岸田政権の少子化対策は異次元のあほらしさ
2023 MAY 28 17:17:48 pm by 東 賢太郎
マルサスの人口論(1798年)はこう説く。
➀食料は等差級数的にしか増えない
②人口は性欲により等比級数的に増える
食い物がなければ人は増えにくい。増えてしまうと貧困が生じ、暴力革命が起きる。だから政治は逃げ道を考える。
それが岸田政権の少子化対策だ。子供をつくらないのはお金が不安だから?わかりました、1万円あげます。でも財源は社会保障費で手取りは減ります。国民なめすぎでないか。それならいっそコンドーム禁止令でも出したらどうだ。
日本の高度成長は朝鮮戦争の「特需」である。漁夫の利で食い扶持(ぶち)がばんばん増えた。実力じゃない。あれは戦後の焼け野原に現れた蜃気楼だったのだ。だまされて子供をばんばんつくっちまった。それが人口1億2千万だ。
失われた30年とかいうが、こんなのはお気楽なメディアが無責任に呼んでるだけだ。今年の新入社員は鯛焼き型だとか昔にクソくだらないこと言ってた、あれだ。別に何も失ってない。実力通りのところまで経済が落ちていくだけだ。
ということはこれからも食い扶持は減っていく。AI、チャットGPTに食われてさらに減っていく。意味もなく満員電車で朝早く会社行ってどうでもいい会議で居眠りしてPCの前で仕事したふりしてる9割のサラリーマンはいらなくなる。
そうやって食い扶持が減る。だから男は結婚できない。しても「子供はリスク」になる。だからマルサスのいう通りに人口は減る。減るとGDP成長率は原理に従って落ちる。するとさらに食い扶持が減ってもっと人口は減る。
朝ナマとかいうのを見てたら女性議員が集まって日本は女性の進出が足りない、だから結婚できない子供が産めないなんてことを延々と言ってる。あのね、それ以前に船が沈んでいってるんだ。女も男もないんだよ。
そうしたら田原総一朗が経営者がだらしないという。自分で稼いだこともないジャーナリストなんかが偉そうなこと言うな。儲からないのは日本が既得権益だらけだからだ。そのヌシみたいなこういう爺いがのさばってるからだよ。
社会保障費あげるほど財源ないなら政府が節約しろ。何の足しにもならないくだらない議論でどうでもいい仕事つくってカネもらってる国会議員は半分もいれば十分だ。だんだん2・26に似てくるぞ。
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桜井 哲夫
5/30/2023 | 8:52 PM Permalink
「結婚」は「終身雇用」「定時昇給」と前提があって初めて成立すると考えます。明日クビになるかもしれない、来年は賃金が減るかもしれない・・・で子供を作る気になれるでしょうか?
ちなみに、「非正規労働者ほど子供を作らない」のが厳然たる事実で、目先の利益で非正規雇用を増やしたブーメランが来ているだけのこと。
東 賢太郎
5/30/2023 | 11:15 PM Permalink
桜井様
その通りです。厚労省は2070年に日本の人口は8700万と試算してますが、仮定の合計特殊出生率1.33は甘い。韓国の1.2を下回るだろうと考えてます。日本の可住地の割合は国土のおよそ30%です。イギリスの国土面積は日本の3分の2ですが、可住地は日本の2倍あります。ドイツの国土の面積は日本よりも少し小さいくらいですが、可住地は2倍以上あります。そのなかで、日本の人口は約1億2800万人、イギリス約6000万人、ドイツ約8200万人ですから、日本はイギリス、ドイツと比べて半分しかない可住地に多くの国民が住んでいることがわかります。つまり今の2分の1に近づいて人口7000万が落ち着きどころと思います。