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カテゴリー: 野球

広島カープは打撃コーチを全員クビにしろ

2025 JUL 16 6:06:32 am by 東 賢太郎

きょう高校野球東東京大会3回戦で母校・九段が深川に1-0で完封勝ちして気を良くしていたら、夜に広島カープは横浜DeNAに1-0で完封負けだ。東に苦も無くひねられ7連敗。床田は8回1失点で負け投手?なんなんだそれは?

今年13度目の完封負け。16戦連続3得点以下(66年ぶり)の打線。屈辱を超え、球史に刻まれる歴史的貧打である。こんなもんがプロと言えるか。打撃コーチは全員クビにしろ!!

こんなクソ試合をカネを払って見に行く人がいるのかと不思議でしかないが、案の定、今年は4月からホームであるマツダスタジアムの3塁側内野席が驚くべきほどガラガラである。爆破予告で立ち入り禁止にでもなったかと見まごうほどだ。昔のパリーグの試合を思い出して一抹の郷愁すら覚えざるを得ない。日本国民は救いようのない物価高と重税に苦しんでいる。地元のファンだってつまらない貧打の負け試合を高い金を払って見たくはないだろう。

去年はオールスター明けの8月までは首位と戦力の割には好調だったが、9月に入ってクローザー栗林が崩れて衝撃の逆転負けを食らったことを契機に一気に元気が失せ、猛暑で疲労困憊していた投手陣が貧打を持ちこたえられなくなって崩壊。歴史的なつるべ落としの4位で終わった。それと同じものが今年は早くも7月半ばにやってきている観がある。頑張っている投手陣は気の毒でしかない。こんな激貧打線のチームで投げてみようなんてピッチャーは世界中の隅々まで探してもどこにもいない。投手は勝ちがつかないと年棒は上がらんし生涯記録にだって関わる。つまりエース級ほどFA流出があり得るから、九里に続いて森下、栗林なんか危ないね。

なんとなく、3月に書いた今年のプロ野球順位予想が当たってきてるんじゃないかと感じ、見てみるとセリーグは4,5位の広島と中日を入れ替えるとビンゴ状態に至っている。いや、0.5ゲーム差だから明日に広島が負けて中日が勝てばそうなっちまうのである。情けないが、戦力を冷静に考えるとあるべきところに寄っていく。そういうことだ。

カープの打者というのは球を引きつけられない。だから曲げられるとボールを追いかけてしまい、軸がブレたり腰砕けになったりで自分のスイングで振り切れない。だから追い込まれるとかろうじて当てて逃げるだけで長打など及びもつかない。ピッチャーというものはそれを見逃がし方で察する。このことは経験者は皆わかっている。ピクリとも動かず見逃されると、こいつこの辺に投げるとヤバいななんて勘が働いたりするからキャッチャーのサインは球種には従うがコースはそうしないこともある。ちなみに坂倉のリードは不満だ。阪神の坂本誠志郎に比べると何も考えてないとしか見えない。二日連続で佐藤輝に初打席本塁打を打たれた先日の阪神戦、どちらもインコースのベルトあたりの変化球であって、このバッターはそこが強くて思い切り引っ張れるのだ。2発目の大瀬良はコントロールが良いので坂倉の構えた通りにカットボールを投げて被弾しており投手の責任でない。坂本という捕手は攻めのリードで打者を翻弄できる強い性格と頭の良さ、インテリジェンスがある。とても嫌らしい、悔しいが実に良い捕手である。坂倉は打力と体の強さを考えれば良い選手だがそれがない。もっと勉強しろ。

阪神の打者は下位でも引きつけることができる。だからボール球にひっかからずしっかり見切れていて見逃し方に余裕がある。だから怖い。れっきとした証拠がある。セリーグの四球数ランキングの1位から6位は大山、近本、中野、佐藤輝、森下、坂本と阪神勢が独占であり、広島は30位まで見てもたったの4人しか入ってない。阪神の打者は怖く、広島のは怖くなく、追い込まれると嫌なので早打ちしてることもある。以前、ゲーム中のレポートによると打撃コーチが「甘い球は必ず来る。それを逃さず打っていってほしい」と言ったらしいが、そんなことは猿でもわかる。それで甘く見える大竹の球を打って凡打の山を築くと「気持ちよく打っちゃだめだ」と言ってる(らしい)。言ってる方が猿並みだ。そのうえに盗塁数は阪神72,広島41であり、本塁打は阪神49、広島37。そして防御率は阪神1.94、広島2.78だ。互角なのは打率だけ。要するに広島は当てるだけのスイングでちょこちょこ短打は出ており、数字上は一見張り合っているようには見えるが、阪神とは野球のクオリティとスケールが段違いなのである。これで勝つはずがないし、補強などで手を打たないのであれば、フロントはのっけから優勝する気などないことになる。

広島のドラ1は2020年の栗林以来、黒原、斎藤、常廣、佐々木と誰も戦力になっていない(阪神は佐藤輝、森下、井原が主力に定着している)。つまり選手の契約金の多寡ではない部分、すなわちスカウトの選択眼、コーチの指導力というあんまり金をかけなくてもよいところまで広島は阪神に劣っているのである。スカウティングは時の運もありドラ1だけが戦力になるわけでもないから広島が採った選手の質がトータルとして劣るとは思わないし、現にタナキクマルや鈴木誠也という攻撃力のある打者を採ったわけだ。ということは「採ってからの育成、コーチングの差」しか説明要因がないだろう。

