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21奪三振の絶大な効能

2015 AUG 10 7:07:38 am by 東 賢太郎

先日のカープはよくやりました。巨人から21奪三振。ジョンソンが7回13個、大瀬良が2回3個、ヒースが2回5個です。涼しいドームで飛ばしていけたんでしょうがそこは相手も同じ、やはり気合いが入っていたのでしょう。

ジョンソンは変化球がタテヨコに切れ、直球には体重が乗ってました。ゆったりしたモーションからピュっと来る感じなうえ、球持ちが良く、しかも身長プラス手足の長さでリリースポイントが打者に近い。あれでキレたり伸びたりしたら打てねえだろうなと想像します。

9回時点で16個は外木場のセリーグ記録に並びますが、外木場はそれを一人でやったばかりか完全試合だったのだから僕は日本史上最高の投手と思っています。しかも変化球はカーブだけだったことからすると彼のストレートがいかに破壊力があったか!

三振って思えば無駄なんですね。最低三球かかるし力投しないといけないから消耗もあるし。一球でアウトが省エネです。でも三振は相手にダメージがある。特にクリーンアップから高め直球で空振りで取ると他の打者まで威圧できるんです。味方も鼓舞できます。今のカープにはそれが必要でしたから最高の成果だ。坂本、長野、阿部、村田あたりからジョンソンがとりまくったのは士気を高めたですね。

次のゲームもマエケン先発で9個。2試合で30個だから尋常じゃない。1点リードして8回に大瀬良は良しとして、9回に前日危険球退場の中崎。悪夢を払拭する賭けでした。しかし中崎は150km出るのに四球で一二塁にしてしまう。過去に何度も棒球を打たれたトラウマから慎重になりすぎだ。

でもコントロール良くなってますね。無神経な棒球さえ気を付ければあの球威なら押してもらいたい。スリーボールまで行った長野を見逃し三振に取った外角高めストレート。結果オーライではあるがいい球でした。あれを見てるから次の阿部がストレートを待って打ち損じてくれたと思う。大きな賭けに勝った緒方采配、これは拍手です。

きのうは見てませんが7-1で福井で勝ったようですね。確か9奪三振で。敵地で巨人に3タテは非常に大きいですが、やはり第1戦の12回完封21奪三振という完膚なきへこませかたが最高に効いたと思います。

 
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Categories:______広島カープ, 野球

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