします。むしろ9勝のサイスニードがエースかもしれない。つまりヤクルトは絶対的エースがいない「図抜けた4番」型で優勝したチームあって、オリックスはバランスの取れた「エースと4番」型チームであるということです。

オリックスの弱みは打力で、OPS7割ごえは吉田、中川圭2人(ヤクルトは4人)、本塁打数はリーグ最低(ヤクルトは12球団1位)なことです。ヤクルトのブルペンは強力なので、6回までにリードされると不利です。ということは吉田の3打席目までに2,3点はとりたいという話になります。そうすると5番を打つであろう杉本、宗、頓宮が打たないといけません、さもないと吉田が歩かされて得点力が落ちます。これはかなり苦しいと言わざるをえません。

いっぽう先発投手力はQS(6回自責点3以下)が10試合ごえの投手数はオリックスが山本、宮城、田嶋、山岡の4人で62試合、ヤクルトが小川、サイスニード、高梨、高橋の4人で48試合です。頭数は同じですが達成確率はオリックスが上です。4人が完封すればいいのですがそこまで読めるのは山本だけです。ヤクルトはこの統計を覆して6回で4点取ってしまえばブルペン陣の勝負に持ちこめ、特に大事な神宮の第1,2戦ですが、慶応卒で公式戦は神宮で4勝1敗の木澤を勝ちパターンで出せれば有利でしょう。但しオリックスも宇田川、阿部という新戦力が後ろで実績を上げており、ヤクルト打線がほぼ初見のこの2人次第ではそう劣勢でないかもしれません。

去年の日本シリーズでは「QS破り」を1試合も許さなかったのでオリックスは最後まで拮抗できました。今年も、OPS7割ごえが村上、塩見、山田、オスナに加えて規定打席未満のサンタナ、キブレハンと6人もいて1,3,4,5,6番に据えられるという抜群の威圧感があるヤクルト打線を、去年同様に、山本、宮城、田嶋、山岡の4人全員がQSで抑えることが大前提でしょう。今年の交流戦(京セラ)はヤクルトの2勝1敗で勝ち投手は原と石川、負けはサイスニードでした。オリックスの勝ちは山岡(7回1失点)です。

ポイントはトリプル3のポテンシャルすらある塩見です。村上だけが話題ですが彼が伸びて一気に優勝してます。塩見1番は核弾頭で、うるさい山崎2番、トリプル3の山田3番というのは村上以前にそれだけで破壊力があり、下位も長岡が成長し中村がしぶとく、京セラではDHで青木が入ると更につながります。塩見はムードメーカーでもあるので抑え込まないと「4人全員QS」が破られる可能性が増えヤクルト有利です。塩見のOPSはなんと8割なので容易でないです。

もうひとつ、去年は東京ドームだったのが今年は屋外の神宮だということです。ここのマウンドは他と違うようでパリーグは慣れてないでしょうから1球の失投でホームランのリスクはオリックス投手陣の方が高いと思われます。ヤクルトは去年アウエーで2勝しておりそれが不利という意識はないでしょうから神宮の第1,2戦は、最悪の想定ですが、1勝1敗で山本の第1戦は落としても2戦を取ればいいと考えてるでしょう。ちなみに小川の公式戦は神宮で2勝5敗です。

つまり、戦力的にやや不利なオリックスが4つ勝つとすると第2戦を取ることが肝心かなめになります。ヤクルトの第2戦は常識的には神宮で7勝しているサイスニードでしょうが、第1戦を勝てば、去年の奥川のように勢いをつけられる高橋奎二(去年完封)、あるいは神宮の利を考えて石川で4回まで攪乱して田口2イニングで木澤につなぐなんてのは面白いですね。オリックスは明大卒で神宮が古巣である山﨑福也がいますが、順当に11勝の宮城ではないでしょうか。