今年は矢野の超美技がある反面エラーも目につくが、その理由として、去年、シーズン後に打力アップのためバットの振り込み練習を増やしたせいだと解説者が指摘していた。守備力はちゃんと落ちてるからその言葉は正しいのだろう。にもかかわらず、打力はなんらアップがない理由は何だ? 打撃コーチが無能なのだ、これしか合理的な説明はない。今やカープのお家芸と化した左打者の「当て逃げ打法」。こればかり目につく打線なんて12球団に広島しかない。速球に振り負ける、つまり、速い球が打てないからそれになるんだろう(まさに長打が打てない東出の得意技だった)。王貞治が長嶋茂雄との対談で語っている。「速い球が打てないと変化球も打てないんですよね。それを打つために荒川コーチのご自宅で日夜特訓していただき、日本刀を降って一本足打法に行きついたんです」。世界の王さえそこまで突き詰めざるを得なかった速球打ち。それをはじめから逃げてるカープの打法。この発想じゃあ何をやってもデカいことはできないよ、悪いけど。

当て逃げはレフトに短打は出てもホームランがないから相手投手は怖いはずもなく、自分のペースでいいように攻めてくる。つまり、相手投手が上から目線になれてしまい、広島はカモだと自信を持つ人が多々出てくる。だから広島の打者は精神的にも押されており四球を稼げない。見事にデータが証明している。当て逃げは当て逃げなりのタイミングで始動するから球は速くない大竹や大野に緩急で前後に揺さぶられると泳がされたりへっぴり腰になったりしてからっきし打てない。そしてたまに速球をズドンと決められるとそれはそれで打てない。何度対戦してもおんなじやられ方で凡フライと内野ゴロの山であり、さすがに普通の人間は学習能力というものがあるのだからカープの打者は飛ばない特殊なバットを使ってるのではないかと目の錯覚に陥ってしまうほどだ。かたや、どんな速球でも振り切ってきて、それでもスイングの軸がぶれず、したがって当たればでっかいホームランである阪神の森下、佐藤輝、大山の怖さは格別だ。

今年の広島は外人が比較的当たりで、ファビアンが打ったが、彼の調子が落ちると打線は忠実に打てなくなり連敗が始まった。モンテロはホームラン1本だが、打席で凄みがある。そのうち打つかもしれない無気味さがあるから日本人のひ弱さを中和してはいる。しかし、去年になかったそれがあっても打線としてはこのザマなのである。二軍から若手が上がってもこない。二俣、中村奨成、大森ぐらい。林と、そうそう、才能あるあの田村はどうなっちゃったんだ?巨人やロッテやソフトバンクを見ろよ、活きのいい若手がどんどん戦力になってるが、カープは潰してるとしか見えない。これが二軍コーチの責任でなくてなんだろう?悪いが、自分より才能や成績が格下なことが確実な人が先輩だったり肩書が偉かったり社長の信認があったりするなんて理由で組織の上司であっても、その人に本心から教わろうなんことは人間は思わないものである(僕は30余年の会社人生で技術を教わろうと思った上司は一人しかいない)。オーナーがサラリーマン原理でそういうコーチを長いこと置いているとしたら若手には墓場だ。

うらやましいのは日本ハムファイターズだ。ここのフロントはビジネスをよく知っている。広島とは見事に真逆のことをやっている。就任当時、新庄監督の評価というと玄人も素人もほぼ100%がボロカスであり、プロ野球ニュースではすべての解説者が馬鹿にして最下位予想をしていたものだ。初年度は戦力を見れば100敗しておかしくないと僕も考えていたが、同時に、想像する新庄という男の出来と野球眼に関してはそんなことは一切無視してこういうブログを書いた。

新庄ビッグボスはあなどれない | Sonar Members Club No.1

 

BIGBOSSはビジネススクールのケースになる | Sonar Members …

 

僕は野球は素人だがプロである経営者の直感で書いた。それが正しかったのではなく、自分の判断基準からすると新庄はどうしてもそう評価するしかない男だろうと思ったということだから今年の成績も驚きはない。彼は単なる型破りでも奇天烈好きでもいい兄貴分でもなく、勝つことに関心があるスナイパーであり、何も考えてない風をしているが選手の勘所を技術者として細かく見ており、その結果としての判断は情け容赦がない。本物のプロだ。日本一になったら来年は広島カープの監督やってください。

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書いておきたいプロ野球雑感④

2025 JUN 12 2:02:41 am by 東 賢太郎

千葉ロッテマリーンズのもと4番打者、畏友のサブローが交流戦から一軍ヘッドコーチに就任した。実にめでたいが、たまにメールする僕としてはカープ戦は困るではないか。目下のところロッテは最下位と低迷しているが新陳代謝の時期にあると見ている。ちなみに今日のカープ第2戦、オーダーはこうなった。

2番 寺地 2年目(明徳義塾 24年ドラ5)

素晴らしい素材だ!ハーンの剛速球を打ったセンター前など並の打者でない。捕手だが阪神の近本ぐらい打つようになるか。キャッチャーとして佐藤とどっちが上かはわからないが、何せ20歳だ。

3番 池田 新人(習志野高 国士舘大、新人 ドラ2)

4番 山本大 2年目(開星高、2020年育成3位)

