憧れの日ハム・大谷を見る(横浜球場)
2014 JUN 26 0:00:50 am by 東 賢太郎
昨日はお客様と日本ハムの大谷を見てきました。
横浜中華街駅を出るとあいにくの雨がぱらついておりました(球場に入るとやみました)。ドームではないので大谷の先発でなければ来てません。
下のようなラインアップでした。山口の球は最速148kmでしたが剛球ですね。ズドンと重くて低めも浮いてくる感じ。良い投手の球は見ているだけで幸せになれます。 それでもハム打線につかまって試合は4-2でハムの勝ち。バルディリスが一塁上で大谷の牽制球を顔面にもろに受けて騒然としたり(珍事ですね)、大谷が金城のピッチャー返しをもろに食らったりで試合が2度も中断、さらには本塁に突入した走者と接触した主審がグラウンドにひっくり返ってしまい(これも大珍事)、その体勢からセーフを宣告したものだから中畑監督が飛び出してきて猛抗議でまた中断になったりと、波乱万丈のゲームでありました。
さてお目当ての大谷です。ステップの広さに注目。とにかく日本人離れして大きくて手足が長いです。球を放る円弧が大きくて重心の移動距離も大きい。速いわけです(物理法則ですね)。どこかダルビッシュを思わせます。変化球から入る投球パターンでしたが、2点取られるとスイッチが入りついに160kmが一球だけ出ました。それを目撃しただけで来た甲斐がありました。
ただ残念ながらバルディリスが打ってしまった(セカンドゴロ)のでミットに収まった感じや音がわからなかったです。
彼のフォームはセットアップからキャッチボールの延長のようなスムーズな流れで力が入ってません。非常にいいですね。それと球持ちが長いのであの身長だと打者は近くまで来て投げられる感じであり、肘の使い方が柔らくて腕のしなりが良いからスナップが効いておそらく回転が良い球質ではないでしょうか。それで直球はほとんど150kmごえだから、まあそうは打たれませんですね。凄味でいえば山口の140km代後半の直球の方が上ですが、大谷のは差し込まれて前へ飛ばないという感じです。自然なフォームで威圧感や一生懸命さが希薄だからすごく速くは見えないのですが、打者の空振りを見て速さを実感するという感じ。梶谷を空振り三振させた156kmのストレートはちょっと普通のピッチャーではありえない快速球でした。それに変化球、あれは何か僕の位置からは不明ですが、145kmぐらい出ていて空振りを結構とっていました。ワンバウンドするフォーク、外角へ逃げるいやらしいスライダーはあまりなかったように見えました。つまり、大変古典的な速球投手ですね。好みのタイプです。
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Categories:______プロ野球, 野球
中島 龍之
6/26/2014 | 11:21 AM Permalink
大谷のピッチングは見てみたいですね。軽く投げているようなのに、スピードがあるのが凄いです。もっと速い球投げられそうで期待します。変化球は、まだあまり投げないのでしょうか?それでも7勝とは、二刀流をやめたらどうなるのでしょう。
東 賢太郎
6/26/2014 | 12:28 PM Permalink
中島さん、僕は打者目線で速球を見たいのでいつも写真の角度に座るのですが横の変化はよくわかりません。140代のがスライダー、130代のがフォークとカーブ(?)かと思いますが、総じて未熟な感じでした。それでも15勝ペースだからいかに球が速いか、そして日本のプロ野球がその程度だということでしょうか。ただ速球は2順目にはセンター返しされてたのでやはり変化球を磨く必要がありますね。二刀流じゃなく。そうなれば速球が勝つ分だけダルビッシュを上回る世界一の投手も夢じゃないでしょう。打者としては彼ぐらいのはメジャーにたくさんいるでしょう。前から書いてきたことですが、二刀流はやめて投手で行くべき。実物を見て迷う余地なしと思いました。投手ならメジャーでひょっとして200億円、打者なら5-10億円じゃないでしょうか。