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大成仏のゴルフ、煩悩の野球

2016 JUL 19 12:12:19 pm by 東 賢太郎

ミクロネシアへの中継点であるグァムで先週にゴルフをやり(レオパレス・グアムでのゴルフ )、この連休も河口湖の鳴沢ゴルフ倶楽部でやることになりました。さあやるぞ!というのではなく予定が重なっただけの偶然です。ことし初のラウンドで、しかもこれが最後かなというぐらいご無沙汰です。

ゴルフは一生分やった感があります。英国、ヨーロッパ大陸で有名なコースはそこそこ、香港時代はホームコースで年80ラウンドで寝るまえ布団にはいって目をつぶってもボールが見えました。そのころ公認ハンディは8で、どこでやってもグロスは80前後であがれベストは39・36の75でした。82までは許容範囲で、83たたくと不満という感じでした。

サラリーマンでシングルは出来すぎですが、ニギりで散々に負けたのが悔しくて完全自己流で固めただけ。格好は悪く、野球打ちのあがってナンボゴルフです。ニギりは強くなりあまり負けた記憶はなく、会社ではあいつと勝負するのはカネをどぶに捨てるようなものといわれました。

だからゆるいゴルフは苦手で、簡単に100行きます。モチベーションが必要なのです。それはプライドです、あいつには負けたくないというですね。いい勝負の4人がいたのが幸運でヨーロッパでは熱中してやりました。トーナメントの優勝トロフィーは6個ありますし、ゴルフというゲームには良い思い出が数えきれぬほどあり、敬意と愛情が人一倍あります。

こういう人は普通はメンバー倶楽部のクラチャンなんか出てエージ・シューターなんか狙ったりするものです。そこが僕が自分自身をよくわからないところなのですが、そういうのは面倒くさくてぜんぜん関心がわかないのです。もっとやりたいことがあるし、五十肩ショックで完全にお留守になってしまいました。

かたや野球はというと、練習は地獄だったし硬式になってからはほとんど良い思い出がありません。それだのにものすごく気になる。やってる夢を見ますし、やれるものなら何をおいてもまたやりたい(フィジカルに無理)。ゴルフ観戦はさっぱり興味なしなのに、野球なら子供のすら見たい。いいピッチャーがいると草野球でも1時間でも見ますし教えてあげたくもなります。

これは2つ理由があって、まず、野球に成仏できていない。僕にとっては野球ほど面白いスポーツは世の中に存在しないのであって、故障でできなくなった喪失感は40年たっても埋まっていません。プロ野球を見ていてものすごく細かい部分の感覚まで実感できてしまい、ちくしょうやりたいなあ、と渇望がうずく。この煩悩って苦しいんです。誰にもわかってもらえないでしょうが。

つぎに、僕のゴルフ技術は付け焼刃のインチキだということです。野球ならリトルの二軍未満。自己流が体にしみついただけなので限界が見え、磨いてもこれ以上うまくならないのがわかってます。理にかなってないので毎日メンテしないとどんどん忘れます。自転車に乗るみたいにどこでもどんな道具でもそこそこできてしまいますが、もうそこまで。成仏する時が来ています。

思えば僕にとって勉強も音楽やピアノも、ゴルフとおんなじ道を来た気がします。付け焼刃のインチキ。だから煩悩がないのはありがたいことですが。

 

高めのストレートは投手のプライドである

 

(こちらどうぞ)

僕のゴルフ修得法

 

 

 

 

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Categories:______わが球歴, ゴルフ

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