どっちもサブロー好みだなぁ。安田がクリーンアップを打たなくてはいけないが、このままだともうお前いらなくなるぞってことだろう。愛斗もいるしね。

もしも、この3人が、阪神の近本、森下、佐藤輝みたいになったら、またロッテの黄金時代が来るかもしれない。その頃に新球場ができてればドンピシャ。

唐川投手。36歳。12球団で最も投球フォームが美しいピッチャーだ。若い子は真似た方がいい。4点取られて負けたがカープが打てるってことは球にパワーがない。しかし元々そういうピッチャーじゃない(だから好みだ)、ちょっと球の伸びが落ちたかな、力いれない球はそう見えた。研究して頑張って下さい。

ライオンズ戦、カープは3つ勝ったが相手では長谷川選手だね、打席の構えが実に嫌だ。こういう感じは新人の時の阪神の大山にあった。カープの打線の波は救い難い。このカード第3戦で10点取った次のロッテ初戦はあわやノーノーの1安打。球威あるピッチャーが出てくると力負けしてほとんどいいあたりが飛ばない。速い球が打てないと変化球も打てないんです、と王貞治さんは言っている。

今日は勝ったけど坂倉はひどかったね、暴投はするわ、見逃しゃ一死満塁なのに高めのクソボールを凡打するわ、次の落とされた空振り三振なんか全然目がついていってないよ。君がだめだと勝てないんだ、頑張ってくれ。カープの打者は引きつけられない。差しこまれるので始動が早く、体が前に動き、外角に落とされて三振。大竹みたいな投手には手玉に取られて前後に崩され手も足も出ない。馬鹿もほどほどにしろだ、もっと頭使えよ。左打者はへっぴり腰でチョンと流してまっしぐらに走る、いわゆる「当て逃げ」。そんなの相手ピッチャーは怖くもなんともないと思うよ。これが芸でいいのは矢野ぐらい。せっかくいいのを連れてきたファビアンとモンテロ、珍しく協調性がありそうないい奴らだけに当て逃げを修得しないか不安で仕方ない。今日は唯一、中崎の球威が戻ってるのが嬉しかった。

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長嶋茂雄さんと重なったあの17年

2025 JUN 9 15:15:17 pm by 東 賢太郎

長嶋茂雄さんが現役だったのは1958~1974年の17年間だ。これは自分が物心ついてから大学に入学するまでの期間に相当する。その17年がどんなだったかというと、クラスで一二を争うチビでケンカも弱く、勉強は何らの興味もなくいい加減で教室の記憶はほとんどない。劣等感の塊で中学まで良い思い出がなく、書きながらあれが俺かと思うぐらい虚弱で影の薄い子だった。何があってこうなったかというと、思い浮かぶのは野球ぐらいだ。好きで好きでとことん没入してしまい、気がついたらその17年がたって劣等感は吹き飛んでいたからだ。

最近よく人にいうのだが、「俺はツキだけなんだ。はっきりいって能力はぜんぜんたいしたことない。でもツキだけはあったんだ。自分の力じゃないからね、たぶん、誰かが後ろに憑いていて助けてくれてる」。こうまじめに言うのだからぶっ飛んでると思われてるだろうが全然かまわない。だってほんとにそう思うわけであり、どう思われようがなんだろうが、あるがままに「後ろの人」におまかせした方がベターということなのだ。17年の色々もそういうことだったと思う。

野球への没入がどこから来たか?それもよく覚えてないが、毎日8時からテレビで見ていたのがそれしか放映されない巨人戦だったことは間違いない。カープファンになったからONは天敵で大嫌いだったことも間違いない。見始めたのはV9のはじめごろで巨人は本当に強くて憎たらしく、念力を送ってでも負かしたいと熱望していたことも間違いない。この「憎たらしい」という強烈な感情が野球への情熱を呼んでいたのではないか。

といって、アンチ巨人でもない。それは巨人ファンの一種だが、巨人見たさでテレビを毎日見たわけではなく、愛していたのは「プロ野球」というユニバーサルなものだ。だから行ったこともない遠隔地の広島カープを何の違和感もなく応援できた。当時、森下仁丹のガムで「あたり」が出ると12球団旗がもらえた。小遣いをもらうたびにガムを買って大まじめに集めており、10ぐらいそろったが球団名は書いてあるから最後の2つあたりになると当たってもかぶってしまい、そのうち企画が終わってしまった。

この雑誌「週刊ベースボール」は小学生時代に細部に至るまで熟読・精読しており、選手や球団の事情を知ったどころか国語の教科書よりもこれで日本語を習得したのではと思うほどだ。このおかげで巨人が広島がというより名選手に憧れるようになり、ということは選手になってプロ野球に入りたいと本気で思っており、いわゆるひとつの熱い野球少年ができあがっていたことも間違いない。中1までクラスで一二を争うチビであったのにそう思えてしまう。それほどに当時の男の子にとって野球は魅力だったわけだが、僕にとってはそんな程度ではなく人生の本気の目標であり、それにはまず甲子園だと高校野球まで意識した。だから中3では野球の強い高校に入りたいと思いひとりで黙々と走り込みをしていた。もしそうしていればその17年はどうなっていただろう。落伍してグレたかもしれないが、体ができるまで試合に出られなかったろうから肩も壊さず、大学まではできたのではないかと思う。

