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力を抜いて自然体の年に

2018 JAN 3 22:22:56 pm by 東 賢太郎

皆様、明けましておめでとうございます。

仕事がら海外とやりとりしているのであんまりお正月の感覚がなく、今年は年賀状がないのでますますそんな感じです。しかし米国は昨日が仕事始めでもう既にメールが入りだしています。元旦は父と従妹が来て正月らしくにぎやかでしたが、今年もやるぞというキックオフ感はありません。このまま力を抜いてぜひ自然体でのぞみたいものです。

社業は順調で有難く、1月に4つの契約を見込んでいます。日米の名だたる大企業様にご信任を頂くのは身が引き締る思いで、責任をもって役目を務めることはもちろん、ソナー・アドバイザーズ株式会社の実力を飛躍させるべく舵取りしなくてはなりません。その意味で2018年は特別の年になるでしょう。

個人的には昨年は勉強、情報のインプットが不足していました。これはまずくて、「いい話」は単品でキャッチできますが「悪い話」は情報のシャワーを浴びながら肌で感知するものなのです。いい話の方だって、自分で理解できないことはできませんから勉強不足だと逃がしてしまいますし、今年は時間を取って海外にも足を運んで学びたいと思います。

TVで「勝てなかったライバル」の番組を見ていました。僕にも何人かいたのですが、勉強や野球や出世では勝てなかったけど人生ゲームでは絶対に負けない。彼にというよりも、もういいやとなると自分に負けと思うのです。そんな自分は見たくないと思わせてくれました。

ヤクルトの伊藤智仁が故障したのは「酷使した俺のせい」と野村克也監督が謝ると、伊藤が毅然として「そう思ってほしくない」「(肘に異変があった)あそこで降板する方が嫌だった」「マウンドに登ったら最後まで投げるのが当たり前。腕がちぎれてもいいと思って投げた」と言ったのに、ジーンときました。

今思うと僕の人生で一番大事だったのは男のプライドだった野球で、それ以外の一切のことは価値観としてどうでもよく、やっぱり肘をやって肩をやって2か月で人生が終わった伊藤の気持ちがわかる。大御所・野村の陳謝に伊藤が感極まってというシーンを狙ったTVの思惑とちがう答えが返ってそう思いました。

今どきの若いピッチャーだって「マウンドに登ったら最後まで投げる」はないでしょう。伊藤にその悔いがないはずがない。でも、男がそれを言っちゃあおしまいよなんです。「監督、ありがとうございます」とか「そんなことおっしゃらないで下さい」なんて言えば、彼は自分に負けです。それは嫌だ、当然です。

僕は高2で野球ができない体になって布団で悔し涙が止まらなくなって、でもそれでコノヤローとなって、じゃあ勉強、仕事で勝ってやろうとなってその後がありました。同様に、起業してからも零細企業だから悔しくてコノヤローが何度もありました。やっと、それをバネにできるところに来たように思います。今年は周囲には優しく、静かに自然体で前に進みたいものです。

今年もSMCでお会いできることを楽しみに、皆様のご多幸とご健康を祈念しております。

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