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菊池選手1500本安打おめでとう

2023 APR 27 23:23:06 pm by 東 賢太郎

本人は満足してないと思うが1500安打は重要な一区切りだ。しかも手がつけられない6打数5安打で達成というのが菊池らしい。2対2で迎えた延長12回、先頭打者で追い込まれてから高めのボール球を振り切ってセンター前ヒットというのも菊池らしい。これがきっかけとなった2死満塁から若手のホープ韮澤がストレートの四球で押し出しサヨナラ。お立ち台で菊池を見ながら「菊池さんを上回りたいです(笑)」。いいね!ほんとうに嬉しい1勝である。菊池の並外れた守備力はいうまでもない。打力のせいなのかメジャー挑戦の夢かなわずということもあったが、1番に定着した今年はその打棒に目を見張る。

カープの3連覇は菊池なくして語れない。投手より右にゴロが飛んだら全部アウト。こんな二塁手はかつてないしメジャーにもそうはいない。投手の安心感たるや計りしれない。僕のつたない経験からも、甘い球を投げてしまい抜かれたと思った打球を処理してもらうと意気に感じ勇気百倍になる。逆に敵方にそれをされると意気消沈。嫌な奴がいるなと意識して、どこか打席に立つと押されてる感じを持つ。

プロは同じ相手と何度も戦う。カープ戦というとその「押されてる感」を常に感じてしまうのはハンディだろう。そうした心理的アドバンテージを攻撃面で持っていて強かったのが昨年のヤクルトだ。1番塩見、3番山田、4番村上は見ているだけで本当に嫌だった。塩見の出塁率が高く、山田が足が速いからゲッツーもなく、そうすると高い確率で「走者を置いて4番村上」のシーンがやってくる。しかも先発投手がまだ不安定な初回立ち上がりに。村上の三冠王はそれが大きかったと思う。今年は目下のところ塩見、山田が不在、村上が不調だから苦戦している。それと同じことが3連覇中のタナキクマル誠也にも言えたのである。でもその中でも菊池だった。なぜならスターを超えたウルトラ超人であり、相手を唖然とさせてなんだあの曲芸はと戦意喪失に追い込む仰天プレーをしてしまうからだ。そうなった相手は意外にもろかったりする。

菊池選手、まだまだ一里塚だが偉大な記録だ。ほんとうにおめでとう。

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Categories:______広島カープ

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