ちょうどその17年間、プロ野球界で燦然と輝いていたのが長嶋さんだった。記憶に残るここぞの場面で打ちまくり、国民的スターの地位に登りつめていた。その独特な言葉までが話題になり、単なるマッチョでなく愛されキャラだったことも人気のうちだったが、僕は彼のビュンとかバーンとかいうオノマトペ(擬音)が変だと思ったことは一度もない。言いたいことが巨大だと通常のボキャブラリーを超える。それを使わなくても通じるのは普通のことだ。彼が伝えたいのは普通じゃないことであり、それを笑うのは普通の人なのだ。彼は普通の人であるお客さんを喜ばせるプレーを意識してやっていたようだが、オノマトペもそれだったかもしれない。

当時、人気絶頂だったON砲の長嶋派、王派がよく話題になった。僕は派というより長嶋さんに基本的な共感があった。というのは、後に証券マンになって、「こういうディールはピンとはねたらバーンとやんなきゃできねえだろ、なにやってんだこのボケが」なんて発言を僕は若いころ日常茶飯事のように部下にしていたからだ。当時の証券会社が体育会的職場だったことはあるが生まれつきそういう人間であり、怒ったのでなく部下を一人前にしたかった。昨今だって、たぶんこれ誰もわかってねえだろうなあというのがいくつもある。擬音は幼児のものだが、大人がボキャブラリーを超越したものをリアル感で伝える役にも立つ。それをわからせてあげたいという無報酬の情熱があるかないかに尽きるのであって、僕は「ある派」だから当然のように長嶋派だった。

結局、野球はだめで、というよりケガで突然奪われてしまい、人生最悪のどん底に落ちたのが17年の結末だ。真っ暗だった。大学にそこまでこだわる気はなかったがプライドを奪還できそうな手は他になく、初めて勉強に没頭した。そして長嶋さんが1974年に現役引退し、翌年、僕は合格し広島カープは初優勝をとげた。かように、人生のピースでど真ん中にあったのは野球であり、プロ野球選手になりたいという本気を馬鹿げているほどの年齢まで持てたというのが僕の個性であり、「後ろの人」の判断で僕は27才でニューヨークに呼ばれ、もとプロ野球選手たちと対戦し、MVPのトロフィーをもらって人生の帳尻を合わせてもらった。そう信じるしかない。

長嶋さんにお会いしたわけではないし、もとより熱烈なカープファンなのだからここに拙文をのせるいわれもないのだが、あの17年、彼の太陽のようにめざましい現役時代とぴったり重なった奇遇に手を合わさせていただいている。パフォーマンス(結果)に対するまっすぐな情熱があれほど人生をドライブしたような人を他に誰ひとり見たことがなく、野球はその内だっただけではないかとさえ思え、オーラは相手ピッチャーだけでなく日本人1億人を包み込んでしまう。そのひとりになれ、最悪のところからやる気を出させていただいたことには感謝しかない。心よりご冥福をお祈りします。

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書いておきたいプロ野球雑感③

2025 APR 29 2:02:10 am by 東 賢太郎

4月27日

きのうのDeNA対広島戦。8回を2安打10奪三振で1点に押さえて勝ったDeNAバウアー投手。カープはナックルカーブを誰も打てず、三振のたびに吠えまくられましたが、中4日で自己最多の129球を投げぬいたのは敵ながらあっぱれであります。中6日で回ってる日本のピッチャー、根性論は昭和の野球でしょというのが常識になってるが、ただでさえキツい飛行機での移動を強いられるメジャーリーガーはそんなことを言わない。

バウアーというと一昨年8月25日のバンテリンドームを思い出します。中日の近藤廉投手が1イニング10失点して「晒し投げだ」と立浪監督が批判されたあの試合です。そのゲームの勝利投手がバウアーでしたが、ヒーロー・インタビューで彼は「まずひとこと言わせてくれ。どんなにいい投手でもこういう日がある、これからも前を向き続けてほしい」と近藤にエールを送ったのです。クローザーのライデル・マルティネスはブルペンで戦況を見かね「俺が投げてもいいぞ」と肩を作ろうとしたそうです。あっぱれな男たち。

日本人に漢(オトコ)はたくさんいるはずなんだが、中日ベンチ、捕手、野手は誰ひとりとしてマウンドで孤軍奮闘の近藤投手に声をかけに行かない。ビデオを見ると、3連打はされたがすぐ2死を取って、次の詰まったゴロをショートが普通にさばけば3点ぐらいで終わってたんです。助けるどころか足を引っ張られ、慣れない一軍のマウンドで動揺があったんだろう、柴田に死球を与えると帽子をとって深々と頭を下げる。柴田は大丈夫だよとうなずく。頭はベンチに下げたんじゃないかとさえ見えるシーンです。

この近藤廉投手、すぐ2軍に降格され10月に戦力外通告。要するにクビですな。育成再契約となりますが立浪が「ああいう経験した人は強くなると思うから、あと1年残してやってくれ」と球団に働きかけたようです。二軍で1年がんばった末に今年4月24日に支配下登録に復帰。そして昨日、ヤクルト戦で2年ぶりの登板をして1回を4人で零封した。近藤君、よく立ち直った。井上監督がいて本当によかった、でも前を向き続けたのはまぎれもなく君の実力と精神力なわけで、超ド級のあっぱれであります。