そこからは監督力の勝負です。中島監督の戦略と用兵にかかる気がします。以上データを見る限りヤクルトがやや優勢なのですが、山本、宮城、田嶋は今年はヤクルト戦に出してませんし宇田川、阿部はペナントレース終盤で三振を積み上げる勢いがあったので、村上、塩見を抑えきって神宮で2勝すれば、京セラの第3~5戦で2勝1敗で優勝です。田島、山岡、山﨑福也で2つ勝てばいい。1つ勝っただけで王手であり、第5戦に中4日で山本があり得ます。その無理はせずに負けて1勝2敗でも、王手で神宮に戻って第6戦は山本が中6日の先発です。

したがって、やっぱり第2戦なんです。宮城は完投はしないでしょうから、後ろですね。ここで秘密兵器の宇田川、阿部が衝撃の投球でもすればオリックスの4勝1,2敗でのリベンジ優勝もあると思います。データ通りならヤクルトが悪くても神宮で1つ、京セラで2つ勝って王手で神宮に戻り、第6戦の山本を落としても第7戦で決め4勝3敗で優勝というところでしょう。個人的にはデータ通りいかない中島監督の奇襲作戦でオリックスの勝ちパターンになると面白いと思っています。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

村上選手おめでとう(ヤクルト球団に敬意)

2022 OCT 3 23:23:55 pm by 東 賢太郎

22才で三冠王、そしてあの王選手をぬく56本。想像もつきません。しばらく本塁打が出ず、泣いても笑っても今年最後というあの打席で56号を放つ!数字が前人未踏なのはもちろんだけど、そいつをこういう離れ業のタイミングで達成するなんてことは漫画でも出来すぎ。持ってるとしかいいようありません。

2017年のドラフト会議を思い出します。一番人気は7球団が競合して日ハムに決まった清宮幸太郎でした。そこで外れ1位の抽選となり、村上はヤクルト・巨人・楽天が競合しました。引き当てたヤクルト球団も強運でしたが、村上の方も実は強運だったのではないか。今日の最終戦を見てそう思いました。

というのも今日のDeNA戦は、ヤクルトでユニホームを脱ぐことになった内川 聖一(元横浜、ソフトバンク)、坂口 智隆(元近鉄、オリックス)、嶋 基宏(元楽天)の引退試合でもあったからです。3人とも球史に残る名選手ですが、はえぬきではありません。晩年に移籍してきたヤクルトでは特に活躍もありません。

ところが、そんなことに関わらず、心のこもったサプライズのあるセレモニーが球団によって用意されており、その口火を切った高須監督が素晴らしいスピーチを淡々と行ったのです。これは参った。涙がぼろぼろ止まらなくなりました。原稿なんてない、3人の名選手の業績に心からの敬意がなければ出てこない言葉。何度でも聞きたい歴史に残る名スピーチでした。高津 臣吾。この男がトップなら村上だってついていくな、選手もコーチも裏方さんも一丸となってるだろうなと実感したのです。ヤクルト、強いわけです。この空気があるから村上も順調に育ったのだと確信します。

内川、坂口、嶋の引退セレモニー

それから3選手を讃えて遅くまで神宮球場のスタンドに残っていた大勢のベイスターズ・ファン、ほんとうに素晴らしいです。野球だけではなく、スポーツってこういうもんです。どんなレベルでやっていても「人生で格別の瞬間」がある。多くの読者の皆さんもご経験があると存じます。これを企画したヤクルト球団のみなさん、心から賛辞を贈らせていただきます。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

阪神タイガース・糸井の引退試合に感動

2022 SEP 22 18:18:43 pm by 東 賢太郎

昨日の阪神・広島の最終戦は4-4の重苦しい同点で延長11回まで進んだ。双方が4位で並び、Aクラスに首の皮一枚。こういう追い込まれた事態で見る1点もやれないプレーは実に手に汗握る。

阪神の中継ぎ投手、ケラーと湯浅の速球。わかってても空振り。ああいうのはこういう場面でないと出ない。特に湯浅が坂倉をインローで見逃し三振にしたあれ。あのストレートをプロだ!と思わないなら金を払って見る価値はない。

その湯浅の低め速球をセンター前に快心のヒットを打った小園。第1打席のセンターへの本塁打よりこのヒットを評価する。8番だが一番打ちそうな雰囲気があったのは小園である。守備も含め、本当に素晴らしい選手を採ってくれた!

