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ねこ、名前は「のい」

2014 JUN 6 8:08:02 am by 東 賢太郎

gatao2年ぐらい前だったでしょうか、僕は右の写真のGATAOという猫ラベルのポルトガル・ワインを駅前のリカーショップで買って帰り、とても気に入りました。値段は1300円ぐらいで安いわりにお味の方は軽めで上品なシトロン系であります。どこか気持ちを明るくしてくれる華やかさで、なによりネコのボトルがいいではないですか。ところがそれ以来ずっと品切れで、一度店員さんにあれないの?ときいて、これが似てますとすすめられた甲府ワインがちっとも似てなくて、それ以来忘れてしまいました。そうしたら、先月、ひょっこりお店に1本だけ現れて、やったと思って買って帰ったのです。   不思議なことはおこるもので、家について、さあ飲もうと居間に入ると、いきなりこの子ネコがいました。

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不思議なことは高校3年の時にもありました。受験勉強でひとりで家にいてふと窓の外を見ると、どこから迷い込んだのか誰かが捨てて行ったのか、おんなじように子ネコがひょっこり現れました。それが、それ以来しんどかった浪人生活を支えて一緒に戦ってくれた勝利の女神「チビ」(下は晩年)で、姿かたち、模様ともこいつにそっくりな子ネコだったのです。イメージ (28)

 

89年に享年16歳で逝去したチビ様ですが、家内と長女までが功成り名を遂げた最晩年のチビ様に謁見を賜わった者であり、次女と長男は間に合っていません。もらってきた次女はそれもオスのつもりだったのですが、実はメスでした。それでますますチビ様を思い出すことになったものです。

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忘れもしません。チビが庭に現れたその日のこと。これまた後にも先にもその日しかない珍事がおこって、突然一羽のスズメが窓から家の中に飛び込んできて、出るのに迷ってカーテンの上の方でものすごい音をたてて暴れました。近寄るのも危ない感じで、僕はとっさに逃がそうと近寄りましたが、死に物狂いのスズメに抱いていた子ネコが危険と思いました。ところが、その瞬間です。チビは制止する僕の腕を思いっきりひっかいて脱兎のごとく飛び出していき、カーテンを一気によじ登るとスズメをくわえて平然と降りてきたのです。それがこういう感じでした。

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スズメはかわいそうでしたがそれもネコの性(さが)であり、長じて誰もが認めるたいそうな美人?になったにもかかわらず、チビ様のハンター能力は広いネコ界でも上位にありました。子ネコの運動能力もそれを髣髴(ほうふつ)とさせるものがあり、これまた勝利の女神に違いないという判断から、名前は「のい」になりました。新しいチビ様、復活、ご再来ということであり、ドイツに思い出のある我が家でもあり、NEWではなくドイツ語のNEU(ノイ)であります。

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ということで、あのワインの空きびんのほうも、家宝として永久保存リストに加えられることが決定いたしました。

 

 

 

 

 

ノイの大戦果

ネコと鏡とミステリー

 

 

 

 

 

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