この日はまだあっぱれがあって、近藤が雪辱したこのヤクルト戦、近藤からバントをきめた茂木栄五郎選手は息子の同窓生で楽天時代から注目してました。FA宣言してヤクルトに移籍し、この試合で勝利を決める値千金の3ランホームラン。すると、茂木の人的補償として楽天に移籍した小森航大郎選手もプロ入り初ホームランを同日のソフトバンク戦で放っていました。ふたりともホームランバッターではないので確率の低いことですが何かの因縁かもしれない。人的補償で移籍というのはプロとして思うところがあったでしょう。小森選手もあっぱれ。活躍してほしいですね。

最後に、退任された中日の立浪監督。現役時代、よくカープがいい所で打たれましたが素晴らしいバッターでした。僕はあらゆる解説者で立浪がいちばん好きで、打撃を習うとしたら彼しかないと思う。なにしろ理にかなっていてわかりやすく、そこまで言葉で説明できるからあの打撃ができたと腑に落ちるからです。だから彼が監督をやれば中日は手強いなと思っていましたが結果はそうならなかった。技術を極めることと権力を持って組織を束ねることは別物です。完璧な理論、PL学園のプライド、おそらくいろんなものが彼をあそこまでにしましたがその分だけ苦労も多かったかもしれません。これからの活躍を期待します。

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阪神・伊原が保坂に似てると思った2つの三振

2025 APR 22 20:20:53 pm by 東 賢太郎

カープがやられてしまった試合のことを書くのは初めてです。プロ初先発の阪神・伊原陵人投手の印象が強烈だったからです。初回いきなり二俣、矢野を空振り三振にとったストレートがキャッチャーミットにおさまる様は惚れ惚れしてビデオを見返してます。二俣はかすりもせずびっくりしてるし、ねばって三振しない矢野は完全に振り遅れて20センチも下を振ってる。身長2メートル近い剛腕投手の160キロならともかく伊原は170センチで球速はたしか143キロでした。多くの解説者が「球の出所が見にくいフォーム」と評価してますし、きっとそうなんでしょうが、素人目に??と思ってしまったのです。

ドラ1伊原陵人のプロ初勝利

同じような空振りを見たのはその昔の日大一高の保坂投手です。身長168センチの剛腕で、夏の甲子園の東京大会で6試合計48回で78奪三振。日大鶴ヶ丘高に10-0の6回コールド勝ちした際、18個のアウト中17個のアウトが三振。1回の先頭打者から9連続三振、ショートゴロを挟み、8連続三振。甲子園でも17個の奪三振ショーで世の中の度肝を抜き、3年連続甲子園登板は彼と荒木、桑田の3人だけ。東映フライヤーズにドラフト2位で入団しました。のちにヤンキースタジアムで4000奪三振のロジャー・クレメンスもネット裏で観ましたが、間違いなく保坂のほうが速かった。伊原はボールもマウンド上の雰囲気も、どこかその保坂に似てるのです。

僕は平均120キロ台で2041奪三振という阪急、オリックスの星野伸之投手のストレートの大ファンであります。飯より好きで、飯を抜いても見ていたい。彼はカーブが有名ですが、遅いけど伸びるあのストレートが差しこんでこそのカーブなんです。だからロッテの初芝選手が「伊良部より星野の方が速い」と言った。野球という競技の何を見るかはいろいろですが、僕は投手しかやったことないので投手だけ見ており、メジャーでも甲子園でもつまんない投手だと試合を見ませんし、いいなと思ったら追っかけてでも見ます。

星野と保坂は別物ですが、伸びるストレートが共通のように思います。同じ速度で飛んでくるボールでもスピンが多いとエネルギー量が大きく、空気抵抗によって平均的なエネルギー量の球よりも打者に不測の動きをします。スライダー回転なら左に、シュート回転なら右に行くところがタテ回転だと上に行こうとする、その分だけ打者が経験的に記憶している軌道ほど下降しないので伸びてホップしたように見える「変化球」なのです。これが史上最高と思ったのは江川です。

保坂さんを神宮第二のベンチから目撃したのは16才です。日本最高峰のボールに度肝を抜かれ、やばい、硬式はこんな人と野球やるのかとやる前からシッポを巻いてしまった情けない思い出です。のちに人生にいろいろな場面で壁に当たるのですが、「保坂さんを打つのに比べれば大したことねえや」と思えました。御礼を申し上げたいぐらいです。伊原投手、奥底に埋もれていた屈辱のメモリーをひっぱり出したんだから並じゃない気がしてます。カープファンとしては迷惑千万だけど、頑張ってください。

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書いておきたいプロ野球雑感➁

2025 APR 11 22:22:36 pm by 東 賢太郎

今日の巨人戦、広島カープの田村くん、第二打席で戸郷の4球目を見逃したボール判定。これで四球を選んだことがすごく自信になったと思う。今日は5打席入ってファーボール2つと2安打で4出塁。こうやってOPSは上がる。調子悪かったとはいえ、戸郷を打った。これは自信になったと思うし、第4打席は顔つきにそれが出ていた。こうやって一皮むけていくね。

カープの最後に出てきた岡本投手。甲南大学に野球部があるのは知りませんでした。しかも大学に入ってからピッチャーに転向。それで今日は巨人の重量級、岡本、キャベツ、ヘルナンデス三者凡退は素晴らしい。落ち着いてるしコントロールは良く、球はそう速くないけど打者をペースに引き込む度胸がいい。大学の監督さんもカープのスカウトもあっぱれ。ひょっとすると先発向きかも。