一打サヨナラの一死一二塁で佐藤、梅野をストレートで連続三振に取った松本の度胸!新人でこれは驚異。制球が乱れず145キロしか出ないのに高めで空振りが取れる!カープの中継ぎで最も成長したのは松本と矢崎である。

素人の試合で後半にこんな球の速いピッチャーが出てくることはない。ストライクゾーンで速くて打てないピッチャーは打ちようがない。シーズン中はこんな球はめったに見れないからもうけものだ。

ひとりだけ、あんまり制球が良くなかった岩貞。今年は彼も球速が増しているが、11回、小園のうまいバントで暴投、四球で満塁。打てる気配なかった上本に三遊間。するとつるべ打ちの3連打であっという間に6点。

嬉しいというより「野球は怖い」と鳥肌が立った。

カープは残り4試合全部勝って巨人が3つ負けてくれれば3位となった。

もうひとつある。

5回の先頭で代打で登場した糸井だ。これが引退試合。森下は3-2とし、外角高め速球は見逃せばボールだったが、これを見事とらえて三遊間を抜いた。変化球がありえたろうが、特に手を抜いた球とは見えなかった。

よく打った。これは絶頂期だったオリックス・平野が本気で投げた低めを右中間ツーベースにしたロッテ・サブローの引退打席に匹敵する。鍛えぬいたプロは凄い。こんな打者でも辞めなきゃならないプロも凄い。

糸井はピッチャーで近大から日ハムに入る。2年で打者転向といわれるが、引退スピーチから投手クビだったことがわかる。悔しくてバットを振りまくってここまで来たと。それでこのいい性格、素晴らしくスケールのデカい男だ。

糸井に驚いたのは打撃ではない。守備と肩だ。足も速いと思ったらなんと300盗塁もしているとは。野球選手はやっぱり攻走守だ。全部できてナンボ。大谷もそうだが日本で最高位は間違いなく糸井である。

宇宙人扱いされておりスピーチは心配したが、これがまた立派である。うまいというより地が出ていて心が見える。作り物でない。作り物のこれまたフェイクみたいな、巷に満ち溢れる政治家どものくそスピーチに汚染された耳が洗われた。

糸井選手、プレーヤーとしても男としても超一流だ。最高の野球をありがとう!

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

佐々木投手、あっぱれの「型破り3球勝負」

2022 APR 16 23:23:56 pm by 東 賢太郎

先週は完全試合を初めて見た。生きてるうちに遭遇できてよかった。ノーヒットノーランは完全試合の「四死球・エラーはOK」バージョンと思ってる人が多い。たしかにそうだが、難易度は段違いである。ノーノーは四死球を45個も出していい(3つ出して2人牽制で刺してまた2つ出してあと抑える×9回)。甲子園の松井秀喜の5連続四球みたいに強打のクリーンアップ3人を3回とも申告敬遠してもいい。

完全試合はそうはいかない。まず「無四球」という縛りがピッチャー的にはキツイい。つまり高低・内外角のボールゾーンの出し入れでごまかして、だめなら歩かすという手が使えない。内角は攻めたいがぶつけたら終わりだ。つまり、「ストライクゾーンで勝負する」必要がある。するといい当たりが出て野手がエラーしてしまう危険も増す。だから83人・94回あるノーノーのうち、完全試合は16人・16回しかないと思われる。

