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帰国しました

2014 FEB 2 21:21:49 pm by 東 賢太郎

現地で写真を送れませんでしたが、初日はまず経済事情を見るべく商業施設を視察しました。

unnamed (19)まず右が久光という百貨店の大晦日の「福袋」です。久光とは香港で「そごう」フランチャイジーである利福國際が経営する日本式デパートの名前です。値段は高いそうですがお米は中国で栽培したものですが「こしひかり」まであり、玄米売り場には精米機で好みの厚さに精米までできる凝りようです。日本食人気はとどまるところ知らずです。

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福袋をよく見ると、中国家庭の必需品となっている日清の食用オイル、キッコーマンの醤油が人気のようです。それにしても、透明なのにどうして福袋になるのかよくわかりませんね。

 

 

 

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アルコールドリンクはというと欧米のビールが人気のようでした。もう生活レベルは東京とぜんぜん変わらないところまで来ています。ここで買い物するのは金持ちと日本人が多いのでしょうが、それでも僕が香港にいたころ仏系スーパーのカルフールに人が殺到して欧州製品に群がっていた頃とは隔世の感がありました。

 

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日本の店舗も出ていてこれは山崎パンですね。日本ブランドが人気なのですが、消費者は賢くてmade in Japanかどうかまでこだわりだしているそうです。日本人が日本ブランドで中国の原料で中国で作るのはだめで、日本で作った輸入品に人気が集まるようです。ここもいい感じでした。

 

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こちらはメガネのパリミキです。これは別なショッピングモールでしたが、ここはオーナーのポリシーで各社とも大きな店舗にしているそうです。清潔感のあふれるおしゃれなお店で、もちろん風水も見てベストなレイアウトになっているそうです。日本の店と見間違えるようですね。

 

unnamed (26)驚いたのですが、デンマーク製で中国にはここと病院に一台づつしかない聴力検査器です。非常に微細な検査ができどんな音が聞こえないかはもちろん、どんな言葉(センテンス)が聞きとれていないかまで家族がスクリーンで目視したうえでおじいちゃん、おばあちゃんにぴったりの補聴器を選んであげられる。これはいいですね。

補聴器というのは本人よりも家族が大声を出さなくてはならないので困って買うというケースが多いそうです。だからこの検査で家族が納得すれば少々高くても売れるそうで、検査予約はびっしりのようです。中国の中流家庭の昨今の経済力を物語るエピソードですが、祖父母の余生を楽しませてあげようという気持ちもあるように感じます。お店側には土地が高いから置くスペースの問題があるのでしょうが、それでももっと経済力があるはずの日本にこの検査器が一台もないというのはどこか考えさせられるものがありました。

大晦日でしたが6時までモールは開いていてじっくりと見て回ることができました。

 

Categories:______海外出張記, 徒然に

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