巨人の戸郷くん、球が遅くなってるね。どこか壊したんじゃないか。4回途中で10失点。コントロールより球威で押し込んでいくタイプだから遅いと変化球も打たれた。思い出したのは昨日の楽天の岸投手だ。好きなピッチャーのひとりで、伸びで差しこんで変化球で打ち取れる。誰でもできそうだけどそれで飯を食える人はほとんんどいない。昨日は伸びがなかった感じがする。それで130台だとやっぱりね。40才だけど頑張ってほしい。

そして今日は何より日本ハム対西武でした。先発は山崎福也と今井。山崎は抜群の変化球と緩急、ライオン丸の今井は手が出ない低めの剛球。両投手が圧巻の投げ合いで、両チーム6回まで完全試合、こんなのはかつて見たことなし。0対0のまま12回裏、ファーボールの万波の代走に中学時代400mで埼玉県1位だった松本剛。2球目に二盗成功。2死からのベンチの決断は見事。そこで代打で出てきた郡司が157キロの剛球を投げ込んでた甲斐野の外角フォークの失投をとらえてライトスタンドへさよならホームラン。エスコンに来てからの日ハムの勢い、きつねダンスが効いたのか男性ホルモン全開だ。やっぱり男はこうじゃなきゃね。

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超常現象?カープ田村のサヨナラ本塁打

2025 APR 6 9:09:36 am by 東 賢太郎

あっ、ホームラン打ちそうだ!アップで映った打席の顔を見て、ウソのようだが本当に、ビビッと感じた。山崎康晃がゆっくり投球モーションに入る。初球。高めのストレート。バットが一閃。右中間に大飛球。ちょっとシュートしたから先っぽ気味だったかな・・・・はいった!田村俊介、プロ入り初ホームランでサヨナラ勝ちだ。

伏線があった。東と床田の先発で投手戦が予想されていた。ところがDeNAが4失策もやってくれて6対2の楽勝ムードで9回表をむかえる。セーブのつかない4点差なので普通は守護神は出てこない。ところが栗林だ。ブルペンが映ったが森浦もやっていた。う~んなぜかなあ、まさか4人右が続くからじゃないだろうな・・・。いやな予感があたる。球威も変化球の切れもコントロールもいまいちだ。何もいい所がない。四球、安打、安打、二塁打、三振、四球で6対4にされたあげくに一死満塁を残してKOである。こんなピッチャーの降板をやさしいカープファンは拍手で慰労?する。やめてくれんかな。かわってマウンドに立った塹江は球速、切れ、メンタルどれも文句なしで一番いやなバッターである梶原を三振にとって二死だ。なんとかなるか・・・。ところが、ここで満を持して出たかどうか知らないが、島内に交代だ。おいおい、牧が右だから右かよ。彼は剛球が良いときは無双だがメンタルが弱いのだ。やばい。これまた球威もコントロールもいまいちである。なんと押し出しで1点差。なおも満塁。ここでついに佐野にレフトの頭を超えてワンバウンドでスタンドに入る二塁打を食らう。6対7の逆転だ。新井の投手リレーは無様というしかない。広島市民球場だったらベンチの上まで酔っ払いのオッサンが出てきて罵声を浴びせとるぞ。

その裏。代打の野間がいきなり痛烈な右前安打を放つ。これが嫌なムードを押し戻した。内角を引っ張った野間の鋭い振りは数年前とは別人だ。進化に驚くしかない。そしてその代走・羽月が三球牽制させたあとの初球を二盗したのも効いた。羽月は強力な武器だ。そこで打者・会澤が体の真正面に死球をうける。DeNA入江投手もまさかの登板だったろうから仕方ない。会澤が退場だと守る捕手がいないピンチだったが根性で一塁へ。ここで、先日にバント自打球を顔面に受けて前歯を8本折っており、怪人二十面相の黒覆面みたいなのをかぶって根性で出場している二俣。しかし、あいにく、ここはまさしくバントの場面なのだ。嫌だろうなあ・・。あの時と似たような顔に近い難しい球!ビビらずに成功した二俣!男だねえ。そして作った 一死二三塁で矢野がしぶとく二塁にころがして7対7の同点に持ち込んだ。これぞカープ野球。執念でもぎ取った1点だ。

ここでマウンドに立ちはだかったのが森浦である。これが本当に凄かった。10回表をあっさり三者三振!11回も戸柱、京田を三振で五者連続!当たっている梶原も一ゴロであっさり零封した。森浦君、9回のブルペンで、栗林のむこう側でもう肩できてたよな。見てたよ。あそこで君の名が呼ばれていればこの試合は難なく6対2で勝ってたのである。お立ち台で「名前が呼ばれたら全力で投げるだけです」と淡々と語った気持ちはわかる気がする。君のメンタルは素晴らしい。最高にピッチャーに向いてる。去年のホークス戦で三者連続三球三振(イマキュレート)をやった男だ。打者を手玉にとることこそピッチャーやる快感と思ってる僕は君のマウンド姿を見るのが楽しみで仕方ない。

そこで迎えた11回裏。ここだったのだ。冒頭のシーンがやってきたのは。以上のドタバタ劇は、まるでオセロみたいに、みんな田村の鮮烈デビューへのお膳立てでしたねという話になってしまった。4点差で栗林をマウンドに送った新井の意味不明の采配あってこそ。まったくもってなんともいえない。大逆転を食らった直後のカープベンチはお通夜状態、我が家は激怒を通り越して絶句だったのである。

いやいや、それなくしてあのホームランはなかったのだから新井独特の華がある霊感だったというしかない。それにしても、「あっ、ホームラン打ちそうだ!」。打席に入ってアップされた田村の顔を見てビビッと感じた、あれはいったい何だったんだろう??