しかし僕の注目はもうひとつある。普通は完投すると120~130球というところだが佐々木の球数はたった105球だった。これは1打者平均3.9球で、ほぼ全員に3球勝負しないとこうはならないだろう。いや少なくともストライクか否かはともかく打者は「3球勝負」と思って振ったと思われる。型破りを超えて革命と言ってもいい。日本では0ー2になると「遊び球」といって1球はずせといわれるからだ。

短い間合いでポンポン投げられオリックスの打者はテンポに面食らい、遊び球もないから考える間がなくフォークに引っかかってバタバタ三振したように見えた。160キロの速球を恐れて早打ちしたせいもあろうが、それを見越して逆手に取った奇襲でもあり、若者コンビがぐいぐい「圧」をかけながら攻めまくり、押し倒して粉砕してしまったような印象だった。

あしたまた佐々木がマウンドに登る。当たってきた日ハム打線がどう出るか楽しみだ、攻撃の奇襲もあるのだろうか。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

佐々木朗希、完全試合を達成!

2022 APR 10 17:17:00 pm by 東 賢太郎

感動で言葉なし。凄いものを見せていただきましたありがとうございます!とオーナーにショートメール。佐々木君20才、キャッチャーの松川君18才、凄い、あまりに凄すぎ。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

BIGBOSSはビジネススクールのケースになる

2022 MAR 27 12:12:58 pm by 東 賢太郎

プロ野球が始まると無性にワクワクします。もちろん僕はいつでも広島カープ中心なんですが、どのカードを見ても最高に楽しい。そこに今年は西室オーナーの日本ハムファイターズが球界の話題をかっさらってる、これ大歓迎です。パリーグの応援はロッテになるけど、個人的におおいにワクワクがあるのです。それを書きます。

西川、中田、太田、秋吉の大駒4枚流出を2軍で補うなんてのは飛車角落ちの将棋みたいなもんです。オーナーには悪いが、楽天球団ができた年にボロ負けしたあそこまでの戦力差とはいわないけれど、まあ甲子園でいえば大阪桐蔭と21世紀枠の高校ぐらいにはなっちゃったね。そこでド派手なパフォーマーで客寄せにはなる新庄監督をもってこよう、新球場のカネもかかるしってのはわかる。でもどうせパンダだろうとバカにしてたわけですね、僕も世間も。

ところが色々ニュースが出るにつけ、BIGBOSS、見かけ倒しでもないぞ、策も情熱もあって結構いいんじゃないの?となってきた。個人的には、野球に限らずですよ、今の沈滞した日本にはこういう型破りな男が必要じゃないかと思ってたところです。それも左翼の壊し屋じゃなくてね、伝統と礼儀はしっかり心得た上でですね、爺さんに気兼ねしなくていい立場で若者のリーダーになってという場を設定したのはとてもえらい。しかも、そのBIGBOSS、よく見るとしっかり合理的な野球をやってる。

えっ、合理的、ハチャメチャだろ?といわれてますが、そこは僕は野球経験者として感じるところがあるのです。彼はたぶん2年やる気でしょう。今年は自分が「うつけ者」を演じて風よけになって若手に思い切りやらせ、来年優勝と思ってるんじゃないか。オープン戦とはいえ、選手に監督やれなんてのはあり得ないですよ。それで勝てばお前いらんになるしね、実は勝つはずないと思ってる。だから打順もガラポンなんておどける。でも野村監督の下にいて彼自身が俺が監督ならってのはあったんだろう、そうやって選手たちにも当事者意識もたせようってことではないでしょうか。

ドラ8新人の開幕投手。これ、凄いことです。2年計画ならスター即製栽培しかないでしょう。期待に応えて2回ゼロに抑えた北山投手の度胸にも感服しましたが、彼は彼でチャンスをくれたビッグボスを一生尊敬するでしょう。そしてその気持、若手投手に伝染しますね、すると、それが成長促進剤になる。私事で恐縮ですがそう感じるんです、というのは僕の初先発は高1の秋季大会で相手はいま甲子園でベスト8の国学院久我山でした。9-0で負けたけど3回までゼロで抑え、これ、野球に限らず人生でどれほど自信になったかわからんです。起用してくださった監督はいまでも神です。

