ルロイ・アンダーソン「トランペット吹きの休日」(2)
2020 DEC 7 18:18:19 pm by 東 賢太郎
彼はクリスマスソングの作曲家じゃあないですが、どういうわけかこの時期になると世間にお目見えです。アンダーソン・フリークなもんでどれも好きですが、今年のもやもやを吹っ飛ばそうとなるとやっぱりこれですね。
これをどこでいつ聴いたか?覚えてないですが、やっぱりCMだったような。クルマだったかなあ?あまりのカッコよさに一発でノックアウトでした。と同時に、中学まで住んでた家の空気まで思い出して感涙物の曲なのです。
では、前回にあげてないものを聴いてみましょう。youtubeにゴマンとありますが、良いのをみつくろいました。
まずは作曲者の指揮。脱兎のごとく飛び出すこのテンポ!最高ですね。これが正調中の正調であります。
そのDNAをひくアーサー・フィードラー指揮ボストン・ポップスです。ボストン交響楽団が主に夏にタングルウッドでポップスをやる時の名前ですが、アンダーソンはこっちに書いたのでこれが正調といえましょう。彼とボストン・ポップスの関係は、ヨハン・シュトラウスとウィーン・フィルにあたります。
そのボストン響のトランペット・セクションのリモート演奏です。こんな名門オケでも今年はこうなんですね。しかしうまい。
3人の音質とタンギングが揃うと快感です。スタッカート気味ですが実にうまい。ウエルナー・ミラー・オーケストラです。
これもほぼ同格ですね。カリフォルニア空軍バンドです。軍楽隊の定番で手慣れてます。リズムのつかみの良さはこれがトップです。
しかし我が軍も決して負けていない。派手さはないが盤石の安定感で実に頼もしいものです。自衛隊は目下コロナの看護師派遣でも頑張っていただいています。
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