「谷深ければ山高し」。相場の格言だ。喜びは10倍だ。代打でのプロ初本塁打がサヨナラ本塁打となるのは広島カープ球団史上初の快挙らしい。田村が「持ってる男」であることが天下に知れた日だ。

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失われた30年は財務省のせいばかりではない

2025 APR 5 11:11:39 am by 東 賢太郎

「ガキが泣く姿を映す時間はない。私の意見が気に入らないのなら、次はもっとうまく投げろ。彼は怒るべきだし、何であれ対戦打者を葬り去る準備をすべきだ」

ドジャース佐々木朗希の“涙目”降板にこう言い放ったのは2度MLBオールスターに選出され、ダルビッシュの女房役だったジョナサン・ルクロイだ。この記事を見て、そうだ、その通りだとうなづいている自分は昭和の男だなあとつくづく思った。本当に泣いたかどうかは知らないが、そう見られたならどっちでも同じだ。

あえて「男」と書かせていただいたが、「男は泣くな」でも「女なら結構」でもない。僕はガキの頃から「男は人前で泣くな」と厳しく躾けられた。だから何があろうと外で泣いたことがない。妹はいわれてない。昨今の親は男の子にもそういわないのではないかと思うから、僕はシンプルに「昭和の男」なのだ。

ルクロイが言いたいのは「大舞台に立つ者は立つなりの理由がある。やることやれよ。やれないなら怒れ。できなきゃ去れ。泣くのはガキだ。そんなものをテレビで放映なんかするな」ということだろう。そうか、アメリカでもそういう風潮があるんだ、僕が最も反応したのは最後の部分なのだが。

大舞台でなくとも、あらゆる軍隊の最前線で司令官が飛ばす檄に最もふさわしいのはルクロイの言葉みたいなものだろう。軍には女性もいるだろうが、敵軍に立ち向かう最前線を占めるのは圧倒的に男であるはずで、撃った銃弾が相手に命中しませんなんて泣く奴はのっけから失格なのである。

ところが、そういうことを口にしようものなら「パワハラだ!」と攻撃される時代だ。では敵軍に立ち向かう最前線を占めるのが圧倒的に男だとセクハラなんだろうか。戦いに負けても人権は守るべきか。もちろんだ。だから戦争はいかんのだ。そんな禅問答をしてるうちにミサイルぶちこまれるのが戦争というものだ。

昨日紹介された台湾系米国人CEOは語った。「ドローンを撃ちこむ10分前にサイバー攻撃を仕掛けて敵地の通信手段を遮断して迎撃を絶つ。ウクライナで起きてる事です。そのため中国は台湾の海底ケーブルを日々切断してます。だから遮断できない衛星通信が奪い合いなのです」。戦争の最前線は宇宙に至っている。

クラウゼヴィッツは『戦争論』で語っている。ただ善良な気持ちから戦争について語るのは最悪である。

牛殺しの熊でも殺すな、熊にだって子供がいる。暗殺犯だがやむにやまれぬ家庭の事情があったのだ。昨今は「何事も屁理屈はつけられる」という意味であるはずの「盗人にも三分の理」なる諺が、盗っ人は生活が苦しいのだから三割は減刑しろみたいに語られる。なんだか世論が無気味に曲がってきていないだろうか。

楽天の監督だった星野仙一が「ノックアウトされて戻ってくるピッチャーに拍手しないでくれ」と仙台の観衆に苦情を述べ、優勝させた。昨日のこと、作戦でなく真面目に打ってボテボテのセカンドゴロだった打者を、走者は三塁に進んだというのでベンチがタッチで迎えるチームがあった。星野なら怒鳴ったろう。

そういう指導を昭和だパワハラだというなら、敵に攻め込まれて皆殺しにされても人権とジェンダーとLGBTは守りますという国に移住することをおすすめしたい。野球は戦争ではないが、泣く新人を擁護していればいずれエンタメのショービジネスになり、「とんねるずのリアル野球盤」とあまりかわらなくなる。

日本の失われた30年は財務省のせいばかりではない。1980年代に欧米の最前線で真剣勝負で戦った僕の眼からすれば企業風土がリアル野球盤になったことはもっと大きい。要はバブル後遺症でユルフンになってIT戦争に大敗し、世界でカネが稼げなくなったから国民的に貧しくなったのである。

「ガキが泣く姿を映す時間はない」。MLBのプライド高い世界トップの野球選手たちでこんな番組を作るのはライオンにチンチンの芸を仕込むより難しいだろう。「そんなものをテレビで放映なんかするな」。誠にごもっとも。こういう国のテレビ局だから恥ずべき事件が起き、見てる国民もユルフンになっていく。

僕はある有能な若手ヴァイオリニストにテレビには出ない方がいいよと進言したことがある。そうしないと野球盤の道だ。厳しいことを言うようだが僕はパワハラ支持者でも軍国主義者でもない。英語でそれをディシプリン(discipline)という。何であれ一流になり一流であり続けるには心の修養が必要と言っている。