日ハムの現有戦力でどう勝つか?これ、毎日考えてる僕のビジネス戦略にそっくりなんです。そのまんまビジネススクールのケーススタディにしたいぐらいにいいテーマですねえ、将来に起業したい若者はそういう目線で日ハムのゲームを目を凝らして観たらいいね。義経のひよどり越え、信長の桶狭間、これは終わったことだけど、こっちでそれぐらいのことがあるんじゃないかと思えばワクワクするでしょ、そういうココロと想像力がないとね、勉強や知識だけじゃ起業なんかできませんよ。

新庄さんはもし優勝したらぜひ国会議員になって、次は日本国をガラポンで強くしてほしいですね。特権、利権にしがみつくだけの爺いや婆あには到底無理、もはや百害あって一利なしです。僕は人生かけて世界の金融の一線で戦ってきた戦士です。断言しますが、もう確実に世界はそういう時代になってます。時の流れに逆らっていれば国ごとだめになって不幸になるのは今の若者の皆さんです。

なぜ「平成は大没落の暗黒期」になったのか

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

今年のプロ野球順位予想

2022 MAR 25 9:09:58 am by 東 賢太郎

いよいよ今日、プロ野球公式戦が開幕します。中島さんにならって僕の予想を公開します。ちなみに我が家は全員が順位とタイトルの予想を紙に書いて提出します(全部当てたら賞金)。去年はセパとも前年最下位の優勝で、両方当てた人はまずいなかったでしょう。プロは力が大差ないので「新加入の外人」と「ケガ」が2大攪乱要因です。こればっかりは誰もわかりません。例えば去年でいうと、全くの未知数だったオスナとサンタナが大当たりで主力に大きなケガ人が出なかったヤクルトが優勝、逆に外人が手薄で吉田がケガしたオリックスの優勝は中島監督の采配あっての勝利だったと思います。

 

セ・リーグ予想

  1.  広島
  2.  ヤクルト
  3.  阪神
  4.  巨人
  5.  中日
  6.  DeNA

 

パリーグ予想

  1.  ロッテ
  2.  西武
  3.  日ハム
  4.  オリックス
  5.  楽天
  6.  ソフトバンク

 

セ・リーグについて

広島は①去年は外人が大ハズレで日本人だけで戦った②5月にコロナで交流戦はボロボロの最下位だった(3勝12敗)③中継ぎが弱く逆転された、という体たらくで、それでも4位だった。①-③とも去年よりましで、これが鈴木の穴を埋める。特に③は中崎が復活し、森浦、島内、コルニエル、松本(新人)、矢崎にターリーが加わってクローザーが栗林。先発は大瀬良、森下、九里、床田、黒原(新人)、野村、遠藤、玉村、小林にアンダーソンが加入。この投手陣は12球団でも上位。問題は打撃ですが、新加入のマクブルーム(昨年の3Aホームラン王)が打てば鈴木の穴は完全に問題なし。ヤクルトは後ろの投手陣が疲れてるので12回制が裏目に。阪神はクローザーの穴は埋まらず、日ハムと対照的に監督がやめると宣言して盛り下げてるので減点。巨人は坂本がケガすると彼の穴埋めは誰もおらず岡本の打撃にも響く。中田は年を通しては打てない。両翼の外人はあまり脅威には見えず、投手は先発が手薄で菅野が勝てなければ最下位もある。中日は投手力がNo1だが打撃は迫力なく、外人はビシエドしかいない。DeNAは投打とも故障が不安(去年、ソト、オースチンの来日が遅れて泥沼の連敗)。

 

