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友人弁護士の叱咤

2014 JUN 6 23:23:28 pm by 東 賢太郎

この1か月ほど、このブログで書いた新規ビジネス立ち上げへの追い込みに入っています。

ファンファーレは鳴り地震は気づかず

毎日寝ても覚めてもこればかり考えており、夜中の妙な時間に目が覚めてしまい、一歩進んだと思うと翌日後退し、この問題に「解」はないんじゃないかと案ずる気持は今もゼロではありません。考えるといっても、できる、できない、やる、やらないの結論を出すという意味ですから「決断」であり、何かを責任を持って毎日決めなければいけないという作業は、それの重い軽いを問わず、脳科学者によると脳が最も疲れる作業だそうです。

そういう中で先週はご一緒に始める企業さんのトップが見えられ、その他、同業界リーダーの社長、某証券会社社長、信託銀行、外資系債券運用会社、国内系大手アセットマネジメント会社、外資系証券会社、貴金属精錬販売会社と立て続けに重要な会議をしました。もともと頭にあった事業案を「たたく」ためにです。

ところが昨日、そうしてたたいた結論を友人の顧問弁護士に電話すると、「せっかく面白いと思ってたのになんだか普通になっちゃったね。楽天やJAL、ANAが狙ってる時流じゃないか。君らしいさすがだと思ってたのにがっくりだ。難しいのはわかるけど、それをやるのが事業家としての東なんじゃないの」とお叱りをうけてしまいました。そういう自覚はあまりなく、これで目が覚めました。

今の事情、しがらみ、業界慣行、常識論、そんなの無理でしょという周囲の目・・・そういうものに負けていたかもしれません。初めての人に私案を話すとだいたい途中でついてきてもらえてないということがわかり、何から説明したらいいか当方も不明ということになり、どうもダメみたいだという感触ばかりが蓄積して四面楚歌に聞こえてしまっていました。

普通になっちゃったものは見直して、この週末にもう一度頭を整理して初心を思い出そうと思います。

 

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