だから一流を目ざさない人にまであれこれ言おうという趣味も暇もモチベーションも僕には微塵もない。つまりユーチューバーになってご高説を垂れるような人たちとはまったくの別人種である。なぜなら僕は社会に出てから今日の今日までいちプレーヤーであり、この仕事で絶対に負けない自負があるからだ。

佐々木朗希が泣いたのだとしても彼への僕の期待はかわらない。一流の自負がないと涙は出ない。それなしでなれると思わないから有資格者の証明であり、あとは心の修養だ。周囲など一切無視するんだね。それを無礼という連中を気遣ってもいいことはない。何が一流かわかってない人たちは真の支援者でないからだ。

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書いておきたいプロ野球雑感①

2025 MAR 31 10:10:25 am by 東 賢太郎

いただいたマエケンのメジャー球。初めて握った感じはそんなに違和感なし。ちょっと縫い目が存在感あるというか “粗雑” な感じかな。重さや大きさ、それからよくいわれる「すべる」というのは投げてみないとわからないですね。

さて、今日の開幕第3戦、カープは先発・森が7回2安打無失点の好投で、ハーン、栗林とつないで3-0の勝利。うれしいのは森ですね。去年まで力投してました今年はいい感じに脱力し、いいテンポで投げ、いい緩急をつけ、140キロちょっとで差し込んで球数がセーブできてました。夏にバテなければ10勝行けそうですね。野手は二俣と田村です。二俣は振れるしミートがうまい。センター守備もOK。だけどユーティリティなんて言われてるうちはだめだ。筋肉質でソフトバンクの秋山のイメージがある。もっと食って振ってパワーをつけてくれ。田村は振れる。逸材だがツボに来ないと打てないのは筒香の感じ。今日の2安打はラッキーなだけだがムード次第で化ける感じが出てきた。

阪神のドラ1新人・伊原。2回投げたがこれはいいね。球質、制球、たたずまい、170センチしかないが今永みたいになっちまうと困るなあ。ロッテのドラ1・西川(青学大)、振れるし見逃し方、パワーがあって思い切り抜群、これは新人王候補だ。岡 大海は日ハム時代からそうだが、こんなに勝負強いバッターはそうはいない。大柄でないがここぞでバックスクリーンにホームランが打てる。カープに欲しい。巨人の先発・石川。5回零封。横浜高校で藤平と二枚看板だろ、巨人の選手もリスペクトある感じがしたし、なんでこんなのDeNAはくびにしたんだ?大城が代打でタイムリー。187センチ,95キロででかい。他球団なら4番のキャッチャーがFAしなかったら甲斐が来ちゃったね。でも1億6千万もらえる巨人。まあいっかというところなんだろうか。キャベッジ。キャベツなんて変な名前の奴、打てないだろうと思ったら3Aでトリプル3やったらしく打ちそうだからまずい。マルティネス、193センチ!でかい。巨大だ。名古屋で観たがこんなにでかいとは。155キロぐらいだが力ばかりでなく精度もある、こんなの打てん。ヤクルトの荘司(セガサミー)は172センチ90キロでやや荒れた感じで打ちにくそう。結構やるかもしれない。

以上、本日の雑感でした。

 

PS 佐々木朗希

ストライクはいんねーでボテボテと押出しで2点。打たれてないし、どーってことなし。12/3で替えられたことないのはショック、自分に不満、たぶん。

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新しい人と出会うのは楽しい

2025 MAR 29 16:16:44 pm by 東 賢太郎

昨日は某社のオーナーを紹介された。こうやってもう何百人か何千人か知らないが、会った。ディール以前にそれが商売みたいなもの。そういえば金曜は赤坂の料亭で別の経営者とやっていたら、たまたまひとりぶらっとカウンターについた自民党の大物先生が気づいて挨拶に来た。ため口きいてるこいつ誰だと思ったろう。大臣だろうが何だろうが選挙があるのは大変だ。

最近はオモチャにピクリともしなくなった老猫みたいなもんで、少々のではすぐ退屈しちまう。オーナーのプレゼンは理科の実験みたいで面白かったし、ポテンシャルが大と観た。「上場とかM&Aがどうとか、そんなのは些末な話なんです。もっとでかくしましょう。でかくなれば世間は勝手に来ます」ってことでお引き受けすることにしたが、きくと同期でありウマが合ったってのもあった。仲介者は「どっちも難しい人なんでダメもとのつもりでした」というが、こういうのがご縁ってもんだ。やんないとわかんないよ何事も。

「メジャーはあんまり興味ないんです、だってね、オータニもローキも身長2メートルもあるピッチャーが足開いたらググっと2メートルも前に来ちゃう。18メートルじゃなくて16メートルから投げるんですよ、そんなでっかい奴が。打てるわけないでしょそんなの。だから俺は現実味がなくってね、ニッポンの野球のがいいですね」なんてことまで話したかどうかは忘れたが、仲介者センセイが、「オーナー、東さんはカープファンなんです」と言ったのは確かだ。「そうなんですか、じゃこれ」と棚から出てきたのが写真だ。「18番?誰でしたっけ」「マエケン。ボク野球興味ないんであげます」。家宝が増えた。ご縁ってもんだ、こういうのも。

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