パリーグについて

2位だったロッテは佐々木朗希が10勝は積み増し、外人2人が健在ならいける。日ハムは前回の稿で「なんでこんなピッチャーがドラ8まで残ってたんだろう」と僕に書かしめた新人・北山(京都産業大)がなんと開幕投手でびっくりである。あえて書くが、僕はこのピッチャー、新人王候補とさえ思うが世評は全くそうでなく、かように現状の戦力分析はあてにならないのでビッグボスの眼力を信じたい。明日、ソフトバンクは千賀なので分が悪い。ならば誰も見たことない北山でスタートして打順一回りを抑えて替えてしまい、負けても相手に嫌~なものを残すという作戦か。野球界の常識、旧弊をぶち破らないと若手軍団に勝ち目はなく、これ、実は源義経も採った合理的戦略であるし、お客は最高に楽しい。新庄監督、歯車がかみ合えば勢いで優勝もありだ。オリックスは去年は中島采配の意外性で攪乱できたが今年は研究されてそれが消え、打線はマークがきつくなるので厳しいだろう。もともと投手はピカ一だが点が取れなくてドベのチームで、ケガ人が出るとそれに戻りかねない。ソフトバンクは、主力が年齢的にピークを越えており転換期だろう、今年のラインアップだと外人、抑えに往時の迫力がないので新戦力が出ないと夏以降が苦戦と予想。ただ監督力が未知数で良い方に出れば楽勝でAクラス。楽天は投手の厚みがある上に打撃は侮れないが、ここも同様にベテラン主体で故障が不安で監督力は落ちる。一方、西武は監督が折り紙つきでありドラ1,2位の左腕が大当たりで、若返るし左腕不足まで一気に解消。1位の隅田は世評通り星が読め、2位の佐藤隼輔(筑波大)はオープン戦を見る限り僕の予想をはるかに上回る好投手である。2人とも新人王候補で10+10=20勝しそう。野手は愛斗に注目。山川の復活次第で優勝があり得る。

以上、贔屓目ありで自信はまったくなしですが。皆さん、今年もプロ野球を楽しみましょう!

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

新庄ビッグボスはあなどれない

2022 MAR 13 22:22:51 pm by 東 賢太郎

2月27日、名護で行われた日ハム・広島戦。ハムの今川優馬選手が放ったレフトへのホームランが物凄く印象に残っていた。たまたま彼が大学卒でドラフトにかからずJFEで2年プレーして昨年のドラフト会議を迎え、家族全員でハラハラ見守って6位で名前が呼ばれた瞬間お母さんが泣きじゃくっているビデオも見ていた。高校でホームラン2本の選手がこれ?信じ難い、そのぐらい「やばい」ホームランだった。

その彼が一昨日の広島戦でコルニエルと対戦。日本2位の165キロを記録した剛球投手で見ものである。打つかなと思ったら打った。スリーラン。文句なしのスイング。あっぱれとしか言いようがない。チームはここで一発欲しい、本人も狙ってる、構えを見て打ちそうだ、そういう時にちゃんと打つ。誰でもできることじゃない。すごく気になる男である。

今日の同じカード(マツダ)。0-0で引き分けだ、カープは投手が良かったが打線は実にショボい。つまらねえ試合だと思った9回2死、まったく期待しなかった上本が引っ張って快心のサヨナラ3ラン。度肝を抜かれる。そう思ったのは仕方ない、彼は一軍でたぶん一本も打ってない。狙ってはいなかったろうが、たかが一本されど一本であって、こういう所で打つってのはやはり誰でもできることじゃないのである。

そうしたらビッグボスの新庄監督がその上本を大きな拍手でたたえていた。カープファンへのサービスだろうが、野球選手として敵味方関係なく「そういうもの」もあったに違いないと胸が熱くなった。まさかの負けであれはなかなかできないと思う。負けた試合後に相手からナイスピッチと言われたことがあるが、これは本当に嬉しいもので、野球を愛する者同士の本音の言葉でずっしり重く一生ものだ、いまだにその場面まではっきり覚えている。

上本に打たれた望月をビッグボスは「俺がフォークを投げさせた」とちゃんとフォローしてる。彼は選手に監督させて1塁コーチャーをやったりもする。奇をてらってるのかと思ったが、僕も高校時代にサードコーチに立って試合が良く見えると思ったことがある。そういうことなんだろうか?新庄おそるべしだ。万波は顔つきが変わったし今日の先発の立野も良かった。清宮の瘦せ方も半端ないし盗塁をさせるとは!昨日最後に1回だけ投げた新人の北山(京都産業大)、いいねえ、なんでこんなピッチャーがドラ8まで残ってたんだろう。

さて、カープについては色々思う所がある。これは別稿にしよう。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

史上最高の日本シリーズに感謝

2021 NOV 28 15:15:52 pm by 東 賢太郎

ヤクルト強かった。オリックスも強かった。もの凄い試合を6つも見せていただいた。両チームに感謝。ほんとうにありがとう!!

全試合がサドンデス、甲子園の決勝みたいな緊張感でしかも僅差。最後は摂氏7度の屋外で、そこまでの5試合を象徴するような1点を争う5時間の延長戦。文句なしに史上最高に面白い日本シリーズだった。

史上最低の日本シリーズだった去年のあれ、今更ながらあれは何だったんだろう。しかも去年セパの最下位だったチーム同士によってこれだ! だから世の中は面白い。なにせ去年の11月23日には怒ってこんなものを書いていたのだ。セリーグの野球を真剣勝負で「浄化」したヤクルト高津監督の功績は大きい。

交流戦やめるなら日本シリーズもやめろ

戦前の我が予想はオリックスの4勝1敗。ヤクルトに張った娘に負けてしまった。オリックスの先発陣は期待にたがわぬ盤石ぶりだった。しかし打線がヤクルトの先発陣を予想以上に打てなかった。狂わせたのは捕手じゃないかといわれればそう思うしかない。従って中村がMVP。このジャッジもお見事。スッキリ明快。何の疑問もなしだ。

いくつか名場面があった。第5戦を決めたアダム・ジョーンズのホームラン。みんな差し込まれたマクガフのインハイ速球をレフトへ持っていったあれは、「腰を先に開いてフェアゾーンに入れた」と解説を聞いてもわからず、ビデオがもう一度出てやっとわかった。さすがメジャーの大物だ。

惜しまれるのはオリックスがヒギンズ、ラヴェロ、モヤにこだわったこと。サンタナ、オスナとの差は歴然だった。マクガフも去年は大したことない投手だった。普通なら石山をクローザーにするだろう。海外を渡り歩いた高津監督の外人コミュニケーション・パワーあってのことだと思う。

中島監督は最終戦に能見を村上にワンポイントでぶつけて打ち取った采配は感動。球が走ってた富山は代えなくて良かったなあと残念。あのままなら左―左で川端がどうだったか。吉田は肩が痛い?レフトは失敗だった、DHだったなあ、でも期待ほど打てもしなかった。やっぱり中村捕手が一枚上手だったと思う。

願わくば昨日はオリックスが勝ってもう1試合、奥川と宮城でお願いしたかった。そのぐらい価値あるカードだった。いよいよ悪夢の野球ロスの季節に突入してしまったが、いつもより1カ月短いのは福音だ。それだけでもオリンピックあってよかった、菅さんのおかげだと思おう。

ソナー・メンバーズ・クラブのHPは http://sonarmc.com/wordpress/ をクリックして下さい。

▲TOPへ戻る

厳選動画のご紹介

SMCはこれからの人達を応援します。
様々な才能を動画にアップするNEXTYLEと提携して紹介しています。

ライフLife Documentary_banner
加地卓
金巻芳俊